
不動産xITの大手・ベンチャー企業を紹介!取り組み事例や業界の将来性を解説
この記事では、不動産関連業務にITテクノロジーを活用する不動産テックの業界を牽引する大手企業、ベンチャー企業の取り組み事例をご紹介します。また、ITx不動産の不動産テックのサービス分野や役割、不動産xITの将来性についても解説しているので、不動産テックへの転職を検討している人は参考にしてください。
目次
不動産xITの大手企業
まずは不動産業界にITテクノロジーを活用した、大手不動産テックをご紹介します。
- 株式会社GA technologies
- 株式会社いえらぶGROUP
- LIFULL
- SREホールディングス
- And Doホールディングス
- 株式会社Casa
どのような事業を展開しているのか、ひとつずつご紹介していきます。
株式会社GA technologies
株式会社GA technologiesは借りる・買う・売却、不動産に関連するカテゴリ全てに対してサービスを展開しています。
不動産に関わる全ての業務に携わることがでるため、企画・セールスを行うビジネス職や開発を行うエンジニア職まで幅広い職種が活躍する企業です。
それぞれのカテゴリ毎のサービス内容を紹介します。
借りる
部屋探しをしている顧客に対して、物件の紹介から実際に入居するまでを全てオンラインで完結できるようなシステムを構築しています。またIoTデバイスを使用した内見も可能です。
空室状況の法人同士での情報共有や管理会社の更新・退去まで全てカバーしている幅広いサービスといえます。
買う
顧客管理情報サービスに情報を集約・管理しています。
これにより設計士・建築士・インテリアデザイナーと連携向上を図り、引渡後のアフターサービスまで一貫したシステムを提供しています。
売却
広告やIoTを使用した内見、オンラインの査定にはAIを駆使しています。
IT技術により査定内容が透明化されることで売り主が納得でき、満足度がサービスを提供できる点が大きなメリットです。
【GeeklyReview】GA technologiesの口コミを見る
株式会社いえらぶGROUP
株式会社いえらぶGROUPでは賃貸仲介・賃貸管理だけでなく、集客能力の高いHP制作サービスを提供しています。
また物件の内見をVRで行えるシステムも開発しており、まさに不動産テックをフル活用している企業です。
不動産業界に限らずVRテクノロジー開発に携わりたい方にもおすすめです。
株式会社LIFULL
日本最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」を展開している株式会社LIFULL。
サイト内には物件掲載精度を高めるためのAIによる取り組みや、VR体験を取り入れる等、部屋選びに便利なITテクノロジーを積極的に活用しています。
また不動産事業だけでなく、地方創生事業や介護事業にも力を入れており、多方面の取り組みで安定している企業ともいえます。
【GeeklyReview】株式会社LIFULLの口コミを見る
SREホールディングス株式会社
SREホールディングス株式会社は、リアルビジネスを内包した高いITテクノロジーを利用し、専門性の高い不動産サービスを提供しています。
独自に開発した不動産価格推定エンジンを用いて、業務支援型クラウドサービスを提供したり、不動産査定サービスにAIを取り入れる等、提供するサービスには積極的にIT技術を取り入れている点が魅力です。
また不動産エージェントがテクノロジーを活用することで、より精度の高い不動産仲介コンサルティングサービスを展開しています。
【GeeklyReview】SREホールディングス株式会社の口コミを見る
株式会社And Doホールディングス
株式会社And Doホールディングスは、東証プライム上場の不動産テック企業です。
不動産事業では、不動産取引物件情報を開示するシステムを導入したり、全国の加盟店と直営店の不動産物件を一括検索できるサイトを立ち上げる等、顧客の体験向上のために積極的にITを導入しています。
不動産に関する幅広いサービスをワンストップで提供しているという点が魅力の一つです。
株式会社Casa
株式会社Casaは22,000以上の賃貸仲介業者に物件情報を紹介するネットワークを持つ企業です。
これを活用して入居者をサポートし、管理会社と家賃の保証会社を兼ねるサービスを提供しています。
不動産xITへの転職はGeekly(ギークリー)に相談しよう
「自分に合う条件の求人がなかなか見つからない」
「今のスキルでチャレンジできる求人がわからない」
大切なキャリアのご相談はぜひ「IT転職のエキスパート ギークリー」にお任せください。
GeeklyではIT業界や職種を熟知したキャリアアドバイザーがどんなお悩みでもお話を伺い、業界特化の47,000件*以上の豊富な求人情報から、あなたに合った求人をご提案いたします。
(*25年11月時点)
Geeklyを利用して転職成功された方の事例
- ご年齢:30代前半
- ご経歴:システムエンジニア⇒バックエンドエンジニア
- 転職期間:サービス登録から約2ヶ月でご転職
Sさんは”ものづくり”にご興味があり、業務改善Webアプリケーションの開発を手がける企業で、システムエンジニアとしてキャリアをスタートされました。
転職を考えたきっかけは、当時関わっていたサービスやプロダクトに共感できなくなっていった点、使用していた言語やフレームワークなどが古く、新しいものへのキャッチアップも困難だったという点でした。
SさんはGeeklyに登録してから約2か月で第一志望の企業から内定を獲得し、迷うことなく入社を決断しました。
また複数社から内定をいただいたのですが、現職の条件や環境が自分と一番合っていたので納得感があったそうです。
【あわせて読みたい】第一志望の企業への転職に成功した事例はこちら⇓
Geeklyのサービスご利用の流れ
STEP1:以下のボタンから転職支援サービスにご登録
STEP2:キャリアアドバイザーとのカウンセリング
STEP3:求人のご紹介
STEP4:書類選考/面接
STEP5:入社/入社後フォロー
IT特化の転職エージェントのGeekly(ギークリー)なら、専門職種ならではのお悩みも解決できる専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングから入社後まで完全無料で全面サポートいたします!
転職しようか少しでも悩んでいる方は、お気軽に以下のボタンからご相談ください。
\ エンジニアのキャリアに迷ったら! /
不動産xITのベンチャー企業
ここからは不動産にITテクノロジーを活用した不動産テックのベンチャー企業をご紹介します。
- 株式会社じげん
- 株式会社ツクルバ
- 株式会社TERASS
成長中の不動産テックで勢いのあるベンチャー企業を探してみましょう。
株式会社じげん
部屋探しの「スモッカ」をWeb版・スマートフォンアプリ版で提供しています。
様々なサイトに掲載されている全国各地の物件情報の検索から資料請求までが一括でできるシステムです。
上記サイトに付随して引越しを検討中の方向けの引越しの見積もり比較サイトも運営しています。
不動産情報ポータルサイトや見積もり比較サイト開発に興味のある方にはおすすめです。
株式会社ツクルバ
中古・リノベーション 住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ )」を運用している株式会社ツクルバ。
テクノロジーとデザインを活用した自社プロダクトにより、独自の顧客・物件のデータを集め購入・売却双方に向けたサービスを展開しています。
不動産のプラットフォームの運用や開発、データ管理等、オンラインの多方面での作業を内側から見ることができます。
株式会社TERASS
株式会社TERASSは、次世代不動産エージェントファーム「TERASS」や家探しサイト「Terass Offer」等のサービスを展開する企業です。
プロのエージェントから物件の提案が届くマッチングサイトの展開や、独自開発の住宅ローン比較ツール等、ITテクノロジーを活用した便利なサービスを多数展開しています。
企業のPRにも力を入れており、急成長中の不動産テック企業です。
【GeeklyReview】株式会社TERASSの口コミを見る
不動産テックが果たす役割
かつては一人の顧客に対して一人の不動産営業がマンツーマンで向き合い、業務を行うのが当たり前でした。
以下の6つの流れの中でにかかわる人数を考えてみると、工程の多さに対して対応する人数が少ないのが分かります。
1.物件を探している人が不動産会社へ問い合わせる
2.不動産営業マンが複数の物件を提案・案内
3.申し込み受付・契約の手順を説明
4.契約金の振込確認
5.契約
6.鍵渡し・入居開始
従来であれば上記賃貸仲介業務は顧客全員に対して上記の手順を踏まなければ営業が完結しませんでした。
しかし現在であれば1〜3という最も時間のかかる営業の部分が不動産テックの導入で省力化しつつあります。
5の契約についても従来は「宅地建物取引士」が借主に免許を提示し面前で重要事項説明書を読み上げる必要がありました。
こちらも面前で行わなわず、インターネットのビデオチャットで行うIT重説で契約が完結します。
上記のように賃貸仲介ひとつとってもかなり効率化されていることがわかります。
\ 自分に合う働き方が分かる! /
不動産xITのサービス分野
不動産テックには様々な知識が取り入れられています。
ここでは、不動産テック企業への転職で求められる知識を分野ごとにご紹介していきます。
- 仲介業務支援
- 管理業務支援
- VR・AR・3Dシミュレーション
- IoT
仲介業務支援
「仲介」は売主と買主、借主と貸主がマッチングし物件資料作成・送付・物件紹介のための内見から契約、様々な工程を経て入居までたどり着きます。
この工程一つ一つを自動化させたり全ての作業をオンラインで完結させたり、テクノロジーでマンパワーを減らしていく部門です。業務効率化により企業に貢献できる職種といえるでしょう。
管理業務支援
入居後の入居者管理や家賃管理・建物自体の修復履歴等の建物情報を集約するサービスです。
またAIを使用した空室管理サービスもあり、様々なサービスが展開されています。
正確な情報を整理して素早く分析する技術やシステム構築が必要です。
VR・AR・3Dシミュレーション
VRは主に部屋の内見に役立っています。
不動産営業マンが店舗に訪れた顧客を連れて物件の現地に向かい説明をする、という従来のシステムを廃絶し物件にも向かわずに室内を確認できるサービスです。
賃貸だけでなく、売買では3Dモデルを使って家具を置いた際のシミュレーションも行われています。
3Dモデリングやグラフィックの技術が活かせる分野です。
【あわせて読みたい】VR活用事例はこちら⇓
IoT
IoT技術も賃貸や売買の内見で活躍しています。
今までは物件の解錠と施錠のために現地に赴く必要がありましたが、スマートロックにより不要になりました。
企業側は業務効率化が図れ、顧客側は営業の目を気にせずゆっくり内覧できるのが最大のメリットです。
個人がデジタルデバイスを携帯する時代において、IoT技術の活用は顧客満足度を上げる重要な記述といえます。
【あわせて読みたい】IoT活用事例はこちら⇓
不動産xITの取り組み事例
紹介した各社が展開するサービスの他にも、不動産テックにより様々なサービスが提供されています。
実際に国内で展開されている不動産テックサービスの事例を紹介します。
- 顧客マッチングサービス
- シェアリング
- 物件情報
- スマートロック
- 価格の可視化
- 入居者アプリ
- RPA
顧客マッチングサービス
住み替えや買い替え・土地探しに必要な物件情報は、スマートフォンがあれば何百・何千件も即座に確認することができるようになりました。
そのためまずは不動産屋に赴いて一から相談する、といったことが少なくなっています。
また検索した物件や検索履歴を元にしてAIが似たような物件をピックアップ・提案してくれる機能も現在は「当たり前のサービス」です。
LINEなど多くの人が日常的に使うようなメッセージアプリを使った問合せも一般的になりつつあります。
シェアリング
会議室やイベントスペース、駐車場といった空きスペースのマッチングを行ってくれるサービスもあります。
短期間でも空いているスペースや不動産を利用したいユーザーに提供する事で、より有効活用させる事ができるサービスです。
店舗・オフィス・駐車場・ジムなど様々な分野のスペースシェアリングが広まっています。
物件情報
物件のマッチングサービスで希望の条件を入力すればそれに合った物件がいくつも表示されます。
その上周辺情報や契約金など、以前は不動産屋に問い合わせなければ分からなかった情報まで詳細に記載されるようになりました。
さらに物件内見のために現地へ足を運ぶ必要がない程に、部屋の写真や動画が充実してきているのも大きな変化です。
近年は写真や動画だけでなくVR技術を使用し、実際に内見をしているかのように室内を確認できるサービスも採用されています。
不動産業界の進化にはITテクノロジーが欠かせないのです。
スマートロック
不動産営業マンが一人の顧客に一日中付き合って物件を決める、ということが難しくなった背景には人材不足があります。
そこで登場したのがIoT技術を利用したスマートロックです。
内見したい顧客には物件の情報と住所を伝えて直接物件に向かってもらい、内見予約時間内だけ有効になる鍵をオンラインで配布します。
営業担当は現地に行かずオフィス業務ができます。オフィスにいながらにして物件紹介を行うことが可能になったのです。
価格の可視化
不動産価値や賃料の査定にもAIの解析技術が用いられるようになっています。
これにより、将来の見通しが可視化できるようになりました。
不動産の価格査定や売却のための見積もりは、複数社にまとめて依頼できるサービスも増えています。
入居者アプリ
不動産の管理会社と入居者はアプリを通して情報のやり取りが可能になって来ています。
双方にとって、契約時だけでなく情報交換を通じてコミュニケーションを取りたい場面は数多くあります。
例えば設備点検のお知らせや契約更新・退去時、各種問い合わせなど、手軽に行える環境を実現したのが入居者アプリです。
RPA
業務効率化の取り組みとして導入が進められているのがRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)です。
これまで人間が行っていた事務的な作業をロボットが代行することによって、業務効率アップや人為的なミスがなくなります。
そもそも不動産業界は特にアナログだと言われて来たとおり、情報収集やデータ処理、対面での接客など多岐にわたる業務を人の手で行う業界でした。
不動産テックの活用は、従業員の負担も大幅に軽減するのです。
\ IT転職のプロがキャリアもサポート! /
不動産業界におけるIT導入のメリット
ここからは不動産業界におけるIT導入のメリットをご紹介します。
- ユーザーは情報が可視化できる
- 不動産会社工数削減ができる
- 物件取引の意欲促進
人材不足により業務の効率化が求められる不動産業界で、不動産テックの導入なしで生き残ることが不可能になりつつあります。
従来のやり方にこだわり続けてもマンパワーにはどうしても限界があり、従業員一人が対応できる顧客数にも限りがあるからです。
ユーザーは情報が可視化できる
不動産テック導入による顧客への影響は不動産手続きのオンライン化、そして所有する不動産の査定評価の透明化です。
自身の所有する不動産を売却する場合、最寄りの不動産会社数社を訪ねて売却価格の査定をしてもらうのが当たり前の流れでした。
この際、査定する担当者や不動産屋によって査定価格に差が生じ、顧客を悩ませる原因となっていたのです。
不動産テックが導入された現在、査定価格はビッグデータの解析やAIによって算出され適正な価格を知ることができるようになりました。
このように今までは不透明であった情報が可視化できるように変化してきているのです。
不動産会社工数削減ができる
不動産会社にとって、業務効率化以外にもメリットがあります。
例えば物件の管理にIoTを用いることで、人の手を介さずに物件が管理できるようになり、人員や時間、経費の削減につながります。
また物件を探す際、インターネット広告には掲載されていた物件が不動産屋に確認したところすでに契約済みだったという経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
このようなタイムラグゆえの不確実性も不動産テックの導入で解決できます。
それは結果的に顧客の満足度を上げ、不動産業界全体にとってプラスとなるのです。
物件取引の意欲促進
不動産テックのサービスである物件のマッチングやVRでのシミュレーションによって、従来の家探しより格段に手軽さやリアルさが増しました。
その効果として、ユーザーの物件取引の意欲が高まり不動産業界の活性化に繋がります。
少ない人材で業界の活性化を狙えるのも不動産テックの重要なメリットです。
\ エンジニアのキャリアに迷ったら! /
不動産xITの将来性
国内の不動産テック市場は、今後も拡大していくと予想されています。
現在の不動産業界はDX化に遅れを取っているため今後ますますDXを推進させる必要があり、不動産に関連する人や情報を低コストでマッチング・シェアリングさせる必要があるからです。
またIoTを活用した生産性の向上や不動産の評価・分析の自動化も期待されています。
まだまだITテクノロジーでできることが多い不動産テックだからこそ、今後もますます需要が高まり知識のある人材も重宝される傾向にあります。
※参考:『土地・不動産分野におけるDXの推進に向けて』国土審議会土地政策分科会企画部会
【あわせて読みたい】不動産テックの市場規模と展望はこちら⇓
\ キャリアのお悩みを解決! /
不動産xITでより良いサービスをつくろう
賃貸仲介や管理・売買・売却まで、古くからある不動産業務の多くがオンラインで完結するほど、不動産業界は進化しました。
不動産業界とIT業界の関わりは今後もさらに深まり、営業だけでなくエンジニア人材が更に必要とされるはずです。
不動産業界をITの力で変えていきたい方は、自身が活躍できる場を探してみましょう。
「エンジニア経験を活かして上流工程に携わりたい」
「IT業界で転職して年収を上げたい!」
「もっと将来性の高い環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
IT特化の転職エージェントのGeekly(ギークリー)なら、専門職種ならではのお悩みも解決できる専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングから入社後まで完全無料で全面サポートいたします!
転職しようか少しでも悩んでいる方は、お気軽に以下のボタンからご相談ください。
\ IT転職のプロがキャリアもサポート! /
あわせて読みたい関連記事
新着記事はこちら














