
【アンケート調査】IT人材の給料は安い?満足度と年収アップの取り組み
弊社ギークリーでは、2025年11月にGeekly(ギークリー)のサービスをご利用いただいたエンジニア、クリエイター、ゲーム、営業人材の方を対象に「直近の年収状況」についてアンケート調査を実施しました。年収への満足度や年収アップのために行っている取り組みについても調査しているので、ぜひご覧ください。
アンケート方法概要
IT人材の年収状況についてアンケートを実施。
【調査対象】弊社をご利用いただいたIT業界にお勤めの転職希望の方
【対象人数】4,332名(有効回答のみ)
【調査期間】2025年11月1日~2025年11月30日
【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力
【質問項目】
1. 現在の年収に満足していますか?
2. 直近1年間の年収の変化を教えてください
3. 年収以外に転職活動で重視しているポイントを教えてください(複数選択可)
4. 年収アップのためにどのようなことをしていますか?(複数選択可)
【全体】アンケート集計結果
現在の年収への満足度は「やや低い」
Geekly(ギークリー)のサービスをご利用いただいたIT人材へのアンケートによると、現在の年収への満足度については「やや不満に感じている」がもっとも多く、34%でした。
次いで多いのは「やや満足している」という回答です。
大きく満足と不満足で分けると、満足している人が45%、満足していない人が55%であり、全体を通しても「やや不満」という傾向が見て取れる結果となりました。
直近1年間の年収は微増
直近1年間の年収の動向を見ると、もっとも多かった回答は「+50万円未満」という結果でした。
全体を大きく分けると、この1年間で年収増加した人が約6割、減少した人が約1割、変わらない人が3割となり、増加した人が多いことがわかります。
先ほどの結果をふまえると、増加している人の割合に対して多少なりとも不満を抱えている人が多いようです。IT人材にとって「期待ほど年収アップしていない」という状況が伺えます。
年収以外では、「ワークライフバランス」を重視する傾向
転職活動にあたり、年収以外に重視するポイントでは「ワークライフバランス」がもっとも多く、次いで「事業内容」です。いずれも約2割前後で同水準となりました。
理念やビジョンといった会社の方向性との一致、貢献できる仕事であるかどうかといった「やりがい」に該当する項目、また評価制度や会社の規模といった「自身の成長や将来性」に関連が深い項目よりも、私生活の充実に重きを置いている様子が伺えます。
現職のまま行えることで年収アップを目指すIT人材が多い
IT人材が年収アップを目的として行っている取り組みでは、転職という直接環境を変えるための働きかけよりも、自分自身の市場価値を高めようという意図が伺える結果となりました。
「最新技術やツールの学習・習得」「資格・認定試験の取得」などは、現職での年収アップにつながる可能性もありますが、転職に際して大きな武器となる可能性もあります。
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「IT人材年収診断」ご利用の流れ
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STEP2:年収診断のページから氏名と連絡先を入力してスタート
STEP3:プロフィールと簡単な職務経歴を入力して診断
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診断後は、年収が上がる求人や、ご希望に沿った求人のご紹介、IT職種を熟知したキャリアアドバイザーに転職の相談をすることもできます。是非一度、ご自身の年収の現在から年収アップ予想額を見てみてください。
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【年代別】アンケート集計結果
現年収への満足度は年代と反比例して下がる傾向
年代別に現年収への満足度を見ると、若年層ほど不満を感じていることが伺える結果となりました。特に「満足している」の回答は、50代は約3割であるのに対し、20代は1割を下回る結果です。
強く不満を感じている割合も20代がもっとも多いようです。
大きく満足と不満足で分けると以下のようになります。
| 年代 | 満足 | 不満足 |
| 20代 | 36% | 64% |
| 30代 | 47% | 53% |
| 40代 | 53% | 47% |
| 50代 | 65% | 35% |
このように分けると、30代は半数程度、40代以上は半数以上がおおむね年収に満足していることがわかります。
直近1年でもっとも年収アップしているのは20代
若年層ほど年収に不満を感じている一方で、直近の年収変化の状況を見ると、プラス50万円未満、プラス50~99万円はいずれも20代がもっとも多い結果となりました。
しかし、プラス100万円以上という大幅な年収アップに成功している人の割合は20代がもっとも低いこともわかります。
20代は年収アップはしてはいるものの、「自分の働きに十分見合う年収アップ額ではない」と感じているようです。
100万円以上の年収アップを実現している人の割合がもっとも多いのは30代です。40代まではプラス50万円未満という回答がもっとも多い結果であるのに対し、50代は「変わらない」が最多です。
全体的に満足度で「不満足」と回答した割合よりも年収が下がった割合が大幅に少ないことから、「多少下がっても満足度に大きな変化はない」と感じていることも読み取れます。
全年代で「ワークライフバランス」と「事業内容」の優先度が高い
転職で、年収以外の要素として「ワークライフバランス」と「事業内容」を重視するのは全年代で共通しているようです。
その他のポイントを見ると、若年層ほど福利厚生などの条件面を、ベテラン層ほど企業理念やビジョンを重視していることがわかりました。
年齢が上がるにつれ「次の転職が最後」と考える求職者が増えることから、より企業と本質的にマッチしていることを求める傾向があるとわかります。
また、顧客や会社への貢献度も年齢が上がるにつれえて回答者が増えています。
年収を上げる取り組みは20代・30代が活発
年収への満足度が高いにもかかわらず、20代・30代は年収アップのための取り組みを積極的に行っていることがわかります。
その内容は年代によって異なり、年齢が上がるほど「最新技術やツールの学習・習得」に力を入れているようです。
一方、若年層は「現職での成績を伸ばす」の他に、「最新技術やツールの学習・習得」「資格・認定試験の取得」といった転職の準備ともうかがえる取り組みをバランスよく行っているという結果でした。
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【職種別】アンケート集計結果
職種別では「満足」と「不満」はほぼ同じ割合に
職種別に現年収への満足度をうかがったところ、いずれの職種も不満の方がやや多いものの、大きな差はない結果となりました。
ゲーム職種では、満足と不満足を比較すると不満足の割合が最も多い反面、強い不満を感じている人の割合はもっとも少ないことがわかります。
強い不満や完全な満足には至らないものの、年収に思うところがあるIT人材は多いようです。
直近1年ではプラス50万円未満が全職種で最多
直近1年間の年収変動を見ると、全職種で「プラス50万円未満」がもっとも多い結果でした。
ゲーム人材は「変わらない」の回答も多いことがわかります。先ほどの「不満足の割合が最も多い反面、強い不満を感じている人の割合は少ない」という結果もふまえると、年収が変わらないことに漠然とした不満があるという人が多いのかもしれません。
年収以外に重視するポイントは意見が分かれる結果に
年収以外に重視する項目では、エンジニア・クリエイターでは「ワークライフバランス」、ゲーム・営業では「事業内容」がもっとも回答の割合が多い結果となりました。
また、営業は「会社規模」「企業理念・ビジョン」の回答が他職種よりも多い傾向であることから、転職時に会社の将来性も見極めようという意向がうかがえます。
エンジニア・ゲーム・クリエイターはキャッチアップ、営業は成績アップに取り組んでいる
現年収について強い不満を感じているIT人材は多くない結果でしたが、年収アップのための取り組みは多くのIT人材が積極的に行っているようです。
特にエンジニア・クリエイター・ゲームでは「最新技術やツールの学習・習得」が多く、めまぐるしく情報革新するIT・Web・ゲーム業界でキャッチアップする文化が浸透していることが見て取れます。
一方、営業は現職での成績を伸ばすことに力を入れているようです。数字で成績を示せる営業は、しっかりと現職での仕事で結果を出すことで、キャリアアップを実現しやすいことも関係しているかもしれません。
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今回のアンケート調査では、「IT人材の年収への満足度と年収アップのために行っている取り組み」について調査しました。
IT人材は現年収に対して不満を感じている人が多い一方で、それだけを転職の動機にしているわけではないことがうかがえます。また、職種や年代に合わせた年収アップの取り組みに積極的であることもわかりました。
若年層ほど直近1年間では年収アップしている傾向であるのに対し、満足度はベテラン層ほど高くないことから、20代は現職での年収の上がりにくさが転職のひとつのきっかけになっているのかもしれません。
もしも現在の年収や評価制度、キャリアパスなどに不安を感じたら、一度自分の市場価値を客観的に調べてみることをおすすめします。
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