ITの国際資格おすすめ一覧!難易度ランキングTOP5も紹介
この記事では、ITエンジニア向けに国際資格をご紹介します。難易度が高い資格や年収に影響しやすいと考えられる国際資格をTOP5について解説するので、年収アップやキャリアアップ、転職を検討中の方は、資格取得を目指す際の参考にしてください。
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ITの国際資格とは
ITの資格試験は特定の分野のスキルや知識を証明するものです。資格を有しているとそのスキルの熟練度が分かるため、転職などに有利にはたらきます。
資格の習得により業務の知識を網羅することができるため、業務に従事しているエンジニアが改めて自己啓発のために資格を習得するケースも多いです。
- ・国際的なITスキルの評価指標
- ・エンジニアにおすすめのIT国際資格一覧
- ・資格を活かせる求人の探し方
以下、ITの国際的な資格についてそれぞれ解説します。
国際的なITスキルの評価指標
国際資格は国際的に認められている資格です。日本のみならず国際的にも通用するITスキルを証明する資格が該当します。
例えば、認証制度の国際基準としてISO/IEC規格があります。ISO/IEC 24773に準拠した資格は、世界中で品質保証された評価指標として認められ、またISO/IEC 17024は資格運用の公平性・信頼性を確保する評価指標です。
その他にも日本経済産業省策定のITスキル標準(ITSS)や、一定レベル以上を取得することで「国際的にも通用する技術力」を可視化できる認定情報技術者(CITP)などもあります。
グローバル化が進む状況では、普遍的なITスキルを習得することが大切です。
国際資格は日本国外でも通用する資格のため、より普遍的なスキルを証明できる資格として役立ちます。
エンジニアにおすすめのIT国際資格一覧
エンジニアにおすすめしたいITの国際資格は、「年収アップに繋がりやすい資格」と「難易度が高く市場価値が高い資格」です。
具体的には、次のような資格が該当します。
- ・CITP(認定情報技術者:Certified IT Professional)
- ・CompTIA (Computing Technology Industry Association)
- ・Cisco
- ・Oracle
- ・AWS(Amazon Web Services)
- ・Microsoft Azure
- ・Google Cloud
- ・CISSP(Certified Information Systems Security Professional )
- ・CEH(Certified Ethical Hacker)
- ・CSM(Certified ScrumMaster)
- ・PMI (Project Management Institute)
- ・ITIL (Information Technology Infrastructure Library)
- ・SAFe (Scaled Agile Framework)
- ・Red Hat
- ・VMware
- ・ISACA
いずれも、国際的に通用する代表的な資格の一覧です。
特に年収アップに繋がりやすい、市場価値の高い資格は次の5つが該当します。
- ・AWS Certified Solutions Architect – Professional
- ・AWS Certified DevOps Engineer – Professional
- ・CISSP (Certified Information Systems Security Professional)
- ・Google Cloud Certified – Professional Cloud Architect
- ・PMP (Project Management Professional)
これらの資格は、ITの国際資格のなかでも特に需要が高いクラウドコンピューティングやセキュリティに特化したものです。
日本国内だけでなく、国際的に需要が高い分野の資格取得が年収アップに役立つでしょう。
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IT国際資格の難易度ランキングTOP5
IT国際資格の難易度ランキングTOP5を、上級者から初心者向けごとに解説します。
- ・上級者向けランキングTOP5
- ・中級者向けランキング
- ・初心者向けランキング
なお難易度は個々の経験や実績によっても異なるため、目的や目指すキャリアによって選択しましょう。
迷ったり悩んだ時は、転職のプロへのご相談もおすすめです。
上級者向けランキングTOP5
- CISSP (Certified Information Systems Security Professional)
- CCIE (Cisco Certified Internetwork Expert)
- AWS Certified DevOps Engineer – Professional
- CCNP (Cisco Certified Network Professional)
- CITP(Certified Information Technology Professional)
CISSP (Certified Information Systems Security Professional)
CISSP は5年以上の経験を要する資格で、サイバーセキュリティに関する知識を証明する資格試験のうち最難関レベルです。
CCIE (Cisco Certified Internetwork Expert)
CCIE はCiscoの最上級資格です。ネットワークの設計や運用において、実務経験を伴ったエキスパートレベルの知識を要します。
AWS Certified DevOps Engineer – Professional
AWS プロフェッショナルは、AWSのDevOpsに関する知識や実務経験、また高度なクラウドスキルと自動化スキルが証明されます。
CCNP(Cisco Certified Network Professional)
CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、CCNAより高難易度に位置し、ネットワークの設計や運用に関する深い知識が必要な資格です。
その他に、プロジェクトマネジメント資格が証明されるPMP(Project Management Professional)も上位向け資格として代表的です。
【あわせて読みたい】PMPと年収の関係について詳しくはこちら⇓
中級者向けランキング
- AWS Certified Solutions Architect – Associate
- Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert
- CompTIA Security+
- ITIL Foundation
- CompTIA Network+
AWS Certified Solutions Architect – Associate
AWSアソシエイトは、AWS環境におけるインフラ設計に関する知識を証明する資格です。
Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert
Azureソリューションアーキテクトのエキスパートレベルは、Azureクラウド環境でのソリューション設計スキルを証明する資格です。
CompTIA Security+
サイバーセキュリティの基礎的な知識力を証明する資格です。
ITIL Foundation
ITILファンデーションレベルは、ITサービス管理に関する基礎的な資格です。ITILの基本的な概念への理解が求められます。
CompTIA Network+
ネットワークの基本的な理解を証明する資格です。基礎を理解しておく必要があります。
初心者向けランキング
- CompTIA A+
- CompTIA Cloud+
- Certified Ethical Hacker (CEH)
- Google Cloud Certified – Associate Cloud Engineer
- ScrumMaster (CSM)
CompTIA A+
ITサポートやヘルプデスクの領域に必要な基本的なスキルを証明する資格です。
CompTIA Cloud+
クラウドコンピューティングに関する、基礎的な知識を証明する資格です。クラウドに関する知識の土台作りに役立ちます。
Certified Ethical Hacker (CEH)
セキュリティの基礎知識と倫理的なハッキングスキルを証明する資格です。セキュリティに関する実務レベルの証明にも役立ちます。
Google Cloud Certified – Associate Cloud Engineer
GCPの基本的な知識を証明する資格です。クラウド技術の初心者から中級者までが適しています。
ScrumMaster (CSM)
アジャイル開発における、スクラムへの理解を証明する資格です。プロジェクト管理やアジャイル開発についての知識を深めることができます。
資格については転職エージェントに相談する
資格を持っていると何かと転職で有利になります。
特に、書類選考の段階では資格が必須となっている場合があります。
資格は採用試験においてスタート段階で大きくアドバンテージがあるため、資格をどう活かせばよいか、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
転職エージェントでは、志望する企業で求められているスキルについて最新情報を把握しているため、転職の際に評価されやすい資格についてアドバイスすることができます。
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【エンジニア向け】転職におすすめの資格①CITP(認定情報技術者)
エンジニアの転職におすすめの資格1つ目はCITP(認定情報技術者)です。
- ・CITPは上級技術者向けの資格
- ・CITPは国際認定の資格
以下、それぞれ解説します。
CITPは上級技術者向けの資格
CITPは情報処理学会が運営する資格試験です。
7段階に分けられた技術者レベルのうちレベル4以上の上級技術者を対象とします。
有効期間は3年間であり常に高レベルの情報技術を証明することのできる資格です。
CITPは国際認定の資格
CITPは国際資格の推進組織であるIP3が認定した国際資格です。
日本発の資格がIP3の認定を受けたのは日本では初めての資格となります。
国際標準として認められた資格であるため、海外においても高いITスキルの証明が可能です。
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【エンジニア向け】転職におすすめの資格②情報処理技術者試験
エンジニアの転職におすすめの資格2つ目は情報処理技術者試験です。
- ・情報処理技術者試験はIT人材の登竜門
- ・情報処理技術者試験は国際的に相互認証
- ・基本情報技術者試験の難易度
- ・応用情報技術者試験の難易度
以下、それぞれ解説します。
情報処理技術者試験はIT人材の登竜門
情報処理技術者試験はIPA(情報処理推進機構)が運営している資格試験です。
情報処理の促進を目的とした試験でIT人材の登竜門とされています。
試験は基本・応用の二種類があります。
基本の試験ではIT業界全般の知識を網羅的に学習することが可能です。
応用の試験ではより専門的な分野を深く学ぶことが可能です。
IT人材を志す人はまずこの情報処理技術者試験を受けることになるでしょう。
情報処理技術者試験は国際的に相互認証
情報処理技術者試験は相互認証という制度をとっています。
これは、国境を越えたIT人材を確保するため国家間でとられている制度です。
国家資格として情報処理技術者試験を制度としている国同士で試験の内容が同じであることを担保します。
これにより、どこの国へ行っても普遍的なITスキルを証明することができます。
連携をしている国は主にアジア各国が中心です。
中国、インドなどのIT人材が活発な国との連携を強化し国際的なITスキルを身に着けることができます。
基本情報技術者試験の難易度
基本情報技術者試験は毎回数万人が受けている人気の資格試験です。
広範囲にわたるIT知識が問われる試験でありその難易度は決して易しいものではありません。
しっかりした試験対策をしないと合格することは難しいでしょう。
合格率はおよそ3割程度です。
試験は春と秋の2回実施されており、学科試験と実技試験に分かれます。
応用情報技術者試験の難易度
応用情報技術者試験は基本情報技術者試験より専門的な内容になります。
基本の知識を習熟していることを前提に更に高度なIT技術の習熟が求められます。
合格率は2割程度と、基本よりもさらに難関の試験です。
応用まで持っているとかなりハイレベルな技術を持っているIT人材だと評価されるでしょう。
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【エンジニア向け】転職におすすめの資格③MOS
エンジニアの転職におすすめの資格3つ目はMOSです。
- ・MOSは事務ソフトの資格
- ・MOSの難易度
以下、それぞれ解説します。
MOSは事務ソフトの資格
MOS(Microsoft Office Specialist)はマイクロソフト社の運営する資格試験です。
マイクロソフト社のOfficeをどの程度使いこなせるかを証明します。
Officeは多くの企業で導入されている事務ソフトです。
その習熟度を証明するMOSは、職に有利にはたらくでしょう。
試験はWord、Excel、Outlookといったソフトごとに分けられています。
MOSの難易度
MOSは一般レベルと上級レベル(エキスパート)に分かれています。
上級レベルのほうがより高度なレベルを要求される内容の試験です。
例えばExcelの上級レベルではピボットテーブルによるデータ分析などを行います。
合格率は公表されていませんが、一般レベルが8割以上、上級レベルが6割以上と言われています。
内容的にそれほど難しいものではなく資格試験をとるはじめとして受験してみるのもいいでしょう。
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【エンジニア向け】転職におすすめの資格④Oracle Master
エンジニアの転職におすすめの資格4つ目はOracle Masterです。
- ・データベース技術を証明する資格
- ・Oracle Masterの難易度
以下、それぞれ解説します。
データベース技術を証明する資格
Oracle MasterはOracle Databaseを扱うデータベース技術者の資格です。
Oracleはデータベース管理ソフトの大きなシェアを占めています。
データベース技術者にとってはスキル証明に大きく役立つスキルといえるでしょう。
試験内容はOracleのソフトに限らず、データベース全般の知識を習得できます。
Oracle Masterの難易度
Oracle Masterは「Bronze」からはじまり「Silver」「Gold」「Platinum」の4段階があります。
データベース知識と共に実技内容も試されるため実務経験が必須といえるでしょう。
合格率は最も易しいBronzeではかなり合格率が高いですが、難易度が上がるにつれ難しくなっていきます。
データベース技術者のスキル証明に役立つでしょう。
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将来目指したいキャリアに合わせて資格を取得しよう
国際資格は、日本国内のみならず日本国外でも評価を受けます。
グローバル化が進む世界においては国内外から様々なITトレンドを取り入れられているため、資格取得をしてスキルアップを続けましょう。
資格は転職活動においても有用です。国際的に通用するIT資格を習得し、よりよい転職活動に繋げていきましょう。
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