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年収2000万円の手取りはいくら?税金・割合・生活レベル・職種

最終更新日:

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結論から述べると、年収2,000万円の手取りは年間で約1,300万円、月額では約108万円が目安です。

額面の約35%にあたる約700万円が、所得税・住民税・社会保険料として差し引かれます。

 

本記事では、手取りの内訳や手取り率が下がる仕組み、世帯別の生活レベル、確定申告が必須になる注意点までを、公的機関のデータをもとに解説します。IT・Web業界で高年収を目指すキャリアパスにも触れています。

 

【この記事はこんな人におすすめ】

  • ・年収2,000万円の正確な手取り額と税金の内訳を知りたい方
  • ・高年収世帯の家賃や教育費などリアルな生活水準を知りたい方
  • ・IT・Web業界で年収を大きく上げる道筋を探している方

この記事のまとめ

  • 年収2,000万円の手取りは年間約1,300万円、月約108万円
  • 額面の約35%が控除され、手取り率は約65%まで低下
  • 給与収入2,000万円超は年末調整の対象外で確定申告が必須

目次

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年収2,000万円の手取り額はいくら?

 

年収2,000万円の場合、額面からさまざまな税金や保険料が引かれるため、実際に受け取れる金額は約1,300万円となります。月に換算すると約108万円です。

想像していたよりも手元に残る金額が少ないと感じるかもしれません。まずは、給与から引かれるお金の具体的な内訳を確認します。

 

年収2,000万円の手取り額
  • 手取り額の内訳(所得税・住民税・社会保険料)
  • ボーナスあり・なしでの手取り額の違い
  • 家族構成(独身・配偶者あり・子どもあり)による手取りの違い

 

なお本記事の試算は、東京都在住・全国健康保険協会(協会けんぽ)加入・40歳未満(介護保険料なし)・扶養家族なし・賞与なし・2026年度(令和8年度)の料率を前提としています。居住地や年齢、加入している健康保険組合によって金額は前後します。

 

手取り額の内訳(所得税・住民税・社会保険料)

 

給与からは、主に「所得税」「住民税」「社会保険料」の3つが差し引かれます。年収2,000万円(独身・扶養なし)の場合、内訳は以下のとおりです。

 

項目 年間の金額
額面年収 20,000,000円
社会保険料 約1,635,000円
所得税(復興特別所得税を含む) 約3,767,000円
住民税 約1,603,000円
手取り 約12,995,000円

 

控除の合計は約700万円にのぼります。社会保険料には健康保険・厚生年金・雇用保険が含まれており、将来の年金や医療費の負担軽減につながるものです。

一方で、手取りが額面の約65%まで減少する背景には、所得税の負担の重さがあります。年収が上がるほど税率が高くなる仕組みについては、次の見出しで詳しく取り上げます。

 

(参考:国税庁『No.1410 給与所得控除』/国税庁『No.2260 所得税の税率』/全国健康保険協会『令和8年度 保険料額表』)

 

ボーナスあり・なしでの手取り額の違い

 

同じ年収2,000万円でも、ボーナス(賞与)の有無によって毎月の手取り額は大きく変動します。

ボーナスがない年俸制の場合、月々の額面は約166万円、手取りは約108万円です。毎月安定した高収入を得られるため、生活費の計画が立てやすい点がメリットといえます。

一方、夏・冬にそれぞれ200万円ずつのボーナス(計400万円)が支給される給与体系ではどうでしょうか。この場合、毎月の額面は約133万円となり、月々の手取りは86万円前後まで下がる計算です。

年間の総手取り額に大きな差は生じませんが、住宅ローンや家賃などの固定費は毎月発生します。賞与比率が高い企業へ転職する際は、月給ベースでの資金計画を立てておくと安心でしょう。

 

家族構成(独身・配偶者あり・子どもあり)による手取りの違い

 

手取り額は、扶養する家族の有無によっても変化します。扶養控除などが適用されると課税対象となる所得が減り、結果として税金が安くなるためです。

家族構成による手取り額の目安は次のとおりです。

 

  • ・独身(扶養なし):約1,300万円
  • ・配偶者あり(配偶者に収入なし):約1,300万円
  • ・配偶者あり・子ども(16歳以上)あり:約1,315万円

 

注目したいのは、配偶者がいても手取りがほとんど変わらない点です。配偶者控除は本人の合計所得金額が1,000万円を超えると適用されなくなるため、年収2,000万円では対象外となります。

一方、16歳以上の子どもを扶養している場合は扶養控除(38万円)が適用され、独身に比べて年間で十数万円ほど手取りが増える計算です。

 

(参考:国税庁『No.1191 配偶者控除』/国税庁『No.1180 扶養控除』)

 

【あわせて読みたい】年収1,000万円の手取りや割合はこちら⇓

 

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年収2,000万円で手取り率が約65%まで下がる理由

 

日本の平均的な年収帯(400万〜500万円)では、手取り率は額面の約75〜80%です。しかし年収2,000万円になると、手取り率は約65%まで低下します。

その背景にあるのは、日本の税制に組み込まれた2つの仕組みです。ここでは累進課税と給与所得控除の上限について整理し、年収帯ごとの手取り率も比較します。

 

所得税は累進課税で税率が上がる

 

最も大きな要因は、所得税に累進課税制度が採用されている点にあります。これは、所得が高くなるほど段階的に高い税率が適用される仕組みです。

課税される所得金額に応じて、税率は5%から最大45%まで引き上げられます。年収2,000万円の場合、課税所得はおよそ1,580万円となり、適用される税率は33%です。

住民税は所得にかかわらず一律10%であるため、年収が上がった分の負担増は主に所得税から生じます。これが全体の手取り率を押し下げる最大の要因といえるでしょう。

(参考:国税庁『No.2260 所得税の税率』)

 

給与所得控除には上限がある

 

会社員には、仕事に必要な経費の概算として給与所得控除という非課税枠が用意されています。ただし、この控除には上限が設けられており、年収850万円を超えると一律195万円で頭打ちになります。

つまり、年収が1,000万円でも2,000万円でも、差し引ける控除額は同じ195万円のままです。年収が増えても非課税となる枠は広がらないため、増えた収入の大部分がそのまま課税対象となります。

高年収になるほど税負担の割合が重く感じられるのは、この仕組みが影響しているといえます。

(参考:国税庁『No.1410 給与所得控除』)

 

【比較】年収500万円・1,000万円・2,000万円の手取り率

 

額面年収 手取り(年間) 手取り率
500万円 約390万円 約78%
1,000万円 約727万円 約73%
2,000万円 約1,300万円 約65%

 

額面が4倍になっても、手取りは約3.3倍にとどまります。額面が倍になっても手取りは倍にならない点は、キャリアを考えるうえで押さえておきたいポイントです。

年収を上げる際は、額面の数字だけでなく「実際に使えるお金がいくら増えるのか」まで確認しておくと、転職後の生活設計とのギャップが生まれにくくなります。

 

【あわせて読みたい】年収800万円の手取りと税金はこちら⇓

 

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【世帯別】年収2,000万円の生活レベルをシミュレーション

 

年収2,000万円の手取りで年間約1,300万円、月に換算して約108万円の収入があると、どのような暮らしが実現できるのでしょうか。

日々の生活には十分なゆとりが生まれる一方、住む場所やライフスタイルによってお金の使い道は大きく異なります。ここでは独身世帯と子育て世帯に分けて、生活レベルの目安を整理します。

 

年収2,000万円の生活レベル
  • 独身世帯の場合|家賃・住宅ローンの目安
  • 夫婦・子育て世帯の場合|教育費と貯蓄・資産形成のバランス

 

独身世帯の場合|家賃・住宅ローンの目安

 

独身で毎月100万円以上の手取りがある場合、生活の自由度は非常に高くなります。住居費の目安は手取りの25〜30%程度とされるため、家賃25万〜30万円ほどの物件が選択肢に入るでしょう。

都心部のセキュリティが充実したマンションや、複数路線が使えるハイグレードな賃貸物件も現実的な候補となります。住宅ローンを組んで購入する場合でも、余裕を持った返済計画を立てやすい水準です。

食費や趣味、交際費に毎月20万円以上を使ったとしても、月30万〜40万円程度を貯蓄や投資に回せます。若いうちから資産形成を進めやすく、将来に向けた選択肢が広がる点は大きな魅力といえるでしょう。

 

夫婦・子育て世帯の場合|教育費と貯蓄・資産形成のバランス

 

夫婦と子どもがいる世帯では、教育費が支出の大きなウエイトを占めます。

文部科学省の調査によると、幼稚園から高校まですべて私立に通った場合の学習費総額は、子ども1人あたり約1,838万円です。大学の費用を加えると、負担はさらに大きくなります。

手取りが月108万円あれば、学習塾や習い事を含めた教育環境を整えることは十分に可能です。一方で、住居費と教育費に資金をかけすぎると、日々の生活費が圧迫されるケースもあります。

都心部で広めのファミリー向け物件を選ぶと、家賃やローン返済が月30万円を超えることも珍しくありません。ライフイベントにかかる費用を早めに見積もり、NISAなどを活用しながら計画的に資産形成を並行させるバランス感覚が求められます。

(参考:文部科学省『子供の学習費調査』)

 

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年収2,000万円を超える会社員が知っておくべき制度上の注意点

 

高収入を得られるようになると、一般的な会社員とは異なる税制上のルールが適用されます。「会社がすべて手続きをしてくれる」という前提のままでいると、思わぬ手間やペナルティが生じかねません。

ここでは、年収2,000万円を超えた際に押さえておきたい2つのポイントを解説します。

 

年末調整が行われず確定申告が必須になる

 

多くの会社員は、年末調整によって1年間の税金の精算が完了します。しかし、1年間の給与収入が2,000万円を超えた場合、会社での年末調整の対象から外れます。

そのため、原則として翌年の2月16日から3月15日までの間に、自身で確定申告を行う必要があります。申告を忘れると、無申告加算税や延滞税といったペナルティが課される可能性もあるため注意が必要です。

また、生命保険料控除や医療費控除を適用して税金の還付を受けるためにも、申告手続きは欠かせません。年収2,000万円の大台に届きそうな年は、早めに必要書類を準備しておくと安心でしょう。

(参考:国税庁『No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人』)

 

所得制限で使えなくなる控除がある

 

日本の税制には、所得制限が設けられている控除が数多く存在します。

代表的なのが配偶者控除です。配偶者の収入が一定以下の場合に税負担が軽くなる制度ですが、本人の合計所得金額が1,000万円(給与収入の目安1,195万円)を超えると適用されません。配偶者に収入がない場合でも、税制上の優遇は受けられないことになります。

一方、住宅ローン控除については誤解されやすいため、正確に押さえておきたいところです。適用の要件は合計所得金額2,000万円以下であり、給与収入2,000万円の場合は給与所得控除195万円を差し引いた合計所得金額が約1,805万円となるため、要件を満たします。年収がさらに上がると対象外になる点には留意しておきましょう。

高年収になるほど、これまで当たり前に使えていた制度の適用可否を1つずつ確認する必要が生じます。

(参考:国税庁『No.1191 配偶者控除』/国税庁『No.1213 住宅借入金等特別控除』)

 

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年収2000万円はどのくらいの割合?分布と職種の傾向

 

ここまで手取り額や生活レベルを解説してきましたが、そもそも年収2,000万円を稼ぐ人はどれくらい存在するのでしょうか。

「自分には縁遠い話だ」と感じた方もいるかもしれません。しかし、正しいステップを踏むことで近づける領域でもあります。日本全体での割合と、高年収を狙いやすい職種の傾向を確認します。

 

年収2000万円の割合と職種の傾向
  • 日本における年収2,000万円の割合は0.6%
  • 年収2,000万円を目指せるIT・Web業界のポジション

 

日本における年収2,000万円の割合は0.6%

 

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者のうち、年収2,000万円を超える人の割合は全体の約0.6%です。およそ160〜170人に1人という限られた層であり、明確に高所得者と位置づけられます。

年齢や勤続年数を重ねるだけで自然に到達できる水準ではなく、高い専門性やマネジメント能力が求められる点が特徴です。業種別に見ると、金融業界やコンサルティング業界、外資系企業、企業の経営層(CxO)などに多く分布しています。

近年では、成長を続けるIT・Web業界においても高年収を実現するビジネスパーソンが増えつつあります。

(参考:国税庁『民間給与実態統計調査』)

 

年収2,000万円を目指せるIT・Web業界のポジション【自社データ】

 

職種 最高年収
経営企画 3,100万円
Web系エンジニア 2,800万円
社内SE(ネットワーク) 2,100万円
コンサルティング関連 2,000万円

※2025年6月1日〜2026年5月31日にギークリーをご利用いただいたIT業界にお勤めの転職希望の方に行ったアンケート結果より

 

ギークリーの年収データでは、2,000万円以上の水準を実現しやすいのは担当領域が個別の開発や運用にとどまらず、技術と事業の両方に責任を持つ立場まで広がる職種です。

技術部門を統括するCTO(最高技術責任者)やエンジニア組織のマネジメントを担うVPoEも、この延長線上にあるポジションといえます。

現在、年収400万〜500万円台で働いている方にとって、いきなり2,000万円を目指すのは現実的ではないかもしれません。まずはモダンな技術環境への転職やプロジェクトマネージャー(PM)へのステップアップによって、年収600万〜800万円帯を目指すことが第一歩となります。

経験を積み上げながら戦略的にキャリアを描くことで、将来的な高年収への道は着実に開ける可能性があります。

 

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  • ご年齢:30代
  • ご経歴:プロジェクトマネージャー⇒アプリエンジニア
  • 勤務地:西日本⇒東京へ転職
  • 転職期間:2週間以内に転職成功

 

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年収2,000万円の手取りに関するよくある質問

 

高年収帯の手取り額について多い疑問や質問に回答します。

 

年収2,000万円のよくある質問
  • 年収2,000万円は富裕層に該当する?
  • 年収2,000万円の月収(額面)はいくら?
  • 年収2,000万円で手取りを増やす方法はある?

 

Q.年収2,000万円は富裕層に該当する?

 

A.年収が高いことと、富裕層であることは必ずしも一致しません。

一般的に富裕層とは、保有する純金融資産(預貯金や株式などから負債を差し引いた額)が1億円以上の世帯を指すとされています。

年収2,000万円であれば資産を築くスピードは速いものの、生活水準を上げすぎて支出が膨らめば、資産が思うように貯まらないケースもあり得ます。

(参考:野村総合研究所『純金融資産保有額の階層別にみた世帯数と資産規模の推計』)

 

Q.年収2,000万円の月収(額面)はいくら?

 

A.ボーナスが支給されない年俸制の場合、2,000万円を12分割するため、毎月の額面月収は約166万円です。

夏・冬にそれぞれ給与2か月分のボーナスが出る企業であれば、年間16か月分で割る計算となり、月収(額面)は約125万円となります。給与体系によって毎月のキャッシュフローは大きく変わるため、転職時には詳細な条件を確認しておきましょう。

 

Q.年収2,000万円で手取りを増やす方法はある?

 

A.会社員の場合、手取りを劇的に増やす方法は多くありませんが、ふるさと納税やiDeCo(個人型確定拠出年金)の活用が選択肢に挙がります。

特にふるさと納税は、年収2,000万円であれば数十万円単位の控除上限額が設定されるため、実質的な負担を抑えながら返礼品を受け取れます。控除上限額は所得や他の控除の状況によって変わるため、各ポータルサイトのシミュレーターで個別に確認するとよいでしょう。

 

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高年収を目指すキャリアはギークリーにご相談ください

 

 

年収2,000万円の手取り額は、税金と社会保険料の影響により約1,300万円となります。額面とのギャップに驚かれたかもしれませんが、それでも充実した生活と将来に向けた資産形成を両立できる水準です。

いきなりこの大台に到達することは難しくとも、スキルと経験を積み重ねることで、IT・Web業界には高年収を狙えるポジションが広がっています。

今の経験が転職市場でどのように評価されるのかを知ることが、その第一歩となります。

 

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この記事の監修者

【人材紹介の全領域を経験】創業メンバー 篠原百合

人材紹介歴16年のキャリアを持つ、ギークリーの創業メンバー。キャリアアドバイザーをはじめ、人材紹介事業に関わる業務を網羅的に経験。現在は主にキャリアアドバイザーの事業統括、育成に従事しております。

この記事の執筆者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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