PHPとJavascriptの違いは？どっちから勉強すべき？
この記事では、PHPとJavascriptの違いを解説します。PHPとJavascriptはどちらもWeb開発に用いられますが、目的やできることが違います。未経験者や初心者の方は、HTMLとCSSについてもあわせて確認しておきましょう。
目次
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PHPとJavascriptの違いについて理解しよう
PHPとJavascriptの違いを理解するために、まずは両者の概要を把握しましょう。
- ・PHPはサーバーサイドを担うプログラミング言語
- ・JavaScriptはWebページに動きをつける言語
- ・【表で解説】PHPとJavascriptの違い一覧
以下、順を追って解説します。
PHPはサーバーサイドを担うプログラミング言語
「PHP」は「PHP: Hypertext Preprocessor」の略で、The PHP Groupによってコミュニティベースで開発されたオープンソースの公式汎用言語です。
主にサーバー側で使用され、HTMLに埋め込み可能な点、データベース連携、HTMLソースコード作成、クライアントから配信された情報を受けることができる点などが特徴として挙げられます。
PHPは様々なデータベースとの連携できるようなWebサイトを作成することや、サイトでのパスワード入力情報をPHPで受け取る事も可能です。
また、受け取った情報をHTMLで表示したり、データベースに保存することもできます。
JavaScriptはWebページに動きをつける言語
「Javascript」はWebページに動きをつける用途で使用されます。「Java」と名前が似ていますが全く別の言語です。
主にクライアント側で使用されます。静的Webページで用いられ、マルチメディア管理などが可能なスクリプト言語です。
スマホやパソコンのデバイスに組み込まれ、主にユーザーとネット内のWebページを円滑に作動させる役割を果たしています。
実際にネット上の記事を閲覧可能にしているのはJavascriptのおかげです。
【表で解説】PHPとJavascriptの違い一覧
| 比較項目 | PHP | Javascript |
| 処理 | サーバーサイド （裏側） |
クライアントサイド （ブラウザ上） |
| 用途 | ・データベース連携 ・ログイン機能 ・メール送信など |
・ページの動き ・入力チェック ・画面の更新など |
| 実行 | ページを読み込む時に サーバーで実行 |
ユーザー操作時に ブラウザ上で実行 |
| 役割 | データの保存・処理、 システムロジック |
ユーザーインターフェースの制御 |
| 職種 | ・バックエンドエンジニア ・Webプログラマー |
・フロントエンドエンジニア ・Web制作担当 |
| フレーム ワーク |
Laravel、CakePHP | React、Vue.js、jQuery |
JavascriptとPHPの最も分かりやすい違いは、処理される場所です。
例えばブラウザ側でサービスを利用するユーザーのための動的表現は、画像をピンチして拡大・縮小する、ポップアップを表示するといったものを指します。これはJavascriptが担っています。
一方サーバー側で、WebサイトやWebアプリケーションの裏側の動きを担うのがPHPです。
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PHPとJavascriptはどっちから学習するべき？
PHPとJavascriptの学習順序については、一般的にはHTML・CSSに続いてJavascript、その後にPHPという流れが自然でしょう。
ただし、Webの仕組みに興味がある方は、HTML・CSSの後にPHPから学習を始めても問題ありません。UIに興味がある方はJavascriptを先に学習するのがおすすめです。
Javascriptは需要が高く、広く応用がきくというメリットがあります。目指す職種やキャリアパスによってはJavascriptを優先した方がよいでしょう。
ワードプレスでの活用を考える方はPHPが役立ちます。
PHPとJavascriptをどちらから学習するかは、何を目指すかで変わるため、まずはやりたいことを明確にするとよいでしょう。
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HTMLとCSSの違いについて理解しよう
Web業界の仕事には、PHPやJavascriptと同様にHTMLやCSSも欠かせません。HTMLとCSSはセットで学習すると効率的でおすすめです。
- ・HTMLはWebページの構造を作る言語
- ・CSSは装飾するための言語
- ・【表で解説】HTMLとCSSの違い一覧
以下、それぞれ解説します。
HTMLはWebページの構造を作る言語
「HTML」は「Hyper Text Markup Language（ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ）」の略で、Webページを作るための最も基本的なプログラムの言語のひとつです。
これから「ハイパーテキスト」「マークアップ」「ランゲージ」3つにわけて説明していきます。
ハイパーテキスト
ハイパーテキスト（HyperText）とはハイパーリンク埋め込み高機能を搭載しているテキストのことを表します。Webページをクリックすると別のページに飛ぶURLリンクのことです。
ハイパーテキストにはハイパーリンク機能で音声データや画像、動画、などサイト内に埋め込みすることが可能。情報と情報を繋げ整理する機能が使えます。
マークアップ
マークアップは目印をつける意味を示します。見出し、リスト、段落、などの文章の各部分を要素といいます。検索エンジンがWebページの構造を理解し分析、関連しやすいように示す事を意味します。
ランゲージ
ランゲージの意味は言語です。人とコンピューターにおける翻訳ルールがHTMLです。
CSSは装飾するための言語
「CSS」は『Cascading Style Sheets（カスケーディング・スタイル・シート）』の略で、HTML、XMLなどの要素をどのように修飾表示するか示す事ができる言語です。体裁と文の構成を分離させる事ができるのがCSSです。
これから「カスケーティング」「スタイルシート」にわけてIT単語の意味を説明していきます。
カスケーディング
連鎖的あるいは段階的に物事が数珠のように同じものが連なる様子を表し、「小さな滝」と例えられます。何段も連なった数字や文字が小さな滝の様に見えることからこの様に呼ばれています。
スタイルシート
文字の見栄えなどの文字の大きさや色、字体などの修飾表現をひとまとめにして捉えるデータファイルなどを示します。
【表で解説】HTMLとCSSの違い一覧
| 比較項目 | HTML | CSS |
| 役割 | Webページの構造、 内容を定義する |
Webページの デザインを整える |
| できること | 見出し、段落、画像、 リンクなどの配置 |
色、サイズ、配置、 フォント、余白などの装飾 |
| 関係 | 単体でWebページの基本構造を作成可能 | HTMLと組み合わせて使う必要がある |
| 目的 | ・情報の整理 ・マークアップ |
視覚的な魅力を加える |
| SEO | 見出しタグや構造が影響する | 直接影響しない |
HTMLとCSSはいずれもWebページにおいて欠かせない要素でありながら役割が異なります。
HTMLで骨組みや要素などの構造を定義し、CSSで装飾を指定するという違いです。
整ったWebページには、いずれも欠かせません。
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Web技術におけるPHP・JavaScript・HTML・CSSの違いと需要
ここでは、PHP・JavaScript・HTML・CSSそれぞれのWeb技術としての違いと、需要を解説します。
- ・PHPが活かせる職種
- ・JavaScriptが活かせる職種
- ・HTML・CSSが活かせる職種
どれから学習するか、どの職種を目指すか、キャリアを決める前に需要も確認しておきましょう。
PHPが活かせる職種
PHPのスキルは、Web制作会社やシステム開発会社、自社サービス系企業のほかに、教育・医療・不動産など、業務システムの内製化が進む業界にも需要が広がっています。
具体的な職種は以下の通りです。
- ・バックエンドエンジニア
- ・Webアプリケーションエンジニア
- ・システム開発エンジニア
【あわせて読みたい】PHPが活かせる職種について詳しくはこちら⇓
JavaScriptが活かせる職種
Javascriptスキルは自社開発企業やSaaS企業、デザイン志向の強い制作会社やアプリ開発会社などで需要が高いスキルです。
具体的な職種は以下の通りです。
- ・フロントエンドエンジニア
- ・UI/UXエンジニア
【あわせて読みたい】JavaScriptが活かせる職種について詳しくはこちら⇓
HTML・CSSが活かせる職種
HTML・CSSスキルの需要が高いのは、Web制作会社・デザイン事務所、ECサイト運営企業・メディア運営企業などです。
具体的な職種は以下の通りです。
- ・コーダー
- ・フロントエンドエンジニア
- ・マークアップエンジニア
【あわせて読みたい】Javascriptが活かせる職種について詳しくはこちら⇓
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【あわせて読みたい】第一志望の企業への転職に成功した事例はこちら⇓
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この記事の監修者
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【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平
5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。
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