転職できる人は何がすごい?仕事ができる人の特徴との共通点は?
この記事では、企業への独自アンケート結果をもとに、転職後に仕事ができると評価された方の特徴をご紹介します。転職できる人と仕事ができる人にはどのような特徴があるのでしょうか。転職を考えているが自分に自信が持てない方は、ぜひ参考にしてください。
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「転職できる人」の特徴
転職できる人と仕事ができる人の共通点を見つけるにあたり、まずは転職できる人の特徴を把握しましょう。
・自分の強みが明確
・転職の軸がぶれない
・書類選考・面接の対策をしっかり行っている
3つの特徴について、以下それぞれ解説します。
自分の強みが明確
転職できる人は、自分の強みを明確に把握しているという特徴があります。
自分の強みが明確な方は、キャリアの棚卸しでこれまでの経験を言語化する工程をしっかりと行っています。
また、業界研究を通して、自分の強みの中から志望する企業にとってより需要の高い、評価されやすいスキルを把握できている点も特徴です。
需要と強みの照らし合わせが行えると、より的確にアピールできるようになります。
転職の軸がぶれない
転職活動をスムーズに進め、転職後にミスマッチを引き起こさないために、転職の軸を定めることが欠かせません。
転職の軸がはっきりしていると、企業選びがスムーズに進みます。
転職の軸を明確にするためには、条件の優先順位をつけておくことも大切で、譲れない条件と譲れる範囲をあらかじめ決めておくことも必要です。
書類選考・面接の対策をしっかり行っている
書類選考や面接の対策をしっかりと行っていることも、転職できる人の特徴です。
いずれも企業によって通過しやすいポイントが異なるため、それぞれ適した対策が求められます。
また、書類選考も面接対策も、第三者視点での確認がおすすめです。
動画撮影などを通して自分自身で確認しやすい面接対策と比較すると、客観的な評価が難しい応募書類作成の対策はプロの視点も活用するとよいでしょう。
「仕事ができる人」の特徴
相手の目線に立つことができる
社内外の業務のいずれも、相手の目線に立つことができると「安心して仕事ができる」と評価されやすいでしょう。
言動の意図をくみ取る観察力を持っていたり、伝え方に配慮してくれたり、同じ目線で仕事ができる方に対して仕事ができると感じる方が多い傾向です。
相手の目線に立つことができると、成果に至るまでのプロセスにおいて、コミュニケーションのストレスが発生しにくいというメリットがあります。
顧客や同僚、上司、部下など、相手に合わせた対応が大切です。
主観だけで判断しない
「常に冷静で、客観的・多角的に情報を吟味できる人」も仕事ができると評価されやすいです。
例えば、データや資料に基づいた説明を行える、周囲の複数の意見を参考にして自身をアップデートできるという方は、成長を期待されるでしょう。
客観的な情報と自分の意見を混同することなく、思い込みを排除したうえでロジカルに考えることができるため、成果も残しやすくなります。
業務のスピードが早い
「仕事が早い人」は「仕事ができる人」と同じ文脈で使われることも多く、仕事のスピード感が与える印象が重要視されていることがわかります。
例えばレスポンスの早さ、浮かんだことを実行や行動にうつす早さ、頭の回転の早さなど、多くの種類のスピードがありますが、いずれも成果に結びつきやすいプラスアルファの印象です。
即行動に移すことで経験値がたまり、結果的に早めに成果を出すことができます。
頭の回転の早さは、入念な準備もしくは日常的に思考を巡らしていることの裏付けです。
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転職できる人と仕事ができる人の共通点は?
転職できる人と仕事ができる人の共通点には、次のようなものがあるでしょう。
・課題解決力がある
・コミュニケーション能力に長けている
・自己管理能力がある
・ポジティブで成長意欲がある
しかしその一方で、求められる人物像は企業によって異なる点にも注意が必要です。
例えばスピード感があり、組織をけん引できるスキルが求められる環境があれば、周囲との協調性や慎重な業務推進が必要とされる環境もあります。
仕事ができる人として評価される強みのうち、転職先で需要が高いスキルや経験をアピールできる人が転職できる人だと考えられるでしょう。
社内で「仕事ができる人」は転職しても仕事ができるとは限らない
「仕事ができる人」の基準は、社内評価であり、社外でも必ずしも評価されるとは限りません。
所属する企業の価値観が変われば、評価の対象も変わります。
仕事ができる人として評価されている根拠が「ポータブルスキル」と呼ばれるような、どのような職場であっても通用する多様性のあるスキルであれば、転職後の評価にもつながりやすいでしょう。
【あわせて読みたい】ポータブルスキルについて詳しくはこちら⇓
それでは、転職後も活躍している人の特徴、つまり社外でも「仕事ができる人」と評価される人は具体的にどのような特徴があるのか、続いてGeekly(ギークリー)の独自調査について解説します。
【独自調査】転職後も活躍できる人の割合はどれくらい?
ここまで一般的な「転職できる人」「仕事ができる人」の特徴について解説してきました。
それでは、転職しても「仕事ができる」とみなされる人、すなわち「社外評価も高い人」はどれくらいいるのでしょうか。
GeeklyGeekly(ギークリー)では、弊社を利用して採用に成功した企業を対象に、ご入社された方のご活躍度合いを調査するアンケートを実施しています。
1000件近くいただいた回答結果を集計して見えてきた、活躍する人材の傾向や特徴についてお伝えします。
【調査期間】2019年6月~2021年4月
【調査対象】弊社経由で人材を採用された人事ご担当者様
【回答数】989件(有効回答のみ)
【調査方法】インターネット調査:メール配信
8割以上の人は期待する成果を上げられる
弊社Geekly(ギークリー)を利用してご転職された方のうち「転職後に期待されている成果を上げられている」と転職先から判断された人の割合は81.7%となりました。
環境が変わることへの不安はつきものですが、問題なく成果を出せている方が大半のようです。
一方で、苦戦していらっしゃる方が1割強、半年間のうちにご退職されている方も6%ほどいらっしゃいます。
過度な不安をお持ちいただく必要はありませんが、安易に転職をしてしまうのは危険とも捉えられるでしょう。
活躍している方も9割近く
「成果を上げられているか」についてのアンケートと合わせて、「活躍しているか」についても調査しています。
「とても活躍している」「まあまあ活躍している」とみなされた方は全体の88%と、9割近くに及んでいます。
それでは、これらの活躍している方に見られる傾向はどういったものでしょうか。
組織に馴染むことと、意欲的なインプットは大前提
「活躍している」「まあまあ活躍している」とされた転職者のうち、ほとんどの方は組織への対応ができ、意欲的な姿勢を見せることができているようです。
そのため、活躍しているかどうかにおいては、組織への馴染み方と意欲的な取り組み姿勢が大前提になります。
新たな職場で働く際には最低限押さえておきたいポイントでしょう。
転職直後はまず成果に集中するべき
一方で、「活躍していない」「あまり活躍していない」と判断されてしまう方の多くは、採用時点で期待されていた成果を上げられていないようです。
意欲的であったり、組織へ馴染めていたりしても、成果が上がっていなければ、「活躍していない」と認識されてしまう可能性は高いという結果です。
「活躍できていない」とみなされないためにも、転職先の企業からは何を期待されているのか、はっきりと認識を持ったうえで入社し、入社後はまずは成果を上げることに専念しましょう。
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【独自調査】企業が考える「仕事ができる人」
転職先でも活躍できる人、求められる成果を上げられる人が大半であることがわかりました。
気になるのは、実際に活躍している人に共通して見受けられる要素です。
アンケートで頂戴した定性コメントから、有意な結果が見受けられた20代および40代の結果を中心に、企業目線での「仕事ができる人」「仕事ができない人」について解説します。
20代の仕事ができる/できないの基準は「姿勢」
20代の転職は基本的にポテンシャルも加味した採用です。
そのため企業は単純に「どのような成果を上げるか」ではなく、「成果を上げるための行動がとれるか」を重視しています。
20代で求められるのは「積極性」
20代で転職した方について、「活躍している」と判断された人の特徴として挙げられたのは下記でした。
・自己研鑽をしている
・新入社員ながら、臆せず提案しそれを実施している
・職責をまっとうするだけではなく、他の領域への積極的関与に強い向上心を感じる
・スキルとしてはまだまだだが、素直さと傾聴力が優れており仕事への取り組み方にも意欲が高い
将来性を重視される20代の転職では、見込んだポテンシャルを発揮するために必要なアクションを積極的にとれるかどうかが、仕事ができる人かどうかの基準になっています。
社会人として当たり前ができないのはNG
ポテンシャル採用とはいえ、最低限が身に着いていないと「仕事ができる人」としての評価は難しいようです。「活躍していない」とみなされた方は以下のようなフィードバックが目立ちます。
・遅刻や欠席など勤怠の乱れ
・報連相ができていない
・入社時より、自身のプライドを守るため業務上での嘘と隠し事が多く、周囲の信頼を失ってしまった
40代の仕事ができる/できないの基準は「組織への影響」
40代の転職はこれまでの経験が重視されます。そのため、期待された成果を出すことは大前提です。「仕事ができる人」とみなされるためには、プラスアルファの働きが重要な年代です。
経験を組織に還元できると好評価に
これまでの経験を買われて採用に至るのが40代の転職です。その見込んだノウハウや経験を組織に還元してくれるのは、企業にとって非常にありがたいことでしょう。
・自身が培った業務のノウハウを社内に共有し、良い影響を与えている
・積極的に周囲とコミュニケーションを図り、組織に必要な役割や機能を分析してくれている
・組織の中でカバーして欲しいところに率先して入ってくれることは頭が下がる思い
40代で「仕事ができる人」と評価される方には、このような声がありました。
組織への適応能力がないのはNG
一方で、これまでの経験に固執しすぎると「仕事ができる人」として評価されにくくなってしまいます。培ってきた経験はあくまで組織の向上のために役立てていきましょう。
・「前の会社では」が口癖
・イマイチ成績を出せていないことと、今までの経験から来るプライドの高さが目立ってしまっています。
・どんな業務をやらせても成果や結果を残せず、話も聞かなくて、自分の今までのやり方や前職のやり方のまま働いていらっしゃるので、困っています。
全年代共通の「学習意欲」と「コミュニケーション能力」
年代に関係なく見られていたポイントが「学習意欲」と「コミュニケーション能力」でした。いずれも組織への馴染み方を左右し、成果を出す上で下地となる要素です。
組織理解とスキルの向上
社内の仕組みや自社の商品知識など、新しい組織で活躍するためにはインプットが欠かせません。まずは自社の理解、そのうえで自分の専門性を高めることで活躍の場を広げましょう。
・貪欲に学ぼうとする意欲が高く、プライベートな時間を使って自己学習している成果が見える
・年齢的にはベテラン枠だが、新しい技術習得を積極的に行ってくれている
・先輩社員への質問や過去事例を積極的に参照し、本人なりに咀嚼して業務を進めることで大きく成長している
・これまでの業務との違いや、ステークスホルダー、既存システムへの理解を深める時間がない中でも、積極的にキャッチアップを図り、プロジェクトをまとめてくれた
年代問わず、上記のような意見がありました。
リモート環境下でも組織へ影響を与えられるか
リモートワークの普及により、「個人・チーム・会社」のどの単位まで自身の影響力を発揮できる人材なのかは色濃く差が出るようになっています。
・コミュニケーション能力に長けており、上長に営業同行するなど、積極的
・フレンドリーな性格でもともと在籍しているメンバーへの順応はスムーズだった
・リモートワークで関わる人間は少ないながら、問題なく溶け込めている
環境問わずスキルを活かせると、経験値が豊富な人材であり柔軟性に優れていると証明できるでしょう。
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誰が見ても「仕事ができる人」になるために
社外やマーケットに目を向ける
年齢や役職に関係なく、常に持っておきたいのが社外やマーケットへの意識です。
1つの企業での在籍年数が長くなれば、自社への理解も深まり、成果も出せるようになるかもしれません。
しかしそれは、あくまで自社の仕組みや方法があったうえでの話に限定される可能性があります。
その会社を出たときに個人としてどれだけ「仕事ができる」のかは、社内だけを見ていては測ることはできません。
終身雇用制度が終わったといわれる時代だからこそ、上司からの評価や社内の評判だけでなく、常に社外やマーケットを意識してスキルアップに取り組みましょう。
客観的評価を知るための「市場価値」
そもそも企業がどういったスキルを求めているのか、自分自身がそれに応じた経験を得られているかどうかが気になる方は、一度市場価値を測ってみることをおすすめします。
市場価値=適正年収を知ることで、自分に足りないことや、これから身につけるべきスキルを明確にすることができます。
また、今の年収が適性かどうかや、社外でも同様の評価を受けることができるのかもわかります。
現在地を知ることで、普段の業務に対するモチベーションもアップすることでしょう。
キャリアを見直す機会になったり、自分の成長実感を得たりといったことにもつながるため、市場価値を意識した定期的な振り返りは習慣にしていくことがおすすめです。
【あわせて読みたい】市場価値について詳しくはこちら⇓
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