
志望動機「年収アップ」をリスクなしで伝える方法!【面接例文あり】
この記事では、転職理由が年収アップの方向けに面接での適切な答え方を解説します。選考時に転職理由が年収アップであることを伝えること自体は問題ありませんが、伝え方を工夫することが大切です。例文付きで解説しますので、転職面接の参考にしてください。
目次
志望動機で「年収アップ」と正直に伝えても問題ない?
年収に関する不満は、転職理由でも上位にランクインすることが多い理由です。
しかし転職面接で「年収を上げたいからです」と正直にそのまま答えてしまっては、企業が求める人物像ではないと判断されてしまう可能性があるため、おすすめできません。
転職の本音が年収である場合、最初に確認しておきたい前提は次の通りです。
- 「年収アップ」が志望動機でもOK!ただし伝え方に注意
- 「給与に魅力を感じる」転職者への企業の印象は?
以下、それぞれ解説します。
「年収アップ」が志望動機でもOK!ただし伝え方に注意
希望年収と自身のスキルや仕事の成果が見合っている場合、年収アップを望むのは悪いことではありません。
現職での評価が正当ではないと感じるなら、適正年収を得るために転職活動をしていると正直に話して問題ないでしょう。
持っている資格や具体的な業務実績が希望年収に適しているなら、年収アップを理由に転職活動をスタートするのがおすすめです。
「給与に魅力を感じる」転職者への企業の印象は?
年収アップを目指した転職活動は一般的です。
しかし、転職理由に年収アップを掲げる応募者に対し、企業側はネガティブな印象をもってしまうのも事実です。
収入を理由として退職してしまう懸念
年収アップだけを理由に転職活動を行っている応募者に対し、企業は「年収を理由にうちもすぐに辞めてしまうのではないか」と考えてしまいます。
根拠のない収入アップ希望は悪影響
具体的にアピールできるスキルや経験、実績がないのに年収アップを希望する応募者を、企業は「自身の利益しか考えられない人」と評価してしまいます。
年収アップを希望する場合、自分が希望年収に見合う根拠を説明する必要があります。
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【例文あり】志望動機で年収アップとキャリアアップを両立させる伝え方
実際の面接で志望動機として年収に言及する場合に、おすすめの伝え方を解説します。
- ①能力をアピールする例文
- ②評価・環境への期待を伝える例文
- ③ビジョンをアピールする例文
それぞれ、もっとも自分自身の考えに近い例文を参考にしましょう。
①能力をアピールする例文
【例文】
「募集要項に記載されている〇〇の資格を有しておりますので、〇〇万円程度の年収を希望しております。」
「現職では来期昇進し、年収が〇〇万円ほどに上がる予定ですので、同程度の金額をいただければ幸いです。」
年収アップを希望する際、年収に見合った能力のアピールが重要です。
募集要項に書かれているスキルを満たしていることや、現職で昇給予定額を伝えることで、自身の能力を具体的にアピールできます。
②評価・環境への期待を伝える例文
【例文】
「現職では成果を上げても待遇面に反映されにくいため、公正な評価制度が整備されている御社で成果を上げていきたいと考えています。」
「貴社の先進的なプロジェクトに参画することで、技術力とプロジェクトマネジメント能力をさらに高め、キャリアの成長を実現したいと考えています。その過程で、これまでの経験に見合った評価をいただける点にも魅力を感じました。」
現職で成果に対して正当な評価を得られていない場合は、成果が待遇面に正当に反映される環境で働きたいと伝えるのもおすすめです。
③ビジョンをアピールする例文
【例文】
「これまで培ったITプロジェクトの経験をさらに活かし、より高度な技術領域に挑戦したいと考え応募しました。キャリアアップとともに適正な評価をいただける環境で力を発揮したいです。」
「自身のスキルを最大限に活かせる環境で、より大きな価値を提供するとともに、キャリアのステップアップを図りたいと考えています。成果に応じた評価制度が整っている貴社であれば、双方にとって最適な成長が可能だと感じました。」
スキル活用と挑戦意欲を前面に出し、年収アップを含むキャリアの評価も自然に伝えましょう。成果と評価をリンクさせる表現なら、年収アップも前向きなキャリア形成の一環として自然に伝わります。
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【自社データ公開】転職で年収アップしたいIT人材の本音
ここでは、Geekly(ギークリー)で実施しているアンケート結果を参考に次の項目を解説します。
- 現在の年収に満足している人の割合は〇〇%
- 転職で年収アップしたい人の割合は〇〇%
- 他のどんな条件よりも年収を優先したい人の割合は〇〇%
IT人材の本音を見てみましょう。
現在の年収に満足している人の割合は〇〇%
IT人材向けにアンケートを行った結果、現在の年収に満足している人、いない人の割合は以下の通りでした。
| 満足度 | 割合 |
| 満足していない | 28% |
| やや満足していない | 13% |
| どちらとも言えない | 19% |
| やや満足している | 16% |
| 満足している | 24% |
結果としては、「満足していない」「やや満足していない」と回答した人の合計は41%、「満足している」「やや満足している」と回答した人の割合は40%で、同じ水準となりました。
転職で年収アップしたい人の割合は〇〇%
現在の年収に対して満足していない人は41%でしたが、年収アップを転職の条件とする人は61%という結果です。
同時に、年収を絶対条件としているわけではないこともうかがえます。
他のどんな条件よりも年収を優先したい人の割合は〇〇%
年収を最優先するという人の割合は全体では13%にとどまりました。
IT人材は「転職において年収よりも優先したい条件がある」と考える人が多い傾向があることがわかります。
転職の条件として年収の優先度を調べたアンケートでは、20代と30代がもっとも年収を優先しやすいようです。
【あわせて読みたい】「IT人材の転職条件と年収の関係性について」のアンケート結果はこちら⇓
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【自社データ公開】職種ごとに見る年収アップの平均値
職種別の平均年収アップ額
Geekly(ギークリー)が調査した、職種別の転職による年収アップ額の平均値は以下のとおりです。
| 職種 | 年収アップ額 | 平均年収 |
| エンジニア | +45万円 | 479万円 |
| ゲーム | +44万円 | 398万円 |
| クリエイター | +43万円 | 416万円 |
| IT営業・マーケティング | +31万円 | 494万円 |
どの職種であっても、転職によって30〜40万円の年収アップに成功しています。
年収アップを狙う方法のひとつとして、転職は非常に有効な手段でしょう。
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【あわせて読みたい】転職で年収アップに成功した事例はこちら⇓
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