転職面接のお礼メール例文集!シンプルでマナーを守った書き方解説
この記事では、転職面接後のお礼メールを例文付きで解説します。企業の採用担当者への連絡は、ビジネスマナーを守り簡潔で伝わりやすい内容にすることが大切です。件名や本文、相手が複数人の場合など、好印象を与える基本的な注意点をおさえておきましょう。
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転職面接の後にお礼メールは送るべき?
転職面接を終えて、企業の面接官にメールを送るべきか悩む方にはさまざまな意図があるでしょう。
面接マナーを守り好印象を与えたい、少しでも合格率を上げたい、面接の感触がよくなかったためフォローしたいと考える方に、まずはお礼メールを送るべきかどうかについて、面接官の本音と求職者側のメリットについて解説します。
- ・送らなくても採用に影響はない
- ・面接官の印象は?
- ・お礼メールを送るメリット
これから面接を受ける方も、面接後の方も確認しておきましょう。
送らなくても採用に影響はない
転職面接の後にお礼メールを送らなかったことが理由で不採用になることは考えにくいでしょう。
中途採用では、それまでのスキルや経験をもとに即戦力として採用の可否を決定します。そのため、熱意やマナーをアピールすることでポテンシャル採用が期待できる新卒の就職活動とは異なります。
しかし、必ず送らなければならないものではありませんが、感謝の気持ちを伝えて礼儀正しさや人柄を印象づける方法でもあります。
合否を左右するのは面接の内容であり、お礼メールは入社意欲や面接への感謝の気持ちを伝える方法の1つとして活用しましょう。
面接官の印象は?
求職者からお礼メールを受け取った面接官の印象には次のようなものが考えられます。
【ポジティブな印象】
- ・丁寧な人
- ・ビジネスマナーが身についている
- ・社内外とのコミュニケーションもきちんとしてくれそう
- ・志望意欲が高い
【中立~ネガティブな印象】
- ・テンプレ感が強いと印象に残らない
- ・明らかにコピペだと意欲が感じられない
テンプレートをそのまま送っていたり、誤字があるとさまざまな懸念が生じるリスクがありますが、印象としては概ねよいと考えられます。
また、企業側で採用の判断を迷っていた場合に後押しになるケースもあるようです。
お礼メールを送るメリット
お礼メールを送ることで、採用担当者によい印象を与えられる可能性があるでしょう。
そのため、他に候補者がいる場合に差別化できたり、採用の決定打になることも考えられます。
ビジネスマナーとして評価されると、入社後にも積極的にコミュニケーションが取れるという印象を持ってもらえたり、礼儀正しい人物像が伝わる点がメリットです。
不採用が採用になるほどの影響は考えにくいですが、よい印象にさらにプラス要素としてポジティブに働くことは期待できるかもしれません。
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【パターン別】転職面接後のお礼メール例文
ここでは、実際にメールを送る際に参考にできる基本的なメールのルールや例文をご紹介します。
- ・件名や署名の基本ルール
- ①基本的な面接後のメール例文
- ②最終面接後に役員へ送るメール例文
- ③面接官が複数人いる場合のメール例文
- ④内定後のお礼メール例文
- ⑤ボロボロだった面接後のフォローメール例文
自分のパターンに合った例文を参考にしましょう。
件名や署名の基本ルール
ビジネスメールの件名は、端的に内容を把握してもらえる文章にするのがマナーです。
メールを受け取った面接官が、誰からどういった要件でのメールが届いたのかを一目で把握できるような件名にしましょう。
【件名】
・「◯月◯日 採用面接のお礼(氏名)」
また、署名も必須です。件名や本文に自分の氏名を記載したうえで、メールの最後には氏名・電話番号・メールアドレスを含めた署名を記載しましょう。
署名はフォーマット化できるメールソフトが多いため、あらかじめ設定しておくと都度内容の正誤を確認する手間が省けて便利です。
【署名】
===============
○○ ○○(氏名)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxx@xxxx.com
===============
なお、基本的な構成は以下の通りです。
【お礼メール構成】
- ・宛名
- ・挨拶(自己紹介)
- ・面接へのお礼
- ・入社意欲
- ・結びの言葉
- ・署名
これらをふまえて、各パターンごとの例文を以下解説します。
①基本的な面接後のメール例文
件名:◯月◯日 採用面接のお礼(氏名)
〇〇株式会社
××部 ●●様
お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました〇〇(氏名)と申します。
この度はご多忙の中、面接の機会を頂きまして誠にありがとうございました。
●●様にお話を伺ったことで、より貴社の方針への理解が深まり、改めて自分のスキルを活かしながら△事業へ貢献したいという意欲が高まりました。
メールでのご連絡となり大変恐縮ですが、本日の面接へのお礼を申し上げたくご連絡いたしました。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
===============
○○ ○○(氏名)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxx@xxxx.com
===============
②最終面接後に役員へ送るメール例文
件名:◯月◯日 採用面接のお礼(氏名)
〇〇株式会社
代表取締役社長 ●●様
お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました〇〇(氏名)と申します。
この度はご多忙の中、面接の機会を頂きまして誠にありがとうございました。
●●様から直接貴社のビジョンについてのお話を伺うことができ、改めて方向性に深く共感いたしました。
本日の面接を通して、より一層貴社に貢献したいという思いが強まっております。
もしご縁をいただけましたら、即戦力として誠心誠意努める所存です。
メールの形となり大変恐れ入りますが、まずはお礼申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
===============
○○ ○○(氏名)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxx@xxxx.com
===============
③面接官が複数人いる場合のメール例文(代表者宛て)
件名:◯月◯日 採用面接のお礼(氏名)
〇〇株式会社
××部 ●●様
お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました〇〇(氏名)と申します。
●●様をはじめ、ご同席いただいた皆さまから丁寧にご説明いただき、貴社の事業内容や今後の展望を深く理解することができました。
ますます貴社で働きたいという思いが強まり、入社後は貴社の発展に役立ちたいと感じております。
ご同席の皆さまにも何卒よろしくお伝えくださいませ。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
===============
○○ ○○(氏名)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxx@xxxx.com
===============
④内定後のお礼メール例文
件名:Re:選考結果のご連絡(〇〇株式会社)
〇〇株式会社
××部 ●●様
お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました〇〇(氏名)と申します。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
謹んで貴社からの内定をお受けいたします。
選考を通じて感じた貴社の企業理念やチームの雰囲気に強く惹かれていたため、貴社の一員として働けることを今から心より楽しみにしております。
今後の手続き等につきましても、どうぞよろしくお願い申し上げます。
===============
○○ ○○(氏名)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxx@xxxx.com
===============
【あわせて読みたい】内定承諾メールについて詳しくはこちら⇓
⑤ボロボロだった面接後のフォローメール例文
件名:◯月◯日 採用面接のお礼(氏名)
〇〇株式会社
××部 ●●様
お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました〇〇(氏名)と申します。
面接ではうまく自分の考えを伝えきれなかった部分もあり、反省点が多く残る結果となりましたが、貴社の業務内容や理念に対する関心はより一層深まりました。
メールの形となり大変恐れ入りますが、改めてこのような機会をいただけましたことに感謝申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
===============
○○ ○○(氏名)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:xxx@xxxx.com
===============
【あわせて読みたい】転職面接がボロボロでも受かる理由はこちら⇓
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転職面接の後にお礼メールを送るタイミングと基本マナー
転職面接のお礼メールを送る前に確認したい、基本的なマナーは次の4つです。
- ・いつ送るべき?
- ・簡潔でも問題ない?
- ・返信不要な内容にする
- ・メール送信前のチェックリスト
また、転職面接にまつわるマナーを含めた転職活動全般をサポートする転職エージェントのサービスについても解説します。
いつ送るべき?
転職面接のお礼メールは、面接当日中に送ることが望ましいです。
マナーの観点ではお礼は早いほどよいとされています。また、時間を置かずにお礼を伝えることで、面接官に印象が残っているうちにさらにポジティブな印象を持ってもらいやすいでしょう。
一方、時間があいてからの連絡では「仕事のレスポンスも悪いのかもしれない」という印象を持たれてしまう可能性があります。
やむを得ず時間があいてしまった場合でも、営業時間内に送るのがマナーです。
簡潔でも問題ない?
お礼メールの本文は、伝えたいことをシンプルに伝える内容で問題ありません。
採用の可否を左右するのはあくまで面接であるため、そのお礼であるメールについては冗長にならないよう注意しましょう。
返信不要な内容にする
面接官が返信する必要のない文面を心がけましょう。
あらかじめお礼メールに「ご多用のことと存じますので、ご返信にはおよびません。」という一文を添える方法もあります。
お礼メールに面接官から返信があった場合は、「お忙しい中お返事いただきありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。」といった簡潔な返信がよいでしょう。ただし、単なるお礼への返信であった場合は返信がなくても問題ないことが一般的です。
もしも面接で聞き逃したことや質問があれば、質問を加えるのではなく、別途「ご質問」や「〇〇についてのお伺い」という形で連絡する方がスマートです。
【あわせて読みたい】面接で聞き逃した質問への対処法はこちら⇓
メール送信前のチェックリスト
メール送信前は、以下の5点をチェックしましょう。
- ・件名は端的にまとまっている、氏名が記載されている
- ・宛名の間違いがない
- ・本文で面接へのお礼を述べている
- ・誤字脱字がない
- ・署名が入っている
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転職面接後のメールでよくある質問
転職面接後のメールについて、よくある質問は次の通りです。
- Q.お礼メールを送らないと不利になる?
- Q.例文をそのまま使ってもいい?
- Q.CC・BCCは使うべき?
- Q.LINEやチャットで送ってもいい?
- Q.スマホから送っても失礼にならない?
- Q.メールが遅れた場合はどうする?
以下、それぞれ回答します。
Q.お礼メールを送らないと不利になる?
A.お礼メールを送らないことで不採用になることはないでしょう。
面接後のお礼メールは送らない人も多く、面接官はメールが来ないからといって採用の可否を決断することは一派的ではありません。
採用を決めるのは面接の内容であることを把握しておきましょう。
Q.例文をそのまま使ってもいい?
A.実際の感想を織り込むことをおすすめします。
テンプレートそのままでは、採用担当者の印象に残りにくいばかりでなく、実際の面接内容と違和感を感じることで入社意欲が低いと判断されるリスクがあります。
構成などはテンプレートをご活用いただき、面接の感想の部分は自分が感じた魅力などに置き換えるとよりよいでしょう。
Q.CC・BCCは使うべき?
A.基本的にCC・BCCは使わず、宛先(To)に個別で送るのがマナーです。
面接官が複数人だった場合は、それぞれに合った内容を1通ずつ送るのが最も丁寧な対応です。
ただし、先述した例文を用いて代表者に宛てて送っても問題はありません。
Q.LINEやチャットで送ってもいい?
A.原則として、メールで送るのがビジネスマナーです。
LINEやビジネスチャットは、入社後に企業との関係が築かれてから使う連絡手段であり、面接後のお礼というフォーマルな場面には不適切です。
例外的に面接連絡自体にLINEやビジネスチャットが用いられているケースを除き、メールを使用しましょう。
Q.スマホから送っても失礼にならない?
A.スマホから送っても問題ありませんが、入念な確認を心がけましょう。
スマートフォンからのメール送信自体は失礼にはあたりません。
ただし、パソコンからとは見え方が異なることもあり、しっかりと確認することが大切です。
また、署名機能がない場合は自分で追加することも忘れないようにしましょう。
Q.メールが遅れた場合はどうする?
A.数時間後であれば特に問題ありませんが、営業時間外になる場合は翌朝に一言添えて送りましょう。
基本的には当日の営業時間内をおすすめしますが、ビジネスメールの基本としては夜間になってしまうようであれば翌朝に送る方が望ましいでしょう。
「昨日はご多忙の中、面接の機会を頂きまして誠にありがとうございました。ご連絡が遅くなり恐縮ですが、改めて御礼申し上げます。」と、冒頭に一文加えるとより誠実さが伝わります。
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転職面接はマナーを守って好印象を残そう
転職面接のお礼メールがないからといって不採用になる可能性は低い一方で、しっかりとマナーを守った連絡は好印象を持ってもらうきっかけになります。
志望度の高い企業であったり、面接でよい対応をしてもらった場合はお礼を伝えることで、人柄を伝える一助になることもあるでしょう。
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