
転職時の源泉徴収票は未提出でもバレる?嘘がバレた時の対処法を解説
転職時の源泉徴収票の未提出は実質不可能です。転職で前職の年収がバレるケースは様々です。この記事では、源泉徴収票が未提出で嘘がバレた時のリスクや対処法について解説していますので、参考にしてください。
目次
源泉徴収票の未提出は実質不可能
企業やパターンにもよりますが、転職時の源泉徴収票の未提出は実質不可能と考えてよいでしょう。
なぜなら、転職をして入社した際、企業に源泉徴収票を提出する必要があるからです。
詳しく解説します。
源泉徴収票は会社から必ず催促される
転職をすると、入社した企業で源泉徴収票を必ず催促されます。
企業での年末調整の税務処理に源泉徴収票が必要となるため、中途入社した人には提出を求めます。
入社してすぐの提出は求められずとも、年末調整の時期には提出を求める企業が大多数です。
「自分で確定申告する」は難しい
自分で確定申告するから提出しないということを受け入れられる場合もありますが、基本的には提出が必要です。
提出ができない場合は、年末調整に含めることができない可能性が高いうえ、住民税の通知書などから怪しまれる可能性があります。
また、源泉徴収票は再発行が可能なため、手元にないや前職からもらっていないなどの言い訳も難しいです。
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転職で前職の年収がバレるケース
転職活動から入社の流れのうち、前職の年収がバレるタイミングは主に以下の3つです。
- 源泉徴収票・給与明細の提出を求められた場合
- 履歴書・職務経歴書の記述内容から推測された場合
- 住民税の納税額が極端に少ない場合
以下、それぞれ解説します。
源泉徴収票・給与明細の提出を求められた場合
多くの場合、企業から源泉徴収票の提出を求められます。源泉徴収票からはその年の年収、所得税、公的年金、退職所得等が分かり、さらに会社へ住民税などの通知もくるため、盛った年収などは高確率でバレてしまいます。
内定通知後から入社前のタイミングで行われることが多いですが、提出が必須かどうかは企業によります。
また、年末にならないと源泉徴収票が送付されない会社もあるため、年収を盛ったことが転職直後はバレなくても隠し通すことは難しいでしょう。
履歴書・職務経歴書の記述内容から推測された場合
同業界内での転職では特に、企業規模や役職から年収のレンジは推測されやすいでしょう。ただし企業側が市場データと照合して想定するレベルであるため、正確な把握には至りません。
スキルや実務経験、マネジメント経験などを履歴書や職務経歴書にしっかりと記載することが大切なのは、希望年収が適切であると伝える根拠にもなるためです。
住民税の納税額が極端に少ない場合
住民税が少ないと、「収入が減っている=休職していた期間がある」と転職先の企業に認識されます。そのため、申告していた年収と異なっていた場合はバレてしまいます。
一般的に企業に勤めている従業員は、住民税を給与からの天引きから自分で納付する「普通徴収」には変更できません。原則として企業が源泉徴収して住民税を納付します。
ただし副業や個人事業主なら普通徴収に変更可能です。
副業や個人事業主のケースでは、確定申告書の「住民税の徴収方法」に関する項目に以下の項目があります。
- ・給与から差引き
- ・自分で納付
ここで自分で納付の項目に◯を付けるだけで普通徴収に変更が可能です。
(参考:国税庁『確定申告書等作成コーナー』)
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源泉徴収票が未提出で嘘がバレた時のリスク
源泉徴収票が未提出で、転職活動時に提示していた年収が嘘だとバレると、以下のようなリスクがあります。
- 懲戒解雇や内定取り消しの正当な理由になり得る
- 入社後でも処分となる可能性がある
それぞれ解説します。
懲戒解雇や内定取り消しの正当な理由になり得る
転職活動時の嘘が発覚した場合、懲戒解雇や内定取り消しの正当な理由になり得る可能性があります。
年収に限らず、スキルや経歴でも嘘が発覚すると企業側から処分を下すことも可能です。
中には転職活動時の内容に虚偽がない旨を誓約書に記載する企業もありますので、発言には注意しましょう。
入社後でも処分となる可能性がある
入社後でも嘘や虚偽が発覚した場合、処分対象となる可能性があります。
スキルや実績により高い評価を得ていたことで内定取り消しや解雇にはならなかった場合でも、その後の昇給や昇進、人間関係などにおいてマイナスに働くことは避けられません。
そのため、転職活動時は誠実に事実を話すことが一番です。
入社できれば問題ないと考えず、入社後のことも考えて発言するようにしましょう。
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源泉徴収票の内容と矛盾する場合の対処法
源泉徴収票の内容と発言が矛盾する場合の対処法は以下の通りです。
- 正直に訂正して謝罪する
- 「残業代を含まない金額だった」等、認識違いとして説明する
その後の対処法について詳しく解説します。
正直に訂正して謝罪する
源泉徴収票の内容と、事前に伝えていた年収に矛盾があった場合、正直に訂正して謝罪することがベストでしょう。
言い訳を重ねても会社からの不信感を生んでしまい、その後の人間関係や評価にも影響する可能性があります。
自分が意図して嘘をついてしまった場合は訂正して謝罪しましょう。
「残業代を含まない金額だった」等、認識違いとして説明する
どうしても認められない状況の場合、「残業代を含まない金額だった」等、認識違いとして説明するようにしましょう。
ただし、そこにも矛盾が生じてしまう場合はさらに嘘を重ねたことがバレる結果となってしまいます。
年収を伝える前には正しい金額になるよう確認してから伝えるようにしましょう。
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転職でリスクなしに年収を上げる方法
転職でリスクなしに年収を上げる方法は以下の通りです。
- 前職の年収を正確に伝える
- 希望年収は幅をもたせる
- 転職エージェントに年収交渉してもらう
それぞれ解説します。
前職の年収を正確に伝える
前職の年収を正確に伝えることは、転職での年収交渉に役立ちます。
希望年収を伝える際に、「前職で年収〇〇だったので」と根拠として伝えることができるためです。
年収交渉の際は根拠を提示したうえで伝えることが重要なため、前職の年収を確認しておきましょう。
希望年収は幅をもたせる
希望年収を伝える際には下限も設定して幅をもたせることも大切です。この下限とする年収は、現職の年収か市場価値に見合った適正年収にしましょう。
転職で年収アップを実現するために前職の年収を盛って伝えることは、バレる時のリスクを考えると避ける必要があります。
転職理由や求人選び、年収交渉など転職における多くの過程で自分の適正年収を把握しておくことは欠かせません。転職後の年収アップ額もイメージできると、より転職をスムーズに進めやすいでしょう。
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転職エージェントに年収交渉してもらう
リスクなしに転職で年収アップさせるためには転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントは無料で利用できるため、転職にかかるコストと手間を削減できる点が魅力です。
さらに応募書類の添削や対策、面接対策も専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるほか、年収交渉も行ってくれます。
年収アップを確実に実現したい方は、自分のスキルや経験が評価されやすい求人選びや、客観的な自分の市場価値の把握、また年収交渉などで転職エージェントのサポートを活用することがおすすめです。
なお、転職エージェントへは転職活動のどの工程からでもご登録いただけます。
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源泉徴収票の未提出に関するよくある質問
源泉徴収票の未提出に関して多いのは次のような質問です。
- Q.源泉徴収票を提出しなければ休職はバレない?
- Q.前職から情報提供されることはある?
- Q.源泉徴収票から転職先に知られる内容って何?
以下、それぞれ回答します。
Q.源泉徴収票を提出しなければ休職はバレない?
A.会社に源泉徴収票を提出しなければ、休職期間がバレる可能性は低いです。
転職先に前職の源泉徴収票を提出しなければ、そもそも休職期間があり、年収が下がっていること自体がバレることはほぼないでしょう。
ただしそれが何らの形で伝わってしまった場合の信用問題については考えておく必要があります。
Q.前職から情報提供されることはある?
A.個人情報保護法により、前職から給与などによる情報が漏れる可能性は低いです。
給与情報はもちろん個人情報であるため、法的に守られています。
ですが、住民税の納税額などでバレてしまうケースもありますので、正確な年収を伝えることがベストです。
Q.源泉徴収票から転職先に知られる内容って何?
A.転職先の企業に源泉徴収票を出すことで判明するのは勤務先、年収、家族構成です。
もし年収を知られたくない場合、従業員であっても自身で確定申告することをおすすめします。そのためには現職の源泉徴収票が必要ですのでしっかり確保して保管しておきましょう。
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転職で年収を上げたいなら、IT転職のプロに相談してみよう
副業や休職期間、元の勤務先、年収、家族構成といったことに関してバレたくないものがある方は、源泉徴収票の提出について慎重に考えることをおすすめします。
ただし、虚偽の申請は大きなリスクがあるため、提出しないのであればしっかりと理由を説明しましょう。
転職時に求められる書類や手続き等について、個人ではよく分からない、理解が難しい場合は転職エージェントのサービス利用がおすすめです。
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