
SIerランキング!大手、年収・売上高上位企業【2025最新】
この記事では、SIer企業をランキング形式で解説します。SIer企業は事業内容によって独立系、メーカー系、ユーザー系など種類が分かれます。大手の売上上位企業や各領域ごとの年収上位企業の情報、自分に合う優良企業の探し方を転職の参考にしましょう。
目次
SIer企業選びの3つの重要軸
SIerへの転職を考えるなら、企業選びのポイントをおさえることが大切です。
まずは、SIerの企業選びに欠かせない3つの軸について解説します。
- 企業の安定性を見る「売上高」
- 転職目的の1つとなる「平均年収」
- 働きやすさを見る「ホワイト・優良企業度」
なぜこれらの指標が転職先の企業選びの参考にできるのか、どのようなポイントに注目するとよいか、確認しましょう。
企業の安定性を見る「売上高」
SIer業界で安定したキャリアを築くには、企業の売上高をチェックすることが欠かせません。売上が高い企業は、大手クライアントとの取引や大型プロジェクトの受注が多く、景気変動にも強い傾向があります。
また、潤沢な資金力は、社員教育や福利厚生への投資にも直結します。
特に若手エンジニアの場合、安定した経営基盤を持つ企業を選ぶことで、長期的にスキルを磨きながら成長できる環境を得やすくなります。
転職目的の1つとなる「平均年収」
ITエンジニアにとって、転職の大きなモチベーションの一つが年収アップです。
SIerの平均年収は、企業規模や担当プロジェクトの難易度によって大きく異なります。上流工程を担う大手SIerほど年収が高く、特にマネジメントやコンサル寄りのポジションでは平均を大きく上回るケースもあるでしょう。
転職時には単に数字だけを見るのではなく、昇給スピードや評価制度、残業手当の有無など“実質的な年収”を比較することが重要です。
働きやすさを見る「ホワイト・優良企業度」
安定や収入だけでなく、働きやすさも企業選びの重要なポイントです。近年、残業時間や有給取得率、離職率などが可視化されるようになっているため、参考にしやすいでしょう。
SIer業界では、案件やクライアント次第で働き方が大きく変わるため、実際の社員口コミや制度運用の実態を確認することも大切です。
ワークライフバランスを重視する転職者にとって、こうした指標をもとに安心して長く働ける企業を選ぶことが成功のカギになります。
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【売上高】SIer大手企業ランキングTOP5
大手SIerの売上高ランキング上位5社は次の通りです。
- 1位:株式会社日立製作所
- 2位:株式会社NTTデータ
- 3位:富士通株式会社
- 4位:日本電気株式会社(NEC)
- 5位:株式会社野村総合研究所
以下、それぞれの企業について解説します。
1位:株式会社日立製作所 9兆7,833億円
SIer大手の売上高ランキング第1位の株式会社日立製作所は、総合電機メーカーとして、社会インフラ、社会ソリューション、IT・デジタル、エネルギー、産業など幅広い領域を手掛けています。
特に「Lumada(デジタルソリューション)」を軸とした事業が中核です。
(参考:株式会社日立製作所『2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)』)
好調の理由
事業ポートフォリオの再構築を進め、高収益事業に資源を集中していることが好調の理由として挙げられるでしょう。不要事業撤退と経営意思決定の迅速化を進めたことで収益性が安定してきている点が特徴です。
今後の戦略
高度技術グローバル製品領域と新時代のライフラインを支えるソリューション領域に経営資源を集中させ、グループ横断での連結経営体制を強化する方針です。
(参考:株式会社日立製作所『連結経営について』)
2位:株式会社NTTデータ 4兆6,387億円
SIer大手の売上高ランキング第2位の株式会社NTTデータは、システムインテグレーション、ITコンサル、クラウド/データ活用、AI・データ基盤構築などを手がけ、国内外でITサービスを提供しています。
(参考:株式会社NTTデータ『2025年3月期 決算説明資料』)
好調の理由
海外事業統合によりグローバルな収益基盤を拡充しています。加えて、データセンター事業に積極投資し、需要拡大に追随することで、売り上げを伸ばしています。
今後の戦略
データセンターの拡張を柱とし、2023–2027年で1.5兆円投資見込みです。Edge-to-CloudやAI基盤の強化、さらには海外統合で “IT + コネクティビティ” 両面でのサービス展開を図ります。
(参考:株式会社NTTデータ 『DATA INSIGHT』)
3位:富士通株式会社 3兆5,501億円
SIer大手の売上高ランキング第3位の富士通株式会社は、DX支援のためのコンサルティング、クラウド・サービス、システム構築、サーバ・ストレージといったハードウェアなどを幅広く提供しています。
(参考:富士通株式会社『2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)』)
好調の理由
従来のハード中心モデルからサービス/ソリューション重視への転換を進めており、Fujitsu Uvance(ソリューションブランド)が成長を牽引しています。中期経営計画で重点領域に資源をシフトしている点も売り上げを後押ししていると考えられます。
今後の戦略
サービスソリューション比率を高め、2030年に向けネットポジティブなテクノロジーカンパニーへの変革を掲げます。コンサル人材拡充、グローバル展開強化、技術戦略(AI・データ等)にも注力する方針です。
(参考:富士通株式会社『フジトラニュース』)
4位:日本電気株式会社(NEC) 3兆4,234億円
SIer大手の売上高ランキング第4位の日本電気株式会社は、ネットワーク機器、通信インフラ、システムインテグレーション、DXソリューション、ガバメント系システムなどが主力事業です。通信・ITインフラを軸にした事業展開しています。
(参考:日本電気株式会社『2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)』)
好調の理由
DX需要の高まりを背景に、ネットワーク+ICT 統合ソリューション需要が拡大中です。自治体・中堅企業向けのDX支援強化も好調の理由として挙げられるでしょう。
今後の戦略
DXソリューションにおけるコンサルからSI、運用・保守までの一貫体制構築を目指すしています。特にデジタルガバメント/金融領域での海外ITサービスを成長軸とし、AI活用やオフショア戦略も強化する方針です。
(参考:日本電気株式会社(NEC)『経営戦略』)
5位:株式会社野村総合研究所 7,648億円
SIer大手の売上高ランキング第5位の株式会社野村総合研究所は、経営コンサルティング、システムインテグレーション、データ分析、金融ITソリューション、DX支援などを手がけるコンサル系SIerです。
(参考:株式会社野村総合研究所『会社概要』)
好調の理由
金融機関を中心とした安定案件基盤と高付加価値なコンサル+IT融合型サービスという強みを持ちます。顧客との信頼関係と業界知見が、成長を底上げしていると考えられるでしょう。
今後の戦略
コンサルティング+IT融合サービスの深化と、非金融分野や新規業界への展開強化が予想されます。DX支援、データ活用ソリューションの拡充で、引き続き成長が見込まれるでしょう。
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【平均年収】SIer大手企業ランキングTOP5
大手SIerの平均年収ランキング上位5社は次の通りです。
- 1位:株式会社野村総合研究所
- 2位:株式会社SRAホールディングス
- 3位:株式会社電通総研
- 4位:株式会社三菱総合研究所
- 5位:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
以下、それぞれの企業について解説します。
1位:株式会社野村総合研究所 約1,322万円
野村グループのシステム開発・コンサル部門を担い、金融業界を中心に高度なITソリューションを提供しています。
クライアントとの長期契約により高付加価値の案件が多く、単価も高い点が特徴です。
ITコンサルとSIを組み合わせた独自モデルにより、高い利益率と報酬水準が維持されていることや、成果主義も導入されており、年齢に関係なく高年収が狙える環境であることが高年収の要因でしょう。
(参考:日本経済新聞)
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2位:株式会社SRAホールディングス 約1,283万円
独立系SIerとして、教育・医療・金融など多分野に強みを持ち、海外子会社も展開しています。
技術力に特化した開発体制と少数精鋭の運営により利益率が高く、従業員への還元も厚い企業です。
成果やスキルに応じた報酬体系が整っており、専門性の高い技術者が長く働ける環境を整備しています。
(参考:日本経済新聞)
3位:株式会社電通総研 約1,123万円
大手広告会社・電通グループのIT戦略を担うSIerで、金融・製造業界向けの基幹システム構築に強みと持ちます。
大規模プロジェクトが多く、上流工程を担う割合が高いため利益率も高いです。
給与体系も年功に偏らず、専門職やプロジェクトマネージャーに高い報酬が支払われる点が特徴として挙げられます。
(参考:日本経済新聞)
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4位:株式会社三菱総合研究所 約1,080万円
三菱グループのシンクタンク・ITソリューション企業です。官公庁や大手企業向けに政策提言からIT構築まで行う高付加価値型の業務を中心に扱います。
技術職・研究職のいずれも高い専門性が求められる分、報酬水準も高めです。
公共事業が多く安定性がありつつ、成果に応じた評価制度も整備されています。
(参考:日本経済新聞)
5位:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 約1,076万円
伊藤忠グループのIT中核企業で、外資製品を組み合わせたソリューション提案に強みを持つ企業です。
高単価な法人向けプロジェクトが多く、技術力と営業力を兼ね備えた人材に高い報酬を支払う傾向があります。
大手顧客との取引が中心で案件も安定しており、インセンティブ制度も整っています。
(参考:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社『データで知るCTC』)
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【種類別】主要SIerの平均年収ランキング
ここでは、SIerの主要5系統に分けて、平均年収が高い上位企業を解説します。
- 【メーカー系SIer】年収ランキングTOP5
- 【ユーザー系SIer】年収ランキングTOP5
- 【独立系SIer】年収ランキングTOP5
- 【コンサル系SIer】年収ランキングTOP5
- 【外資系SIer】年収ランキングTOP3
それぞれ、上位企業の事業内容や強みについても確認しましょう。
【メーカー系SIer】年収ランキングTOP5
メーカー系SIer平均年収ランキング上位5社は次の通りです。なお、前述の大手SIerランキング企業は除外しています。
以下、それぞれの会社の強みについて解説します。
1位:都築電気株式会社 約943万円
都築電気株式会社は、ネットワークインフラと情報システム領域で設計・開発・保守運用まで幅広く手がけ、DX・AIソリューションにも注力しています。
高年収の理由として、インフラ構築案件やネットワーク構築の技術力が重視される業務を多数保有している点、およびクラウド・セキュリティといった高付加価値分野を成長の柱と位置付け、収益性を強化している点が挙げられるでしょう。
(参考:日本経済新聞)
2位:NECネッツエスアイ株式会社 約775万円
NECネッツエスアイ株式会社はNECグループのネットワーク・システム統合を担うSIerで、官公庁・大企業向けの通信インフラからセキュリティ、クラウド構築まで幅広く対応しています。
平均年収が高い理由として、高い技術基準をクリアできる人材に高い報酬を払う制度構造と、役職が上がるごとに報酬が大幅に上がる明確なキャリア設計が挙げられます。
(参考:NECネッツエスアイ株式会社『データからみる働き方|採用情報』)
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3位:NECソリューションイノベータ株式会社 約757万円
NECソリューションイノベータ株式会社は、NECグループの中核SIerとして社会インフラ系プロジェクトや業務系システム開発、運用まで一貫して提供しています。
高年収の理由として、NECブランドによる信頼案件を多数獲得できること、上流工程や大規模システム設計案件を手がける機会が多いことが挙げられます。
(参考:NECソリューションイノベータ株式会社『人的資本レポート2024(データ編)』)
4位:キーウェアソリューションズ株式会社 約638万円
キーウェアソリューションズ株式会社は、主に業務系システム開発やITソリューションサービスを行っているSIerです。
高年収の理由として、特定分野に対する技術力や専門性を持つ人材に報酬を託す傾向がある点、プロジェクト規模が適度で利益率を確保しやすい点が影響している可能性が考えられます。
(参考:日本経済新聞)
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5位:株式会クレオ 約578万円
株式会社クレオは、中堅規模のSIerとして顧客企業の基幹システム開発や運用保守、ICTソリューション提供を手がけています。
事業範囲を絞って専門性を高めていること、案件の利益率に見合った技術者報酬制度を整備していること、また中核メンバー候補に対する報酬上昇余地を持たせていると考えられます。
(参考:日本経済新聞)
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【ユーザー系SIer】年収ランキングTOP5
ユーザー系SIer平均年収ランキング上位5社は次の通りです。なお、前述の大手SIerランキング企業は除外しています。
以下、それぞれの会社の強みについて解説します。
1位:日鉄ソリューションズ株式会社 約905万円
日鉄ソリューションズ株式会社は、日本製鉄グループを母体とし、経営コンサルティングからシステム企画・設計・構築・運用・保守までワンストップで提供するSIerです。
高年収の理由として、製鉄業など重厚長大産業向けの大規模・高難度案件に多数関与すること、ビジネスモデルを「受託型」から「プラットフォーム型/定額型(TAM型)」へ転換する動きにより利益率向上を図っている点が挙げられるでしょう。
(参考:日本経済新聞)
2位:三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社 約892万円
三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社は、三菱UFJ銀行およびグループ企業のITシステム基盤や業務系ソフトを中心に支える企業です。銀行・金融業界向けの高度な知見と安定した顧客基盤を持つことが強みです。
高年収の理由として、金融システム特有の高い信頼性要求・セキュリティ要件に応えられる高度な技術力を持つこと、またグループ内案件を大規模に手がけられる安定性が給与に反映されやすい点があると考えられます。
(参考:三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社『数字で見るMUITでの働き方』)
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3位:JFEシステムズ株式会社 約838万円
JFEシステムズ株式会社は、鉄鋼・造船・エネルギーなどを手掛けるJFEグループ向けの事業基盤や生産管理システムを主力とし、グループ内IT部門代替やBtoB向けのソリューション提供も行っています。
高年収が期待される理由として、専門性の高い製造業向けITノウハウとグループ密着性により、競合との参入障壁が高く、案件単価が高く保たれやすい点が挙げられます。
また、安定した需要とグループ支援体制も収益性を支える要因と考えられるでしょう。
(参考:日本経済新聞)
4位:インフォコム株式会社 約800万円
インフォコムは、主に通信・医療・流通などの業界向けシステム開発・運用、クラウドサービス提供、データ分析やIoTソリューションなど幅広なITサービスを手がける企業と理解されます。
高年収が期待される理由として、複数業界を横断した顧客基盤を持ち、業界特化型ソリューションやデータ利活用サービスの提供により付加価値をつけられる点があります。
また、クラウドやDX需要の拡大とともに高単価案件を獲得できる可能性があるでしょう。
5位:SCSK株式会社 約788万円
SCSK株式会社は、ITインフラ構築、システム開発、運用保守、BPO、コンサルティングなどITサービス全般を手がけています。
高年収の理由として、近年、「新会社設立で2030年に1000億円規模を目指す」とするセキュリティ事業の強化を打ち出しており、成長分野に資源を投じている点が挙げられます。
また、グループ横断での大規模案件とデータセンター運営などインフラ領域にも強みを持つため、組織として利益確保力が高いと考えられるでしょう。
(参考:日本経済新聞)
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【独立系SIer】年収ランキングTOP5
独立系SIer平均年収ランキング上位5社は次の通りです。なお、前述の大手SIerランキング企業は除外しています。
以下、それぞれの会社の強みについて解説します。
1位:株式会社オービック 約1,103万円
株式会社オービックは、自社開発ERP「OBIC7」を軸に、システムインテグレーション、サポート、オフィスオートメーションをワンストップで提供しています。
高年収となる理由は、ERPパッケージ導入案件という標準化×高付加価値の業務を強化していること、案件マージン率を確保しやすいこと、自社製品を持つことでライセンス収益が加わることなどが挙げられます。
(参考:日本経済新聞)
2位:株式会社大塚商会 約992万円
株式会社大塚商会は、IT機器販売、システム導入、さらに導入後の保守・運用支援を併せ持つSIe r兼ソリューションプロバイダーです。
高年収が期待される理由として、多岐にわたる製品群と連携したソリューション提案力、強力な営業基盤、保守・運用契約による継続収益、そして案件規模の多様性を活かした利益率確保などが考えられます。
(参考:株式会社大塚商会『数字で見る大塚商会』)
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3位:ネットワンシステムズ株式会社 約830万円
ネットワンシステムズ株式会社は、最先端ネットワークインフラの設計・構築・運用を強みに、クラウド・ICT基盤領域で高い技術力を提供しています。
高年収となる理由には、インフラ領域で高難度・高リスク案件を扱うノウハウ、差別化可能な技術力、そして近年、SCSKとの統合による提案力拡大などが影響している可能性があります。
(参考:日本経済新聞)
4位:BIPROGY株式会社 約846万円
BIPROGY株式会社は、システム開発・構築・運用、ITコンサルやDX支援を幅広く展開しています。
高年収の要因として、コンサル+システム融合型案件の受注、DX需要の波を捉えた高付加価値サービス、顧客企業との長期関係性による安定受注、それらを支える技術者重視の評価制度などが考えられます。
(参考:日本経済新聞)
5位:株式会社TKC 約824万円
株式会社TKC は、税務・会計システム、行政システム、連結決算支援など、会計/税務分野に特化したソリューションを提供しています。
高年収となる理由として、ニッチかつ専門性の高い業務領域を扱うこと、顧客の継続利用が前提となるソフト+運用契約形態、専門的知識・スキルが要求される点などが考えられるでしょう。
また、公共・自治体案件という安定性が給与に反映されている可能性があります。
(参考:株式会社TKC『数字で見るTKC』)
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【コンサル系SIer】年収ランキングTOP5
コンサルSIer平均年収ランキング上位5社は次の通りです。なお、前述の大手SIerランキング企業は除外しています。
以下、それぞれの会社の強みについて解説します。
1位:株式会社キーエンス 約2,039万円
株式会社キーエンスは、FA(ファクトリー・オートメーション)向けの高付加価値センサ・測定器・画像処理機器を自社開発・販売する総合メーカーです。
高年収が期待される理由は、営業利益率50%超の超高収益構造を持ち、1人あたりの業績貢献度・利益還元性が極めて高いためでしょう。
(参考:株式会社キーエンス『有価証券報告書』)
2位:東京エレクトロン株式会社 約1,354万円
東京エレクトロンは半導体製造装置メーカーであり、製造装置の導入・保守・改善提案といった技術サービスを提供しています。
高年収の理由は、半導体産業という資本・技術負荷の高い分野に属し、装置性能改善や稼働率向上などコンサルティング性の高い技術提案を含むサービス収益が得られる点にあると考えられます。
(参考:日本経済新聞)
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3位:株式会社ドリームインキュベータ 約1,217万円
株式会社ドリームインキュベータは、戦略立案・新事業創造・インキュベーション支援を通じたビジネスプロデュースを主力とし、さらに技術実装支援(Technology & Amplify)にも取り組んでいます。
高年収の理由は、戦略フェーズから実行フェーズまでを一貫して支援できるスキルを持つ人材に対して高報酬を払える体制が整備されており、また提案可能な領域の広さと案件付加価値の高さが寄与しているためだと考えられます。
(参考:日本経済新聞)
4位:株式会社シグマクシス・ホールディングス 約1,207万円
株式会社シグマクシス・ホールディングスは、戦略コンサルティング・事業変革支援を主軸とし、デジタル変革、ビジネスモデル設計支援などを行っている企業です。
高年収が期待される理由として、コンサルタントやプロジェクトリードクラスにおける高度スキルへの報酬設計、幅広な業界対応力とデジタル変革案件を多数扱うことによる案件単価の高さが挙げられます。
(参考:日本経済新聞)
5位:株式会社構造計画研究所 約1,056万円
構造計画研究所は、計画モデルの研究・最適化、シミュレーション、システム設計や情報解析サービスを提供する企業です。
高年収が期待される理由として、モデル化・最適化・アルゴリズムに強みのある技術者が求められる高度分野を扱っており、専門性の高さが報酬に反映されやすい点が挙げられます。
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【外資系SIer】年収ランキングTOP3
外資系SIer平均年収ランキング上位3社は次の通りです。なお、前述の大手SIerランキング企業は除外し、情報公開されている3社に絞って作成しています。
以下、それぞれの会社の強みについて解説します。
1位:日本オラクル株式会社 約1,432万円
日本オラクルは、Oracle社の日本法人としてデータベース、クラウドサービス、ERP/SaaS、ミドルウェア、システム統合サービスなどを提供しています。
高年収の理由として、ソフトウェアライセンスやクラウド契約というストック収益モデルを持っており、利益率が高いこと、また今後10年間で日本国内に80億ドル以上を投資してクラウド/AI領域を強化する戦略があり、成長領域を背景に人材価値が上昇する可能性が高いことが挙げられます。
(参考:日本経済新聞)
2位:株式会社ベイカレント 約1,350万円
ベイカレントは、戦略・ITコンサルティングおよび技術実行支援を展開するコンサルティングファームで、IT戦略、オペレーション改革、DX支援など幅広なサービスを手がけています。
高年収が期待される理由として、コンサルティング会社ならではの高付加価値案件を手がけること、クライアント企業との長期関係や上流フェーズ参画の頻度が高いことが挙げられます。
(参考:日本経済新聞)
3位:トレンドマイクロ株式会社 約900万円
トレンドマイクロは、セキュリティソフト・ソリューションを中心に、エンドポイント防御、クラウドセキュリティ、マネージドセキュリティサービスなどを国内外で提供している企業です。
高年収が期待される理由として、セキュリティ分野は技術的難易度や責任範囲が高いため技術者の価値が相対的に高いこと、国際展開しておりグローバル案件・多国籍プロジェクトに関われる可能性があること、ならびに成長市場であるサイバーセキュリティ領域での新技術・サービス開発投資が活発である点が挙げられます
(参考:日本経済新聞)
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転職でSIerを選ぶ前に知っておきたい基本情報
キャリアを考えるなかで、SIer企業を検討するIT人材の方は多いでしょう。
キャリアアップと年収アップを実現するため、業界内で優位性のある、将来性と安定性を兼ね備えた企業を探す際や、自分のスキルや経験がどのレベルの企業で通用するのか見極める際は、客観的な指標が役立ちます。
まず確認しておきたいSIer企業の基本情報は次の通りです。
- SIer(エスアイヤー)とはシステム開発の全般を請け負う企業のこと
- SIerは5つの種類に分類される
- SIerの市場規模と将来性
また、人気のランキング上位SIer企業へ転職するにあたり、自分のスキルや希望に合う企業を見つける方法もご紹介します。
SIer(エスアイヤー)とはシステム開発の全般を請け負う企業のこと
SIer(エスアイヤー)とは、システムインテグレーター(System Integrator)の略で、金融機関や医療機関官公庁といった非IT企業のITシステムのコンサルティングや設計、開発などを請け負う企業のことを指します。
SIer企業は、事業の内容によって大きく以下の4つに分類することが可能です。
【あわせて読みたい】SIer(エスアイヤー)の種類やSESの違いについてはこちら⇓
SIerは5つの種類に分類される
SIerには次のような種類があります。
- ・メーカー系
- ・ユーザー系
- ・コンサル系
- ・独立系
- ・外資系
- ・商社系
- ・金融系
なお、商社系や金融系のSIer企業は数が限定的であり、独立系やユーザー系に含まれることも多いため、本記事では主要な5種に絞って解説します。
メーカー系SIer
メーカー系SIerは、PC やネットワーク機器など主にハードウェアを製造しているメーカーが運営するSIerです。代表的なメーカー系SIerは、富士通や日立製作所、NECなどが挙げられます。
【あわせて読みたい】メーカー系SIerの年収・売り上げランキングはこちら⇓
ユーザー系SIer
ユーザー系SIerは、銀行や保険会社といった大企業の情報システムが独立し、他社の情報システムの開発を請け負うようになったSIerです。
代表的なユーザー系SIerは、野村総合研究所やNTTデータなどが挙げられます。
【あわせて読みたい】ユーザー系SIerの年収・売り上げランキングはこちら⇓
【あわせて読みたい】ユーザー系SIerの「金融系SIer」の年収・売り上げランキングはこちら⇓
コンサル系SIer
コンサル系SIerは、IT戦略の立案や業務改善といった上流工程から、システム設計・導入までを一貫して支援する企業群です。ビジネスコンサルティングの視点を持ちつつ、技術的な実装まで対応できるのが特徴です。
代表的なコンサル系SIerは、アクセンチュア、アビームコンサルティング、デロイト トーマツ コンサルティングなどが挙げられます。
独立系SIer
独立系SIerは、メーカー系ユーザー系のように特定の親会社を持たないSIerです。
メーカーやベンダーに縛られないことで、より自由なシステムインテグレーション開発が行えます。
代表的な独立系SIerは、大塚商会、TISなどが挙げられます。
【あわせて読みたい】独立系SIerの年収・売り上げランキングはこちら⇓
外資系SIer
外資系SIerは、日本だけにとどまらず世界規模に展開するグローバルなマーケットをターゲットにシステムインテグレーションを提供しているSIerです。
代表的な外資系SIerは、日本オラクルやIBM、日本HPなどが挙げられます。
【あわせて読みたい】外資系系SIerの年収・売り上げランキングはこちら⇓
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SIerの市場規模は安定しており、DX需要で将来性も高い
SIerの市場規模と将来性について、転職前に把握しておきましょう。
市場規模
総務省の2021年情報通信業基本調査によると、SIerが属する「情報サービス業」の2020年の市場規模は、18兆7,928億円でした。
内訳は、SIerがメインで行う「受託開発ソフトウェア業」が8兆7,673億円と約半分を占め、次いで「情報処理サービス業」が4兆5,805億円となっています。
今後も、AI技術などを用いた最先端のITテクノロジーが活用されたり、DX化の 促進を進める企業の増加などにより、さらにSIerの市場規模は拡大していく予想です。
参考:総務省『情報通信業基本調査結果』
将来性
一定の市場規模の拡大を見せる一方、世間ではSIerに対して「不要である」「将来性がない」といった意見も寄せられています。
その理由として最も多いのが、下請けITエンジニアの待遇が悪く、より高待遇のWeb系企業へと転職してしまうことです。
しかし、SIerの需要は年々高まっており、大規模システムの開発実績も豊富に経験できることからも、将来性があるのは確かです。
企業が店舗の無人化やサービスのオンライン化、業務のオンライン化を進めるためには、SIerの存在は欠かせません。
【あわせて読みたい】SI業界の構造や市場規模についてはこちら⇓
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SIerに転職するメリット
SIer企業に転職すると次のようなメリットが期待できます。
- 未経験でも比較的転職しやすい
- 幅広いプロジェクトで経験を積める
- 専門性の高いスキルが身につく
以下、それぞれ解説します。
未経験でも比較的転職しやすい
SIerは、未経験からでも転職しやすい傾向があります。
ヒアリング力や伝える力といったコミュニケーションスキル、ITの知識、マネジメント経験などがあれば積極的にアピールすることで評価されやすくなるでしょう。
ITの知識やマネジメントスキルは、関連資格を取得することで、より具体的にレベルを伝えることができます。
幅広いプロジェクトで経験を積める
SIer企業は幅広い業界に顧客をもつため、多様なプロジェクトを経験することができます。
業界知識を広げることにもつながるため、その後のキャリア形成に対する視野を広くもてるようになるでしょう。
プロジェクトごとに新しい人脈を形成でき、新しい技術に触れる機会を得ることができる点はSIer企業の大きなメリットです。
専門性の高いスキルが身につく
システム開発において、専門性の高いスキルを身につけることができる点もSIer企業の魅力です。
特定の業務経験を積むことで、スペシャリストとしてのキャリアパスも選択できるようになる可能性もあります。
また、同時にIT業界やそれ以外でも役立つ汎用的なスキルを身につけることができる点もメリットです。
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【希望別】年収と働きやすさを両立する「ホワイトなSIer」の選び方
SIerの企業選びに悩んだ際は、それぞれのSIerの特徴を理解することから始めることが大切です。
- 安定志向なら「ユーザー系」か「大手メーカー系」がおすすめ
- 技術向上や開発経験を重視するなら「独立系(元請け)」や「コンサル系」
- 年収アップとワークライフバランスを狙うなら「隠れ優良SIer」
このトピックでは、SIerの特徴ごとの選び方を説明します。
安定志向なら「ユーザー系」か「大手メーカー系」がおすすめ
長期的な安定を重視するなら、「ユーザー系SIer」や「大手メーカー系SIer」がおすすめです。
ユーザー系は親会社のシステム開発や保守を中心に行うため、景気の影響を受けにくく、案件も継続性が高いのが特徴です。一方で大手メーカー系は、グループ全体の基幹システムや社会インフラを支えるプロジェクトが多く、事業基盤が非常に安定しています。
いずれも働き方が整備されており、残業時間や離職率も比較的低めです。安定した環境で腰を据えてキャリアを築きたい人に向いているでしょう。
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技術向上や開発経験を重視するなら「独立系(元請け)」や「コンサル系」
スキルアップを重視するなら、プロジェクトの上流から携われる「独立系SIer」や「コンサル系SIer」がおすすめです。
これらの企業は、自社でシステム設計や要件定義を担うケースが多く、下請けでは得られない開発経験を積むことができます。
特にコンサル系SIerでは、最新技術の導入やDX支援など、業界を横断したプロジェクトに携われるチャンスも豊富です。
クライアント折衝力や提案力など、エンジニアとしての総合力を磨ける環境といえるでしょう。
独立系SIerは、プログラミング言語やサーバー、フレームワークなどが特定のメーカーに縛られないため、自由度が高く、好みの開発環境で開発・運用できるのが特徴です。
【あわせて読みたい】SIer(エスアイヤー)の仕事内容・工程ごとの業務内容についてはこちら⇓
年収アップとワークライフバランスを狙うなら「隠れ優良SIer」
「高年収」と「働きやすさ」を両立したいなら、実は大手に埋もれがちな「隠れ優良SIer」もおすすめです。
中堅ながら自社開発やプライム案件を多く持つ企業では、残業が少なく給与水準も高いケースがあります。
こうした企業は知名度が低いため競争率も比較的緩やかで、転職市場では穴場とされる存在です。
選定のコツは、転職エージェントを通じて「離職率」「平均残業時間」「案件の上流比率」などのリアルな内部情報を確認することです。情報の質が転職成功を左右します。
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【職種別】SIerで描けるキャリアパス
SIerとして描けるキャリアパスは、主に以下のように分かれます。
- エンジニア(SE・PG)はPMやITスペシャリストを目指せる
- 営業はITコンサルタントや企画職への道が拓ける
それぞれの道に進んだ際、どのようなキャリアが考えられるのかについて詳しく説明していきます。
エンジニア(SE・PG)はPMやITスペシャリストを目指せる
まずはエンジニアとしてのキャリアパスについて解説します。
SIerのエンジニアとして技術力を高めていけば、より高度なIT知識を身につけることができ、のちに開発運用に携わることができるでしょう。
具体的なキャリアは以下の3つです。
- ・PM
- ・ITコンサルタント
- ・フルスタックエンジニア
PM(プロジェクトマネージャー)
SIerとして仕事をする上で、様々なプロジェクトを実施するのは必要不可欠です。プロジェクトの品質や価格、納期を管理するプロジェクトマネージャー(PM)は、SIerの代表的なキャリアパスです。
特に、大手SIerになるほど大規模なプロジェクトが実施されるケースが多く、 多大な経験と知識を得られます。
PMから管理職に出世する方も非常に多く、社内でより高みを目指せるキャリアと言えるでしょう。
しかし現状、優秀なPMは数が少なく常に需要があります。SIerのエンジニアから管理職などに向けてキャリアアップしていきたいと考えている方は PMを目指すのがおすすめです。
【あわせて読みたい】PM(プロジェクトマネージャー)の職種解説はこちら⇓
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フルスタックエンジニア
SIerのエンジニアとしてキャリアアップを目指すなら、フルスタックエンジニアもおすすめです。
インフラ開発やアプリケーション開発など多分野にわたって開発を行うフルスタックエンジニアは、より高度な知識や技術が求められる立場です。
求められるレベルが高い役割である分、得られる経験や知識、達成感は非常に高く、Sier エンジニアとしてモチベーションの向上に繋がるでしょう。
【あわせて読みたい】フルスタックエンジニアの職種解説はこちら⇓
営業はITコンサルタントや企画職、管理職への道が拓ける
次に営業としてのキャリアパスについて解説します。
エンジニアとしての活動を通して、より専門的な知識を身に付けることで、営業部内でのキャリアアップを目指すことが可能です。
ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、顧客の課題解決に向けて最適な製品を選択し提供する役割を担う仕事です。
どれだけ顧客との信頼関係を築けるかによって業績が変化するため、高いコミュニケーション能力が求められると同時に、インフラからアプリケーションまで幅広いIT知識が必要となります。
また、顧客のニーズを理解する必要があるため、ITに関しての豊富な知識が必要です。そのため、最新のIT知識や最新製品の情報を逃さずキャッチする能力も求められます。
プロジェクトマネージャーなどの上流の技術職から、ITコンサルタントを目指すことができます。
【あわせて読みたい】ITコンサルタントの職種解説はこちら⇓
管理職
SIerの営業で成績を上げ続ければ、管理職として出世することも可能です。営業部内のリーダーや課長、部長などへのキャリアアップが見込めます。
管理職としてのキャリアアップを目指すなら、社内でも積極的にコミュニケーションをとり、業務を円滑に遂行できることが大切です。
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SIerへの転職が多いのはどの業界・企業か
SIerへの転職が多い業界・企業は次の通りです。
- 最も多いのは同業界(SIerからSIer)のキャリアアップ転職
- メーカー(製造業)の社内SEやIT部門からの転職も活発
- コンサルティング業界から年収や専門性を求めて転職するケース
以下、それぞれ解説します。
最も多いのは同業界(SIerからSIer)のキャリアアップ転職
SIer企業への転職は、同業界のSIer企業からというケースが多いです。
より上流工程に携わりたい、規模の大きな企業で実績を積みたい、安定した環境で働きたいと考えるエンジニアにとっては、これまでの経験やスキルを活かして転職することで、年収アップも狙いやすい点がメリットでしょう。
メーカーの社内SEやIT部門からの転職も活発
メーカーで、社内SEや開発などのIT部門を経験してからSIerに転職することで、業界知識を活かせることもあります。
また、営業職などの経験を保有している場合であれば、顧客折衝力やマネジメント経験などがSIer企業で評価されることもあるでしょう。
コンサルティング業界からの転職
開発経験がない場合でも、コンサルティング業界での経験があればSIer企業への転職を有利に進めやすいです。
SIer企業でも顧客へのコンサルティング業務が必要であり、IT業界の知識を幅広く身につけ、顧客の業務への理解を深めることで経験を活かして活躍できるでしょう。
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SIerへの理解を深め、転職しよう
本記事ではSIerの業界についてより理解を深めるために、SIerの定義や分類、年収ランキングなどを紹介しました。
一部、将来性について疑いの声も見受けられるSIerですが、DX化の促進や店舗の無人化、サービスのオンライン化が進む現在、需要が拡大しています。
IT業界の中心とも言える市場規模を確立していることからも、将来性のある業界です。
「今よりも年収を上げたい!」
「もっとモダンな環境で働きたい!」
「SIer企業で上流工程に携わりたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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