
インフラエンジニアは未経験でも転職できる理由5選!企業の選び方も
インフラエンジニアはIT未経験からでも転職でしやすい職種です。
慢性的な人手不足に加え、未経験から始められる「保守・運用」の求人が豊富にあるため、努力次第で正社員としての安定とキャリアアップを同時に掴めます。
しかし、「本当に文系・未経験からでも雇ってもらえるの?」「残業ばかりのブラック企業だったらどうしよう」と不安な方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、未経験から需要の高いエンジニアになれる理由や、現職の不満を解消してスキルアップ・年収アップするための現実的なロードマップ、失敗しない優良企業の選び方まで、転職の不安を軽減する成功法則をわかりやすく網羅しました。
この記事のまとめ
- 独学でも習得しやすいスキルが活かせる業務範囲があるため、インフラエンジニアは未経験でも挑戦しやすい。
- 未経験からの転職では、まず必須の知識を習得することから始めるのがおすすめ。
- 企業選びは、未経験者の受け入れ態勢を見極めよう。
目次
インフラエンジニアが未経験からでも挑戦できる5つの理由
インフラエンジニアは、IT業界のなかでも未経験からでも挑戦しやすい職種とされています。
- ①IT業界全体で深刻な「人手不足」が続いているため
- ②未経験からスタートしやすい「保守・運用」の求人が多いため
- ③「プログラミングスキル」が必須ではないため
- ④実機がなくても学べる「オンライン教材やスクール」が充実しているため
- ⑤学歴や前職の経験よりも「資格とやる気」が評価される世界だから
まずはこれらの5つの理由について解説します。
①IT業界全体で深刻な「人手不足」が続いているため
多くの企業がDXを推進し、社内システムのクラウド移行やセキュリティ強化を急いでいます。
しかし、それらのIT基盤を支えるインフラエンジニアの数は、業界全体で圧倒的に足りていないのが現状です。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査でも、8割以上の企業がIT人材の「量的な不足」を感じていると回答しています。
少子高齢化による労働人口の減少も重なり、新卒採用や経験者の採用だけで人手を確保することは困難です。
こうした背景から、企業は「中途採用で未経験者をポテンシャル採用し、自社でイチから教育して一人前に育てる」という方針へ転換しています。
市場の需要が供給を大幅に上回っている今こそ、未経験者にとって大きなチャンスといえるでしょう。
(参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構『DX動向2024』)
②未経験からスタートしやすい「保守・運用」の求人が多いため
インフラエンジニアへの転職が未経験からでも実現しやすいのは、業界内に初心者向けの入り口となる求人が豊富なためです。
ITインフラは「24時間365日、止まらずに動き続けること」が求められます。そのため、稼働しているシステムに異常がないかを監視し、トラブル時に初期対応を行う「保守・運用(下流工程)」というフェーズが不可欠です。
この保守・運用業務は、万が一の際のアラート検出や対応の手順がマニュアル化されているケースがほとんどです。
高度な専門知識がなくても、手順通りに正確な作業や先輩エンジニアへのスムーズな報告ができれば、プロジェクト全体の大きな負担軽減につながります。
このように、未経験からであっても貢献できる業務が多く、現場でベテランの動きを見ながら徐々に学べる環境があるため、未経験者が安心して参入できるのが特徴です。
③「プログラミングスキル」が必須ではないため
インフラエンジニアの仕事において、初期段階から高度なプログラミングスキルを求められることはほぼありません。
インフラエンジニアにまず必要なのは、コードを生み出す技術ではなく、ネットワーク機器やサーバーなどの仕組みを「理解し、手順に沿って正しく設定・操作する」能力です。
そのため、文系出身の方や、これまでパソコンにあまり触れてこなかった職種未経験の方であっても、基本知識さえ身につければ十分にキャッチアップが可能です。
プログラミング特有の複雑なロジックを組む挫折ポイントが少ないため、他のIT職種に比べてキャリアチェンジの心理的・技術的ハードルが低いといえます。
④実機がなくても学べる「オンライン教材やスクール」が充実しているため
かつてインフラの勉強をするには、本物の大型サーバーや高価なルーターなどの実機を個人で用意する必要があり、独学のハードルが非常に高い職種でした。
しかし現在、その常識は大きく変わっています。「AWS」や「Azure」といったクラウドサービスの普及や仮想化技術の進化により、インターネット環境とパソコンが1台あれば、自宅からでも実務に近いネットワーク・サーバー環境を安価に構築できるようになりました。
さらに、初心者向けのわかりやすい動画教材や、オンラインスクール、無料で手を動かして学べる「Ping-t」や「エンベーダー」といった学習サイトも充実しています。
実務を経験する前に、自宅で質の高い学習を完結させられるインフラ環境が整ったことも、未経験から転職を成功させる人が急増している大きな理由です。
⑤学歴や前職の経験よりも「資格とやる気」が評価される世界だから
インフラエンジニアは、過去の経歴や学歴よりも「今、何ができるか」という技術や知識が明確に評価される、実力主義の技術職です。そのため、前職が販売職や営業職、事務職など、IT以外の業界からの転職組が多く活躍しています。
特にインフラ業界には、「CCNA」や「LinuC」といった、知識のレベルを客観的に証明できる世界共通のベンダー資格が存在します。
転職活動の前にこれらの資格を取得、あるいは学習している姿勢を見せるだけで、面接官に対して「実務に必要な基礎知識があること」や「エンジニアになりたいという本気度」を、学歴や経歴に関係なく100%アピールすることができます。
自分の努力次第でハンデを跳ね返し、正社員としての安定とキャリアアップを掴み取りやすい点が大きな魅力です。
\ 可能性が広がる職場が分かる! /
インフラエンジニアの仕事内容と種類
インフラエンジニアの基礎知識として、専門領域ごとの業務内容の違いについても確認しておきましょう。
- サーバー、ネットワーク、セキュリティ、クラウドの違い
- 未経験は「運用・保守」からスタートが一般的
以下、わかりやすく解説します。
サーバー、ネットワーク、セキュリティ、クラウドの違い
一口にインフラエンジニアといっても、専門とする領域によって担当業務は大きく異なります。
代表的な職種は、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニア、クラウドエンジニアの4つです。
| 職種 | 主な業務内容 |
| サーバーエンジニア | サーバーの設計・構築・運用・保守 |
| ネットワークエンジニア | 通信環境の設計・構築・障害対応 |
| セキュリティエンジニア | サイバー攻撃対策・脆弱性診断・インシデント対応 |
| クラウドエンジニア | AWS・Azureなどを活用したインフラの構築・運用 |
未経験からスタートする際は、どの領域に興味があるかを考えながら学習を進めると、方向性が定まりやすくなるでしょう。
未経験は「運用・保守」からスタートが一般的
インフラエンジニア未経験者は、まず運用・保守フェーズに携わることが一般的です。
すでに稼働しているシステムを監視し、トラブルが発生した場合に迅速に対応します。
運用・保守フェーズで経験を積んだ後、設計・構築といった上流工程に進むことも可能です。
未経験からのスタートでも着実に経験を積み重ねてスキルを向上させることで、インフラエンジニアとしてのキャリアを築けるでしょう。
\ 最新のAI求人が見つかる! /
インフラエンジニアに向いている人の特徴
インフラエンジニアの仕事には、主体的に学習を続けられる習慣や、ものごとを順序だてて考え、人に伝える力、冷静に対応する力がある人が向いています。
ここでは、インフラエンジニアに向いている人の特徴を4つ解説します。
勉強し続けることが苦ではない
インフラエンジニアの仕事は常に新しい技術を取り入れる必要があるため、勉強し続けることが苦でない人に向いています。企業に最適な技術の提案をしたり、問題解決に臨機応変に対応したりするためには、学習意欲がなければ務まりません。
トレンドや新技術に敏感になり、常に自己啓発に励むことが成功への鍵となるでしょう。
コミュニケーション能力
インフラエンジニアの仕事はチームで進めることが多いため、技術スキルだけでなくコミュニケーション能力も重要です。
また、クライアントの要望や問題点を理解し、最適な解決策をわかりやすく説明するスキルも求められます。
論理的に物事を考えることができる
インフラエンジニアの設計~運用保守すべての業務において、論理的思考力は欠かせません。
企業が抱える問題を解決するため順序立てて物事を考えたり、障害対応の際に瞬時に原因を特定して効果的な対策を講じる必要があります。
論理的思考が得意で、複雑な課題に臨むことに抵抗がない人は、活躍できる仕事といえるでしょう。
急なトラブルにも冷静に対応できる
急なトラブルにも冷静に対応できる力も求められます。
また、事前にトラブルを予想できる危機管理能力が高い人も、トラブル解決で活躍できる存在といえます。作業に細心の注意を払い、冷静に物事を判断できる人におすすめの仕事です。
\ レガシーな環境に悩んだら? /
未経験からインフラエンジニアに転職する方法|スキル・資格・ロードマップを解説
未経験からインフラエンジニアに転職するためには、まずは業務上必須となるスキルを確認し、習得することが大切です。
そのうえで転職するために必要なステップを確認しましょう。
- 必要なスキルを習得する
- 未経験転職を有利にしやすい資格を取得する
- 未経験から挑戦しやすい職種から経験する
以下、それぞれ解説します。
必要なスキルを習得する
インフラエンジニアは、担当領域ごとに職種が細分化されています。
希望する職種に深く関連するスキルから身につけるのがおすすめですが、いずれも基礎知識を網羅しておくことで業務の幅が広がるため、優先順位をつけて学習を進めましょう。
サーバー
用途に合わせて最適なスペックのサーバーを選択するためにも、サーバーに関するスキル・知識は必須です。
サーバーのOSはWindows・Linux・Unixが主流で、目指す企業が扱っているOSを中心に学んでおくと選考でも有利になりやすいでしょう。
また、サーバーに予期せぬトラブルが発生した際、的確に対処する能力が求められます。
サーバーの運用と保守に関する総合的なスキルも身につけておきましょう。
【あわせて読みたい】サーバーエンジニアについて詳しい解説はこちら⇓
ネットワーク
ITシステムを運用するためには、通信に必要なネットワークの設計と構築が重要なため、インフラエンジニアはネットワーク関連のスキルの習得も求められます。
まず、LAN環境を構築するスキルが必要です。
特にローカルエリアネットワーク(LAN)は、組織内部での通信に欠かせないため、正確な設計と構築が求められます。
また、現代のビジネスにおいてインターネット環境は欠かせないため、インターネットの仕組みに関する知識スキルを身につけておくことも重要です。
基本原理やプロトコルを理解し、適切に活用できるようになりましょう。
【あわせて読みたい】ネットワークエンジニアについて詳しい解説はこちら⇓
セキュリティ
インフラエンジニアの仕事にはセキュリティ対策も含まれる場合があるため、セキュリティの設定や対策に関するスキル・知識も求められます。
ログ情報の確認方法やトラブルの対処法を理解しておきましょう。
サーバーやネットワークの運用・保守を担う場面も多いため、セキュリティ対策ソフトの導入と適切な設定に関する知識も役立ちます。
なお、深い専門知識が求められるケースは比較的少なく、まずは基本的なセキュリティの考え方を押さえておくことが現実的な出発点になります。
【あわせて読みたい】セキュリティエンジニアについて詳しい解説はこちら⇓
クラウドサービス
クラウドサービスに関する知識・スキルは、現代のインフラエンジニアにとって欠かせない領域です。
コスト削減を目的にクラウドサービスを活用する企業が増え、それに伴って運用や保守に関する業務の需要も高まっています。
AzureやAWSなどの知識とスキルは、ITエンジニアとしての市場価値を高めることにつながるため、ぜひ学習しておきましょう。
設計・プロジェクト管理
上記4領域に加えて、設計スキルとプロジェクト管理スキルも持っておくと、キャリアの幅が広がります。
インフラの設計では、障害発生時にシステムが止まらない構成やパフォーマンスを考慮した構成を組む力が求められます。
また、運用・保守の現場でも、障害管理やチームへの報告・連絡が発生するため、プロジェクト管理の基礎知識を備えておくと実務でも役立つでしょう。
【あわせて読みたい】クラウドエンジニアについて詳しい解説はこちら⇓
未経験転職を有利にしやすい資格を取得する
未経験からの転職の場合、実務経験はアピールできませんが、学習意欲や基礎知識などによって入社の熱意を伝えられます。
ここでは、未経験からの転職に際して取得しておきたい資格について解説します。
【基本情報処理技術者】
基本情報処理技術者は、ITの基礎知識からプロジェクトマネジメント、セキュリティ、法務まで、IT業界で必要な幅広い分野をカバーできる資格です。
インフラエンジニアに必要な知識も学べるうえ、様々な職種に共通する知識も身に付くため、ITキャリアをスタートさせたい方に適しています。
Linux技術者認定(LPIC)リナックス エルピック
LPICは、カナダに本部を置くNPO法人LPIが提供する、Linux技術者としてのスキルを証明するためのIT資格です。LPICを取得すれば、Linuxの知識が一通り身につきます。
日本の企業の多くでLinuxが導入されており需要が高まっているため、IT関連の職種で有利に働きやすい資格です。
レベル1はサーバー知識の基礎を問う内容のため、未経験者にも取り組みやすいでしょう。
なお、同じLinux系の資格としてLinuC(Linux技術者認定試験)も国内での認知度が高く、あわせて検討する価値があります。
シスコ技術者認定(CCNA)
CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、シスコシステムズ社が提供する認定資格です。
ネットワークの基本的な知識やネットワーク機器の操作に関するスキルを証明できます。
シスコ製品のスキルを習得できるため、現場での実践力につながりやすく、即戦力として評価される可能性が高い資格です。
AWS認定資格
AWS(Amazon Web Service)クラウドプラクティショナーは、クラウドに関する基本的な知識を証明するための資格です。
クラウドは従来のハードディスクに代わってデータの保存やサーバーの運用に利用され、その利便性から需要が急増しています。
AWSはクラウドサービスの中でも高いシェアを誇っており、クラウド分野を目指す未経験者にとって取り組みやすい入門資格です。
ORACLE MASTER
ORACLE MASTERは、Oracle社が運営するデータベース管理スキルを問う資格試験です。
取得すればデータベースの基礎から運用管理、設計構築などの知識を証明できます。
「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」と4段階のレベルに分かれているため、自分のスキルに合ったレベルから挑戦できる点も魅力です。
未経験から挑戦しやすい職種から経験する
未経験からの転職で成功するためには、比較的挑戦しやすい職種から経験して、キャリアを築くことがおすすめです。サーバーやネットワークに関連する職種からスタートし、実務経験を積みながら知識とスキルを磨いていきます。
その後経験を活かし、インフラエンジニアへの転職を目指すのが賢明です。インフラエンジニアにはサーバーやネットワークに関する豊富な知識と経験が求められるため、段階的にキャリアを積むことで、着実に目標に近づけます。
\ 最新のAI求人が見つかる! /
未経験者の会社選びのポイント
未経験からインフラエンジニアへ転職するにあたり、特におさえておきたい企業選びのポイントは次の3つです。
- 必要なスキルを習得する
- 未経験転職を有利にしやすい資格を取得する
- 未経験から挑戦しやすい職種から経験する
- インフラエンジニアから描けるキャリアも多様
以下、それぞれ解説します。
研修が継続的に受けられる
研修制度が整っている企業を選ぶと安心です。
インフラエンジニアとしてのスキルを磨くためには、継続的な学びと成長が不可欠だからです。新人研修だけでなく、キャリアプランに応じた研修が継続的に受けられるかどうかを確認しましょう。
上流工程も請け負っている
上流工程も請け負っている企業かどうかもチェックしておきましょう。ひとつの業務だけでなく、幅広く担当している企業を選ぶことが大切です。
例えば保守・運用フェーズのみに特化している企業の場合、上流工程に関わる機会が限られているためスキルアップに制約が生じる可能性があります。
上流工程への参加が可能な企業を選ぶかどうかで、今後のキャリアは大きく左右されるでしょう。
資格取得・スキルアップ支援が手厚い
資格受験費用の一部または全額を負担してくれたり、資格取得後にお祝い金を支給してくれたりと企業によって様々です。
また、資格支援制度を有する企業は、従業員のスキルアップを重視して働き手を大切にする傾向があるのも魅力です。企業の社風や福利厚生を考慮する際、ひとつの指標として検討してみてください。
\ 最新のAI求人が見つかる! /
転職エージェントに相談して、インフラエンジニアに転職しよう
インフラエンジニアは業務を通じてITに関する幅広い知識とスキルを身につけられるため、多彩なキャリアパスが広がっているのが特徴です。
まず、インフラエンジニアとしてインフラに関する基礎知識が身につけば、設計構築フェーズやITコンサルタントなど、上流工程の仕事をこなせます。
構築業務も1人でこなせるようになると、マネージャー・スペシャリスト・ITコンサルタントなどにキャリアアップが可能です。
インフラエンジニアとしてのスタートラインは低くても、経験とスキルを着実に積み重ねることで多彩なキャリアを描けます。
「経験を活かせるインフラエンジニアの求人を見つけたい」
「IT業界で転職して年収を上げたい!」
「もっと将来性の高い環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
IT特化の転職エージェントのGeekly(ギークリー)なら、専門職種ならではのお悩みも解決できる専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングから入社後まで完全無料で全面サポートいたします!
転職しようか少しでも悩んでいる方は、お気軽に以下のボタンからご相談ください。
\ レガシーな環境に悩んだら? /
あわせて読みたい関連記事
新着記事はこちら












