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SEの職務経歴書テンプレート!テクニカルスキルで差をつける書き方も

この記事では、SE(システムエンジニア)の職務経歴書の書き方を解説します。SEの職務経歴書は正しい書き方マナーも大切ですが、評価される見せ方のポイントもおさえておく必要があります。書類選考通過率を高めるコツをしっかりと確認しておきましょう。

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評価されるSEの職務経歴書のポイント

 

se 職務経歴書

 

職務経歴書には、採用担当者が求めている職歴が詳細に記載されている必要があります。

しかしその一方で、経歴の羅列のみでは魅力が伝わりきらず、最も注目してほしいポイントが見落とされてしまうかもしれません。

評価してもらえる職務経歴書を作成するために、次の3つのポイントを意識しましょう。

 

  • ・結果が数字で示されている
  • ・経歴が一貫性をもって整理されている
  • ・「何をしてきたか」ではなく「どう価値を出したか」がわかる

 

以下、それぞれ解説します。

 

結果が数字で示されている

 

これまでの経験や実績をより具体的に伝える方法の1つが数値化です。

「改善率」「納期短縮」「ユーザー数」など、結果として数値で表せるものはすべて数値で記載しましょう。一貫して成果を定量化することで、結果がわかりやすくなります。

スキルレベルを伝えるためには、プロジェクトの期間や人数なども欠かせません。

 

経歴が一貫性をもって整理されている

 

経歴をどこまで詳細に記載するかという観点で、すべて一貫した記載方法で統一しましょう。

直近の経歴は技術スタックや背景まで詳細に記載されているにもかかわらず、他の経歴は概要のみといった書き分け方だと、スキルレベルが正確に伝わりません。

志望する企業が特に重視しているスキルや経験をメインでアピールしたい場合などは、書き方を工夫して目に留まるようにするとよいでしょう。

履歴書とは異なり、職務経歴書はフォーマットがないことも多いです。職務経歴書を見た採用担当者が「会ってみたい」と思うような書き方の工夫が大切です。

 

「何をしてきたか」だけではなく「どう価値を出したか」がわかる

 

職務経歴書には、「何をしてきたか」を通して「どう価値を出したか」が分かるような書き方が求められます。

 

【例】

(NG)ECサイトの開発を担当。PHPを使用。

(OK)ECサイトの購入フローを最適化し、CVRを15%改善

このように、単なる行動の記述にならないよう、役割・工夫・成果を明示するのがポイントです。

 

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SEの職務経歴書の基本構成とテンプレ

 

se 職務経歴書

 

ここでは、SEの職務経歴書の具体的な書き方を解説します。

基本的な構成は以下の通りです。

 

  • ・職務経歴要約
  • ・職務経歴詳細
  • ・テクニカルスキル
  • ・得意分野
  • ・資格・免許・語学力など
  • ・自己PR

 

こちらの構成を参考に、実際の記入例を見てみましょう。

 

【IT業種別サンプル付き】職務経歴書フォーマット

 

以下、まずはテンプレートです。

 

職務経歴書

 

20xx年xx月xx日現在

氏名

 

■職務経歴要約

株式会社〇〇に入社後、4年間システムエンジニアとしてWebシステム開発を中心とした業務に携わり、要件定義や設計から、開発・運用までを担当。

現在は開発リーダーとして10名のチーム管理を行っており、業務系アプリケーション開発プロジェクトの進捗管理や他部門との調整などが主な業務です。

業務改善のために管理方法の効率化を提案して、メンバーの事務作業時間を20%軽減することに成功し、結果として生産性向上を実現しています。

 

■職務経歴詳細

20xx年xx月~現在 株式会社〇〇

事業内容:Webシステム開発運営事業・ITサービス事業

資本金:〇〇万円 売上高:〇〇万円

従業員数:〇〇人

所属:〇〇事業部

 

20xx年xx月~現在 物流システム・製造システム開発
 ■概要 ■開発環境 ■規模

【プロジェクト】
製造工場の生産・品質管理支援システムの提案と開発・実装・運用

【担当フェーズ】
要件定義、基本設計、詳細設計、テスト、運用保守

【業務内容】
・ヒアリング、仕様書作成
・設計、開発、導入
・テスト
・運用、保守、メンテナンス

【実績・取り組み】
クライアントの事業や専門領域や詳細なヒアリングを通した提案で、追加案件につなげる。(翌年の新システム導入も受注予定)
チーム独自の進捗管理システムで生産性を向上。

【言語】
PHP、Java

【OS】
Windows

【DB】
SQL Server、Oracle

全10名(プロジェクトリーダーを担当)

 

20xx年xx月~20xx年xx月 ○○開発
 ■概要 ■開発環境 ■規模

経歴を遡って記載

   

 

■テクニカルスキル

OS Windows 〇年〇ヶ月 環境設計・構築が可能
Linux 〇年〇ヶ月 環境設計・構築が可能
言語 Java 〇年〇ヶ月 最適なコード記述・サポート・改修が可能
JavaScript 〇年〇ヶ月 最適なコード記述・サポート・改修が可能
PHP 〇年〇ヶ月 最適なコード記述・サポート・改修が可能
C# 〇年〇ヶ月 基本的なプログラミングが可能
COBOL 〇年〇ヶ月 業務で使用経験がある
環境 SQL Server 〇年〇ヶ月 環境構築が可能
Oracle 〇年〇ヶ月 環境構築が可能

 

■得意分野

・PHP、Javaのプログラミング
・10名規模のチームのマネジメント
・業務効率化の仕組みづくり

 

■資格・免許・語学力など

・普通自動車第一種運転免許取得:20xx年xx月
・基本情報技術者試験合格:20xx年xx月
・ITパスポート試験合格:20xx年xx月

・PHP技術者認定試験:20xx年xx月受験予定

 

■自己PR

<業務効率化によるコミュニケーションの時間確保>
クライアントの満足度向上のために、ヒアリングを重視しています。少ない時間で多くの情報を聞き出せるよう、業界ごとの特色に加え企業の強みや弱みを分析した独自のヒアリングシート作成や、クライアント視点での提案資料作成が得意です。
また、業務効率化によって捻出した時間はメンバーとのコミュニケーションにも充てることで、全員でモチベーションを高く保った状態で業務にあたるよう心掛けています。納期の遅れを防ぐために、メンバーそれぞれの得意不得意の把握と早期のフォロー体制構築にも努めます。

 

<継続的な学習と業務への活用>
関連資格の取得と学習を3年間継続しており、毎年1つ以上の資格取得を目標にしています。
資格取得のほかに、セミナーやコミュニティに参加して最新情報のキャッチアップを行い、メンバーへの共有が日課です。自チームの取り組みは社内でも共有され、現在では全社で定期的に行われるようになりました。
新しく学習する技術は既存のプロジェクト、もしくはクライアントへ新たに提案予定のプロジェクトに関連するものを選別しているため、業務への活用や新しい提案にも役立てています。

 

以上

 

履歴書のテンプレートは以下よりダウンロードしていただけます。

 

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【項目別】SEの職務経歴書の書き方

 

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先ほどのテンプレートの内容を項目ごとに解説します。

 

  • ・職務要約
  • ・職務経歴詳細
  • ・テクニカルスキル
  • ・得意分野
  • ・資格・免許・語学力など
  • ・自己PR

 

それぞれの項目について、SEが採用担当者から特に注目されやすいポイントを把握しておきましょう。

 

職務経歴要約

 

職務経歴要約では、自身の業務経験と実績、マネジメント経験などを盛り込み、自身について特に伝えたい部分を端的に記載します。

職務経歴書内でアピールしたいポイントを3〜4行程度にまとめて書きましょう。

 

職務経歴詳細

 

職務経歴欄では、どのようなシステムの開発に携わってきたのかを明記しましょう。

プロジェクト内容を記載する際には、職務内容と担当業務や開発環境・自身の役割、プロジェクトに携わった期間についても具体的に書くようにしましょう。

期間を明記することでどの程度業務に携わってきたのかが分かりやすくなります。

また、実績についても併せて記載することで採用担当者がスキルレベルを把握しやすいです。

 

テクニカルスキル

 

開発言語、開発環境、OS、フレームワークなどは、企業が求める職務を担当できる人材か判断するための大切な材料です。そのスキルをどのような場面で使い、どう価値を生み出したかを伝えられるよう工夫して記載しましょう。

効果的な書き方の例は以下の通りです。

 

【スキル×業務背景で語る】
(NG)Java/SpringBoot 使用
(OK)Java/SpringBootで在庫管理システムを構築し、棚卸し作業を自動化

【定量的な成果と結びつける】
(NG)SQLでデータ抽出
(OK)月間100万件のアクセスログからKPI算出レポートを自動化し、分析時間を80%短縮

【学習意欲や進化の姿勢も盛り込む】
(NG)Python 勉強中
(OK)業務外でPythonを学習中。生成AIの社内活用を目的とした自動レポート作成を試作中

 

得意分野

 

職歴だけでは伝えきれない部分を「得意分野」欄で補うような形にしましょう。

その際、募集要項と照らし合わせて自分の能力と合致する部分を重点的に記載することが大切です。

採用担当者にも、自社の需要にマッチした人材であると印象付けることができます。

応募先企業がどのような人材を求めているのかを考えながら、どういったことを重点的に書けば自分が魅力的に見えるかを意識しましょう。

特定の業界へ強い場合や複数の言語での開発経験がある場合には、明記することでプラス評価に繋がりやすいです。

 

資格・免許・語学力など

 

資格は応募求人に関連するものを優先し、取得した順に正式な名称で記入します。

複数の級を取得しているものに関しては、最上位の資格のみで構いません。

TOEICや検定等スコア、また語学を使った実務経験もアピールになるため、経験年数とあわせて記入しましょう。

語学力を求める企業は増加傾向にありますので、現在勉強中のものがあれば内容を書き足します。

 

自己PR

 

自己PRは、抽象的な内容となってしまわないように具体的な書き方をすることが重要です。

例えば「どのようなプロジェクトに携わったか」、「どのような成果を得たか」など実際の経験を記載しましょう。

自身の成功体験を記載して、これまでの実績からどのような点が優れているのかを具体的に伝えられる文章を意識することが大切です。

また、志向性・再現性のある実績を強調して書くと、採用担当者も入社後の活躍する姿を想像しやすくなるでしょう。

 

 

 

SEの職務経歴書が通過しにくい3つの理由

 

se 職務経歴書

 

通過しにくい職務経歴書には次のような特徴があります。

 

  • ・プロジェクト羅列になっていて「成果や役割」が見えない
  • ・技術キーワードだけで「何ができる人か」が伝わらない
  • ・自己流で書きすぎて、採用側の視点が抜けている

 

以下、それぞれ解説します。

 

プロジェクトの羅列になっていて「成果や役割」が見えない

 

これまでの経歴が整然と並んだ職務経歴書は、見やすい一方で成果や役割が見えないという弱点があります。

例えば、「ECサイト開発(Java/Spring)」とだけ記載しても、どんな立場で何を成し遂げたのかは伝わりません。
「プロジェクトでの目的・担当範囲・定量的な成果」をセットで書くことで、価値の見える職務経歴書に近づきます。

 

技術キーワードだけで「何ができる人か」が伝わらない

 

技術スタックだけが文字で並んでいても「それをどう使ったのか」が伝わらなければ「何ができる人か」が見えません。

例えば「Python、Django、MySQL」と書かれていても、それがバッチ処理担当なのかWebアプリ設計担当なのかで印象は大きく異なります。

ツールや言語は目的を達成する手段であり、「何を解決したのか」を合わせて書くことでできることを伝えましょう。

 

自己流で書きすぎて、採用側の視点が抜けている

 

職務経歴書の読み手が、同じSEではなく人事など採用担当者の場合も想定しましょう。

専門用語が多すぎたり、構成が独自すぎると、内容の真意が伝わらない可能性があります。そのため、誰が読むかを意識して、簡潔・構造的にまとめるのが基本です。

特に企業ごとの要件に合わせた職務要約の微調整などが大切です。

 

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SEの職務経歴書のセルフチェック項目

 

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提出前にチェックが必要な項目は以下の通りです。

 

  1. 基本的な記入事項はすべて埋まっているか
  2. 誤字脱字がないか
  3. 入社・退社などの年月は正しいか
  4. レイアウトは工夫されているか(タイトル・見出し・改行など)
  5. 他の応募書類と内容は異なっていないか
  6. 「以上」で締めくくっているか

 

改めて読み返す事で、誰が読んでも意味が分かるような書き方になっているかも確認しましょう。

 

 

 

転職エージェントを活用して評価される職務経歴書を作成しよう

 

 

Web系システムエンジニアの職務経歴書は書類選考において特に重要な書類です。その出来によって選考の結果が大きく左右されます。

また、その後の面接においても職務経歴書に記載したことが質問内容などに大きく影響するため、企業が求める人物像にいかにマッチするかをアピールすることが大切です。

 

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

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