
ユニコーン企業【日本・2026年】|ランキング上位一覧と世界の企業例
「ユニコーン企業」という言葉を耳にする機会は増えたものの、具体的にどんな企業を指すのか、日本にはどれくらい存在するのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ユニコーン企業の定義や特徴をわかりやすく解説し、日本のユニコーン企業を評価額ランキング形式で紹介します。
さらに、今後ユニコーン入りが期待されるNEXTユニコーン企業についてもまとめているので、成長企業やスタートアップの最新動向を知りたい方はぜひ参考にしてください。
この記事のまとめ
- ユニコーン企業(創業10年以内、評価額10億ドル=約1500億円以上、非上場)に該当する日本企業は、Sakana AI、Preferred Networks、スマートニュース、SmartHR、Spiber、Opn、Goなど。
- NEXTユニコーンとして注目されているのは、TBM、アストロスケールホールディングス、ティアフォー、リーガルオンテクノロジーズなど。
- 日本でも、AIやディープテックの分野を中心に高度なテクノロジーを強みとするユニコーン企業が増加中。
目次
ユニコーン企業とは?定義や条件を分かりやすく解説
主な条件は4つ
「ユニコーン企業」の定義を初めて提唱したのは、2013年にカウボーイ・ベンチャーズの創業者であるアイリーン・リー氏です。
ユニコーン企業とは、下記の条件を満たす企業のことを意味します。
- ・「創業10年以内」
- ・「評価額10億ドル以上」
- ・「未上場」
- ・「テクノロジー企業」
将来性の高い企業として、投資家から経済をけん引する存在と捉えられているのがユニコーン企業です。
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デカコーン・ヘクトコーン・ゼブラ企業との違い
設立10年以内の非上場企業のうち評価額が100億ドル以上の企業を「デカコーン」、1,000億ドルを超える企業を「ヘクトコーン」と呼称します。
ユニコーン企業が短期での高い企業利益を追い求めることに対し、ゼブラ企業は社会貢献と他社共存という理念により企業活動を行っています。
この社会貢献と利益という相反する2つを追い求める所から、白と黒になぞらえゼブラ企業と呼ばれているのが特徴です。例えば、ボーダレス・ジャパンやマザーハウスが該当します。
「ユニコーン」と呼ばれる由来
ユニコーン企業という言葉が誕生した当時は、未上場かつ短期間で高い評価を得る企業は希少でした。
そのめずらしさから、伝説の生き物であるユニコーンにたとえられています。
なお、日本最速でユニコーン企業になったのは、AIスタートアップのSakana AIです。
世界のユニコーン企業数は増加中
ユニコーン企業は2013年にその概念を提唱されてから当初は希少であり、現在は上場企業になっているFacebook社やTwitter社も含めユニコーン企業の基準を満たしていたのは39社ほどでした。
しかしここ数年でユニコーン企業数は増加し、現在は1,200から1,400社以上で推移しているという調査結果もあります。
また、アメリカや中国といった大国だけではなく、近年はバハマやインドネシアといった新興国の企業も台頭してきています。
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【2026年最新】日本のユニコーン企業評価額ランキング
以下にユニコーン企業の評価額の高い順からランキング形式で紹介します。
なお、2026年2月時点の情報です。
1位:Sakana AI株式会社(約4,000億円)
Sakana AI株式会社は、生成AI基盤モデルの開発を行う企業であり、多数の小型AIモデル同士を連携させることで、少ない計算資源とコストで高性能かつ汎用的なAI(基盤モデル)を効率的に構築しています。
創業1年余りでユニコーン企業(企業価値10億ドル以上)となったディープテック企業です。
2位:株式会社Preffered Networks(約3,035億円)
株式会社Preferred Networksは、主に人工知能(AI)開発を手がけるベンチャー企業です。トヨタやNTTなど大企業と対等な関係で多数の大企業と業務提携を行っています。
事業内容はディープラーニングやロボティクスなどの最先端技術の実用化によりイノベーションの実現を目指していて、日本を代表する大企業のレバレッジを効かせる形で強いAI製品・サービスを開発しています。
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3位:スマートニュース株式会社(約3,035億円)
スマートニュース株式会社はスマートフォン向けニュースアプリ「SmartNews(スマートニュース)」を運営している企業です。
ニュースメディアと連携し、ニュースだけでなくクーポンやセール情報も毎日配信するなどのサービスを展開しています。
日本のほか米国で様々なメディアとパートナーシップを結んでおり、DL数は世界で 5000万を超えています。
4位:SmartHR株式会社(約2,428億円)
SmartHR株式会社の主な事業は、労務業務を効率化するクラウド人事労務ソフトの企画・開発・運営・販売です。
近年、リモートワークや副業など働き方の多様化が進んでいる中で、労務管理を通した従業員データの分析、従業員へのサーベイ、人事評価など、効果的な人材マネジメントを実現できるSmartHRは需要が増えています。
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5位:Spiber株式会社(約1,851億円)
Spiber(スパイバー)株式会社は人工タンパク質素材「ブリュードプロテイン(BREWED PROTEIN)」という石油を使わずに、植物由来のバイオマスを主な原料とし、微生物発酵(ブリューイング)プロセスによりつくられる人工タンパク質素材を製造しています。
スポーツアウトドア大手のゴールドウインと共同開発した世界初の人工タンパク質素材高機能ウエア「ムーンパーカ(MOON PARKA)」の販売も有名です。
6位:Opn株式会社(約1,517億円)
「決済をシームレスに」「決済をボーダーレスに」の2点に集約した事業を展開しています。
世界をマーケットにシェア拡大を目指せるビジネスという展望が評価され、資金調達を成功させました。
主力事業である「Opn Payments(旧Omise)」は50以上の決済方法に対応しており、プロダクトの使い勝手の良さが強みです。
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6位:Go株式会社(約1,517億円)
1977年に創業したGoですが、タクシー配車アプリの開発に着手し始めたのは2010年のことでした。
その後2017年に初の外部資金調達を達成してから、トヨタ自動車やNTTドコモをはじめとした大手企業からの資金調達を受け、DeNAの配車アプリ「MOV」とJapanTaxiの事業統合などを通して国内で圧倒的なサービスへと成長を遂げています。
あの企業もユニコーン企業だった
メルカリ
フリマアプリとして国内でも断トツの一強状態である株式会社メルカリは2013年に同社CEOの山田進太郎氏が、コウゾウを設立し、後に社名をメルカリに変更し誕生しました。
その後わずか3年で2016年に初めて黒字化し、ユニコーン企業として急成長を遂げ、2018年には東証マザーズへの上場を果たしています。
現在の区分は東証プライム市場です。
近年では2019年にスマホ決済サービスの「メルペイ」をリリースしたことでも話題になりました。
ネットプロテクションズホールディングス
同企業は2002年からECに対応する、日本初の信用リスク保証によるBNPL決済サービスを始めています。
その後も個人、法人、EC(電子商取引)、対面販売など利用シーンに最適化したBNPL決済サービスを提供しています。なお、2021年の12月に東証1部上場を果たしています。
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企業価値が高く成長が期待されているNEXTユニコーン企業
ここでは、今後成長が期待されている「NEXTユニコーン企業」に位置付けられている企業をご紹介します。
- 株式会社TBM
- 株式会社アストロスケールホールディングス
- 株式会社ティアフォー
- 株式会社リーガルオンテクノロジーズ
以下、それぞれの取り組みを解説します。
株式会社TBM
株式会社TBM(ティービーエム)は「石灰石」から紙・プラスチックの代替製品をつくる新素材である「LIMEX」の製造を手掛けています。
これは様々な紙・プラスチック製品を代替する可能性を秘めた革新性をもっており、今後ますます地球規模で需要の高まりが予想されます。
株式会社アストロスケールホールディングス
株式会社アストロスケールホールディングスの主な事業は、宇宙のゴミ掃除、つまりスペースデブリの除去作業を行う企業です。
「将来の世代の利益のための安全で持続可能な宇宙開発」を経営ビジョンに、未来へ向けて革新的な事業を展開しています。
株式会社ティアフォー
株式会社ティアフォーは、近年注目を集める「自動運転」の分野において注目を浴びている企業です。
自動運転 OS「Autoware(オートウェア)」の開発を主導しており、自動運転電気自動車を用いた無人物流・旅客サービスに関するビジネスを手がけています。
株式会社リーガルオンテクノロジーズ
リーガルオンテクノロジーズは人工知能(AI)契約書の審査・管理システムといったいわゆる契約審査プラットホームを手掛けています。
国内では花王やみずほ証券など2500社がこのサービスを導入し、契約書で見落としてはならない重要事項のチェックなどに使用しています。
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国ごとに見る世界のユニコーン企業
世界にはどんなユニコーン企業があるのか、解説します。
中国「ByteDance」
「ByteDance(バイトダンス)」は、北京で2012年に創業したスタートアップ企業で、世界最大のユニコーン企業です。
評価額は1,400億ドル、日本円で18兆3,400億円です。
初めてヒットしたサービスは、ニュースまとめアプリの「Toutiao(今日頭条=トウティアオ)」です。
そしてByteDanceのもう一つの主軸となるアプリ事業が、日本でも有名なショートムービープラットフォームで15秒秒程度の短い動画を投稿・閲覧できるSNSアプリ「TikTok(ティックトック)」です。
アメリカ「SpaceX」
この企業はアメリカの航空宇宙メーカーであり、宇宙輸送サービス会社でもあります。
その他、衛星インターネットアクセスプロバイダも手掛けています。その中でもSpaceX社の特筆すべきサービスはなんといってもロケットの再利用です。
これによりロケット打ち上げにかかるコストを従来の1/3抑えることに成功しています。
また、日本では衛星通信サービス「Starlink」を展開しています。Starlinkとは世界中の遠隔地に低遅延かつ高速のブロードバンドインターネットです。
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スウェーデン「Klarna」
「Klarna (クラーナ)」は、2005年にスウェーデンのストックホルムで創業されたユニコーン企業です。
Klarnaは3つの後払いソリューションを提供しています。
- ・30日以内の後払い:金利手数料0
- ・3回分割払い:30日毎に自動的にチャージされる、金利手数料0
- ・6〜36ヶ月の分割払い:金利は発生
また、KlarnaはP2P送金アプリ「Wavy」をリリースしています。
日本においても、クレジットカードを持っていない(持てない)層に後払い決済を拡大させています。
オーストラリア「Canva」
「Canva(キャンバ)」はオンラインによるグラフィックデザインおよび印刷サービスを展開しており、世界中にユーザー層を拡げ、月間アクティブユーザー数は1億人を超え、足元の年間売上高は10億ドル以上に成長しています。
PC、スマートフォン・タブレットといった幅広い端末で使用でき、いずれのプラットフォームでも、シームレスにデザインを編集できます。
また、日本のフォントも豊富に用意されていて、作成したデザインは無料で商用利用できます。(一部有料)日本人によるローカライゼーション作業もあり、日本国内でもユーザー数を増やしています。
インド「BYJU’s」
「BYJUは(バイジューズ)」のサービスはオンライン学習アプリの提供であり、学生向けの学習プログラムや試験対策クラスといった教育コンテンツなども提供しています。
このプラットフォームはオリジナルコンテンツ、視聴学習動画、豊富なアニメーション(ディズニーと提携したオリジナルコンテンツ)、双方向的な質疑応答セッションという構成になっています。
同企業はまだ本格的に日本国内へ進出していませんが、積極的に英語圏などで資金調達をおこなっており、やがて日本のEdTech(エドテック)分野にも進出すると予想されます。
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ユニコーン企業への転職で年収・キャリアはどう変わる?
ユニコーン企業への転職によって、年収やキャリアにどうような影響があるかを解説します。
- ①平均年収の実態とストックオプションによる資産形成の可能性
- ②スピード感のある環境で得られる自己成長
- ③裁量権の大きさと柔軟な働き方
以下、転職前に確認しておきましょう。
①平均年収の実態とストックオプションによる資産形成の可能性
日本経済新聞社がまとめた「NEXTユニコーン調査」(2022年)において、スタートアップの平均年収が上場企業を45万円(7%)上回り、650万円にまで達していると発表しています。
また、ユニコーン企業は非上場のスタートアップやベンチャー企業ですが、実績があり上場できる実力がある状態ならば、株式価値は高まり実際に上場したとき高値で株式が取引されます。
企業価値の上昇に伴い、社員の給与も跳ね上がる可能性が期待できるでしょう。
また、ストックオプション制度によって自社株を購入、売却できるため、一定の資産形成も望めることがあります。
(参考:日経新聞社『スタートアップ年収、上場企業を7%上回る 650万円』)
②スピード感のある環境で得られる自己成長
ユニコーン企業では経営者との距離が近いため、深い学びを得ることができます。
また同じ企業で働く仲間には、将来起業を目指す人も集まりやすい傾向にあるため、そのような業務に対する意識の高い仕事仲間と研鑽しあい、自己成長に繋げられる環境でもあるといえます。
③裁量権の大きさと柔軟な働き方
リモートやフレックスなど、自由度の高い働き方と裁量権の大きさも魅力です。
少数精鋭の環境であることが多いため多忙にはなりますが、その分やりがいも大きく、主体的に動ける人に向いているでしょう。
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なぜ日本にはユニコーン企業が少ないのか?現状と課題
日本にユニコーン企業が増えにくい理由は主に2つです。
- 起業する人が少ない
- ベンチャー企業への投資額が少ない
- 日本政府が推進する「J-Startup」などの支援プログラム
課題解決のための取り組みについても解説します。
起業する人が少ない
日本では大企業に人材が集中する傾向にあり、人材が不足していると言われています。
相対的に起業家が少ないことで成功例を目にする機会も少なく、失敗を懸念して挑戦する人が減るために起業家が増えないという循環に陥っていることが、日本にユニコーン企業が少ない理由だと考えられるでしょう。
また、起業家に対する評価が高くないという特徴もユニコーン企業を増やすうえでは障害になっていると言えます。
ベンチャー企業への投資額が少ない
日本では「未上場」かつ「評価額10億ドル以上」という点を満たすことが非常に難しいとされています。
なぜならこれらの条件を満たすためにはベンチャーキャピタルからの多額の出資が必要となるからです。
日本はベンチャーキャピタルが圧倒的に少ないと言われています。
実際に、2019年から2020年にかけてのベンチャーキャピタル投資額を比較してみると、米国では15兆円から16.7兆円で+10.8%という結果に対し、日本では0.22兆円から0.15兆円と-30.1%でした。
2021年時点でのユニコーン企業数は米国の274社に対し、日本は4社という数の違いにはこういった理由があるのです。
(参考:内閣官房『令和3年3月 基礎資料』)
日本政府が推進する「J-Startup」などの支援プログラム
冒頭で日本におけるユニコーン企業の少なさについて触れましたが、実は経済産業省によるユニコーン企業創出を支援するプログラム「J-Startup」が2018年よりスタートしています。
ベンチャー企業の資金調達支援のほか、イベントへの出展支援なども行う取り組みです。
これによってユニコーン企業もしくは評価額1000億円の上場ベンチャー企業の創出に成功しています。
プログラムの選定企業数は、2025年7月時点、全国版で累計272社にのぼりました。
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ユニコーン企業への転職にチャレンジしよう
ユニコーン企業は簡単にいうと短期間で急成長を遂げた非上場のスタートアップ、ベンチャー企業です。
日本ではまだまだ少数ですが、ユニコーン企業のメリットは未来に向けて需要が伸びるであろう革新的な事業を展開している将来性と、ユニコーン企業が開拓する場所はブルーオーシャンであることが多いという点です。
新しい分野に取り組めるため、やりがいを強く感じられるはずです。
「ユニコーン企業に転職したい!」
「キャリアの将来性を高めたい!」
「転職のプロに一度相談してみたい」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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