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パブリッシャーとデベロッパーの違いとは?ゲーム業界における意味を分かりやすく解説

ゲーム業界では様々な言葉があり、普段日常生活をしているうえでは耳にしない言葉も多く存在しています。ゲーム業界用語でよく耳にするのはデベロッパーやパブリッシャーなど横文字で聞いたことはあるけどどういう意味か分からないという方も多いのではないでしょうか。今回はそんなデベロッパーとパブリッシャーについてわかりやすくご紹介させていただきます。

ゲームパブリッシャーとゲームデベロッパー

 

 

ゲームパブリッシャーとは

 

ゲームパブリッシャーとはゲームの発売元をさす言葉です。

パブリッシャーは、ゲームの企画・開発から宣伝・販売まで担当します。そのため名前を聞いたことがあるゲーム会社はパブリッシャーの場合がほとんどです。

 

日本を代表するゲームを例にゲームタイトルとパブリッシャーの関係を見てみましょう。

・ポケモンシリーズ:任天堂
・ドラゴンクエストシリーズ:スクウェア・エニックス

 

海外であれば以下のような例が挙げられます。

・Falloutシリーズ:ベセスダ・ソフトワークス
・Call of Dutyシリーズ:アクティビジョン・ブリザード

 

ゲームデベロッパーとは

 

ゲームデベロッパーはゲームの開発を担当している会社をさす言葉です。

パブリッシャーがゲームを企画し、デベロッパーがゲームを開発、その後パブリッシャーが開発されたゲームを販売するという構図になっています。そのため一般的には、ゲームデベロッパーはパブリッシャーより認知度が低くなることが多いです。

 

先ほどゲームパブリッシャーの例で出したタイトルのデベロッパーは下記のようになります。

・ポケモンシリーズ:ゲームフリーク
・ドラゴンクエストシリーズ:レベルファイブ

 

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ゲームパブリッシャーとゲームデベロッパーの仕事内容

 

 

ゲームパブリッシャーの仕事内容

 

パブリッシャー(販売元)はゲームをデベロッパー (開発)に依頼したり、営業で自社の商品を様々な企業とタイアップしたりとこれから作るゲームの宣伝に関わる仕事が多いのが特徴です。

せっかく面白いゲームが作れても宣伝をしなければ、認知されず埋もれてしまいます。

ゲームができたらテレビやコマーシャルで宣伝をして、ゲームを知ってもらい販売につなげるといった広報や、どんなゲームを作るか、どのようなシステムにするかを考える企画など様々な職種があります。

 

ゲームデベロッパーの仕事内容

 

デベロッパー(開発)はパブリッシャー(販売元)から依頼された納期に従ってゲームを作ります。

企画構成やシナリオ構成、キャラクターデザイン、キャラクター作成など幅広い仕事をこなします。

デベロッパーはプログラミング担当、デザイン担当、シナリオ担当と様々な分野のスペシャリスト達がより良いゲームを作るために協力し合い、納期までにデベロッパーにゲームを納品できるよう作業をしています。

 

また、デベロッパーで良いゲームを作り自社でブランドを立ち上げることもあります。

レイトン教授シリーズやイナズマイレブンでお馴染みのレベルファイブ 社も元はデベロッパーでしたが自社ブランドを立ち上げ自社のゲームが大成功し、パブリッシャーになりました。

 

デベロッパーだけではゲームを開発しても世に広める術がない、パブリッシャーだけでは宣伝はできるけど開発することができないため、デベロッパーとパブリッシャーが役割分担をしてスムーズに仕事を行うことができるようになっています。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

パブリッシャーとデベロッパーの将来性

 

 

パブリッシャーの将来性

 

大手企業が多いので安心?

先述の通り、ゲームパブリッシャーは基本的に大手企業が多いことが特徴です。

以前はテレビの前で座ってゲームをするのが一般的でした。しかしすでにスマホでゲームをするのが当たり前の時代になり、これから先ますます便利になっていくでしょう。

しかし時代が変わり、ゲームをプレイするためのデバイスが変化してもゲーム自体がなくなることはほぼありえません。

家庭用ゲーム機はこれからもどんどん進化していくと見込まれているため、そういった意味でも大手パブリッシャーは安心出来るといえます。

昔はコンシューマーゲームが主力であった会社で今はスマホ事業に参入しています。大手パブリッシャーもスマホゲームに力をいれており、これから益々の活躍が期待できます。

 

デベロッパーの将来性

 

ヒット作がでると一気に認知度があがる

デベロッパーはパブリッシャーに比べるとどうしても認知度が低くなりがちですが、有名パブリッシャーはライトゲーマー層に認知されるほど人気がでる可能性もあります。

「死にゲー」としてゲーム業界に新たなジャンルを築いた『フロムソフトウェア』、綺麗な映像と爽快なアクションでプレイヤーに退屈を感じさせないゲームを作る『ノーティドッグ』など、有名デベロッパーにはゲーム好きな人なら1度は聞いたことのある企業も多いのです。

これからの時代にどのようなゲームを開発できるか、どのように進化していくのか、多種多様なジャンルがあるゲーム業界ではデベロッパーの存在は必要不可欠でありデベロッパーも将来性が見込めます。

 

Point

コアなゲームユーザーはデベロッパーに注目して購入を検討する人も多い

 

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パブリッシャーとデベロッパーに転職する際のポイント

 

 

パブリッシャーに転職する際のポイント

 

大手企業が多い

ゲームパブッリシャーはゲームの販売元であるため、基本的には大手企業が多いのが特徴です。

 

・任天堂
・スクウェア・エニックス
・ソニー
・セガサミー
・カプコン
・コナミ
・コーエーテクモ

カプコン、コナミ、スクエニなど日本でも有名な大手企業が多いことが分かります。パブリッシャ―企業に入る為には学歴も大変重要になってきます。

しかしゲーム会社である以上、学歴だけが全てではありません。

大手企業なので様々な部署があり、なにかの得意分野で技術が活かせるかどうかも大変重要なポイントです。

学歴が評価対象の全てではないため、大手パブリッシャー企業へ入社したいと考える場合まずはご自身の得意ジャンルを見つけましょう。

そしてそのジャンルが評価されやすい企業を目指すことで、得意分野に関する知識が役に立つでしょう。

 

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デベロッパーに転職する際のポイント

 

パブリッシャーよりチャンスが多い

ゲームデベロッパーはゲーム開発をする会社です。

ゲーム開発にはプログラミング知識が必要不可欠なのでプログラミングに関する知識があれば有利になります。

しかし、ゲームデベロッパーも開発だけでなく営業などの部署もあります。

ある程度パソコンに精通しているがプログラミングは難しくてわからないという方は、ゲーム開発部分ではなくパブリッシャーとデベロッパーをつなぐ架け橋役になることも可能です。プログラミングができないからデベロッパー企業にはいれないということはありませんので、安心してください。

しかし、ゲーム開発をしている会社に入りたいと思う方はゲームを自分で作ってみたいと思う方も多いと思います。

ゲームを作りにあたって自分はどのような事ができるのかを理解し、その分野の腕を磨いておくことで実際の仕事でも活躍できるでしょう。

 

Point

ゲーム業界のキャリアを積むならパブリッシャーよりデベロッパーになるのがおすすめ!パブリッシャーに比べると競争率が低く、業界経験が浅くても実務に携われるチャンスが多い

 

価値観に合う仕事が見つかる「仕事タイプ診断」で自分に合う職場を調べてみる

 

 

ゲーム業界でのキャリア構築にあたり、パブリッシャーかデベロッパーか、どのようにキャリアを積んだら良いか悩んだり、転職したいけど自分の価値観に合う企業がわからない、次の職場選びで重視した方がいいことがわからないなど、職場選びで悩むことは多々ありますよね。

ギークリーの「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分の適性だけではなく、自分に合う働き方、企業のタイプを知ることができるので、転職軸を決めるときや求人選びに役立ちます。

 

キャリアや仕事選びで悩んだら、一度ご自身の価値観に合う仕事のタイプや企業のタイプを調べてみませんか?自身の適性を知ることで、納得のいくキャリア選択や求人選びができるでしょう。

 

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パブリッシャーとデベロッパーの違いを知りゲーム業界を目指そう

 

 

  • パブリッシャーは大企業が多い傾向があり、販売機能を主に受け持っているがデベロッパー業務を兼ねている企業もある
  • デベロッパーは開発が主な業務
  • デベロッパーは知名度が上がりパブリッシャー事業に参入する企業もある
  • パブリッシャーは開発職以外にも経理や法務といった職種が豊富
  • デベロッパーにはプログラミングやグラフィックといったゲームに必要なスキルに加え、流行に敏感なトレンドに関するアンテナを持っていることが大事

 

パブリッシャーは販売元、デベロッパー は開発元です。

これからの時代ゲームはもっと身近にもっと手軽にできる時代になっていくはずですので、パブリッシャーとデベロッパー の違いを覚えていて損はないでしょう。

毎年6月に行なわれるゲームの祭典E3では世界各国様々な企業がこれからどんなゲームを作るのか、今どんなゲームを作っているのか、情報収集に役立ちます。

 

IT・Web・ゲーム業界に強みをもつ転職エージェントのギークリーでは、ゲーム業界に興味がある方のご支援を行っております。

転職や情報収集をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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