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広報に向いてる人の3つの共通点を解説!未経験でも活かせるスキルとは?

企業の広報担当は華やかな印象もあり憧れている人も多いでしょう。転職の希望先として広報をあげている場合、どのような仕事をするのか、どのようなスキルが必要なのかを事前に理解しておくことが大切です。華やかに見えて地道な作業も必要とされる広報の仕事について詳しく解説します。

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広報の仕事とは

  パソコンを挟んで相談する人  

広報の仕事には、大きく分けて2種類あります。

社内広報社外広報です。

広報に向いている人の特徴について説明する前に、まずは広報の主な仕事について解説します。

 

社内広報

 

社内広報は、文字通り自社の社員に向けて行う広報活動のことを指します。

社内に向けて行う広報の仕事は、社内報の製作が主です。社員同士で企業の理念やビジョンを共有することを目的に、啓蒙活動を行います。

また、各部署同士の情報共有のために、メディア掲載の情報やイベント開催情報についての発信も行います。

紙媒体だけでなく、SNSを利用した広報活動も最近の主流です。情報だけでなく、社内の人にインタビューをしたり、各部署のイベントに参加するのも社内広報の仕事です。

 

社外広報

 

社内広報と異なり、社外の人に向けて自社についてPRする仕事を行うのが社外広報です。

社外広報の仕事は、大きく分類すると5つになります。

 

・プレスリリース

自社製品やサービス、取り組みについてを社会やマスコミに向けて発信するための書類を作成する仕事です。

 

・取材対応

プレスリリースを見て連絡してきた企業や媒体からの取材の日程調整や担当者の調整を行うのが取材対応となります。

 

・イベント企画

自社製品の発表イベントや、イベントに招待する企業やマスコミの選別などを行う仕事です。

 

・SNS・ブログ配信

外部に向けて発信するブログやSNSの更新も社外広報の仕事になります。

 

・危機管理対応

万が一、自社の製品に関わるトラブルが起きた場合などの対外的な対応を行うのも社外広報の仕事です。

社会からの注目度が高ければ高いほど手腕が問われる仕事でもあります。

 

広報に向いている人の特徴

  キャリーケースの中の雑誌  

広報の仕事というと、パソコンに向かって文章を作り続けているイメージを持つ人もいるでしょう。

実際には、デスクワークよりも人に会って話している時間が長いのが広報の仕事です。

ここでは、広報の仕事に向いている人の特徴について解説します。

 

問題解決能力が高い人

 

社内においても、対外的にも何かしらのトラブルが起きた場合、事態を収拾するために謝罪を求められることがあるのが広報です。

特に対外的なトラブルが起きた場合には、世間の意見を瞬時に収拾し、どのように対応すればよいかを見極める能力が必要とされます。

柔軟性があり、問題解決能力に優れた人は広報に向いているといえるでしょう。

 

コミュニケーション能力が高い人

 

広報担当は、社内の人だけでなく取材を申し込んできた他企業の人とやり取りをすることも多くあります。

さまざまな業種の人と接することが多いため、雑談力がありコミュニケーション能力が高い人は広報に向いているといえるでしょう。

取材の対応の際には、取材を受ける担当者との事前打ち合わせなども必要となるため、社内でのコミュニケーションが円滑に進められることも重要です。

 

情報取集能力が高い人

 

広報は、大きく説明すると情報を発信する仕事です。そのため、常に情報にアンテナを張って必要不必要を判断する能力を持っている人が向いています。

情報収集の方法はさまざまですが、溢れる情報の中から取捨選択する力は広報にとってとても重要な要素です。

収集した情報を整理して伝える力、秘密にしておかなければならないものを漏らさない能力も求められます。

 

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広報に向いていない人の特徴

   

では、広報に向かない人とはどのような特徴のある人でしょうか。

自分の特性と照らし合わせながら確認してみてください。

 

主観的な人

 

広報は、情報を発信するだけが仕事ではありません。

時には、外部からのクレームにも対応することがあります。外部からのクレームの中には、理不尽なものや悪意に満ちたものもあるでしょう。

これに対して、自社を愛するが故に相手の気持ちを考えずに反論してしまうような人は、広報には向いていないといえます。

この場合に必要とされるのは、いくら理不尽であってもクレームを伝えてきた人の気持ちになって、うまく言葉を選んで対応できる能力です。

客観的に状況を判断して、トラブルを拡大しないようにうまく対処できる冷静な人が求められます。主観的になって反論してしまうがちな人は、広報にはあまり向いていないといえるでしょう。

 

忍耐力がない人

 

広報の仕事をするには、忍耐力が必要です。

なぜ忍耐力が必要なのかと思う人もいるかもしれません。

広報の仕事には、書類作成以外に対外向けのイベントの企画などもあります。こうしたイベントの企画は、企画から準備、開催までかなりの時間と労力を必要とします。

楽しいことだけをしたい、綿密な企画や準備をするのは苦手という人はあまり広報の仕事には向いていないといえるでしょう。

細かなことに気がつく能力と忍耐力があってこそ、イベントの成功につながるのだと思える人にはおすすめです。

 

集中力がない人

 

忍耐力がない人と少し似ているところがありますが、集中力がない人も広報の仕事はあまりおすすめできません。

特に社外広報の場合は、発表資料にミスがあってはいけないからです。

ミスに気がつかずにそのまま発表してしまうと、場合によっては大きな問題を引き起こす可能性もあります。資料の校正が誤字脱字とファクトチェック程度まではしっかりとできる集中力が広報担当には必要です。

 

持っておくと有利な資格

  積まれた本  

広報の仕事をする上で必ず必要な資格はありません。ただ、持っていると有利であり仕事にも役立つ仕事はあります。

それが「PRプランナー資格」です。PRプランナー資格には3種類ありますので、それぞれについて解説しておきます。

 

・PRプランナー補

まずは書類審査が行われます。

1次試験の試験範囲は、組織経営、広報・PR活動に関する知識。、コミュニケーション手段に関する知識、マーケティングに関する知識です。

 

・准PRプランナー

こちらも書類審査があります。

2次試験の範囲は、CSR、IR、危機管理、企業経営、コミュニケーション、マーケティング、ブランドマネジメント、広報・PR、時事問題と範囲が一気に広くなるのが特徴です。

 

・PRプランナー

2次試験まで合格したことが受験の条件となります。

こちらも書類審査の合格を勝ち取る必要があり、さらには広報の実務経験3年以上という条件がつく点が特徴です。

試験範囲は、ニュースリリースの作成、広報・PR計画の立案作成などの実務経験から得られる知識が問われます。

 

広報の仕事に必要な能力

   

資格以外に、広報の仕事を行う上で必要とされる能力があります。

ここでは、基本となる3つの能力について解説します。

 

文章を構成する力

 

広報の仕事を行う上で、文章を構成する能力は必須です。特にプレスリリースは、外部に発信する資料となります。

ただ、情報を羅列するだけでなく相手に対して読みたい、興味があると思ってもらえる内容にする必要があります。

プレスリリースは、各企業から毎日のように配信されるため、受け取る側の企業からすると全てをしっかり読み込むことはできません。

多くのプレスリリースに埋もれることなく、企業に興味を持ってもらえるように工夫ができる力も必要です。例えば、タイトルの付け方ひとつで、読み手の興味をひくことも可能となります。

 

語彙力

 

文章を作成するには、言葉を選ぶ能力も必要となります。

語彙力が高ければ高いほど魅力的で、他社との差別化を実現する資料が作成できるでしょう。

語彙力というと難しい言葉を多く知っていることのように感じる人もいるかもしれません。ただ、専門用語を多く盛り込んだ資料では、業界に関係ない人には意味のわからない資料になってしまいます。

つまり、必要とされるのは難しい言葉をいかに相手に理解してもらいやすくするかという能力です。難しい言葉を平易な言葉にして書く力が求められます。

 

語学力

 

広報の仕事には、語学力が求められることもあります。

特に大手企業になると、海外との取り引きがあるケースも出てくるため、プレスリリースを英語で作成することもあるでしょう。

イベントの際に海外のお客さまをエスコートすることもあります。英語だけでなく中国語ができる人も重宝されるのが特徴です。

語学力がない状態で、翻訳機能などを利用して資料を作成してしまうと情報を間違えて伝えてしまう可能性がある点はよく理解しておきましょう。

 

プレゼンテーション能力

 

企画力と同時に必要とされるのは、プレゼンテーション能力です。

興味深い企画が作れたとしてもそれをうまく伝える手段を持たなければ企画が通ることは少ないでしょう。

プレゼンテーション能力コミュニケーション能力は、似ているようで違います。人柄がよいというだけでなく、相手に対して自分が企画した内容の必要性をうまく伝える能力がプレゼンテーション能力です。

 

広報の仕事に活かせる業界経験

   

転職活動を行う場合、異業種から広報に転職したいと希望する人もいるでしょう。

広報として働く上で、生かすことができる業界経験について解説します。

 

メディア業界

 

メディア業界にいた人であれば、これまでに幾多のプレスリリースを目にしてきたことでしょう。

どのような資料が興味をひくか、読みやすいかなどを自然と理解している点は、広報として働く上で有利となる能力です。

人脈のあるポストにいた人であれば、メディア業界に精通していると捉えられ、社外広報としての手腕を期待されることもあります。記者職を経験したことがある人なら、情報を整理して文章することに慣れているため経験を生かすことができます。

転職してから身に着ける必要があるスキルとしては、IRの知識です。

 

営業職の経験

 

営業職を経験してきた人も広報として働くためのスキルを自然と身につけているといえます。

営業は自社製品やサービスを相手にプレゼンテーションすることが多く、経験を積めば積むほどコツを掴んでいる人が多いでしょう。さらに、コミュニケーション能力にたけた人も多い点も魅力です。

ただし、営業と違うのは広報は営業をサポートする立場に立つという点になります。

自社製品を直接的に売り込むのは営業の仕事です。広報はその手助けとなるツールの作成やイベントの企画などを行うという点で仕事内容が異なります。

 

未経験から広報になるには

  ノートとコーヒー  

異業種、未経験からの広報への転職は可能でしょうか。

結論からいうと可能です。

ただし、上の項目で紹介したような業種ではないまったく異なる業種からの転職となると、転職後に学ばなくてはならない知識が膨大になります。

広報に転職したい場合は、前職と関連のある企業の広報部門に転職するとまったくわからない世界ではないため、働きやすいでしょう。そこで知識や実績を積んで、さらに大手の広報を目指すというのもキャリアアップの方法です。

 

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広報に向いているかどうかを判断して転職を成功させよう

  文房具  

広報に向いている人の特徴や必要とされる能力やスキルについて解説してきました。

自分が向いているかどうか客観的に判断するのは難しいかもしれません。そのような場合には、転職エージェントに相談してみることもひとつです。

広報に転職するには、さまざまなスキルや能力が求められます。

前職で学んだことが少しでも生かせる企業の広報として働くことができるよう、転職活動をスムーズに進めていきましょう。

 

まずはキャリアの相談をしてみる

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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