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転職のグループディスカッションを通過するコツを解説!採用側が重視する点は?IT転職のテーマ事例も紹介

面接では様々な選考方法がありますが、対策しにくいと感じるもののひとつがグループディスカッションでしょう。特にIT業界やコンサル業界、商社などはグループディスカッションが選考フローとなっている企業が多いため、対策に困っている方も少なくありません。そこで今回は転職活動におけるグループディスカッションについて詳しく解説していきます。

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グループディスカッションとグループワークの違いとは?

 

ブラックボード

 

グループディスカッションとグループワークの違いをご存じでしょうか?

どちらも採用選考の方法のひとつで、似たイメージを抱きやすく混同して考えてしまう人も多いと思いますので、そちらからご説明します。

グループディスカッションとグループワークの共通点は、1グループ5~7人程度で決められたテーマに沿って話をしていくという点です。

相違点としては、グループワークの場合は企画書やレポートなど何かしらの成果物を「提出」します。

しかしながらグループディスカッションでは結論や意見を「発表」するという点が違いとなります。

 

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グループディスカッションが行われる業界・企業とは?

  オフィスビル  

グループディスカッションはどの業界・企業でも行われるというわけではありません。

特に中途採用の場合はグループディスカッションが設けられている企業自体が少ない傾向です。

ただ特定の業界や企業では非常に高い確率で行われるので、下記業界への転職を考えている方は対策をしっかりしておきましょう。

 

大手IT企業

 

アマゾンジャパンやDMM.comをはじめとした超大手のIT企業では、グループディスカッションを設けていることが多いです。

テーマとしては販売戦略や経営戦略などのマーケティングの視点が必要なものか、自由度が高いものが多い傾向があります。

例えば「○○を知らない人に説明してください」「英語の社内公用化についてどう思うか」など正しい結論がないものに対する議論などです。

 

コンサルティング業界

 

コンサルティング企業では、殆どの会社でグループディスカッションが採用されています。

課題解決や思考のスピード・網羅性などを問われる仕事のため、いくつもある選考過程の中でも重要度が高い傾向です。

そのためフェルミ推定などの難しい問題を解くスキルが求められるケースも多く見受けられ、選考難易度が非常に高くなります。

 

メーカー・商社

 

新卒で非常に人気のあるメーカー・商社ですが、こちらもグループディスカッションを実施することが多いです。

テーマは販売戦略や経営戦略・出店計画といったマーケティングの視点が求められる出題の傾向にあります。

 

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大手金融会社・外資系金融会社

 

金融業界も大手や外資系ではグループディスカッションを取り入れていることが非常に多いです。

そのため取り上げられるテーマも課題解決の方法についてディスカッションさせるようなもので、難易度が高い傾向にあります。

 

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第一志望の企業に転職成功したSさんの例
  • ご年齢:30代前半
  • ご経歴:システムエンジニア⇒バックエンドエンジニア
  • 転職期間:サービス登録から約2ヶ月でご転職

 

Sさんは”ものづくり”にご興味があり、業務改善Webアプリケーションの開発を手がける企業で、システムエンジニアとしてキャリアをスタートされました。

 

転職を考えたきっかけは、当時関わっていたサービスやプロダクトに共感できなくなっていった点、使用していた言語やフレームワークなどが古く、新しいものへのキャッチアップも困難だったという点でした。

 

SさんはGeeklyに登録してから約2か月で第一志望の企業から内定を獲得し、迷うことなく入社を決断しました。
また複数社から内定をいただいたのですが、現職の条件や環境が自分と一番合っていたので納得感があったそうです。

 

【あわせて読みたい】第一志望の企業への転職に成功した事例はこちら⇓

 

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グループディスカッションのタイプ5つ

  電球とメモ  

グループディスカッションでは、主に下記5つのタイプに分かれており、それぞれディスカッションの進め方や内容が変わってきます。

 

自由型

 

明確な答えや課題を解決するものではない、抽象度の高い議題になります。

例えば「渋滞をなくすためにはどうしたら良いか?」「良い企業の条件とは?」といった内容です。

これにはグループ内で定義を決める必要があり、フレームワークなどを利用していくことで抽象的な議題に解を出すことが出来るようになります。

また自由度や抽象度が高い議題のときは、冒頭でグループメンバーと定義や進め方をしっかりとすり合わせて、話の脱線を防ぎましょう。

 

資料分析型

 

企業側で資料とテーマを与えられ、資料に基づいた議論や結論を出していく形式です。

抽象的な内容や仮説だけに基づくディスカッションではないので、データから導き出される妥当性の高い結論を出す必要があります。

例としては「資料を読んで商品Aの売り上げUPの方法を考える」「資料を読んで該当サービスのニーズを考える」といった内容です。

この場合は「一般的には」「妥当な数字として」といった「仮説の情報」は禁物です。

与えられたデータから思考を展開させるように注意しましょう。

 

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フェルミ推定

 

コンサルティング業界で非常に多く出題されるのがフェルミ推定です。

「日本の電信柱の本数」「東京にあるコンビニエンスストアの数」など、実際の測定が難しい議題に対して論理的に答えを導き出します

ただ無闇に答えを出すのではなく、総面積や人口などのデータや角度の高い推測を掛け合わせて、説得力のある結論を出さなければなりません。

もともとの知識量が必要なことに加えて、与えられたテーマだけでは情報量が足りず、推論を出すことが難しいことが多いです。

そのため足りない情報については自分で仮定付けをするか、面接官に確認するなどして推論できるような情報を揃えましょう。

 

ディベート型

 

与えられた議題に対して、それぞれ賛成と反対の両極のポジションを与えられて討論をしていくのがディベート型です。

例としては「学校の制服はあるべきか?」「たばこの税金を上げるべきか?」といったものが挙げられます。

ディベート型では与えられた立場で行う必要があるため、自分の意見と違う立場が与えられるケースもあり得ます。

そういった場合でも、その立場に立って議論を出来るように自分自身の考えを切り替える必要があります。

また論争型の場合は議論が白熱してしまいがちですが、最後まで感情ではなく理論でディベートするように意識してください。

 

課題解決型

 

比較的抽象度の高い課題を与えられ、課題解決に対するディスカッションを行っていくのが課題解決型です。

「○○店の売り上げを上げるには?」「貧困をなくすには?」など、明確な解決策の無い議題になることが多く、定義づけがポイントとなります。

上記の例から出すのであれば、例えば「何をもって貧困とするのか?」といった定義付けです。

正しい結論がないため非常に難しい問題ですが、論理的で根拠のある思考力や発想が求められるため選考によく採用されている議題でもあります。

フレームワークを使うことで定義の仕方やディスカッションの進め方などが掴めるようになりますので、しっかりと事前準備を行いましょう。

 

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IT業界のグループディスカッションのテーマ例3つ

  会議  

ここまではグループディスカッションの種類や傾向についてご紹介してきました。

次にIT業界でのグループディスカッションについて、3つのテーマを例に挙げてさらに詳しくご紹介していきます。

 

2050年に出す新たなIT商品を考えてください

 

こうした抽象度の高い問題では、前提となる「時代背景」や「それに伴うニーズ」といったバックグラウンドから考えていく必要があります。

そこからマーケット層やどういった商品が良いのかを詰めていきましょう。

 

ECサイトに求められるものは?

 

上記と同じく抽象度が非常に高いので、まずはECサイトのマーケット層やニーズなどベースとなる点から考えを掘り下げていく必要があります。

また競合が多いサービスでは、主要サービスの既存の取り組み内容や、今後予想されるニーズなど、多角的な視野で考えることが可能です。

そのため議論が暴走して着地点が見えなくなってしまわないように、ディスカッションの中で方向修正をしていきながら結論をまとめていく必要があります。

 

個人情報管理について企業側が新たに取り組むべきものは?

 

こういったケースの質問に対しては、個人情報管理について既に取り組まれていることを先に洗い出す必要があります。

そこから個人情報管理についてどんな課題があるのか、その課題に対してどんな方策がとれるのか、などの具体的な提案へ落とし込んでいきましょう。

 

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企業側が見ているポイント3つ

  会議する人  

企業側はこれまで紹介してきたようなテーマを与えることで、候補者のどういったスキルや能力を見ているのでしょうか?

企業側の評価ポイントについて詳しくご紹介していきます。

 

積極性や協調性などの姿勢

 

複数人でディスカッションを進めていくとなると、意見や提案をせずとも話が進んでいきます。

そのため企業側としては、ディスカッションの場においてどれだけ積極的に会話に入っていけるかを重要視しています。

加えて周囲の候補者と協力して進めていくことが出来るかという、協調性についてもチェックしています。

事前にテーマも分かりませんし、議題も驚くようなものが多いので、そんな中で真っ先に動き出せるかという行動力や積極性は非常に重要です。

そのため無理に場をリードしていく必要はありませんが、自分の意見や考えに自信を持ち、積極的にディスカッションに参加していきましょう。

 

コミュニケーション力・論理性

 

どのような議題でもディスカッションである限りコミュニケーション力が必要とされるものです。

議論を進めていくうえで自分の意見や考えを伝えたり、周囲の意見をまとめて結論を出せるスキルが求められます。

そのため周囲に伝わりやすいコミュニケーション力は非常に重要です。

また議題に対してどうやって結論を出していくのかを考えるための論理性も非常に大事で、面接官が納得のいく結論を導き出す必要があります。

そのため出されたテーマに対して、フレームワークなどを使いながら論理的に考えて議論を展開していける論理性もチェック項目です。

 

柔軟な思考力

 

グループディスカッションでは、基本的にグループ全体の結論を出していく必要があります。

その場合には良いところを見せようとして自分の意見を通そうとしてしまう人もいますが、これは面接官から見て懸念になる可能性が高いです。

なぜなら、良い意見であれば他者の意見も積極的に取り入れられる柔軟な思考力についても重要視しているからです。

そのためグループディスカッションでは勝ち負けを競うのではなく、周囲と協力をしながらより良い結論を出すことを最優先してください。

そのためには自分のアピールに執心し過ぎず、グループメンバーと役割分担を行いながらディスカッションを進めていけるように意識しましょう。

 

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グループディスカッションで落とされるポイント2つ

  チェックリスト  

グループディスカッションでよくお見送りになるのはどういった理由でしょうか?主な理由を2つご紹介します。

 

発言がない・意見がない

 

上記でお伝えした通り、積極性やコミュニケーション力を重視してグループディスカッションをチェックしています。

そのためそもそも発言をしなかったり、自分の意見を伝えず周囲の意見にばかり従ってしまうような場合には懸念点となりやすいです。

仮に自分の考えやコミュニケーション力に自信がなかったとしても、積極的に発言して意見を発信していきましょう。

 

論理性がない・根拠がない

 

同じく「企業の見ているポイント」でお伝えした通り、論理的な思考力が求められるのがグループディスカッションです。

そのためディスカッションでの発言については、根拠がはっきりしていることや、論理的な展開を意識しましょう。

 

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対策するならエージェントサービス

  握手をする人  

これまでお伝えしてきた内容を読んで対策しても、臨機応変な対応が必要となるグループディスカッションについて不安が残る人が多いと思います。

その場合は転職活動において様々なアドバイスがもらえる転職エージェントを利用してください。

書類作成や面接対策までしっかりとサポートをしてくれるので、グループディスカッションのケース対策などもしっかりとしてくれます。

 

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IT業界の転職はGeeklyに相談しよう

  書類をまとめる人  

今回はグループディスカッションについて、種類や出題企業の傾向・対策など詳しくお伝えしました。

グループディスカッションは対策がしにくいと感じる人も多いので、ぜひエージェントサービスなど転職のプロの力を有効活用してみてください。

また成長業界であるIT企業で働きたい、転職したいと考えているなら、IT業界に特化したGeeklyでの相談がおすすめです。

GeeklyはIT業界で長年人材事業を行ってきたため、IT業界ならではの情報や面接対策のノウハウなどの知見がたくさんあります。

ぜひIT業界へのキャリア形成に興味がある方は、Geeklyでの無料相談をしてみてください。

 

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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