転職活動をやめたいときはどうすればよい?中断するかどうか迷うときはここを見る!
転職活動が上手くいかずやめたいと感じることは決して珍しいことではありません。しかし、活動をやめるべきか、一度中断して再開すべきか、継続すべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は転職活動を途中でやめるリスクや中断してもいいケース、立て直す方法について分かりやすく解説していきます。転職活動でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
転職活動をやめたくなるのはどんな時?
転職活動では書類の作成や、志望したい会社の情報収集など、さまざまな作業があります。
この中で『もう転職活動をやめたい』と感じやすいケースは主に5つあります。
・必要な書類の種類が面倒くさい
・条件に合う求人を探すのが大変
・仕事と転職活動の両立が難しい
・書類がなかなか通らない
・狙っていた企業の面接に落ちてしまった
これらのケースについて何故転職活動をやめたくなるのか、見ていきましょう。
必要な書類の種類が面倒くさい
転職活動では、下記2種類の書類を準備します。
・履歴書
・職務経歴書
学歴や資格を記載する際は、卒業年月日や資格の取得日を正確に記入する必要があります。
同様に、自分が関わってきたプロジェクトについて、期間や開発環境、使用した言語やツールについても詳細に記載することが求められます。
さらに、志望動機や自己PRを、志望する会社ごとに考えなければならず、複数社を志望する場合には書類の作成にかなりの時間が掛かってしまいます。
このように、転職活動のために必要な書類を何枚も作成しているうちにやる気がなくなり、転職活動を辞めたくなることは珍しくありません。
自己分析からキャリアプラン作成まで
役立つワークシート
こんな方におすすめ
- キャリアプランを見つけたい
- キャリアの方向性を再確認して仕事のモチベーションを上げたい
- 能力や興味に合った新しいキャリアの方向性を見つけたい
条件に合う求人を探すのが大変
今後の人生に大きく影響する会社選びは、希望条件に合った求人を見つけることが重要です。
希望する条件は人それぞれであり、下記のような項目があります。
・給料の額
・仕事内容
・福利厚生
・年間休日
・勤務時間
・勤務地
・残業の有無
この項目ごとで、ある程度理想があるのではないでしょうか。
しかし、全ての項目で自分の理想を満たす会社を見つけ出すのは大変です。
せっかく希望に沿った求人を見つけたとしても、必須の資格や実務経験などの条件を満たしておらず、受けられないといったケースも珍しくありません。
完璧な求人を求め、毎日のように求人のチェックを続けるのはとても大変な作業といえるでしょう。
仕事と転職活動の両立が難しい
既に働いている場合、仕事前や後に転職活動を行うため精神的にも体力的にも負担が大きいといえます。
上記で解説した書類の作成や、理想の求人を見つけるためには多くの時間が必要ですが、在職中の会社で残業が発生した場合など、仕事と転職活動の両立が難しくなる場面も十分に考えられます。
また、休日をまる一日転職活動に費やすことも可能ですが、『休みの日くらいゆっくりしたい』と考える人も多いのではないでしょうか。
働きながら集中して転職活動を進めていくのは、とても大変だと言えるでしょう。
書類がなかなか通らない
多くの時間を割いて理想の企業を見つけたとしても、書類選考で落ちてしまうことは十分に考えられます。
選考に落ちてしまった場合、また求人を見つけるところからやり直しとなるため、労力と時間を再び割く必要があります。
実際に、内定を得た人のデータを見ると、企業から内定をもらうまでの選考通過率は下記の通りとなっています。
- 書類選考の合格率:30%
- 1次面接の合格率:30%
- 最終面接の合格率:50%
書類選考の時点でも、7割の人は落ちてしまうことがわかります。
仮に書類選考を通過したとしても1次面接の合格率も30%ほどであり、内定をもらうのは簡単ではないといえるでしょう。
参考:マイナビ転職「平均応募社数や選考通過・内定の確率はどれくらい?」
狙っていた企業の面接に落ちてしまった
やっと自分に合う求人を見つけ、書類選考を通れば面接へと進みます。
面接の練習も行い時間をかけて挑んだのにも関わらず、ここで落ちてしまうとショックはかなり大きくなります。
「せっかくここまで進めたのに、またやり直しかぁ」とやる気を無くしてしまう人も中にはいるでしょう。
転職活動をやめるリスク
書類の作成や、仕事と転職活動の両立が大変で転職活動をやめたいと感じることは珍しくありません。
しかし、転職活動をやめることで、時間だけが経過してしまい根本の問題が解決しにくくなります。
また、そのまま転職活動を辞めたり先延ばしにしたりすると、下記のようなリスクが発生します。
・転職に至る原因が解決できない
・求人に応募できなくなる
・描いていたキャリアへの到達が遅くなる
この3つのリスクについて詳しく解説していきます。
転職に至る原因が解決できない
転職をしなければ、今の会社で働き続けることとなり、現時点での不満は解決できません。
『昇給が少なく、年収にも不満がある』
『残業が多くプライベートの時間が確保できない』
このような不満を解決するためには、転職が最も効率のいい方法といえるでしょう。
求人に応募できなくなる
求人の掲載期間には限りがあり、人材が集まれば募集自体が閉め切られてしまいます。
そのため、転職活動を中断し再開したとしても、時には目をつけていた求人が無くなっているということも十分にあり得ます。
特に条件の良い求人はすぐに応募が埋まる傾向があるため、常に求人を探しておく必要があります。
描いていたキャリアへの到達が遅くなる
転職するタイミングが遅くなると、その後のキャリアに大きく影響をおよぼす恐れがあります。
特に、新卒から働き始めたものの転職をしたいと考えている場合には、第二新卒の時期に転職活動するのが最もおすすめです。
急いで転職すればいいというわけではないのですが、長期的に転職活動をストップするのはもったいないでしょう。
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やめたくないけど中断したい。転職活動は中断できる?
転職活動を続けていると、思ったように進まず中断したいと感じることがあるでしょう。
そこで、どうしても転職活動を中断したいときの対処方法について解説していきます。
中断できるケースがある
転職活動を進める中で一旦ストップしたいと感じた場合、中断できるケースと中断できないケースがあります。
その後の転職活動にも大きく影響する可能性があるため、把握しておくとよいでしょう。
中断できるケース
中断できるケースとしては、まだ何もアクションを起こしていない時点での中断です。
例として、転職サイトを利用しているのであれば、求人に応募をしていない段階です。
転職エージェントを利用している場合であれば、相談をしている段階で、まだ応募など先に話が進んでいない段階となります。
この時点であれば、転職エージェントや志望する企業に迷惑が掛からないので、中断しても問題ありません。
中断が難しいケース
中断が難しくなるのが下記のようなケースです。
・求人に応募しており、面接や書類選考の日程が決定している
・キャリアアドバイザーを通じて応募の意思を企業に伝えている
このタイミングで中断してしまうと、自身のイメージや評価を下げてしまい内定がもらいにくくなります。
また、キャリアアドバイザーも企業に迷惑をかけられないため、活動を再開したとしても簡単に求人を紹介してもらいにくくなる恐れがあります。
転職活動をやめたいと思ったときのチェックリスト
転職活動を中断するリスクや、活動を中断できるタイミングについて解説してきました。
中には、今の自分のケースでは中断すべきなのか、継続するべきなのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、転職活動をやめたいと思った場合の判断軸について解説していきます。
転職活動を考え直した方がよいケース
まず、転職活動自体を考え直した方がいいケースについて解説します。
転職軸があいまい
明確なビジョンがなく、なんとなく転職活動をしている場合には、転職活動自体を考え直した方がいいでしょう。
今の会社に対する不満があり、なんとなく転職したとしても悩みが解決できるとは限らず、別の悩みが出てくる可能性があります。
こうなると、転職を繰り返す悪循環へと陥る可能性があるので注意が必要です。
逃げの転職理由だけが先行している
どの業界や職種、企業であっても仕事をこなす上で辛く大変なことは必ずあります。
とにかく辛いから別の企業へ一旦転職しようという選択をした場合、根本の問題の解決にはならず、同じ失敗を繰り返す可能性があります。
転職理由を再度思い返して、本当に今の会社で不満を解決できないのか、転職する場合にはどんな条件を最優先にするのかを考えてみるとよいでしょう。
転職活動を中断した方がよいケース
次に、一旦転職活動を中断した方がいいケースについて解説していきます。
現職と転職活動の両立が出来ていない
今の仕事が忙しく、転職活動に集中できない場合には、仕事が落ち着くまで転職活動を中断してみるのも1つの方法です。
忙しく時間や精神的に余裕がない状況だと、理想の条件について考えることや求人を見つけることができず、転職が失敗してしまう恐れがあります。
早く転職したい気持ちがあっても、焦らずに落ち着いたタイミングで転職活動を進めていきましょう。
選考が思うように進まない
なかなか内定がもらえない場合、履歴書の書き方や面接の受け答えなどに問題がある可能性があります。
このような場合、やみくもに何社も受けるのではなく一旦中断して、なぜ選考が通りにくいのか振り返りや第三者からの意見をもらうと良いでしょう。
転職活動を継続した方がよいケース
最後は転職活動を中断したいと感じていても、活動を進めた方がいいケースについて解説していきます。
キャリアパスが明確になっている
次の企業でどのようなことをしたいのか、将来的にどうなりたいのかなど、明確なビジョンがある場合には転職活動を進めていきましょう。
いつどのタイミングで理想の求人と出会えるかは分かりません。
転職したいと思える会社が見つかった際にすぐにアクションを起こせる状態でいれることが大切です。
転職によるメリットの方が大きい
転職した方が確実にメリットがあるといった場合、転職活動を進めていきましょう。
・理不尽な人間関係で心身共に限界を迎えている
・毎日長時間の残業があって今すぐに解決したい
・転勤になり勤務時間が負担になっている
このような悩みは、職種や就業時間、勤務地を絞った状態で求人を選ぶことで解決できる可能性があります。
今の会社で解決することが難しいと感じたら、転職活動を中断せずに進めていきましょう。
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転職活動を継続する人と途中で辞める人の違い
途中で辞めてしまう人の特徴
転職活動の中断を悩む人の多くが、その理由が現職の愚痴に起因している場合です。
「辞めたい」に気持ちが偏ってしまい、動機がネガティブだと転職活動に身が入らず、転職活動期間が長引いてしまいがちです。
その結果、冒頭で解説したようなやめたくなる状況に陥りやすくなってしまいます。
こういった逃げの転職では、転職できてもミスマッチを引き起こすリスクが高いためおすすめしません。
また、「うまくいかない」と感じる原因を自分以外の他者に感じる人も中断しがちです。
例えば、家族や家庭環境に配慮すると十分な時間を転職活動に割けない、今は忙しいし自分が抜けると回らないから時期ではないかもしれない、と考える人です。
このような状況に陥っていると感じたら、中断を決意するのもひとつの方法です。
継続を選択する人の特徴
やめたいと一時的に感じたとしても、継続を選ぶ人は主体的に行動する人です。
現職から逃げたいというより何かを実現したいという動機を持っている人は、例えやめたくなってもすぐに目的に目を向けることができます。
自分がやりたいと思っていれば、効率的に時間を使い積極的に情報収集を行うでしょう。
「決めの問題」に強いタイプの人は、転職活動を継続するという決断までもスムーズなはずです。
転職活動をやめる時・中断する時にやるべきこと
転職活動をやめる時の注意点
転職活動をやめる決断をしたら、すでに決まっている面接や内定先の企業にできる限り早く連絡しましょう。
その際、やめるに至った経緯と理由の説明ができるようにしておきます。
嘘をつく必要はありませんので、丁寧な謝罪と共に正直に伝えます。
やめると決断した場合であっても、その後いつどのような形で応募した企業と関わることになるか分かりません。
真摯な対応を心がけましょう。
転職エージェントを利用している場合は、こちらも早急に担当のキャリアアドバイザーに連絡を入れます。
転職サイトの登録はもう必要ないのであれば退会手続きを行います。
転職活動を中断する時の注意点
一時的に中断する場合も、面接や内定などすでに決まった予定がある企業へいち早く連絡します。
中断するに至った経緯と理由の説明ができるようにしておきましょう。
謝罪と共に丁重にお断りします。
転職エージェントを利用している場合は、担当のキャリアアドバイザーに中断の旨を伝えると同時に、再開の目処が立っているのであれば伝えるようにします。
転職サイトの登録を残しておきたい場合、スカウト機能を利用しているのであればかならず再開時期を明記するなど企業への配慮を忘れないようにしましょう。
やっぱり転職したい!転職活動を立て直すには?
転職活動が思うように進まなくても、立て直すことで十分に対策できます。
中断して転職活動を立て直す場合、下記のような方法があります。
・選考がうまく進まない原因を自己分析する
・無理のないスケジュールを計画する
・転職エージェントに相談する
この3つの方法について見ていきましょう。
選考がうまく進まない原因を自己分析する
書類に応募しているものの、なかなか内定をもらえないといった場合には、書類の書き方や面接でのアピールなど正しい対策ができていない可能性があります。
何が原因なのか自己分析からはじめてみましょう。
書類をアップデートする
書類選考でいつも落ちてしまう場合には、その原因を見つけることから始めましょう。
書類選考の段階で落ちてしまうのであれば、応募する企業に対して役立つスキルやアピールポイントを見直してみることもおすすめです。
志望する業界の動向や企業の企業理念などをリサーチして、貢献できるポイントをたくさん見つけてみましょう。
面接対策を行う
面接でのポイントは『一緒に働きたいと面接官に思わせられるか』です。
具体的には下記のようなポイントに注意しましょう。
・外見や立ち振る舞い
・準備や対策について
・話し方
見た目はとても大切で、第一印象によって合否の確率は大きく変わります。
シャツがシワだらけで清潔感が無かったり、態度が悪かったりしていないか振り返ってみましょう。
次に準備や対策ですが、企業理念や業界の特徴、応募する企業と競合他社の強みなど、調べられる情報は
事前に把握しておくことが理想です。
このようなトピックに関する質問が出た時に上手く回答ができないと、準備不足のイメージを持たれてしまいます。
また、話し方については『PREP法』を意識してみるといいでしょう。
話す順番を結論・理由・具体例・結論の流れにすれば、シンプルで相手に考えを伝えやすくなります。
無理のないスケジュールを計画する
働きながら転職活動をしている場合、無理のないスケジュールで進めていくことが大切です。
入社したい時期といった最終的なゴールから逆算し、いつまでに内定を獲得するのか、いつまでに面接に進むのか、いつまでに書類を作成し応募するのかなど、細かくマイルストーンをたてていくことがポイントです。
転職エージェントに相談する
上記のような対策が自分ひとりでは行いきれないという場合、転職エージェントへ相談してみるといいでしょう。
専門のキャリアアドバイザーへの相談が可能であり、自己分析や面接対策を一緒に進められます。
ヒアリングを行い、希望する条件にマッチした求人を見つけてもらえるので、時間に余裕がない方にもおすすめです。
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転職活動を立て直す際も、ギークリーにご相談ください
転職活動は決して簡単ではなく、なかなか内定がもらえないと活動をやめたいと感じることもあるでしょう。
そのような時は、なぜやめたいと感じているのか、今後はどのようにしたいのか考えることで、中断すべきかそうでないのかを判断できます。
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転職活動で困っていることがあれば、ギークリーにお気軽にご相談ください。
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