DXに強いプロジェクトマネージャーの採用に成功 | ゲーム運営のコアとなる人材の採用に貢献

世界中のプレイヤーに愛されるゲームを提供するグローバルエンターテインメント企業

オンラインゲームを世界190カ国に配信し、ユーザーに届けるパブリッシャー

―まずは貴社の事業について教えてください。

当社は韓国ソウルにて創業し、2003年に日本に本社を移し、現在では世界190ヵ国にオンラインゲームを配信しています。

例えば10年以上続いている「メイプルストーリー」「アラド戦記」「マビノギ」「テイルズウィーバー」といった幅広いジャンル、多様なユーザー層に支持されるゲームが代表作です。

日本ではゲームの運営（パブリッシング）が主な事業であり、あくまでパブリッシャーという立ち位置のため、開発部隊は持っていません。

開発は主に韓国や欧米で行い、日本で配信するというビジネスモデルになっています。

ゲーム運営のコアとなる人材の不足 | ネクソンが抱えていた採用課題

熟練したスキルを持つゲーム人材の母集団形成に難航していた

―ゲーム人材の採用に際し、どのような課題を抱えていたのですか。

2〜3年以上の実務経験をもつ人材を求めるなかで、採用課題として一番難しいことは母集団形成だと思っています。

やはり一番労力がかかるのは「人材を集める」というところですね。

韓国から日本へ本社を移した当時は人材育成に時間をかけられなかった背景があり、その名残もあって現在でも当社は中途採用をメインに採用活動を進めています。

当社のビジネスモデルでは、日本で必要とする人材はゲーム運営担当者、マーケティング担当者、デザイナー、インフラエンジニア等です。

上記のような職種の方の採用が難航していることに課題感を感じています。

例えば翻訳担当やカスタマーサポートのような、比較的他業界からでも入って来やすいポジションは業界未経験でチャレンジしてくださる方も多くいらっしゃいます。

ただしプランナーのように業界経験者に絞っている職種は、正直母数も限られているうえに他社と競合してしまって採りづらい状況なのです。

サポートやローカライズのようなゲームの周辺のポジションというのは比較的集客できるものの、ゲームのコアのところ、プランナー、マーケターといった職種が難航しているといった偏りも採用課題になっています。

ネクソンがギークリーを利用しているワケとは

書類からは見えない情報も連携し、内定から入社後も伴走してくれた

―ギークリーからプロジェクトマネージャーの方についてご支援させていただきました。採用の決め手について教えてください。

今回の採用の決め手は、「ゲームのみでなく異業種でのDX領域におけるPM経験がある事」「システム全般の業務で活躍できる方だった」という2点です。

募集した技術PMというポジションは、例えば韓国で開発したゲームを日本でリリースする際に、ゲームを安定して稼働させるための技術的な側面での調整を担当します。

PMの経験、技術、知識の他にも韓国とのやり取りが発生する仕事です。

技術者の方は技術のみに特化している傾向があり、実はなかなかフィットする人材に出会えていませんでした。

ご紹介していただいた方は「ずっと技術者でいるというよりも、調整に携わるようなプロジェクトを推進したい」という意識をお持ちだったので、フィット感が高いと感じた事も採用を決めたポイントですね。

入社の意欲を非常に高く持ってくださる方で、実際に入社後も楽しんで働いてくださっている姿から、ありがたい事にカルチャーフィットしたのかなと思います。

技術面、マインド面ともに当社が求める人物像にしっかりマッチする人材でした。

―今回の採用について、ギークリーが貢献できた点はございましたか。

候補者の意向といった状況把握を細かくしていただいていた点と、入社までの伴走です。

情報共有について、メールだけで済ませようと思えばそれで済んでしまうような内容についてもお電話で共有いただき、的確なタイミングで必要かつ重要な情報を直接伝えてくださったのでとても助かりました。

例えば一次面接後、最終面接後には必ず候補者様の意欲を伝えていただいております。

同時に懸念やちょっとした疑問も聞き出して、他社の動向や先方の意向と一緒に伝えて下さるので、こちらとしても早めに対策をとる事ができるんです。

やはりシステマチックな対応の企業に比べると、直接的なやり取りでスピーディーな連携がとれるという、そもそもエージェントを利用する意味が感じられるのはギークリーでしたね。

最後まで候補者様も私たちの方もフォローしてくださったことが非常にありがたかったです。

だからこそ今回採用した方は入社後3ヶ月面談の時点ですでに馴染んでいらっしゃいますし、「こういう人を採用したかった」というイメージは変わらず一致していますので、すごくいい方をご紹介していただいたなと思っています。

―他にも、ギークリーが貴社の採用に貢献できている点について教えてください。

採用課題として挙げた、母集団形成に貢献していただいていると感じています。

当社では開発以外の技術の仕事も多いのですが、そこに求めるスキルを持った候補者をあげて下さるのはいつもギークリーさんだなというイメージがあります。

市況感やアクションに関しては当社の設計があるのでそこを尊重しつつも、新しいサービスの提案や母集団を増やすための思考錯誤を行ってくださるんです。

当社の採用チームの状況を分かったうえで、必要な事をやってくださっていると感じます。

提案がすごく的確で、かつ紹介してくださる人物像についての情報が他社のエージェントと比較しても多いです。

例えばどんな方でどんなところに懸念があるという点も詳しく伝えてもらっています。

経歴が足りていない人でも、「この方はこのようなご経歴ですが、この部分に強みがあります」といった書類上では見えない情報をピックアップして提案してくださった事も多々ありますね。

やはりどちらかと言うと現場がスキル面を判断するので、スキルが足りてない場合であってもギークリーさんからの共有で強みを伝えられると会話のフックにもなります。

他社エージェントだとご紹介が難しいとされるポジションでも一生懸命にたくさん数をあげてくださいますし、しかも情報量が多く的確でスピード感をもってすすめてくださるので、やりとりがスムーズなんです。

ヒアリングを重ねて当社を理解してくださったうえでの的確な提案なので安心感がありますし、最終的に内定まで伴走してくださる手厚いサポートが引き続きギークリーさんとお取引したいと思う理由です。

採用のノウハウを獲得していく中で、しっかりと情報を提供しサポートしてくれる

―どのような採用課題を持つ会社に、ギークリーのサービスをおすすめできますか。

採用のノウハウが不足していると感じる企業様におすすめしたいです。

IT系で、採用チームを持っていなくてこれからノウハウをつけて行きたい会社にフィットすると思います。

RPOを入れるところまではコストがかけられないという会社でも、ギークリーさんの情報や伴走の仕方であれば採用できるだろうなと感じます。

「質」は落とさず、今後もゲーム事業で活躍できる人材を採用し続けたい

ゲームの運営のみならず、マーケティングも安定して運用できる部隊を整えたい

―貴社事業や採用面における今後の展望について教えてください。

組織として、特にマーケティング、エンジニア、それからクリエイティブといった職種を強化していきたいと考えています。

今後新しい大型ゲームタイトルのリリースなども控えておりますので、開発側が頑張っているものを日本でもしっかりとパブリッシングを行える体制作りのためにも「売るためにどうしたら良いか」を考えなければなりません。

そのためにはマーケターたちに頑張ってもらったり、安定的な運用ができる部隊を整えておきたいからです。

そこで、引き続きゲーム運営に携わる人数を増やしたいと考えておりますが、当然質を落としたくはありません。

やはりいかに母集団を集めていくかが第一ですが、そのために自社の認知度を上げる活動を行うことや、採用チャネルを増やすという事も採用面における今後の展望のひとつです。

―ありがとうございます。それらの実現のために、ギークリーに期待したいことはありますか。

やはり中途採用で即戦力を探そうと考えた時に、一番有効活用しなければならないのはエージェントだと思っています。

ギークリーさんのようなエージェントには、当社の状況をしっかりと汲み取っていただき、適切な人材を複数ご紹介いただいておりますので。

今後もそういった事を継続していただければと思います。

―貴社ゲーム事業を担う方の採用に向け、引き続きご支援させていただきます。本日はお忙しいなかお時間をいただきありがとうございました。