
【例文】面接で転職理由が思いつかない時のポイント!好印象になるコツも解説
この記事では、ギークリーでの転職理由アンケートを基に、面接での転職理由が思いつかない場合の例文をご紹介します。転職理由の考え方のコツや好印象になるポイントも解説しているため、転職面接を控えている方は参考にしてください。
転職理由の本音ランキングTOP5
Geekly(ギークリー)ではIT人材の方を対象に、「転職を考えた最も大きなきっかけ」についてアンケートを実施。
795名のうちの31%が「業務内容に不満がある」と答え、最も多い結果となりました。
それぞれの転職理由について詳しく見ていきます。
1位:業務内容に不満がある
基本的に仕事は1日8時間であり、1日の3分の1を消費することになります。その時間が全て面白くないと言うのもなかなかの苦痛でしょう。
よくある例としては、求人案件ではできるはずだった業務とは別の作業を任されるケースです。
仕事を通して成長していきたい人にとって、仕事内容に魅力がなければ転職したいという本音が出ても仕方ないでしょう。
アンケートによると、20代・30代で業務内容への不満から転職を考える方が多いようです。
2位:会社の将来性に不安がある
業界や企業によって将来性が感じられなかったり、不安を感じる人もいるでしょう。
市場や時代の流れから、入社した当時と状況が大きく変わることもあります。
今後の将来性やキャリアプランを見据えて、将来性が期待できる会社への転職を希望する人も多いようです。
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3位:ライフスタイルの変化
子育てや介護、プライベートの生活など、ライフスタイルの変化に応じて職場環境を変えたいという人も多くいます。
プライベートと仕事を両立できる環境で働きたいという人も増えています。
働き方改革は大手では2019年4月から、中小では2020年4月から適用されました。
日本企業の労働環境は外国と比べても労働時間が長く、場合によってはサービス残業が当たり前というブラック企業もあるほどです。
ブラック企業まで行かなくても労働時間が長い、環境が整っていないのであれば仕事を長く続けることは難しいでしょう。
4位:待遇に不満がある
働く理由はそれぞれあるかもしれませんが、少なくとも自身が労働した対価として給与が与えられるのは当然の権利です。
労働と給与のバランスが合わないと納得がいかず、不満を持ち続けるのは当然と言えるでしょう。
中には手取りが少なすぎて残業をしなければ生活ができないという例もあるのです。
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5位:社風と合わない
社風や人間関係への不満は、仕事を続けいくうえで大きな問題になります。
中でも上司や経営者への不満は転職理由として多く挙げられます。
上司のミスなのに自身が責任を持つことになってしまった、能力の低い上司に嫌気が指した、権力をかざすだけの経営者への不平など挙げればキリがないほど例が出てきます。
仕事は主に上司や経営者の判断が重要であり、上の人たちが優秀でなければ下の人にとってはやりづらいのが本音ではないでしょうか。
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- ご経歴:システムエンジニア⇒バックエンドエンジニア
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Sさんは”ものづくり”にご興味があり、業務改善Webアプリケーションの開発を手がける企業で、システムエンジニアとしてキャリアをスタートされました。
転職を考えたきっかけは、当時関わっていたサービスやプロダクトに共感できなくなっていった点、使用していた言語やフレームワークなどが古く、新しいものへのキャッチアップも困難だったという点でした。
SさんはGeeklyに登録してから約2か月で第一志望の企業から内定を獲得し、迷うことなく入社を決断しました。
また複数社から内定をいただいたのですが、現職の条件や環境が自分と一番合っていたので納得感があったそうです。
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【ケース別】面接で好印象な転職理由の例文
面接で転職したい本音を採用担当に上手く伝えるための例文を紹介します。
- 給料が低い場合の例文
- 周りの人間関係から解放されたかった場合の例文
- 仕事内容に興味が持てなかった場合の例文
- 労働環境に不満があった場合の例文
- 拘束時間が長すぎる場合の例文
- 昇進の可能性が低い場合の例文
- 業界・企業に将来性を感じない場合の例文
- 結婚や介護などの家庭の事情場合の例文
ケースごとにまとめたので見ていきましょう。
給料が低い場合の例文
「前職の会社に就職したのは会社の方向性に共感したからです。自身も可能な限り成果を上げてきましたが、年功序列の文化であり若手が成果を上げても評価されない環境でした。年齢・ポジション関係なく成果を正当に評価してくれる御社の制度と社風に魅力を感じたため、応募させていただきました。」
「給料が低かったからです。」というストレートすぎる言い方では「お金のことしか考えていないのではないか」と懸念されてしまうかもしれません。
評価してほしいと伝える際には、その評価に見合った実績も添えると良いでしょう。
周りの人間関係から解放されたかった場合の例文
「私自身は、仕事はチームワークが良くなければ想像以上の成果を出すことができないと考えています。前職ではどちらかというと個人プレーが尊重されることが多く、チーム内での連携について度々提案しましたが受け付けてもらえませんでした。御社は社員同士が協力し合いながら成果を出している企業だと伺い、応募させていただきました。」
人間関係が嫌だからという理由で転職したら、「同じ理由でウチもやめてしまうのでは」と思われても仕方ありません。チームワークや協力などのワードを使うことで柔らかく伝えることが可能です。
この例文を使う場合は「チームワークをよくする提案ってどんなことを言ったの?」など聞かれますので、自身の経験を伝えるようにしましょう。
仕事内容に興味が持てなかった場合の例文
「前職では面接時に○○の仕事をやるという話で進んでいましたが、いざ業務に入ると全く違う××を行うよう指示されました。上司からは最初の1ヶ月は全員この仕事をしてもらっているんだと説明を受け、これも経験かなと思いましたし、仕事の幅が広がるとも思ったため1年続けました。しかし、一向に○○の仕事が振られず、携われる可能性も低いと思い転職活動をしています。」
別の仕事でも経験やスキルを得られると思い、真摯に対応したことを伝えると相手側としても「仕事をきちんとやる人」という印象を与えられます。
仕事内容で得たものやどんな仕事だったのかも伝えると、より納得感を引き出すことができます。
労働環境に不満があった場合の例文
「前職は繁忙期の期間が長く、残業も多かったのが実情でした。私としては仕事は楽しかったのですが、長時間の労働により体を壊したことを機に働き方を考えるようになりました。長く働けば成果が出せるのではなく、メリハリをつけて働くことが大事だと学びました。御社で働くことで、より成長できる機会を持てると思いましたし、私の経験も活きるのではないかと考えています。」
残業があるから辞めたという言い方はNGなので言わないでください。
仕事内容にもよりますが、残業自体はどうしても出てしまうものです。劣悪な労働環境だった場合は大抵の会社は理解してくれるため、少し柔らかい表現を心がけましょう。
拘束時間が長すぎる場合の例文
「前職では業務時間外の労働が評価対象になることも多く、実質月50時間を超える残業が常態化していました。業務効率化の案なども上げていたのですが、改善案を検討してもらえる風土でもなく、休日出勤もして成果を上げていました。しかし、やはり優先度の高い業務に集中して、生産性向上に努めることができる環境でより成果にこだわりたいと考えたことで業務体制の整った御社を志望するにいたっております。」
事業内容によっては、繁忙期などによって拘束時間が長くなる期間が発生することがあります。
残業そのものに不満があると認識されないよう、自分のプライベート確保のためではなく生産性向上のために拘束時間に目を向けたと伝えると良いでしょう。
また自身が前職でも改善のために動いたエピソードがあれば、添えることでより納得感が増します。
昇進の可能性が低い場合の例文
「私は前職で12ヶ月連続で予算120%を達成し、事業部の成績にも貢献して参りました。その実績で社内で表彰された経験もあります。しかし年功序列の社風であるため、私が希望する責任あるポジションに就くためにはまだ何年もかかるとのことでした。現在よりスキルを磨くために〇〇資格習得のための勉強も進めており、実現したいキャリアアップを叶える希望が持てる御社に魅力を感じております。」
現職の評価制度に納得できなかったという点に終始してしまうと、単に能力不足なのではないかと捉えられてしまうかもしれません。
できる限り数字で実績を表すのが重要です。
どのような成績を残して来たか、さらに将来性が伝わるよう自己研鑽の内容も伝えると入社への熱意も伝わるでしょう。
業界・企業に将来性を感じない場合の例文
「現職では直近5年間で売上の減少が続いており、業務の効率化や生産性向上についてたびたび進言して来ました。新たな技術の導入なども提案したのですが、前向きには検討してもらえず、大変お世話になった会社ではあるのですが転職を決意いたしました。御社が〇〇技術に関する事業部を新設し推進する旨を伺い、ぜひ私のこれまでの経験と現在習得のために勉強を続けている△△スキルを活かしたいと考えております。」
退職理由は志望動機と一貫している必要があります。
例えば業界全体の将来性に不安を感じているにも関わらず、同業界内で現在とまったく同じスキルを活かして転職したいという流れでは筋が通りません。
志望する企業のどのような点に将来性を感じているのか、また自分が具体的にどう貢献できるのかを伝えましょう。
結婚や介護などの家庭の事情場合の例文
「これまで7年間、介護と両立して〇〇職に従事して参りました。現職で海外赴任の話をいただき、大変魅力的ではあったのですがどうしても現実的ではなかったため見送らせていただきたい旨伝えたところ、辞令であるため特別扱いはできないとのことでした。これまでも介護と並行して〇〇職として従事して参りましたので、特に専門である△△領域で御社に貢献できると考えております。」
家庭の事情の場合の多くは、正直に開示しても問題ありません。
ただしその際、志望する企業で勤務するにあたり影響はあるのか、あるとしたらどの程度なのかはしっかりと伝えましょう。
どのように貢献できると考えているのか、即戦力としてアピールできると評価されやすいでしょう。
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面接官が転職理由で見ているポイント
面接官が転職理由で見ているポイントは以下の通りです。
- 突発的な転職活動ではないか
- 同じ理由でまた辞めてしまわないか
- 求める人物像とマッチしているか
転職理由の内容によっては、面接の合否に大きく関わります。
面接官がどのような点に注目しているか理解したい上で考えるようにしましょう。
突発的な転職活動ではないか
面接官は、転職理由から「突発的な転職活動ではないか」という点も気にして見ています。
会社に不満があっても改善のための努力をせず、すぐに転職を考えてしまっているとまた不満が出てきたら辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。
転職理由には、不満を解消するために自分でできる範囲でどのような努力をしたのか、を合わせて伝えるようにしましょう。
同じ理由でまた辞めてしまわないか
転職理由から「同じ理由でまた辞めてしまわないか」「長期的に仕事を続けられるか」も重要な点として見ています。
採用活動には一人当たり多くのコストがかかっています。そのため、すぐに辞められてしまうと会社としては損になってしまいます。
同じ転職理由でまた辞めてしまわないかを払拭するために、前職にはない会社の強み・魅力、自分の今後のキャリアなどを踏まえてポジティブな理由に言い換えることが重要です。
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求める人物像とマッチしているか
転職理由から分かるその人の性格や考え方を踏まえて、求める人物像とマッチしているかも見ています。
どのような環境で働きたいのか、どのようなキャリアを築きたいのか等、転職理由から伝わる部分も多いため、企業側の求める人物像と考え方が合っているかをポイントとしています。
求める人物像については、企業の採用ページ等にも記載していますので、転職理由や志望動機を考える前にチェックしておきましょう。
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好印象な転職理由を考える際のポイント
好印象な転職理由を考える際は、以下の3点に注意しましょう。
- 転職理由は本音を出しながらも上手に伝える
- 転職理由に嘘はつかない
- 志望動機と一貫性を持たせる
転職理由は、嘘をつくことも、本音を話しすぎるのも避けるようにしましょう。
以下、ポイントについて解説します。
転職理由は本音を出しつつポジティブに伝える
転職理由は人それぞれです。しかし総じて言えるのは、今の会社に対して何かしらの不満を持っていることではないでしょうか。
日本では本音よりも建て前を重視している文化があり、なかなか本音で言えない人も少なくありません。
本来であれば、転職活動をして面接時に「本音」をぶつけたほうがお互いの求めるところがわかります。
しかし、会社の文化にもよりますが素直すぎる本音は避けたほうが無難です。
なぜなら本音が会社への不平不満であった場合、直接的な表現で伝えてしまうと「転職しても自社で同じような不満を抱くのでは?」と懸念されてしまう可能性があるからです。
原則として、転職面接では転職理由はポジティブな言い換えが推奨されます。
転職理由に嘘はつかない
本音すぎることを言ってしまうのはNGですが、建て前を通すための嘘は絶対につかないでください。
採用担当は多くの採用希望者を面接しています。嘘をついている雰囲気は何となくわかりますし、質問をすればボロが出ることも理解しています。
嘘ではなく事実を元に柔らかな表現を心がけるようにしましょう。
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志望動機と一貫性を持たせる
転職理由は、志望動機と一貫性を持たせることが重要です。
転職理由でのやりたいことと、志望動機のやりたいことが繋がらないと矛盾が生じ、本当のことを言っているのか面接官も分からなくなってしまいます。
転職理由を踏まえて、この会社に入社したいというように繋がった内容になるように意識して考えてみましょう。
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転職理由で悩んだらIT転職エージェントに相談しよう
転職理由を本音で話したいという気持ちを持つ人は多いでしょう。
しかしあまりにも率直すぎる表現では採用担当者の心証を悪くしてしまうこともあります。
言葉を言い換えたり、「なぜできなかったのか」「対策としてどのようなことを行ったのか」「転職希望先で何をしたいのか」を意識するだけでも説得力は増します。
前職への不平不満をストレートにぶつけるより、好印象を持ってもらえるような伝え方を心がけることで、転職活動をよりスムーズに進めることもできるのです。
「エンジニアとして上流工程に携わりたい」
「IT業界に転職して年収を上げたい!」
「もっとモダンな環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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