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ペットテックとは?健康管理や感情分析に役立つ商品、企業例を紹介

ペットテック(Pet×Technology)とは、飼い犬や飼い猫をはじめ、ペットの健康管理や感情分析のためにIT技術を用いた商品やサービスです。ペットテックの市場規模は拡大傾向で、新しいサービスが次々誕生しています。ペットの生活をよりよくしたい方におすすめの事例をご紹介します。

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ペットテックとは

 

 

ペットテックとは、最先端のIT技術を駆使して、ペットの世話を支援するグッズやサービスを指します。

ペット(Pet)と技術(Technology)をかけ合わせた造語であり、例えばペットの健康状態を管理するデバイスや感情を分析するツール、またペットと飼い主のマッチングサービスなどもペットテックの事例です。

ペット需要の増加に伴い、ペットのお世話をサポートするペットテックも注目を浴びています。

 

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ペットテックの市場規模

 

 

ここからは、ペットテックの市場規模について解説します。

 

急速に拡大するペットテック

 

ペットテックの市場規模は急激に拡大しています。

Global Market Insightsの発表によると、2020年のペットテックの世界市場規模は約55億ドルでした。

また、2021年から2027年の年平均成長率(CAGR)は22%と見込まれており、2027年のペットテック世界市場規模は約200億ドルになると予測されています。

(参考:GMI『Pet Tech Market Size,Statistics – Industry Share report 2027』

 

日本の市場規模

 

ペットテックの市場規模は、日本国内でも急激な拡大を見せています。

2019年の矢野経済研究所による発表によると、2018年度の国内ペットテック市場規模が7.4億円で、2023年度には小売金額ベースで50.3億円に成長するとの予測でした。

国内ペットテック市場の年平均成長率は46.7%と見込まれており、世界市場の成長率を上回る見込みです。

(参考:株式会社矢野経済研究所『ペットテック市場に関する調査を実施』

 

拡大の背景

日本でペットを飼い始める人が増える一方で、保護されるペットの数も増えるなど多くの問題も見えています。

そこで環境省による数値規制がされたのが2021年のことです。多くの業者で取り扱うペットの数と設備や職員数の見直しが行われました。

もう1つ社会問題として、日本では依然としてペットの殺処分数が多いことも挙げられます。

SDGsの考えの広まりや規制の後押しもあり、ペットに関わる環境問題や社会問題に改めて重要性が認識されるようになったことが、ペットテック市場拡大の背景にあると考えられます。

(参考:環境省

 

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カオスマップから見る日本のペットテック事情

 

 

ペットテックの8分類と企業例

 

株式会社PETOKOTOが公開した2022年版カオスマップによると、日本国内のペットテック市場は大きく8つの領域に分類され、それぞれ以下のような企業やサービスが含まれます。

 

分類 企業・サービス
D2C フード ・犬猫生活
・Forema
・HITOWAN (ヒトワン) 
・PETOKOTO FOODS
・ココグルメ
サブスクBOX ・Qualum(カルム)
IoT ・Catlog(株式会社RABO)
・Toletta (株式会社トレッタキャッツ)
・イヌパシー(株式会社ラングレス)
見守りカメラ ・ファーボ(Tomofun株式会社)
・Anker
マッチング ・OMUSUBI(ペトコト)
・Veterinary Adoption(ベテリナリー・アドプション)
・みんなのブリーダー
ECプラットフォーム ・perromart
・cocoro
・ペトマ
メディア ・PETOKOTO
・みんなのペットライフ
・いぬのきもち ねこのきもち
C2C ・セワクル
HR ・VETS CAREER
保険 ・アニポス
遺伝子検査 ・Pontely
獣医療 ・ペットPASS(いぬのきもちねこのきもち)
・ペット手帳

 

日本では8分野に分類されているのに対し、アメリカではHRを除く7分野で構成されています。

さらに違いを見て行きましょう。

 

日本で多様化を見せるD2Cサービス

 

D2Cは「Direct to Consumer」の略で、「製造者がダイレクトに消費者と取り引きをする」という意味です。

大きくくくるとD2Cに含まれる企業でも、実はその内訳が日米で大きく異なっています。

アメリカではフード領域が発展しており、そのほかにはIoT、おもちゃ、ケア用品の4つに分類されます。一方で日本はフード、IoTのほか見守りカメラ、マッチング、サブスクBOX、ブリーダーの6分類です。

D2Cの中でもペット業界は安定的に成長していると言われており、ペット市場の成長を牽引するトレンド「ペットの家族化」が背景にあるとされています。

これは日本に限らず海外でも同様です。

フード以外の領域で日本が多様化を見せる理由としては、大規模な商売が特徴のアメリカに対し、コアなファンに対するビジネスが成立しやすい、小規模であっても高くて質のよいものが売れるというD2Cにおける国民性の違いが考えらえます。

 

課題

 

獣医療の充実は企業数で大きな差が出ており、日本では2つの企業であるのに対し、アメリカは12の企業が参入しています。

アメリカでは多くの企業でDXがスピード感をもって進化していることが分かる結果となりました。

実はアメリカでは動物病院も経営と診療は別の扱いであり、診療の専門化が進んでいるという特徴があります。

近年ではサブスクリプションで定額化し、コンシェルジュサービスを会員制で提供するビジネスも始まっているのです。

日本におけるペットテックの今後については、後ほど解説しています。

 

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ペットテックの商品・サービス例

 

 

ここからは、ペットテックの商品やサービス例についてご紹介します。

 

健康管理ができるウェアラブルデバイス

 

ペットテック商品の中でも、首輪などに装着してペットの健康を可視化できるウェアラブルデバイスの人気が高いです。

また、ウェアラブルデバイスのGPS機能を使えば、離れた場所でもペットの位置を知ることができます。

 

PetVoice(株式会社PetVoice)

PetVoiceは首輪型ウェアラブルデバイス、ペットボイスホーム、専用アプリを連動させてペットの健康管理が行えるサービスです。

ペットの体調の変化が見られる際は、ペットのバイタルデータを動物病院に共有することで、オンライン診断や来院予約を行えます。

デバイスのサブスクリプション販売も行っているため、少ない導入コストでペットの見守りを行えます。

 

離れていても異変に気付くカメラ

 

離れていても異変に気付く見守りカメラを使えば、外出先からでもペットの様子を確認できます。

健康管理を行えるウェアラブルデバイスと併用すれば、離れた場所でもペットの状態を詳しく知ることが可能です。

 

Furbo(Tomofun株式会社)

Furboはスマホの専用アプリを使って、外出先からでもペットの様子を見れるドッグカメラです。

Furboには、高画質カメラとおやつが飛び出す機能が備えられています。そのため、離れた場所にいてもペットと遊びながらペットの状態を確認できます。

 

自動給餌器で効率化

 

自動で餌を補充してくれる自動給餌器もペットテックの商品です。

アプリで操作できたり、餌の量や回数の調整が可能な商品もあり、ペットの餌の与え忘れを防ぐことが可能です。

また、食事の様子を自動で録画できる商品を活用すれば、離れた場所からペットの様子にあわせた給餌ができます。

 

PETLY(株式会社RINN)

PETLYは、猫や小型犬専用のドライフード自動給餌器です。

PETLYのタイマーをセットすることで、毎日決められた時間にドライフードの給餌を行えます。乾電池で駆動するため、停電時に餌が出ないという心配もありません。

餌や電池の残量はLEDライトを見れば一目でわかるため、餌や電池の不足にすぐ気づけます。

 

ペットの感情を分析

 

ペットのバイタル情報から、ペットの感情分析を行えるツールもあります。

ペットの感情を知ることで、ペットに対する理解や愛情がより一層深められるでしょう。

 

イヌパシー(株式会社ラングレス)

イヌパシーは、犬の心拍情報からその時々の感情を知ることができるデバイスです。

イヌパシーに取り付けられたライトの色で「リラックス」「ストレス」「ドキドキ」「ハッピー」など、ペットの感情を知ることができます。

イヌパシーの専用アプリを使うことでペットの日々の感情を記録し、ペットが日々どのような感情なのかを楽しむこともできます。

 

保護犬・保護猫とのマッチング

 

保護犬・保護猫と飼い主のマッチングも、ペットテックのサービス事例です。

保護犬・保護猫とのマッチングサービスを活用することで、ペットと飼い主がお互いにとって相性の良い相手を見つけることが可能です。

 

OMUSUBI(株式会社PETOKOTO)

OMUSUBIは保護犬・保護猫を迎えたいユーザーと、保護団体を結ぶマッチングサービスです。

OMUSUBIに登録されている団体は審査を通過した団体のみであるため、保護犬猫を迎えるのに不安が残るユーザーでも安心して利用できます。

また、実際に保護犬猫を迎える前にサービス上でユーザーと保護犬猫の相性診断を行えるため、ユーザーと保護犬猫のミスマッチを防ぐこともできます。

株式会社PETOKOTOは、ドッグフードサービスとして史上初「東洋経済 すごいベンチャー100」に選ばれています。

 

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スマートトイレで体調管理

 

ペットの日々の排泄物からペットの健康状態をモニタリングできる、スマートトイレという商品もあります。

スマートトイレを使えば、ペットの体の異変にいち早く気付くことができます。

 

Toletta(株式会社トレッタキャッツ)

Tolettaは、専用のカメラ付きトイレでねこの毎日の体調をチェックできる製品です。

専用アプリとトイレを連携させることで、猫の毎日の体調をスマホで簡単に確かめられます。

また、獣医師と共同開発した独自のアルゴリズムにより、猫の体調の異変を直ちに察知することが可能です。

 

ペットのオンライン診療

 

ペットテックの発達によって、ペットのオンライン診療も行えるようになっています。

ペットのオンライン診療を利用することで、通院までの交通費や移動時間、診察や会計の待ち時間を削減できます。

 

みるペット(株式会社みるペット)

みるペットは、パソコンやスマートフォン上で動物病院の相談、診察を受けられるサービスです。みるペットを使えば、いつどこにいても同じ先生に相談することができます。

薬の処方がある場合は薬の郵送を行っているため、オンライン上で相談から治療を完結させることが可能です。

 

遠隔でハウスを管理

 

ペットがより快適に過ごせるよう温度調整を行えるペット専用のスマートハウスです。

離れたところからでもペットハウスの温度や湿度を管理できるアプリもあります。

 

スマート・ペットハウス・コージー(+Style(プラススタイル))

スマート・ペットハウス・コージーは、ペットが快適に過ごせる工夫がされたペットハウスです。

赤外線センサー搭載で、専用アプリ「PETKIT」からハウス内にいることを検知できます。

センサーで周辺温度を測定し、ハウスの室温を快適に過ごせる温度に調整できる他、手動でも設定が可能です。

 

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ペットテックの今後

 

 

現在、コロナ禍の影響や単身世帯の増加によって、ペットの家族化が進行しています。

ペットの家族化により、ペットにかけられるお金は今後ますます増えていくと考えられるため、ペットテックの市場規模も拡大し続けるでしょう。

ペットを飼える層は所得が高く金銭的に余裕があることが多いため、よりよいペットテック商品は購入され続けることが予想されます。

 

ペットテック×ヘルスケアに期待

 

ペットテックには、長年抱えられてきた「ペットの体調がわかりづらい」という課題の解決が期待されています。

先述のスマートトイレに加え、多頭飼い向けにAIによる顔認証技術もサービスとして展開が始まっているなど、ペットのヘルスケア領域とペットテックの相性の良さに注目が集まっています。

海外ではペットの預かりや散歩、トリミングをしてほしい人としたい人をつなぐサービス「Rover」の成功に始まり、排泄物処理のドローン開発も進められています。

ウェアラブルデバイスの領域ではIoTの技術も導入されることでより発展、普及するものと考えることができるでしょう。

今後さらなる情報プラットフォームの充実によって、こういった新しい技術を用いたサービスの認知度も高まることが期待されます。

 

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ペットテック市場は今後も拡大が予想される

 

 

ペットの家族化が今後も進行し続けると考えられるため、ペットテックの市場規模は拡大し続けるでしょう。

日本でのペットテック市場規模はアメリカと比較してまだ小さいものの、成長率では上回っていることから、今後も需要は増加すると考えられます。

ペットテックに参入する企業が増加すれば、人材の需要も増すでしょう。

 

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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