エンジニアの上流工程とは?仕事内容や向いている人の特徴・資格を解説
この記事では、上流工程のエンジニアの仕事内容や向いている人、向いていない人の特徴をご紹介します。他にも上流工程のエンジニアの年収や求められるスキル・資格も紹介しているので、上流工程のエンジニアを目指したいという人はぜひ参考にしてください。
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上流工程エンジニアに向いているエンジニアの特徴
上流工程を担うITエンジニアに向いている方には、次のような特徴があります。
- 課題解決思考を持っている
- 論理的思考力がある
- ヒアリング力を中心としたコミュニケーション能力に長けている
- 好奇心旺盛
- インプットとアウトプットの習慣がある
以下、それぞれ詳しく解説します。
課題解決思考を持っている
まず自ら進んで企業の課題を解決したいという強い意志がある人が上流工程エンジニアに向いています。
上流工程のエンジニアは課題を見つける要求分析や、自ら課題を見つけ、改善するために何をすればよいかの企画を行います。
自ら企業の課題をどのように解決できるか考えることが必要です。そのため、課題解決への意識が強い人ほど上流工程で活躍することができます。
論理的思考力がある
上流工程エンジニアは、どのように目標に向かうかロジカルに考えて組み立てる必要があります。
業務を進める中でどのような目標をもって、どのような工程で課題を解決していくのか論理的に考える力が重要です。普段業務を行う上で論理的に考える意識がある人は、上流工程エンジニアに向いているといえます。
ヒアリング力を中心としたコミュニケーション力に長けている
人の話を聞くのが好きで、その話を論理的に考える力があると、顧客へのヒアリングをもとにしたシステム設計を行うという上流工程の仕事に役立つでしょう。
学ぶことに対して抵抗がない方やコミュニケーションを楽しみながら要点を聞き出す力に長けた方は、上流工程を担うエンジニアとして適性があります。
好奇心旺盛
上流工程のエンジニアは、好奇心旺盛で様々な情報や技術に興味をもって吸収し、業務に積極的に参加する姿勢も重要です。
クライアントに関わる場合はクライアントの業界・企業知識、新たなIT技術を学んだり、自分から好奇心をもって新たな業務に着手するなど、積極的な姿勢が必要です。
何事も臆することなく好奇心をもって積極的に動ける人は上流工程のエンジニアに向いているといえるでしょう。
インプットとアウトプットの習慣がある
上流工程のエンジニアには、常にインプットとアウトプットをする学びの姿勢が必要です。
自分にとって専門ではない分野への情報収集を積極的に行うインプットの力と、わかりやすく説明するアウトプットの力が求められる仕事です。
特にクライアントにヒアリングして企画を提案する時にはこのインプットとアウトプットの習慣が活きてくるでしょう。
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上流工程に向いていないエンジニアの特徴
一方で、上流工程に向いていないエンジニアの特徴もあります。
- 技術のみに特化したいと考えている
- 言語化に苦手意識がある
- 好奇心は強いが偏りがある
- 1人で黙々と作業するのが向いていると感じる
上流工程のエンジニアに興味がある人は、両方の特徴を参考にしてください。
技術のみに特化したいと考えている
人と関わらずにプログラミングだけをしていたい、技術力に特化しているエンジニアは上流工程向きではないと言えます。
業務の企画から完了までの業務工程の中では様々な人との関わりがあります。
下流工程のエンジニアをまとめて仕事を調整していく必要があるため、技術的な作業だけやりたい人は下流工程のエンジニアの方が向いているでしょう。
言語化に苦手意識がある
得意なことがあっても言語化したり人に説明するのがどうしても苦手だと感じる人は、設計は得意でも要求分析や要件定義が難しく感じるかもしれません。
特にヒアリングの段階では顧客から課題を聞き出し、実現可能な解決案や完成した企画を他のエンジニアに分かりやすく伝える必要があるため、コミュニケーション力もある方が上流工程のエンジニアに向いているといえます。
好奇心は強いが偏りがある
好奇心が強くても、自分が興味のある分野にしか探求心がないなど偏りがあると上流工程のエンジニアは難しいと感じるでしょう。
クライアントや業務内容によっては、あまりよく知らない業界知識や新たな技術を身に着ける必要があるため、業務に関わっているものは好奇心をもって業務をしていく必要があります。
自分があらゆることに好奇心を持てるタイプかどうかもよく考えましょう。
1人で黙々と作業するのが向いていると感じる
黙々と作業することに特化しているという強みを持っているのであれば、上流工程に携わるよりもエンジニアとして特定の技術を磨いてスペシャリストを目指す方が適性があるでしょう。
上流工程のエンジニアはクライアントや他の職種とコミュニケーションを取る機会も多いため、1人での作業が好きな人は向いていません。
自分がどのような働き方が向いているのかも自己分析してみましょう。
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上流工程エンジニアの仕事内容とは?
エンジニアの仕事は上流工程と下流工程に分けられます。上流工程は仕事のスケジュールや業務の企画から、完了までの業務工程の調整が主な仕事です。
下流工程はプログラミングの打ち込みなどのコーディング作業が中心で、一般的に「エンジニア」と聞いてイメージされるような仕事をメインに行います。
上流工程のエンジニアは下流工程のエンジニアたちをまとめあげて仕事を整理し、調整する役割です。プロジェクトにおいて重要である仕事の始まりから完了までの流れの調整を担います。
下流工程のエンジニアが激務になるかどうかは、上流工程のエンジニアに左右されがちです。
本来のエンジニアとしての仕事は少なくなる反面、圧倒的な重役とプレッシャーがのしかかってくる重要な役職です。
システム開発の上流工程における流れ
- システム化企画
- 要件定義
- 設計
- 見積もり作成
システムによって異なるものの、クライアントとのやり取りをしながら企画して決定までを行う段階を上流工程エンジニアが担当します。
システム設計の上流工程における流れ
- 要件定義
- アーキテクチャ設計
- 機能設計
- 内部設計
システム設計では各機能の詳細な実装方法の考案、仕様、また内部の処理方法の定義も上流工程エンジニアが行います。
インフラエンジニアの上流工程における流れ
- 要件定義
- 設計
- 構築
上流工程エンジニアは、全容を把握してから進め方を具体的に決定します。
近年では、実際に構築する工程でクラウドの知識や自動化ツールを用いるためのスクリプト言語の知識も求められるようになりました。
要求分析
上流工程のエンジニアは、まず企画の段階である要求分析を行います。
要求分析とは顧客にヒアリングを行って要求事項を洗い出し、必要な機能、品質、仕様などを細かく分析することです。
機能分析やデータ分析、プロセス分析などの手法を通して、顧客の潜在的な課題を明確な仕様書に起こします。
エンジニアに高度なスキルや経験が求められる工程です。
要件定義
顧客の要求を実装するシステムの仕様に落とし込むのが要件定義です。
この際、システムの全体像から必要な機能をひとつひとつすべて細分化して要件としてまとめます。
こうして作成された要件定義書はプロジェクト全体の基盤となるものです。
納期や予算も含めて明確にし、顧客と何度もすり合わせを行いながら認識を共有することが欠かせないため、上流工程を担うエンジニアには専門用語を知らない相手にもわかりやすく説明する力が求められます。
【あわせて読みたい】要件定義についての詳しい解説はこちら⇓
基本設計
要件定義書をもとに、システム全体の設計を行います。
要件定義において抽出した要件を機能単位に分割し、どのような要件の機能を備えるか、それぞれの機能が何を実現するのかを整理する工程です。
例えば開発するシステムの操作手順や、画面の種類とレイアウト、ネットワークの構成のほか、画面間の遷移のようなユーザーの使用感に直結する工程です。
ユーザーにとってのシステムの挙動を決めることから「外部設計」や「機能設計」とも呼ばれます。
詳細設計
基本設計で明確化した、必要な機能を実装するための設計図を起こすのが詳細設計です。
実装を担当するプログラマー向けに指示書を作成するのが目的であるため、顧客の目に触れるものは作成しません。
そのため「内部設計」とも呼ばれます。詳細設計の成果物となるドキュメントが詳細設計書です。
クラス図、モジュール構成図、アクティビティ図、シーケンス図の各項目について詳細を決め、開発チーム全体で共有します。
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上流工程エンジニアの年収
上流工程のエンジニアは、技術面、経営面、柔軟性など数多くのスキルを必要とするため、専門的な分野では年収が上がる傾向にあります。
Geeklyの求人から見ると、想定年収400万円~1,000万円以上と年収は企業や業種によって様々です。
目安の年収は約600万円前後といわれていますが、実力や経験に応じて増加するため、年収1000万円前後を得ている方も実際にいる仕事です。
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上流工程エンジニアのやりがいは?
下流工程と役割の範囲が異なる上流工程エンジニアは、次のようなやりがいを感じられるメリットがあります。
- プロジェクト成否を左右する
- 顧客の反応をダイレクトに感じることができる
- 仲間と達成感を味わえる
以下、それぞれ解説します。
プロジェクト成否を左右する
設計書を書いたり進捗を管理したり、プロジェクトが成功するか否かを握っているのが上流工程エンジニアです。
自分でシステムを作り上げる実感が少ないという声もありますが、自分でプロジェクトを動かすことで得られる達成感もあります。
プロジェクトの成功を実感しやすいポジションでしょう。
顧客の反応をダイレクトに感じることができる
上流工程エンジニアは、クライアントと連携を取りながら仕事を進めます。
そのためプロジェクトが成功に終われば一番に満足した表情を見られる立場でもあります。
良い反応も悪い反応も、誰より早く直に感じられるのは上流工程エンジニアの特権です。
仲間と達成感を味わえる
上流工程の仕事のほとんどは、エンジニアのチームで行います。
そのため、責任を1人で負うようなケースはほとんどありません。
チームのエンジニア全員でやりとげる達成感を味わうことができます。
上流工程エンジニアはつまらないと感じる理由
「上流工程はつまらない」と感じるエンジニアは、上流工程に向いていないエンジニアの特徴に該当する方です。
上流工程エンジニアがつまらないと感じる理由は以下の通りです。
- 手を動かして作業する機会が少ない
- クライアント対応が多い
- 責任が重くモチベーションを保ちにくい
なぜ上流工程エンジニアがつまらないと感じるのか、ひとつずつ解説します。
手を動かして作業する機会が少ない
上流工程ではクライアント対応が増え、開発工程に携わって手を動かす機会が少なくなります。
そのため、技術力に特化した仕事がしたいいと考える方にとっては上流工程の仕事は量が増える反面、物足りないと感じるかもしれません。
また会議や資料作成等も多くなるため、技術的な作業以外のスキルや得意不得意も影響してきます。
クライアント対応が多い
上流工程エンジニアは下流工程のエンジニアより圧倒的にクライアント対応が多くなり、コミュニケーションが苦手で調整などが苦手という人には負担が大きくつまらないと感じる可能性があります。
スケジュールや工程の変更など、場合によっては調整も必要になるため柔軟性があまりない人にも合わないと感じるかもしれません。
責任が重くモチベーションを保ちにくい
上流工程エンジニアはプレッシャーも増えるため、プロジェクトの管理者としてモチベーションを切り替えにくいと感じる方は「つまらない」という意見が出るようです。
自分の業務範囲の仕事だけ追求したいという人は、上流工程エンジニアの業務が負担に感じてしまうかもしれません。
これから上流工程に挑戦するか迷うタイミングや、実際に上流工程を担うようになって「向いていないのではないか」と悩みを抱える方は、一度自分の適性を診断してみてもよいでしょう。
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上流工程を担当するエンジニアに求められるスキル
上流工程エンジニアに求められる具体的なスキルは次の4つです。
- IT技術を活かす経営スキル
- 要望にコミットする柔軟性
- 業界への理解力
- マネジメントスキル
以下、それぞれ解説します。
IT技術を活かす経営スキル
上流工程のエンジニアには「技術面+経営面」のスキルが求められます。
最も必要不可欠とされるのは、エンジニアとしての技術的なスキルでしょう。
それに加えてあらゆる企業と商談を重ねる立場から、上流工程を担うエンジニアには経営面での知識も必要です。
企業の視点からエンジニアの求められる要素などを独自に把握することが求められるため、おのずと広い意味での経営者レベルの視点での思考が必要になってきます。
エンジニアとしての技術的スキルだけでなく、ビジネス面での経営者視点の思考も求められるということです。
要望にコミットする柔軟性
上流工程は、エンジニアの仕事を理解している優れた技術者が就くことができる役職です。
営業の知識を蓄え商談で有利な立ち位置を獲得すれば、エンジニアの負担を減らし激務を避けることができます。
また、上流工程のエンジニアにはコミュニケーションスキルと先読みする思考力も求められます。クライアント側の条件から要望を予想し、求められているビジョンにコミットするスキルです。
他にもスケジュール管理能力や、エンジニアたちのレベル把握、それぞれの能力に合わせた難易度の調整など、管理業務もこなせなければなりません。
思わぬトラブルなども上流工程のエンジニアが責任者となって対応に追われるため、対応力が必要です。
上流工程を担うエンジニアには、コミュニケーションを通して先を読む思考力と論理的な対応力、柔軟性が必要不可欠です。
業界への理解力
上流工程に携わるほど、業界知識や深い理解が欠かせません。
クライアント以上の知識がなければ、ヒアリングの時点で課題を理解する事ができないためです。
また、常に業界の新しい情報をキャッチアップして適切な対応をする必要があります。
上流工程では数多くのドキュメント作成があり、なかでも要件定義書のようにとても重要度の高い書類も作成します。要件定義は後々の工程にも大きく関わるフェーズであるうえに、伝わりやすさが求められます。
こういった点でもエンジニアとしての業界への理解力が試されます。
実は、IT業界の知識だけではなく関連する他業界の知識が役に立つことがあります。
知的好奇心が強く、なおかつ得た知識を業務に活かす事で能力を最大限に発揮する力があれば、上流工程エンジニアとして活躍できるでしょう。
マネジメントスキル
上流工程を担うエンジニアは、そのプロジェクトではリーダー的な役割を担う事になります。
冒頭で解説した通り、下流エンジニアの負担を左右する側面もあるため、その責任はとても大きなものです。また、納期に対するスケジュール管理においても上流工程エンジニアが責任を負います。
メンバーをとりまとめるマネジメントスキルが不足すると、まずチーム内での連携が取れずにプロジェクトの遅延を招いてしまう可能性があります。
予定通りに作業を進め、納期を守る時間管理能力も上流工程エンジニアにはとても大切です。
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上流工程エンジニアに必要な資格
上流工程に必ず必要な資格はありませんが、取得したら役に立つ資格は以下の通りです。
- プロジェクトマネージャ試験
- システムアーキテクト試験
- オラクルマスター
- 応用情報技術者試験
それぞれ解説します。
プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネジメントのスキルを証明する国家資格です。上流工程エンジニアとして、チームを率いるスキルの習得や証明に役立ちます。
上流工程エンジニアには、クライアントの要求を聞き出すスキルや、人だけでなく予算などのコスト管理スキルも求められるため、試験を通して得られる知識が実務で活用できるでしょう。
情報処理技術者試験のスキルレベル4に該当するため、入念な準備が必要です。
システムアーキテクト試験
情報処理技術者試験の中でも最も難易度の高い「高度区分試験」に分類される国家資格です。上流工程のなかでも特にアーキテクチャ設計に特化しています。
上流工程エンジニアが担う、クライアントの事業を理解する工程に欠かせない知識やスキル証明できる資格であり、難易度は高いものの、取得することで年収に影響するケースもある資格です。
オラクルマスター
オラクルマスターはオラクル認定資格制度です。取得することで、世界的に自分のエンジニアとしての技術レベルを示すことができます。
難易度は4段階で、Bronze(ブロンズ)、Silver(シルバー)、Gold(ゴールド)、Platinum(プラチナ)の順に上がります。Silver(シルバー)以降の認定を受けることで世界共通の技術力が認められます。
オラクルマスターは年収アップにも効果的な資格です。
Bronze(ブロンズ)は比較的簡単な業務経験での取得が可能であるため、すでにエンジニア業務経験がある方は度挑戦してみるとよいでしょう。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験はワンランク上のエンジニアを目指す方のための試験です。
情報処理技術者試験のスキルレベル3に相当する上位の資格で、レベル2に比べるとより深い内容が出題されます。
記述式の問題もあるため、入念な対策が必要です。
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上流工程エンジニアの求人
実際にGeeklyで掲載している上流工程のエンジニアの求人をご紹介します。
具体的に常駐工程のエンジニアがどのような業務を行うのか、これから転職を考えている人は参考にしてください。
保険業務システムのアプリ開発リーダー
金融サービス機関とIT企業が共同出資しており、保険・金融システムとIT技術のノウハウを併せ持った企業です。
クライアントからのダイレクト案件を担当するアプリ開発リーダーの求人になります。
開発業務は社内の社員とパートナー会社をマネジメントするため、上流工程のスキルを身に着けたいという人にはぴったりのポジションです。
年収:690~800万円
仕事内容:生保・損保向けシステム開発プロジェクト(顧客管理システム・営業支援システム・契約管理システム)においてチームを束ねるリーダーの役割をお任せします。
必要なスキル:Java,C/C++
ITスタートアップ企業のセキュリティエンジニア
2019年設立というスタートアップ段階で、9割が自社内開発のITコンサルティング事業を主軸とした様々なITサービスを提供している企業です。
現在大阪オフィス拡大に向けた業務のチームリーダーを募集しています。
具体的な仕事内容は、大手企業向けの上流工程や、セキュリティに関するコンサル業務になります。
年収:500~1,000万円
仕事内容:大阪オフィス拡大に向けた業務(エンジニア業務に加えて、部下指導、チーム拡大施策の立案等) チームリーダーをお任せしたいと考えています。
必要なスキル:要件定義,基本設計,詳細設計,Cisco
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上流工程のITエンジニアとして活躍するためのポイント
先述したスキルの習得に加え、活躍するためのポイントは次の通りです。
- 技術を身につける
- 技術以外のノウハウを勉強する
それぞれ解説します。
幅広い技術を身につける
上流工程のシステムエンジニアになるためには、まずエンジニアの技術を習得しなければなりません。
そのために、未経験の人はエンジニアの技術を学べる会社に就職するなどして「0」から技術を習得する必要があります。
すでにエンジニアとしての技術をお持ちの方は、技術力向上のステップを踏んで技能も知識も上位の立ち位置を目指しましょう。
上流工程では「システムを作る」より「何を作るべきかを明確にする」ことが求められます。そのために幅広い技術スキルや知識をバランスよく保有していることが大切です。
技術以外のノウハウを勉強する
先述の通り、上流工程エンジニアに求められるのは技術スキルだけではありません。
業界知識や考え方の幅、そして経営者視点も勉強し身につけることが推奨されます。
まずはエンジニアとして活躍するためにどのような知識を身につけたいか、軸を決めてから取り組むとよいでしょう。
例えばスクールに通う、独学で勉強する、取得したい技術が身につくような職種に転職して経験を積み、エンジニア以外の知識を蓄えるというのも1つの方法です。
最も生活に取り入れやすい勉強方法として、読書をおすすめします。
ビジネスの本やコミュニケーションスキルに関する本、心理学や脳科学の本など、エンジニアとしてトップクラスの思考を学ぶことができるからです。
本を活用すれば、膨大な情報から学びたい事柄の軸に沿って必要な情報だけを抜粋し、エンジニアとしてより市場価値を高めるために求められる知識について、効率よく学ぶことも可能です。
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もしエンジニア未経験で、まずどうすればいいかわからない方は、スキルを身につけるために未経験からでもできるエンジニア求人に応募してみてはいかがでしょうか。
その後に他の能力を学んでいくとスムーズです。
「エンジニアとして上流工程に携わりたい」
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