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Wi-FiとBluetoothの違いは何?今更聞けない基礎知識を解説!

「Wi-FiとBluetoothってどう違うの?」「聞き慣れた言葉だけでよく意味は分からない」このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで今回はWi-FiとBluetoothの違いについて解説していきます。読むだけでそれぞれの機能を理解できるかと思いますので、ぜひご一読ください。

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Wi-Fiとは

 

  Wifi

 

Wi-FiはWireless Fidelity の略で「ワイファイ」とよばれており、複数の端末を無線で相互接続できる無線LANの規格です。

異なる製品同士の接続ができ、いまや当たり前になりつつあるゲームでのインターネット対戦などを実現しています。

また、無線でデータの送受信が可能なため、有線に必要なケーブルや機器は不要です。

 

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Bluetoothとは

 

Bluetoothは「ブルートゥース」とよばれる無線通信規格です。

名前はスウェーデンのエリクソン社の技術者が名付けたもので、文化の橋渡しをしたデンマーク王の青黒い死んだ歯が由来とされています。

「乱立する無線通信規格を統合したい」という意味を込めて付けられました。

Bluetoothもケーブルを必要とせず、無線でデータの送受信が可能です。

BluetoothはWi-Fiとは異なり、複数の端末と相互接続するのではなく基本ひとつの端末と接続するための接続方法です。

身近な例ではパソコンやスマートフォンと周辺機器の接続に用いられており、赤外線などとは異なり障害物があっても通信ができます。

 

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Wi-FiとBluetoothの違い

 

  Bluetooth  

ここまでWi-FiとBluetoothについてご紹介してきました。

ここからは、さまざまな観点からそれぞれの違いについて解説します。

 

通信速度

 

通信速度はWi-Fiの方が高速です。

通信速度は、1秒あたりに転送されるデータの量を示す「bps(ビーピーエス)」という単位で表します。

1秒間にどれだけのBitを通信できるかを表しており、数字が大きければ大きいほど通信が速いということです。

bpsの数字が大きくなると、1000倍の「kbps(キロビーピーエス)」、100万倍で「Mbps(メガビーピーエス)」、10億倍なら「Gbps(ギガビーピーエス)」という単位が用いられ、一般的にWi-Fiの速度に用いられるのはMbpsです。

インターネット回線では、100Mbps以上のWi-Fi環境が実現しやすくなりました。光回線なら1Gbpsです。

一方Bluetoothでは、バージョンやモードによって異なるものの、最大24Mbpsとされています。

このように、通信速度ではBluetoothと比較するとWi-Fiが大きく上回っています。

 

通信距離

 

通信距離はWi-Fiの方が長いです。

Wi-Fiの通信距離は屋内では100mほど、屋外では500mほどとされています。

一方Bluetoothは、Classによって通信距離がそれぞれ異なります。Classは電波強度を表し、数字が低いほど電波強度が高いです。

送信出力のみの規定であるため通信距離の定義ではないものの、目安としてClass1では最大100m、Class2は最大10m、Class3は最大1mの距離まで繋がるとされています。

身近な製品に利用されているのはClass2であるため、通信距離はWi-Fiに軍配が上がります。

 

消費電力

 

消費電力はBluetoothの方が少ないです。

電気を表す単位はA(アンペア)、V(ボルト)、W(ワット)で、mA(ミリアンペア)は1Aの1000分の1、μA(マイクロアンペア)は1Aの100万分の1です。

Bluetoothの最大電力消費は15mA未満、平均電力消費は約1μAとされています。

Wi-Fiの最大消費電力の目安は、ルーターの場合シンプルな機能のモデルなら約6W、高性能なモデルで約15Wほどです。

100Vの場合で換算すると、100Wで1Aであるため、Bluetoothは最大でも0.015A=1.5Wとなり、Wi-Fiよりも消費電力が少ないことがわかります。

このように消費電力が少ないことが、長時間の利用が見込まれる製品にBluetoothが多く利用されている理由です。

 

通信周波数

 

通信周波数とは、無線通信に使用される電波の振動数のことで、通常1秒間に何回振動するかを表すHz(ヘルツ)という単位で表します。

Wi-Fiの通信規格はGHz(ギガヘルツ:1秒間に10億回100万回繰り返される周波数)で表し、主に5GHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数の帯域です。

一方Bluetoothは、2.4GHz帯の中に設定された1MHz(メガヘルツ:1秒間に100万回繰り返される周波数)ごと、79個のチャネルを1秒間に1600回切り替えながら通信を行っています。

2.4GHz帯で重なっているものの、利用する周波数をランダムに切り替える仕組みで干渉の影響を少なくしているのがBluetoothです。

 

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テザリングはどちらを使う?

 

テザリングとは使用端末をWi-Fiルータのように利用し、他の端末にインターネットを接続させることです。

例えばスマートフォンのSIMカードを利用し、モバイル回線のデータ通信でタブレットやパソコンなどの機器でインターネット通信を可能にする機能を指します。

ここでは、テザリングの接続方法について3つ解説します。

 

USBテザリング

 

USBテザリングは、USBケーブルを使用し、テザリングに使用する端末間を有線通信で接続する方法です。

無線通信と比較すると通信が安定しやすい点がメリットです。

また、接続機器によっては同時に端末の充電をすることもできます。

しかし有線範囲内のみでの使用に制限される点や1つのデバイスしか接続できない点、USBポートがないと利用できない点などのデメリットがあるため、環境や目的が限定される方法です。

接続した側のバッテリー消費も激しく、電源を確保しておく必要もあります。

 

Wi-Fiテザリング

 

Wi-Fiテザリングは、スマートフォンなどをWi-Fiのアクセスポイントとして他の機器をインターネット接続して使用する方法です。

スマートフォン1つあればパソコンやタブレットなど複数の端末を同時にインターネット接続できるため、外出先での急な作業にも便利です。

また、家族間で共有したい場合や、外でもゲームをすることが多い場合などにも活用されています。

利用するためにはSSID(ネットワーク名)が必要で、屋外や公共の場では周囲にも表示されてしまうことから、意図しない接続もあるため、パスワードを強固にして安全性を高めるなどの対策が必要です。

高速通信しやすい反面、バッテリー消費が激しい方法でもあります。

 

Bluetoothテザリング

 

Bluetoothテザリングは、スマートフォンなどと他の機器をBluetoothで接続することで、インターネットを利用する方法です。

Wi-Fiと比較すると通信速度が落ちるため、大きなデータの通信には向いていません。

しかし消費電力は抑えられるため、長時間使用したい場合や、メールの送受信のように通信速度が重視されない場合に活用されるケースが多いでしょう。

また、Bluetoothテザリングは10m程度の短距離通信に適していますが、複数の端末を同時に接続することはできません。

 

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BluetoothとWi-Fiの主な利用用途の違い

 

BluetoothとWi-Fiは日常生活の中でどのように使い分けられているのでしょうか。

実際の利用用途をもとに見ていきましょう。

 

Wi-Fiの利用用途

 

Wi-Fiは、主に次のような用途で利用されています。

 

・Wi-Fiスポット
・複数の端末の接続
・画像、動画、音楽の共有

 

通信量が多いコンテンツを利用する場面でWi-Fiが広く利用されています。

ケーブルを必要としない無線通信であるため利用できる範囲が広く、端末を同時接続できるため、複数人で共有したりインターネットを接続できる点がメリットです。

また、モバイルデータの通信量を節約する目的でも活用されています。

自宅の他、オフィスやカフェ、さまざまな交通機関や公共施設で利用されていますが、無料のWi-Fiスポットは必ずしも安全とは限らない点に注意が必要です。

 

Bluetoothの利用用途

 

Bluetoothは、主に次のような用途で利用されています。

 

・パソコンのマウス、キーボードの接続
・ワイヤレスイヤホン、ワイヤレススピーカーの接続
・店舗のプッシュ通知などのビーコン

 

Bluetoothのメリットは消費電力が少ない点です。

短距離で長時間接続したい、スマートフォンやパソコンと周辺機器を繋ぐ無線通信技術として利用されています。

ビーコンと呼ばれるBluetooth発信装置を利用して、商業に利用する例も増えています。

手軽に利用できるBluetooth接続ですが、第三者による乗っ取りや盗聴などのリスクもあるため、デバイス設定時に安易に個人情報を入れない、使わないときはオフにするなどの対策を行いましょう。

 

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通信技術の知識を活かしてIT・Web業界へ転職しよう

 

 

Wi-Fiは通信速度や通信距離、Bluetoothは消費電力が少ないことが強みです。

それぞれの利用目的に応じて、自分に合った接続方法を選択できるようにしましょう。

また、こういった通信技術の知識はIT業界の仕事でも活かすことができます。

 

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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