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ストレングスファインダーで適職を探す方法を解説!

転職を考えている人は転職先を決めたり自己アピールを考える際に自己分析を行ってみたことがある人も多いのではないでしょうか。近年注目を集めている自己分析ツールに「ストレングスファインダー」があります。この記事ではストレングスファインダーを正しく使って転職に活用する方法をご紹介します。

ストレングスファインダーとは

 

 

ストレングスファインダーは、アメリカのGallup社が開発した人の持つ生来の才能・資質を診断する自己分析ツールです。

約177問のオンラインの質問に回答することで、自分の資質・才能(本来の考え方・感じ方・行動のパターン)を知ることができます。

ストレングスファインダーでは人の持つ約5,000の能力を34種類に分類し、その内の上位5つの資質を提示します。

その上位5つの資質から自分が有利に戦える領域が見えてくるのです。

2020年現在ではフォーチュン500社の90%以上がこのストレングスファインダーを人材開発に利用しています。

就活や人材開発に活かすため、世界中で2,400万人以上の人々に利用されている注目の自己分析ツールなのです。

 

”適職”は価値観に合う仕事がわかる「仕事タイプ診断」で見つけてみよう

 

 

今後のキャリアでマネージャーを目指すか、プレイヤーを極めるか悩んだり、転職したいけど自分の価値観に合う企業がわからない、次の職場選びで重視した方がいいことがわからないなど、職場選びで悩むことは多々ありますよね。

ギークリーの「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分の適性だけではなく、自分に合う働き方、企業のタイプを知ることができるので、転職軸を決めるときや求人選びに役立ちます。

 

キャリアや仕事選びで悩んだら、一度ご自身の価値観に合う仕事のタイプや企業のタイプを調べてみませんか?自身の適性を知ることで、納得のいくキャリア選択や求人選びができるでしょう。

 

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ストレングスファインダーが定義する34の資質

 

 

ストレングスファインダーは、34の資質を実行力・影響力・人間関係力・思考力の4つの領域に分けて定義しています。

その4つの領域ごとに各資質をご紹介します。

 

実行力の資質9つ

 

実行力はアイデアを実現化する能力で、以下の9つの資質が定義されています。

 

・達成欲

・アレンジ

・信念

・公平性

・慎重さ

・規律性

・目標志向

・責任感

・回復志向

 

影響力の資質8つ

 

影響力は、主導権を握ってはっきりと意見を表明し、周囲に確実に耳を傾けることができる能力です。

以下の8つの資質が定義されています。

 

・活発性

・指令性

・コミュニケーション

・競争性

・最上志向

・自己確信

・自我

・社交性

 

人間関係力の資質9つ

 

人間関係力は、チームワークの際にチームの絆を強めてチームをまとめ上げていくことができる能力です。

以下の9つの資質が定義されています。

 

・適応性

・運命思考

・成長促進

・共感性

・調和性

・包含

・個別化

・ポジティブ

・親密性

 

思考力の資質8つ

 

思考力は、今後を見通す上でより優れた判断を下し、優れた成果を得るのに役立つ能力です。

以下の8つの資質が定義されています。

 

・分析思考

・原点思考

・未来志向

・着想

・収集心

・内省

・学習欲

・戦略性

 

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ストレングスファインダーを受ける方法

 

 

ストレングスファインダーを受けるには、「クリフトンストレングスの上位資質(トップ5)」という電子書籍を購入します。

本の中に記載されているアクセスコードを使って受講します。

あるいはGallup社の公式ページから受講することも可能です。

テスト時間は60分程度で設問は全部で177問有り、各設問の回答時間は20秒です。

直感で回答することでより本来の才能を知ることができるので、あまり考え込まずに回答することをお勧めします。

全ての質問の回答を終えると、前述の34の資質の内のあなたの上位5つの資質についての詳細のレポートをweb上で確認できるようになります。

 

【合わせて読みたい】自分の適性がわかるMBTI診断についてはこちら⇓

 

 

ストレングスファインダーで分かること

 

 

ストレングスファインダーの結果からは何を知ることができるのでしょうか。

ここではストレングスファインダーによって適職を見つけることができるのか、何が分かるのかについて考察します。

 

ストレングスファインダーは適職診断ツールではない

 

気をつけたいのはストレングスファインダーは能力開発に活用するためのツールであり、適職を診断するツールではないということです。

よくやってしまいがちな誤りは、「自分にはその職業に向いている資質が無いからその職業はやめておこう」と判断してしまうことです。

特定の職業において上位を締める資質はあるものの、その資質が無ければその職業につけないわけではありません。

同じ職業で秀でている人の資質のTOP5がその職業の「向いている資質」と全く異なっていることからもそれは明らかです。

適職診断ツールとして使ってしまうと資質が無いからといってその職業を諦めてしまい、自分の可能性を狭めてしまう恐れがあります。

 

分かるのは資質=強みとなる可能性のある要素

 

ストレングスファインダーは強みを見つけるツールですが、テスト結果から分かるのはあくまで個人の価値観や行動パターンなどの資質なのです。

ストレングスファインダーは受験者の回答から34個の資質をランキングして表し、その上位5つがその人の強みの元となる資質となります。

ストレングスファインダーを提供しているGallup社は強みをこう定義しています。

「強みとは、特定の作業について優秀な結果を生み出し続ける力」

資質はこの強みとなる可能性のある要素です。

この資質をトレーニングなどで知識やスキルを付加することによって強みへと変えることができます。

 

Point

ストレングスファインダーから分かるのはあくまで強みとなる可能性のある要素であり、適職を診断するツールではない。

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

各資質を活かすことができる適職の例

 

 

先にストレングスファインダーは適職判断ツールではないと述べましたが、全く適職の参考にはならないのかというとそういう訳ではありません。

テストを受けると、結果レポートの中に「強みのインサイトガイド」という項目があります。

このガイドから、各資質を活かすことができる職種のヒントを得ることができます。

以下でその中の一部の例をご紹介します。

 

最上志向

 

最上志向の資質がある人はコーチングやメンタリングなど、人の成功を助ける職種が向いている

 

着想

 

着想の資質がある人は広告・デザイン・新商品の開発などアイディアが求められる仕事が向いている

 

回復思考

 

回復思考の資質がある人はコンサルタントやターンアラウンドマネージャーなど、問題解決や物事の修復が求められる仕事が向いている

 

など、各資質ごとに向いている職種のヒントを得ることができます。

しかし先に述べた通り、例えばコンサルタントやデザイナーになるのに必ずしも回復思考や着想の資質が必須である訳ではありません。

また、資質があるといっても磨かなければ強みにはならないので、自分のキャリアの方向性を決める上での参考程度と考えておきましょう。

 

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資質を強みへ磨き上げるためには

 

 

ストレングスファインダーの結果を見て満足してしまい、それを活かすための行動に繋げられている人は少ないのではないでしょうか。

自分の資質を理解してはい終わり、ではテストを受けた意味がありません。

テスト結果のレポート画面に「強みのインサイトと行動計画ガイド」という項目があります。

ここでは自分の資質を活かすためにどのような行動を取れば良いのかというアドバイスが記載されています。

このアドバイスの中から実践できることを日常生活へ取り入れることで資質を伸ばしていくことができるでしょう。

こうして自分の持っている資質の中から強みへと伸びていくものが出来、その後のキャリア形成に役立てることができます。

 

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ストレングスファインダーをセルフブランディングへ活かす

 

 

ストレングスファインダーの最適な使い方として、セルフブランディングへの活用が挙げられるでしょう。

ここでは企業選び・面接時・入社後におけるセルブランディングの重要性をご紹介します。

 

セルフブランディングとは

 

転職市場におけるセルフブランディングとは、よく聞かれる「自分自身のメディア化」とは異なります。

ここでいうセルフブランディングは、以下を3軸としています。

 

・自らの将来像・ビジョンを明確に持っている

・自分が活躍できる適切なマーケット(業界・職種・役割)が定まっている

・他人と差別化できるスキル・経験・ポテンシャルを持っている

 

上記3要素を明確化し、企業に自分を売り込んでいけることを指します。

 

ストレングスファインダーの結果を志望動機にしてしまう誤り

 

転職者の中には、テスト結果の資質が志望する業種・職種に当てはまるからと、そのまま志望動機に記載してしまう例もあるようです。

さらには判定結果に書かれていることをそのまま自己PRに転記してしまう例などもあるようです。

これでは本来の使い方の意図からかけ離れてしまっています。

 

「あるべき姿」ではなく「ありたい姿」をイメージする

 

近年では、内定を目指すあまり志望する企業の「求める人物像」に自分を「あるべき姿」に寄せていってしまう風潮があります。

しかし、そういった人は無事に志望企業に入社してもモチベーションが続かず、行き詰まってしまう傾向が強いようです。

それよりも自分自身の持ち味は何かをしっかりと自覚し、自分のありたい姿をイメージすることが大切です。

 

セルフブランディングの必要性

 

自分らしいキャリアを築いていくためには、自分の感情価値観を把握し、ありたい姿をイメージできていることが大切です。

最近では正解が存在しない仕事が数多く存在します。

仕事をする上で何が正解か全く分からない中、自分で意思決定をしていく必要がある場面に直面する機会も多いでしょう。

企業によっては面接で「あなたはこの会社で何がやりたいのか?」と聞かれる場合があります。

従来のようなイエスマンではなく社員一人一人に自立が求められ始めている中、セルフブランディングは大切です。

セルフブランディングが出来ており、自分のありたい姿を貫いていける人は会社に入ってからもブレることなく成長し続けていくことが出来ます。

自分の持ち味を明確化してくれるストレングスファインダーは、こうしたセルフブランディングをする上でも大いに役立ってくれるでしょう。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

 

 

自分に合う仕事で悩んだら業界特化の転職のプロに相談

 

 

  • ストレングスファインダーにより、34の資質の内、上位5つの資質を知ることができる。
  • ストレングスファインダーは適職診断ツールではない。わかるのは強みとなる可能性のある要素。
  • テスト結果を見るだけで満足せず、資質を活かすための行動を起こすことが大切。
  • ストレングスファインダーの最適な使い方として、セルフブランディングへの活用が挙げられる。

 

ストレングスファインダーは単なる資質・強み診断ではなく、その後の行動計画までアドバイスしてくれる革新的なツールです。

多種多様な業界・職種が存在する中で、自分に向いた職種を自力で探し出していくのは大変です。

ストレングスファインダーを使って自分の資質を理解することは、自分の将来のあるべき姿をイメージする手助けになってくれるでしょう。

また、今の自分をそのイメージに近けるためにはどの資質に投資し、強みにしていくべきかも見えてくると思います。

まだ自分のビジョンを明確に描けていない人は、まずはストレングスファインダーを受けて徹底的な自己分析を行ってみてはいかがでしょうか。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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