
【例文】面接で違う部署を勧められたら?メールの返信方法や断り方を解説
この記事では、転職活動中の選考や面接で自身が希望していた部署やポジションではなく別の部署・ポジションの打診をされた場合の対処法をご紹介します。メールで打診された時の返信方法や断り方、打診された時に考えることについて解説しているので、悩んでいる方は参考にしてください。
目次
面接で違う部署・ポジションを勧められる理由
- 書類審査の段階で職種を選べないようになっている
- 望んでいるポジションへの熱意を伝えるようなアピールが足らなかった
- 採用のタイミングが合わなかった
志望する企業に応募した際や、面接を行った際に人事の方や面接官に別ポジションを打診される場合があります。
打診される理由はいくつかあり、決して他の企業を勧められている訳ではありません。
そのため最初は驚いてしまったり、落ち込んだりするかもしれませんが安心してください。
書類選考の時点でポジションを選べない
企業への応募時には必ずといっていいほど、履歴書などの書類を提出するでしょう。
その書類に目を通しどの職種を志望しているか、どのポジションに向いているかを判断します。
しかし別ポジションを打診される場合は、書類選考の時点でどのポジションにするか選べていないことが原因です。
他にも応募者のスキルや取得している資格を把握した上で、別ポジションを提案している場合もあります。
志望ポジションへの熱意が伝わらない
書類や面接において志望しているポジションにどうしても参画したいという熱意が伝わっていない可能性があります。
どうしてそのポジションにこだわるのかが伝わっていなければ、別ポジションを打診されることもあるでしょう。
ある一つのポジションでどうしても働きたいと思うなら、熱意を持って志望理由を伝えるべきです。
採用のタイミングが合わなかった
応募時には採用募集していた職種が、タイミングが悪く募集を停止した場合があります。
こちらはタイミングの問題となるため、自身のスキルなどの問題ではありません。
この場合は打診された別ポジションが全く自身と合わない場合もあります。
ですが、志望したポジションと仕事内容が似ている打診もあるため、詳しく話を聞くと良いでしょう。
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違う部署・ポジションの打診を承諾する場合
もし打診された別ポジションにて、働いてみたいという意欲が湧いたのであれば承諾をしましょう。
返事の方法は企業から提示されている連絡手段に従った方が良いでしょう。
不採用にならないようにと、とにかく何でもいいから承諾するというのは好まれません。
そのため、「よく考えた結果、承諾させていただきます。」などと答えるようにすると良いです。
【例文】面接で承諾する場合
「ご提案いただき、誠にありがとうございます。◯◯部門(または◯◯ポジション)について詳しくお話を伺い、私自身のこれまでの経験や強みを活かせる場面が多いと感じました。
特に◯◯の業務内容は、以前から取り組みたいと考えていた領域でもあり、非常に魅力的に思っております。
ぜひ、そのポジションで選考を進めていただければ幸いです。私としても積極的にチャレンジしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
【例文】メールで承諾する場合
お世話になっております。◯◯ ◯◯です。
この度は、別部署(または別ポジション)の選考をご提案いただき、誠にありがとうございます。
ご提示いただいたポジションの業務内容を伺い、大変魅力的に感じております。
ぜひ、そのポジションでの選考を進めていただければと存じます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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違う部署・ポジションの打診を辞退する場合
別ポジションについて調べた後、どうしても志望したポジションが良いと思う方もいるでしょう。
その場合は正直に辞退することがおすすめです。
嫌々別ポジションにて勤務しても、最悪の場合は早期に辞職する可能性もあります。
それよりは最初から辞退をしてしまい、新しい道を探すことの方が効率が良いでしょう。
また企業側の事情により、別ポジションに行ってくれれば助かるというケースもあります。
その場合は打診を辞退したとしても第一希望のポジションに就ける可能性があるのです。
【例文】面接で承諾する場合
「ご提案いただきありがとうございます。◯◯部門(または◯◯ポジション)の業務内容も大変魅力的に感じております。
ただ、自分のこれまでの経験や今後のキャリアを考えた際には、当初ご応募させていただいた◯◯ポジションで力を発揮したいと考えております。せっかくお話をいただいたにもかかわらず恐縮ですが、当初希望のポジションでの選考を希望いたします。」
【例文】メールで承諾する場合
お世話になっております。◯◯ ◯◯です。
この度は、別部署(または別ポジション)の選考をご提案いただき、誠にありがとうございます。
ご提示いただいた内容も大変魅力的に感じましたが、慎重に検討した結果、当初ご応募させていただいた◯◯ポジションでの選考を希望したく存じます。
せっかくのご配慮に沿えず恐縮ですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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違う部署・ポジションを打診されるタイミング
- 応募したとき
- 面接の最中
- 面接後のメールや電話
別ポジションへの打診をされるタイミングはいくつかあります。
タイミングによって考える時間なども前後するため、あらかじめ注意しておきましょう。
応募したとき
企業によってはどのポジションで志望しているかを応募の際にあらかじめ確認をする場合があります。
またホームページなどで、現在採用をしていない旨を書いてくれている場合もあるでしょう。
しかしタイミング悪く志望したポジションが人数分埋まってしまい、空きが無くなる可能性もあります。
そうした際は選考をする前に、電話やメールなどで別ポジションへの打診をされるかもしれません。
このようにタイミングの問題があるため、企業の採用ページなどは日頃からチェックしておくと良いでしょう。
また転職活動は受け身ではなく攻めの姿勢で、スピーディーな行動力を持つことを心がけてください。
面接の最中
書類選考が終わり、いよいよ面接を行った際に別ポジションを打診されるという場合もあります。
応募者の書類を確認しスキルなどを把握したうえで打診をしている場合があるため、よく話を聞きましょう。
または面接の最後に打診をされる可能性もあります。
その場合は面接での応募者の話を聞いて、別のポジションが良いのではないかと判断されるからです。
面接の際に打診される場合は、直接面接官に別ポジションについて詳しく聞けるため安心でしょう。
適宜質問を挟むなどして何故別ポジションを打診されるか、別ポジションの仕事内容などを聞き出すと良いです。
面接後のメールや電話
面接が終われば採用か不採用のメールや電話などの連絡を待つでしょう。
その際にどちらでもなく別ポジションの打診の内容の連絡が来ることもあります。
そういった連絡には、打診理由や別ポジションについての詳しい説明もあるため心配いりません。
不採用にする前に、志望者にチャンスを与えてくれているのでよく考えてから答えを出しましょう。
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面接で違う部署・ポジションを打診されたときの対処法
- 違う部署・ポジションの打診は不採用に繋がらない
- 返事に少々時間をかけても問題ない
- 再度の自己分析と打診されたポジションのメリット・デメリットを洗い出す
- 打診されたポジションに必要なスキルや業務内容を調査する
初めて別ポジションを打診された場合、最初は戸惑ってしまうかもしれません。
自分の書類や面接での力が足りなかったのかと落ち込む方もいます。
しかし決してそうではなく、人事の方や面接官が試行錯誤した結果となるため安心してください。
また打診はあくまでも提案となるため、落ち着いて以下の行動を取りましょう。
違う部署・ポジションの打診は不採用に繋がらない
別ポジションを打診されると、企業側から拒否されていると勘違いする方もいます。
また企業側から志望しているポジションにおいて向いていないと判断されたと思う方もいるでしょう。
しかし人事や面接官は、書類や面接を通して人柄やスキルを理解しているため、それを踏まえて別のポジションならもっと輝けるのではないかと提案をしている場合がほとんどです。
別ポジションへの打診は、あくまでも提案となるため決して不採用ではありません。
もし打診された場合は何故打診をされたのかという点をもう一度よく考えてみるとよいでしょう。
ゆっくり考える時間を設ける
もし志望した企業で働けるのであれば、どのポジションでも良いと考える方なら良いでしょう。
しかしどうしても志望したポジションにて働きたい方は一度ゆっくり考えてみてください。
その場ですぐに応えを出さなくて良い場合が多いため、誰かに相談したりと考える時間を設けましょう。
打診を受け入れなければ不採用になると恐れ、すぐに答えを出してしまうことが一番危険です。
もしかしたら志望したポジションで働けるかもしれないという可能性は残っています。
自問自答する
別ポジションを打診された際に困った場合、なぜ第一希望のポジションを志望したか今一度自問自答しましょう。
そこで打診された別ポジションのメリットデメリットなどを書き出してみましょう。
すると別ポジションの方が意外と自分のスキルにあっていたり、魅力を感じたりするかもしれません。
別ポジションに必要なスキルを確認する
打診された別ポジションでの勤務において必要なスキルは何か、具体的な仕事内容などを明確にしましょう。
志望したポジションで必要なスキルと、全く違う場合があります。
その場合は完全に未経験から始めることになるため、学びながらの勤務となるでしょう。
自分のスキルを発揮して即戦力になろうと思ったのに、下積みから始まることになります。
ですが全く新しい世界で、一から経験を積むのも自信を成長させる良いきっかけともなるでしょう。
もし打診された原因が自分のスキルなどの説明不足だとしたら、再度自身のスキルを照らし合わせると良いです。
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面接で違う部署・ポジションを勧められときに注意すること
- 別ポジションを否定しない
- すぐに答えを出さない
別ポジションを打診された場合は、驚いたり戸惑ったりしてしまうかもしれません。
もし打診に対して間違ったことをしてしまえば、企業にも悪印象となってしまうでしょう。
自分の印象を下げないためにも、以下のことに注意することが大切です。
別ポジションを否定しない
自分の第一希望のポジションが、自分の中で最高のポジションとなるでしょう。
そのため別ポジションに対して、マイナスのイメージを持ってしまいがちです。
ですがどんなポジションも、企業にとっては必要不可欠のポジションであることを忘れてはなりません。
「いや」、「でも」と別ポジションに対して否定的なイメージを持つことは避けましょう。
そういった意味でも考える時間を設けて別ポジションについて詳しく知ることは大切なのです。
すぐに答えを出さない
ポジションに関して、どこでも良いと考えていたとしてもすぐに答えを出すのは避けましょう。
「じゃあそれで」といった反応だと、適当なイメージが付いてしまいます。
そのため本当にどこでも良かったとしても、今一度ゆっくり考えるべきです。
また打診を受け入れる際も、なぜ承諾するか説明できるようにするとより好印象となるでしょう。
逆にどうしても第一希望が良くて、打診を辞退する際も打診を跳ねのけるようなことはしないでください。
しっかり最後まで話を聞く姿勢は忘れないようにしましょう。
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後悔のない転職活動にするには落ち着いて判断しよう
別ポジションへの打診は、どうしても悪いイメージを持ってしまいがちです。
しかし面接官や人事の方が試行錯誤をして提案をし、新しいきっかけを作っていることを忘れないでください。
また打診された別ポジションにおいて、自分が働けるのかをゆっくり考える時間も必要です。
再度企業研究をしたり、何故打診されたのかを考え、落ち着いて判断をしましょう。
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