
【売上・年収】独立系SIerランキング!大手優良企業の特徴を解説
この記事では独立系SIer企業を売上・年収・勤続年数のランキング形式でご紹介しています。独立系SIerがやめとけと言われる理由や、ホワイトな優良独立系SIerの特徴も解説しているので、独立系SIerへの転職を目指す方は参考にしてください。
目次
【2025年最新】独立系SIerランキング
独立系SIerとは、独自の資本でITサービスを提供する企業を指します。
ITスキルを活かしてSIerで転職を考えている方も多いかと思います。
ここでは、売上・年収・勤続年数の各項目で独立系SIerランキングをご紹介します。
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【売上】独立系SIerランキング
売上から見た独立系SIerランキングは上記の通りです。
1位は、「たのめーる」のCMで有名な株式会社大塚商会です。
AI・IoT 活用ソリューションや、IoT・セキュリティソリューションなどを手がけ、様々な業界から人気を集めています。
2位のエクシオグループは、現NTTから資格認定を受け創業しており、通信インフラの構築・運用を主事業としている老舗企業です。
【勤続年数】独立系SIerランキング
平均勤続年数から見た独立系SIerランキングは上記の通りです。
1位はBIPROGY株式会社で20.8年、2位はエクシオグループで18.7年です。
優良企業を見極めるためには勤続年数や離職率、有休取得率なども参考にしましょう。
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【年収】独立系SIerランキング
ここでは、独立系SIerの平均年収ランキングをご紹介します。
企業によって給与帯も変動するため、より平均年収が高い企業を選びたい人は参考にしてください。
1位 株式会社SRAホールディングス 1,283万4,000円
独立系SIerの年収ランキング1位は、株式会社SRAホールディングスで1,283万4,000円です。
SRAホールディングスは、金融、組込、業務など幅広い分野でITサービスを提供しています。
日本初の商用UNIXを導入するなど技術の取り組みが積極的で、グローバル展開も行っていることが特徴です。
またSIerは下請けの案件が多い傾向にありますが、一次受けの案件が80%を超えている点も強みとなっています。
2位 株式会社オービック 1,103万1,000円
2位は株式会社オービックで1,103万1,000円です。
株式会社オービックは大手独立系SIerで、統合業務ソフトウェアの開発とワンストップサービスに強みを持っています。
「奉行シリーズ」などの有名な基幹業務製品や、コンサルティングからシステム企画・開発・導入など一貫したサービスが特徴です。
30期以上で営業最高益を連続更新しており、財務基盤も安定している企業といえます。
3位 JBCCホールディングス株式会社 1,027万円
3位はJBCCホールディングス株式会社で1,027万円です。
JBCCホールディングス株式会社は、1964年創業のITサービスを提供する老舗企業です。
クラウドサービス、セキュリティサービス、アジャイル開発などを主力事業としています。
中でもクラウドサービス、セキュリティ分野の成長が著しく、売上高・営業利益ともに成長している企業です。
4位 株式会社大塚商会 992万6,000円
4位は株式会社大塚商会で992万6,000円です。
株式会社大塚商会は、コンピューター、通信機器のハードウェア、ソフトウェア販売、ソフト開発などのSI事業、導入後のシステム運用・保守などのサービス・サポート事業を主軸としている企業です。
ITと非IT、どちらも主要事業となり、ITシステムの導入から日々のメンテナンスまで一貫して依頼できる点を強みとしています。
5位 都築電気株式会社 943万1,000円
5位は都築電気株式会社で943万1,000円です。
都築電気株式会社は、創業から90年以上の老舗企業で情報通信技術とDX支援を強みとしています。
情報通信技術では、企画~保守・運用までを一貫してワンストップで提供できる体制があり、国内外問わず様々な製品やサービスを取り扱える実績もあります。
近年ではクラウド、AI、IoTなど将来性の高い分野への強化に注力しています。
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独立系SIerとは?
独立系SIerは、親会社やグループを持たずに独立してシステム開発を行う企業です。
独立系SIerとその他SIerとの大きな違いは親会社の有無にあります。
例えば、メーカー系SIerは、コンピュータや家電などのハードウェアを作成している企業の情報システム部門が運営しています。
また、ユーザー系SIerは、流通や製造、金融などの大手一般企業に属する情報システム開発部門が立ち上げた企業です。
しかし、独立系SIerは元となる親会社が存在しません。そのため、親会社による制限がなく自由に活動できる点が特徴です。
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独立系SIerでの働き方
独立系SIerは他のSIerとは異なり親会社との繋がりがないため、経営の自由度が非常に高いです。
例えばメーカー系SIerの場合、開発に使用する端末のメーカーは親会社のものに縛られます。しかし独立系であれば、このような端末やプログラミング言語の縛りがなく、自由に開発が可能です。
また親会社の縛りなく受ける案件を自由に選別できるため、幅広い業界のシステム開発に携わることができます。様々な業界のニーズを把握でき、大きくスキルアップするきっかけになるでしょう。
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「独立系SIerはやめとけ!」と言われる理由
インターネットで独立系SIerについて調べると、「独立系SIerはやめとけ」というワードを目にします。
これから独立系SIerに転職を考えている方は不安になっていることでしょう。
そこでここからは、「独立系SIerはやめとけ!」と言われる理由について詳しく解説していきます。
- 客先常駐が多い
- 会社の業績が不安定
- 年収が低くなりがち
ひとつずつ解説します。
客先常駐が多い
独立系SIerの懸念点として代表的なのが、客先常駐が多い点です。客先常駐とは、所属企業から派遣され、顧客企業のもとで働くことを言います。
客先常駐は、現場によって勤務時間などの規則が異なる事や、頻繁に環境が変化する事によるストレスが問題視されています。
特に下請けの独立系SIerの場合、自社内で働く機会はほとんどなく、派遣先での作業ばかりになることも珍しくありません。
客先常駐が苦手な方にとっては、大手でない限り独立系SIerで働くのは厳しいでしょう。
会社の業績が不安定
独立系SIerは、親会社が存在せず業務の自由度が高い反面、コンスタントに案件を獲得できるかどうかは全て自分たちの営業に委ねられます。
その結果、都合により急に案件が打ち切りになったり、営業力に欠けて案件を獲得できなかったりすれば、思うように業績を得られません。
メーカー系SIerやユーザー系SIerのように安定した業績を出せない点は、独立系SIerのデメリットとも言えるでしょう。
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年収が低くなりがち
全ての独立系SIer企業に当てはまるわけではありませんが、一部の独立系SIer企業は年収が低くなる傾向があります。
SIerは多重下請け構造になっており、4次請けや5次請け、6次請けも珍しくない業界です。つまり、下請け企業になればなるほど、大変な作業にも関わらず年収が低くなってしまいます。
本記事の年収ランキングで紹介したような大手独立系SIerの場合は年収700万円以上も珍しくないため、年収の高い独立系SIerを目指すのであれば、大手独立系SIerがおすすめです。
自分の年収が適正か気になった方は、年収診断をしてみましょう。
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ホワイトな優良独立系SIerの特徴
とはいえ、「独立系SIerは転職先として選ぶべきではないのか?」ということでは決してありません。
正しい選び方をすれば、働きやすく、且つスキルアップを目指せる優良な独立系SIerに転職することは十分に可能です。
ここからは、働きやすく、スキルアップが叶う独立系SIerの選び方を紹介します。
- 特定の業界や技術力に強みがある
- 元請で案件を獲得している
- 幅広いシステム開発をしている
- 社員の年齢層が若い
それぞれ解説します。
特定の業界や技術力に強みがある
独立系SIerの企業を選ぶ際は、特定の業界に特化したサービスを提供したり、特定の業界に向けて自社製品を開発している企業を選ぶことが大切です。
目に見えて分かる強みを持っている独立系SIer企業であれば一定の業界からの信頼性が高いため、コンスタントな案件の獲得に繋がりやすいです。
その結果、企業の業績が安定して社員への待遇も良くなる傾向があります。独立系SIerの企業を選ぶ際は、独自の強みを持っている企業を選びましょう。
元請で案件を獲得している
一概には言い切れませんが、独立系SIerは下請けになればなるほど年収や待遇が下がりやすい傾向にあります。
具体的には、3次請け以降になれば、多額の中間マージンにより作業量と報酬のバランスが崩れる可能性が高いです。こういった独立系SIer企業では、高い年収と好待遇のもと働くのは厳しいでしょう。
そのため、ホワイトな独立系SIer企業を選びたい方は、元請企業を選ぶと安心です。高い年収とコントロール可能なプロジェクトのもとで働ける可能性が高くなります。
幅広いシステム開発をしている
自分自身が大きくスキルアップできるような独立系SIerを見つけたいなら、幅広いシステム開発の実績を保有する独立系SIer企業を選びましょう。
幅広く案件を獲得している企業に転職すれば、様々な業界のソリューション開発に携われるからです。あらゆる業界のニーズを把握して開発できるようになれば、今後も重宝される人材になることでしょう。
また、幅広く案件を獲得している独立系SIer企業は、自社の強みを活かして活動できていることを示している事にもなるため、年収や待遇も良い可能性が高いです。
社員の年齢層が若い
働きやすい独立系SIer企業と出会いたいなら、社員の年齢層にも注目することが大切です。
年齢層が高ければ自然と年功序列な社風になるため、若手が活躍してスキルを身につける場が限られてしまいます。
つまり、働きやすくて且つスキルアップできる独立系SIer企業を積極的に狙う方は、若手社員が多い企業を選ぶと安心です。
新しい技術を積極的に取り入れ、より向上しようとする力の強い優良企業に出会える確率が高くなることでしょう。
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独立系SIerへの転職を成功させる3ステップ
独立系SIerへの転職を成功させる3ステップは以下の通りです。
- ステップ1:これまでの経験・スキルを棚卸し、キャリアの方向性を決める
- ステップ2:企業研究と並行してポートフォリオを作成する
- ステップ3:転職エージェントを活用する
それぞれ解説します。
ステップ1:これまでの経験・スキルを棚卸し、キャリアの方向性を決める
まずはこれまでの経験やスキルを棚卸ししてキャリアの方向性を決めましょう。
自己分析を行い、これまでの具体的な経験や実績、自分がキャリアを築くうえで何を重視したいのかなどを考えることが重要です。
キャリアの方向性が明確になると、志望動機も考えやすくなります。
まずは今までの経験やスキルを書き出すことから始めてみましょう。
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ステップ2:企業研究と並行して、ポートフォリオを作成する
次に企業研究を行い、どのような企業があるのか、どのような企業がキャリアとマッチするのかを考えましょう。
企業分析は企業HP、求人情報や口コミ、転職エージェントなどから情報を得て企業ならではの強みを分析できます。
また、SIerへ転職することを決めていても業界研究をすることも重要です。業界のトレンドや最新情報をキャッチアップしておくようにしましょう。
企業研究と並行して転職先に活かせそうな実績を中心にポートフォリオを作成します。
ポートフォリオは経験と実績を示す重要な資料です。見せ方も工夫して作成するようにしましょう。
【あわせて読みたい】転職に成功するポートフォリオの作り方はこちら⇓
ステップ3:転職エージェントを活用する
SIerへの転職には、IT業界への転職支援を強みとしている転職エージェントの活用がおすすめです。
専任のアドバイザーが業界や企業の情報、求人情報や選考のコツを教えてくれます。
また転職エージェントから、求人情報には載っていない非公開求人も知ることができます。
更なるキャリアアップをしたい方、年収を上げたい方は転職エージェントに相談してみましょう。
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独立系SIerに転職して、さまざまなスキルを身につけよう
この記事では、独立系SIerの売上高や年収をランキング形式で紹介しました。
独立系SIer企業は、親会社による縛りを受けることなく自由に案件を獲得し、自由なプラットフォームを使用して開発できるといったメリットがあります。多種多様な業界のソリューションの開発に携わることで、自分自身も大きく成長できる業界であると言えるでしょう。
ただ、独立系SIerは多重下請け構造を形成しています。つまり、3次請けや4次請けといった企業に転職すると、年収や待遇が悪くなる可能性も考えられます。
「SI業界でも年収を上げたい!」
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