
エンジニアのキャリアプラン例文!未経験や面接でのポイントを解説
ケース別にすぐ面接に使えるエンジニアのキャリアプラン例文をご紹介します。この記事では、未経験の場合や、方向性別のキャリアプラン例文、面接での答え方のポイントなどを解説しています。キャリアプランが思い浮かばないという方は参考にしてください。
目次
面接で高評価を得られるエンジニアのキャリアプラン回答例文
面接では、キャリアプランとして5年後、10年後のビジョンについて聞かれることがあります。ここでは、IT職種別に回答例文をご紹介します。
- ・エンジニアとしてスキルの幅を広げたい場合の例文
- ・スペシャリストを目指したい場合の例文
- ・マネジメントを目指したい場合の例文
- ・未経験からスキルアップを目指す場合の例文
それぞれ、該当する職種の例文を参考にしましょう。
エンジニアとしてスキルの幅を広げたい場合の例文
「現在はバックエンド開発をメインとしていますが、3年後にはフロントエンド領域までスキルの幅を広げ、設計から実装まで一気通貫で担当できるフルスタックなエンジニアを目指しています。技術の境界線をなくすことで、チーム内でのコミュニケーションコストを削減し、開発スピードの最大化に貢献したいと考えています。
5年後には、広範な技術知識を活かして、特定の機能だけでなくサービス全体のアーキテクチャ設計に携わりたいです。御社の成長スピードに合わせて、柔軟かつ堅牢なシステム基盤を構築し、技術面からビジネスの拡大を牽引できる存在になることが目標です。」
スキルの幅を広げたい場合は、なぜスキルを広げたいのかを具体的に言語化することが重要です。その動機となるエピソードがあるとさらに良いでしょう。
またその企業で歩めるキャリアなのかも考えたうえで答えることも必要です。その企業で実現できないキャリアプランだと、合否に関わる可能性があるので注意しましょう。
スペシャリストを目指したい場合の例文
「Go言語を用いた並行処理やメモリ最適化のスペシャリストとして、社内で最も技術難易度の高いマイクロサービスの開発を完遂できる存在を目指します。単にコードを書く専門性だけでなく、コードレビューを通じた品質担保や、チームに浸透させるメンターとしての役割も担い、開発生産性の向上に貢献したいと考えています。
5年後には、テックリードとしてプロダクト全体のアーキテクチャ設計を主導したいです。Goの特性を活かした拡張性の高いシステム設計を導入することで、御社のサービスが数百万ユーザー規模に成長しても耐えうる堅牢な基盤を構築します。外部の技術カンファレンスへの登壇等を通じて、御社の技術広報にも貢献できるレベルの専門性を確立します。」
スペシャリストを目指す場合は、「なぜその言語や技術を極める必要があるのか」を明確にして伝える必要があります。
また、スペシャリストだからといって一人で技術を極めるのではなく、チームでの技術力を上げていきたいというアピールも好印象になります。
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マネジメントを目指したい場合の例文
「3年後には、チームリーダーとして5名程度のエンジニアを率い、チーム全体のパフォーマンを最大化させるマネジメント業務に携わりたいと考えています。個人の技術研鑽はもちろんですが、メンバーの適性を見極めたタスク割り当てやコードレビューの仕組み化を通じて、『自分一人の10倍の成果を出すチーム』を作ることに貢献したいです。
5年後には、エンジニアリングマネージャーとして採用や評価制度の運用、技術組織の文化作りに携わりたいです。経営戦略を技術サイドの目標に落とし込み、ビジネスの成長を加速させる強い組織を構築することで、御社の事業成長に不可欠なマネジメント層として高い市場価値を発揮することを目指します。」
マネジメントを目指したいと伝える場合、面接官からよりレベルを上げてキャリアプランについて聞かれる場合があります。
マネジメントを経験して何を叶えたいのかを明確にすることが重要です。なぜマネジメントをしたいのか、と聞かれる可能性も高いので、合わせて準備しておきましょう。
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未経験からスキルアップを目指す場合の例文
「まずは最初の1年で、PHPおよびLaravelを用いた実務の流れを完璧に習得し、小規模な機能改修から新規機能の実装までを一人で完遂できるレベルを目指します。3年後には、バックエンドだけでなく基礎的なフロントエンド技術も扱い、仕様調整からデプロイまでを一貫して担当できる、プロジェクトに欠かせないエンジニアに成長したいです。
5年後には、Laravelを用いた大規模システムの設計やパフォーマンス最適化に精通したエンジニアを目指します。前職で培ったコミュニケーション力を活かし、チームリーダーとしてメンバーのコードレビューや技術指導も行いながら、御社のサービスの成長を技術・組織の両面から支えられる存在になります。」
未経験だったり経験が浅い場合は、いきなりスペシャリストやマネジメントを目指すのではなく、まずは着実にステップアップしていきたい旨を伝えるとよいでしょう。
具体的な業務内容を用いて、どのようにステップアップしていきたいのか伝えられると好印象なキャリアパスとなります。
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そもそもキャリアプランとは?
「エンジニアにはキャリアプランが大切」と聞くものの、そもそもキャリアプランとはどのような意味があるのでしょうか。
- ・キャリアプランの意味
- ・キャリアプランを考えるメリット
- ・キャリアプランと似ている言葉との違い
キャリアプランを具体的に考える前に、前提を解説します。
キャリアプランの意味
キャリアプランとはその名のとおり、今後のキャリアの見通しをつけることです。未来に向けてのキャリアの積み重ねを具体的、さらにはより明確化し、その実現に向けた行動計画のことです。
自分の将来にある一定の位置でゴールを設け、そこまでの道のりをどう積み重ねていくかを設計・計画していくことが重要であり、いわばキャリアプランは「人生計画の一部」という位置づけになります。
キャリアプランを考えることのメリット
「面接のため」と思ってキャリアプランを考えようとすると、うまくいかない、しっくりこないと感じることがあります。
それは、キャリアプランを考えることは人生のプランを考えることと同義であるという認識が不足してしまっているのかもしれません。
面接対策以外で、キャリアプランを考えることには次のようなメリットがあります。
入社後にどのような方針をもって仕事に向き合うかが決まっていれば、何をすべきかが明確になり、効率的な進め方を選ぶことができるでしょう。
転職に際して困難にぶつかったとしても前向きに取り組み、モチベーションの維持につながります。
キャリアプランと似ている言葉との違い
キャリアプランには似ている語句としてキャリアデザインやキャリアパス、キャリアビジョンがありします。これらは言葉は似ていますがそれぞれ違いがあります。
まずキャリアデザインについてですが、これはおおまかな人生も含めた将来の目標であり、キャリアパスとは勤めている一企業に対するキャリアの積み重ね方です。
またキャリアビジョンとはキャリアプランの前段階に位置しており、いわばキャリアプランを打ち立てる大きな地図にあたります。
キャリアプランのイメージを具体化するにあたり、キャリアプランシートに活用がおすすめです。
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Geeklyの「キャリアプランシート」を活用しよう!
「キャリアプランを立てたいけど、作り方が分からない!」「自分が将来やりたいことがいまいちわからない…」という方は、Geeklyのキャリアプランシートを活用するのがおすすめです。
キャリアプランシートでは、自分の過去を振り返り、興味関心を可視化することで「目標達成までのキャリアプラン」や、「次の環境で大切にしたいこと」を明確にすることができます。
・キャリアプランを見つけたい
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Geeklyを利用して理想のキャリアを叶えた方の事例
- ご年齢:20代
- ご経歴:飲食業界⇒インフラエンジニア
- サービスを利用した感想:
とりあえず希望に合うところを全部チャレンジしていくスタイルではなく、自分とマッチしたところにしっかりアプローチしていくというプロセスで進められたので、ストレスなく選考を受けられました。
Yさんは飲食業界で働いていましたが、肉体労働で心身ともに疲れ切ってしまったことと、自分で手に職をつけて働きたいという気持ちから、IT業界でエンジニアとして働くことに興味を持たれました。
今回の転職でこれから需要が増えていくデータベースに触れられる企業に入り、経験を積んでエンジニアとして成長すると共に生活を安定させてワークライフバランスを実現したいと考えていました。
エンジニアとしても、プライベートでも理想のキャリアプランを叶えるためGeeklyに登録し、「何を思って転職したいのか」「どのようなことを実現したいのか」を深堀りしながら転職活動を進め、現在の会社に転職されました。
代表の熱意や会社の考え方に惹かれ、同じ方向を向いてエンジニアとして成長できる環境にとても強く魅力を感じたため、現職への入社を決意したそうです。
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STEP1:以下のボタンから転職支援サービスにご登録
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エンジニアがキャリアプランを考える手順
エンジニアがキャリアプランを考える具体的な手順は次の通りです。
- STEP1:過去を振り返る
- STEP2:できることを整理する
- STEP3:理想を言語化する
- STEP4:短期・中期・長期で段階分けする
- STEP5:やるべきことをリスト化する
以下、それぞれ解説します。
STEP1:過去を振り返る
まずはキャリアの棚卸で自分の過去を振り返りましょう。
エンジニアリング業務の中で「成し遂げたこと」という実績だけでなく、当時「どのような感情を抱いたのか」が注目すべきポイントです。
ポジティブな感情が残っているようなタイミングを思い出すことで、自分が活躍できる、満足度の高いキャリアプランを見つけることができます。
STEP2:できることを整理する
続いて、現在の自分にできることを整理しましょう。具体的なスキルの洗い出しが1つ目の目的です。
これまでにあった転機や、影響を受けた上司や同僚、培ったスキルを見つめなおして自分の価値観をまとめます。
2つ目の目的は、その中でも引き続き大切にしていきたい価値観をピックアップすることです。
STEP3:理想を言語化する
自分が将来どうなりたいかを言語化します。
- ・何に取り組みたいか
- ・どういう評価を得たいか
- ・どのような存在になっていたいか
- ・目指す役職
- ・携わりたい業務の範囲
このようなキーワードに当てはめてみると考えやすいかもしれません。
誰のようになりたいか、フリーランスとして働きたい、経営者になりたいといった最終的な理想を言葉にして表してみましょう。
STEP4:短期・中期・長期で段階分けする
理想を言語化できたら、実現するためのステップを分けて考えます。
ゴール設定から遡るイメージで、例えば10年後、7年後、5年後といったように段階ごとに設定していく作業です。
「〇年後にどうなりたい」が決まると、現時点の自分のスキルや経験に足りないものが見えてきます。
STEP5:やるべきことをリスト化する
最後に、足りないものにどう対処すべきか考えます。
キャリアを積むことなのか、資格を取ることなのか、新しいキャリアをスタートさせることなのか、今やるべきことが見えてくるでしょう。
ここまでで考えてきたステップは転職の軸にもつながりますので、派生させて志望動機や自己PRなどにも活かすことが可能です。
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面接でのエンジニアのキャリアプランの答え方のポイント
面接でのキャリアプランの答え方には次のようなポイントがあります。
- ・自分がどのように貢献できるかを伝える
- ・求める人物像とマッチしていることをアピールする
- ・キャリアプランに具体性を持たせる
- ・入社後の成長意欲をアピールする
以下、それぞれ解説します。
自分がどのように貢献できるかを伝える
面接でキャリアプランについて答えるときは、転職先と関わりのあるキャリアプランをできるだけ具体的にわかりやすく相手へ伝えましょう。
まず自分が会社へ貢献できることは何かを考えてください。営業職なら行動力や提案力、エンジニアならそのスキルやプロセスを組み立てる力といったものです。
例えば「将来はフリーランスとして独立したい」といったものよりも、「転職先でどう貢献できるか?」を相手企業に伝えることが大切です。
求める人物像とマッチしていることをアピールする
企業には経営方針といったものがあります。実りのある転職活動にするためには、自身のキャリアプランが企業の経営方針にいかにマッチしたものであるかといったアピールが必要になってきます。
このようなときに重要なのは、いわゆる「3・5・10」という数字です。これは勤労年数順に3年後、5年後、10年後の将来実現したいキャリアプランを意味しています。
企業の経営方針や事業戦略に沿った、さらには転職先で積めるキャリアとの関連性を含めて「○○年後に○○職に就きたい」というように相手へ伝えます。
転職先の方針と求職者のキャリアプランがマッチしていることを知ってもらうことは、自身の価値を転職先に知ってもらえるチャンスでもあるためです。
キャリアプランに具体性を持たせる
キャリアプランを答えるときは、例えば漠然と「将来はSEになりたい」「通信事業に関わりたい」「PMなど管理職に就きたい」といったものではなく、具体性を持たせる必要があります。
例としては下記を御覧ください。
- ・「3年後にはWebエンジニアとしての知識やスキルを活かし、プロジェクトの進行管理やメンバーのマネジメントに関わりたい」
- ・「5年後はチームのリーダーとして新規事業開拓の中枢を任されたい」
上記の例文では、数字で何年後に何をしているのかといったことが明確化し、「自分のキャリアプランは企業でどのような役割を果たすのか?」をいうことを具体的に示しています。
入社後の成長意欲をアピールする
どの組織でもいえることですが、成長意欲のないモチベーションの低い人材を好むところはほぼありません。そのためキャリアプランを尋ねられた際は、入社後の成長意欲の強さをアピールすることが重要です。
「具体的に何をやってきたか?」「入社後に何をしたいのか?」などキャリアプランのゴールに向けて重ねてきた努力を伝えます。
例えば以下のようなことです。
- ・海外事業部で勤務したいため、英語学習が必要と考えTOEICで○○点をとった
- ・営業管理職を目指しており、コミュニケーションスキル向上のためにボランティアイベントに積極的に参加している
- ・会計ソフトの開発に携わりたい。経理や事務への造詣を深めるため、また事務能力の向上やスピードと正確性を身につけるために日商簿記2級取得を取得した
上記は一例ですが、いかに企業側へ新しいことへチャレンジする精神、自己啓発のためにどのような取り組みをしているかなどのアピールをするかが重要です。
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面接で企業がエンジニアのキャリアプランを聞く意図
面接でキャリアプランを回答するにあたり、そもそもなぜ聞かれるのか、企業の質問意図も把握しておきましょう。
- ・ミスマッチを防ぐため
- ・自分の将来を考えているかを知るため
- ・目標に対して努力できるかを確認するため
以下、それぞれ解説します。
ミスマッチを防ぐため
企業が向かっている方向性とは違う価値観の人材を採用してしまう、または人材の活用法が企業と求職者とで大きく隔たりがある場合、そこには軋轢が生まれ、ミスマッチが起きかねません。
なぜなら企業側のマインドと求職者のマインドが合致していなければ、離職率を高めてしまうためです。
例えば市場を世界規模に展開しようとしている企業に「地元に根付いた事業の発展を目指している」という求職者が入社するとそれはミスマッチを生み出し、しこりを生みだしかねません。
つまり、採用後の離職を防ぐためにも企業はキャリアプランをしっかり練っているか求職者に尋ね、あまりにも自社の方向性とかけ離れたキャリアプランをもっていないか確認したいという意図があります。
自分の将来を考えているかを知るため
企業側は求職者に対し、自己認識がブレていないかを確認するためキャリアプランを尋ねている面もあります。
「自分が設定した目標に対して正しい努力をしているか」という意味合いでキャリアプランを尋ねられるケースもあります。
明確に目標とゴールを設定できる人は、自主的に行動でき、成長できる人材と捉えられやすいです。
目標に対して努力できるかを確認するため
キャリアプランを尋ねられるケースでは、その人の実行力を試されているケースがあります。
仕事に対して机上の空論だけでなく、どうやったらその目標に向けて一つひとつ適した手段で過程を埋めていける人材かどうかを確認されています。
よいキャリアプランがあっても実行力が無く、それを達成できなければ意味がありません。具体的なプロセスを考えられる人材なのかを企業側は知りたいというのも本音です。
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キャリアプランを明確にして、転職をスムーズに進めよう!
ITエンジニアの転職はキャリアプランを立てることで、仕事に高い意欲を維持でき、転職活動での印象を上げるなどのメリットがあります。
転職を成功させるためにキャリアプランは重要な要素です。もしも、キャリアプランの考え方や面接での答え方に不安がある方は、転職エージェントにご相談ください。
「志望度の高い企業に転職するために面接で好印象を残したい!」
「転職後の具体的なキャリアプランを明確にしておきたい!」
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