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ITコンサルから戦略コンサルへ転職するには?難易度・年収・選考対策を解説

最終更新日:

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ITコンサルでの経験を活かしてより上流の戦略コンサルタントへ挑戦したい、経営課題に挑み年収を上げたいと考える方は多いのではないでしょうか。

ITコンサルから戦略コンサルへの転職は難易度は高いですが、検討に値します。実際、ITコンサルから戦略コンサルへ転職し、キャリアアップを成功させた人もいます。

本記事では、両職種の決定的な違いから選考を突破する職務経歴書の書き方、ケース面接対策まで徹底解説します。

 

【この記事はこんな人におすすめ】

・ITコンサルと戦略コンサルの違いや年収相場を知りたい人
・自分のIT経験を戦略ファームで高評価につなげたい人
・書類やケース面接などの選考の具体的な対策方法を知りたい人

この記事のまとめ

  • ITコンサルから戦略コンサルへの転職は不可能ではないが、選考通過率は難しいので十分な対策が必要
  • 戦略コンサルタントの平均年収は723万円と高い水準となっている
  • ITの現場経験を経営・業務課題の解決視点で再構築し、思考と書類・面接対策を一貫させることが転職成功のカギ

目次

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ITコンサルから戦略コンサルへの転職は可能?難易度とリアルな選考基準

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

ITコンサルから戦略コンサルへの転職は実際に可能なのでしょうか。以下では、実際の難易度について説明します。

 

ITコンサルから戦略コンサルへの転職は可能?難易度とリアルな選考基準
  • 転職は十分可能だが、選考通過率は極めて低い
  • 年齢・学歴・社格はどこまで選考に影響する?
  • ITコンサルの現場経験はプラス評価になるのか?

 

転職は十分可能だが、選考通過率は極めて低い

 

ITコンサルタントから戦略コンサルタントへの転職は可能です。近年の戦略コンサルティングファームでは、経営戦略の策定においてデジタル技術の活用が必要となっています。

そのため、ITに関する実務経験や現場感を持つビジネスパーソンの需要は年々高まりを見せている状況です。

しかしながら、選考の難易度は非常に高く、内定率はかなり低いと推定されています。ポテンシャル採用が中心となる未経験層の選考では、極めて高い論理的思考力や実績が求められます

一方、人気ファームでは応募数が非常に多いため、十分な選考対策を講じることが成功の鍵となるでしょう。

 

年齢・学歴・社格はどこまで選考に影響する?

 

ITコンサルから戦略コンサルへの転職の選考において最も重視されるのは、20代〜30代中盤までの年齢層とされています。

未経験から戦略コンサルタントとして立ち上がるためには、柔軟な思考力と吸収力が不可欠とされるためです。40代以降の転職になると、高度な専門性や経営に関わった実績が厳しく問われる傾向にあります。

学歴については、上位大学出身者の割合が高い傾向が見られます

ただし、論理的思考力の証明やコンサル適性が認められれば、前職の社格や大学名に関わらず内定を獲得するチャンスはあるでしょう。

 

ITコンサルの現場経験はプラス評価になるのか?

 

ITコンサルタントとしての専門知識やプログラミングなどの技術は、戦略選考で直接的なアピール要素になるとは限りません

戦略ファームが求めているのは、単なるシステムの構築技術ではなく経営課題の解決能力であるためです。

一方で、プロジェクトを遂行した実行力や、現場の業務プロセスを深く理解している経験は大きな強みになります

技術そのものを前面に出すのではなく、ITを活用してどのように顧客の課題を解決したかという視点で実績を整理することが評価につながるポイントといえます。

 

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ITコンサルと戦略コンサルの決定的な3つの違い

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

以下では、ITコンサルと戦略コンサルの違いを3つ紹介します。

 

仕事内容

 

戦略コンサルタントのミッションは、クライアントの企業が何をすべきかという方向性を決めることです。 全社戦略の策定や新規事業の開発、M&A戦略など、企業の成長を左右する意思決定の支援を行います。

対して、ITコンサルタントの役割は企業の希望をどう実現するかという点に軸足が置かれます

戦略や業務課題に基づき、ERPなどのITシステムを選定・導入し、業務プロセスの効率化を実現するのが目的です。

つまり、経営方針の策定に特化するのか、技術的な解決策の実行支援に特化するのかという明確な違いが見られます。

 

クライアント

 

プロジェクトで関わるクライアントの層にも明確な差が見られます。戦略コンサルタントが主に対応するのは、CEOやCFOをはじめとする経営層です。

経営上の重大な判断を支援するため、長期的な視点でのディスカッションが求められます。

一方、ITコンサルタントが主にやり取りを行う対象は、CIOや情報システム部門の責任者、現場の業務担当者となります。システムの仕様決定や運用定着に向けて、現場と密接に連携しながらプロジェクトを進めるケースが一般的です。

対峙する相手の視座が異なるため、求められるコミュニケーションの性質も変わってくるでしょう。

 

評価体系

 

評価体系においても、戦略ファームは「Up or Out(昇進するか、去るか)」の価値観が根強く残っており、シビアな成果主義が採用されています。

一方、ITコンサルティングファームはプロジェクトの稼働率や担当範囲に応じた段階的な評価軸が一般的です。

より高い成果を出して若手から高年収を目指したい人にとって、戦略ファームの環境は魅力的に映るかもしれません。

 

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戦略コンサルタントの平均年収【自社データ】

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

以下では、Geekly(ギークリー)独自のデータから戦略コンサルタントの年収についてみていきます。

なお、年収が書かれた表は以下のデータをもとに作成しました。

 

【調査対象】弊社をご利用いただいたIT業界にお勤めの転職希望の方
【対象人数】4,548名(有効回答のみ)
【調査期間】2025年6月1日~2026年5月31日
【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力

 

年収水準(平均・中央値・最大値)

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

自社の転職支援データによると、戦略コンサルタントの平均年収は723万円となっています。一般的な会社員の平均給与と比較しても、圧倒的な高水準を誇っているといえるでしょう。

年収の中央値に関しても680万円に達しており、一部の高額所得者だけでなく全体として高い報酬が設定されている点が特徴です。

個人のパフォーマンスがダイレクトに給与へ反映される仕組みが整っているのも魅力でしょう。

 

年代別の年収推移

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

年代別の年収推移を追うと、若手の段階から高収入を獲得できる環境であることがうかがえます。

アナリストやコンサルタントとして、実際に手を動かして業務を行う20代の頃は平均年収が561万円、中央値570万円です。

マネージャーやマネージングディレクターとして働くような30代の場合、平均年収731万円、中央値650万円となっています。

40代以上になり役員クラスになってくると、平均年収954万円、中央値925万円となり、1000万円という大台が見えてきます。

 

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ITコンサル経験者が戦略ファームで評価される3つの強み

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

ITコンサル経験者はこれまでの業務経験から得られた知見をもとに、戦略コンサルでも大きな活躍が期待できます。

ITコンサル経験者であるということは以下のような3つの強みがあります。

 

DX・ITの現場感と実現可能性

 

現代の経営戦略において、テクノロジーを活用したDXの視点は外せないです。経営陣がどれほど高邁な戦略を描いても、現場での実現可能性が乏しければ実現できません。

ITコンサルタントとして培った技術の知見や現場感は、現実的で実効性の高い戦略を策定する上で大きなアドバンテージとなります。

どのようなシステム構成なら実現できるか、導入時に現場でどのような摩擦が生じるかを皮膚感覚で把握している点は、純粋な戦略出身者にはない強力な武器となるはずです。

 

PMO経験・推進力

 

ITコンサルから戦略コンサルへの転職においては、大規模なシステム導入や業務改革プロジェクトを推進してきたPMO(プロジェクトマネジメント)経験も高く評価されます

戦略コンサルタントの仕事は、提案書を作成して終わりではありません。多様なステークホルダーの意向を調整し、プロジェクトを完遂させる推進力が求められます。

納期やコストの制約がある中でマルチタスクをこなし、クライアントと信頼関係を築いてきた経験は、戦略ファームの現場でもそのまま通用します

周囲を巻き込んで変革を進める実行力は、大きな評価ポイントとなるでしょう。

 

論理的思考

 

ITコンサルタントが行う業務要件定義や課題抽出のプロセスは、戦略コンサルティングで求められるロジカルシンキング(論理的思考力)と親和性があります。

顧客の抽象的な要望を整理し、構造化してシステム仕様へ落とし込んできた思考法は、経営課題の構造化にも応用できます。

データに基づいた客観的な分析や、因果関係で物事を捉える習慣は、選考対策を進める上で頼もしい土台となるでしょう。

 

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選考通過率を高める職務経歴書の書き換え例

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

ITコンサルから戦略コンサルへの転職を成功する上で職務経歴書で自分のアピールをすることは重要です。

以下では、職務経歴書を書くうえでのコツを紹介します。

 

選考通過率を高める職務経歴書の書き換え例
  • 「ERP構築」を「全社BPR・業務変革支援」と言い換える例文
  • 志望動機でなぜ戦略コンサルなのかを論理的に語る3つの軸

 

「ERP構築」を「全社BPR・業務変革支援」と言い換える例文

 

ITコンサルから戦略コンサルへの転職の書類選考を突破するためには、職務経歴書に記載する実績の視座をIT導入から経営・業務課題の解決へ引き上げることが重要です。

単に担当したシステムやプログラミング言語を羅列するのではなく、どのような事業上のインパクトをもたらしたかを記述すると良いでしょう。

以下に、書き換えの具体的な例文をご紹介します。

 

  • ・Before(ITコンサル視点):「大手製造業向けにSAP(ERP)の要件定義から導入・テストまでを担当。購買・在庫管理モジュールの構築を主導し、プロジェクトを期日通りに完了させた。」
  • ・After(戦略コンサル視点):「大手製造業の全社コスト削減を目的とした業務改革(BPR)プロジェクトに従事。サプライチェーンにおける業務プロセスの可視化と課題抽出を行い、適正なIT投資計画を策定。結果として年間15%のオペレーションコスト削減と業務効率化を達成した。」

 

このように、システム構築そのものを成果とするのではなく、経営課題の特定や業務プロセスの変革(BPR)という観点でアピールすることがポイントです。

 

志望動機でなぜ戦略コンサルなのかを論理的に語る3つの軸

 

志望動機を作成する際は、なぜITコンサルではだめなのか、なぜ戦略ファームなのかという問いに対する明快な回答を用意しておく必要があります。

説得力を高めるためには、以下の3つの軸でストーリーを組み立てるとよいでしょう。

 

  1. ITは課題解決の「手段」であり、経営課題の「根本原因(Why/What)」へアプローチしたい
  2. システム構築のフェーズだけでなく、事業戦略や経営判断の起点から伴走したい
  3. IT領域にとどまらず、全社戦略や新規事業開発などの幅広い経営アジェンダに挑戦したい

 

現職での実務を通じた限界や気づきを起点にすることで、説得力のある志望動機を構築できるでしょう。

 

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ケース面接でITコンサル出身者がつまずきやすい点と対策

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

コンサル特有の採用面接であるケース面接において、ITコンサルから転職を希望する人が気をつけておくことを説明します。

 

ケース面接でITコンサル出身者がつまずきやすい点と対策
  • ITコンサル出身者が陥りやすいHowへの即答傾向
  • ケース面接対策の基本3ステップ
  • ケース面接対策の学習ロードマップ

 

ITコンサル出身者が陥りやすいHowへの即答傾向

 

ITコンサルから戦略コンサルへの転職において、面接で最も重要な関門となるのが、与えられたお題に対して即興で解決策を議論するケース面接です。

ITコンサル出身者がケース面接で直面しやすい最大の落とし穴として、課題の特定を十分に済ませないまま、すぐに具体的な解決策を提案してしまう点が挙げられます。

普段の業務でどのようなシステムを構築すべきかというソリューション提案に慣れている人ほど、この傾向が強く現れます。

面接官が見ているのは正しい答えではなく、答えに至るまでの論理的な思考プロセスです。飛びついた解決策を提示するのではなく、まずは市場環境や課題の構造化に時間を割く姿勢が求められます。

 

ケース面接対策の基本3ステップ

 

ケース面接を攻略するためには、段階を踏んだトレーニングが欠かせません。以下の3ステップに沿って対策を進めるアプローチが有効です。

 

  • ・ステップ1:思考フレームワークと基本思考のインプット
    仮説思考や構造化思考の定番書を活用し、フェルミ推定やロジックツリーの型を身につける
  • ・ステップ2:紙とペンを使った自力での解法アウトプット
    過去問に対し、制限時間内で仮説を紙に書き出す練習を繰り返し行うことが大切です
  • ・ステップ3:元コンサルタントや転職エージェントのような第三者との模擬面接
    面接官役を相手にディスカッションを行い、思考の浅さや論理の飛躍に関してフィードバックをもらうのが望ましいでしょう

 

ケース面接対策の学習ロードマップ

 

ITコンサルから戦略コンサルへの転職の選考を通過するレベルまで思考力を引き上げるには、最低でも1〜2ヶ月間の準備期間を見込んでおくと安心です。

初めの1〜2週間で思考のフレームワークや書籍による知識インプットを完了させましょう。

続く3〜4週間で過去問を用いた自作回答の作成を数十パターン行い、最後の2週間で実践的なディスカッション演習に集中する流れが理想的です。

直前の詰め込み学習では対応が難しいため、転職活動の初期段階から計画的にトレーニングを開始することをおすすめします。

 

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ITコンサル出身者におすすめのファームタイプ3選

 

ITコンサルから戦略コンサル

 

ITコンサルから戦略コンサルへ転職をする際は、これまでの経験を活かした業種へ進む方がより高い収入を得られます。

以下では、ITコンサル出身者におすすめする領域について説明します。

 

ピュア戦略ファームのデジタル組織

 

大手戦略ファーム内のデジタル/テクノロジー専門組織は、非常に魅力的な選択肢といえます。

これらの組織では、経営戦略の策定からデジタルを活用した事業変革、プロダクト構築までを一気通貫で支援するスタイルが主流です。

テクノロジーの深い理解とビジネス視点の双方を備えた社員が強く求められており、ITコンサル出身者が最も即戦力として価値を発揮しやすい環境といえるでしょう。

 

総合系ファームの戦略部門

 

アクセンチュア株式会社のストラテジー部門やBig4の戦略チームも、有力な選択肢として挙げられます。

総合系ファームは仕事のスケールが大きく、戦略立案から実行支援まで幅広いフェーズを網羅している点が特徴です。

ITコンサルティング部門からの社内移籍や、中途採用におけるIT人材の受け入れ実績が非常に豊富というメリットが存在します。

採用規模が大きいため選考のチャンスが多く、年収アップと戦略キャリアの獲得を同時に叶えやすい選択肢といえるでしょう。

 

ピュア戦略ファーム本隊

 

ピュア戦略ファームの本隊は、最高峰の難易度を誇るターゲットといえます。扱うアジェンダは全社戦略やM&A、事業ポートフォリオ再編など、経営の超上流に特化しているのが特徴です。

選考ハードルは極めて高いものの、徹底的なケース対策によって内定を獲得する道は決して閉ざされていません。

経営者目線を追及したい人や、トップクラスの市場価値を目指したい場合、挑戦する価値が十分にある領域です。

 

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希望の職種に転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例

 

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ITコンサルタントとして培った現場の知見やプロジェクト推進力は、戦略コンサルタントへ挑戦する上でかけがえのない財産となります。

適切な評価軸のもとで選考対策を行い、経営課題に直結する超上流キャリアへの扉を開きましょう。

 

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この記事の監修者

【人材紹介の全領域を経験】創業メンバー 篠原百合

人材紹介歴16年のキャリアを持つ、ギークリーの創業メンバー。キャリアアドバイザーをはじめ、人材紹介事業に関わる業務を網羅的に経験。現在は主にキャリアアドバイザーの事業統括、育成に従事しております。

この記事の執筆者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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