履歴書の一般的なサイズとは？サイズ選びのポイントと履歴書作成時の注意点について解説
この記事では、履歴書のサイズについて解説します。履歴書にはA4とB5がありますが、企業から指定がある場合を除くと用紙サイズを選ぶポイントがいくつかあります。選び方や準備方法、押さえておきたい履歴書作成時の基本ルールもあわせて確認しましょう。
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履歴書のサイズとは？
この項目では転職に必要な応募書類である履歴書のサイズについて解説します。
履歴書には大きく分けてA4サイズとB5サイズがあります。
- ・A4サイズの履歴書を使用する場合のメリット・デメリット
- ・B5サイズの履歴書を使用する場合のメリット・デメリット
それぞれのメリットデメリットを把握して、自身の状況に合ったものを選択しましょう。
【A4サイズ】メリット・デメリット
【メリット】
- ・志望動機や自己PRで記述したいことが多い場合、広くスペースを使える
- ・文字列のバランスなどレイアウトが取りやすい
- ・ビジネス文書は一般的にB4よりA4が選ばれる傾向が強く、企業側も管理しやすい
A4サイズの履歴書のメリットは、転職者にとってレイアウトしやすく、企業側にとっても管理しやすいという点です。
B5サイズと比較するとスペースに余裕があるため、書きやすいでしょう。
【デメリット】
- ・志望動機や自己PR、職歴など少なく文字数も少ないと余白が目立ってしまう
- ・サイズがB5より大きいため持ち運びに不便な面がある
A4サイズの履歴書のデメリットは、記載したい内容が少ない方やシンプルにまとめたい方にとって余白が目立ちやすい点です。
また、ビジネスバッグでの持ち運びを考えた際、A4サイズでは収まらない場合はB5サイズの方が無難でしょう。
【B5サイズ】メリット・デメリット
【メリット】
- ・スペースがコンパクトなため、職歴や志望動機・自己PRの文字数が少ない場合でも空白が目立ちにくい
- ・A4サイズより記述するスペースが狭いため、要点を絞ってアピールポイントなどを目立たせた書き方、レイアウトがしやすい
- ・サイズが小さいため卓上などに広げやすい
B5サイズの履歴書のメリットは、シンプルで端的な表現で作成しやすい点です。特に履歴書に記載できる項目が多くない方はメリットを感じやすいサイズでしょう。
また、企業によっては面接スペースなどの都合上、コンパクトなサイズの方が扱いやすいケースもあります。
【デメリット】
- ・企業によってはB5サイズを採用していない場合があり、NGの可能性がある
- ・記述する情報量が多いと、文字間が詰まって文字も小さくなってしまい見づらくなる
B5サイズの履歴書のデメリットは、企業によってはNGの場合がある点です。企業からの指定の有無は、かならず確認しましょう。
また、情報量によっては文字が小さくなり、読みづらくなってしまう可能性もあります。
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履歴書の準備方法について
この項目では転職に利用する履歴書の準備について、次のポイントを解説します。
- ・コンビニ印刷でのポイント
- ・自宅での印刷ポイント
- ・既存履歴書を使用する場合のポイント
初めて転職する方だけでなく、転職経験者の方もあらためて確認しておきましょう。
コンビニエンスストアで印刷する
コンビニエンスストアの複合機には、ネットワークプリンタサービス機能が搭載されていることが多いです。
あらかじめUSBに登録したり、画像を対応アプリにアップロードしてコードを取得することで、複合機を利用してプリントアウトできるサービスがあります。
コンビニエンスストアの複合機であれば、さまざまなサイズに対応しているため、希望サイズでの印刷が可能です。A4サイズ、B5サイズ、見開きなどの印刷にも対応しています。
1枚あたり10円～100円ほどの料金設定が一般的です。
コンビニエンスストアの複合機で印刷する場合は、WordやExcelのファイル形式に対応しているか、PDFに変換する必要があるかなど、事前に確認しておきましょう。
自宅のプリンターを使用し印刷する
自宅にプリンターがある場合は、適したサイズに設定して印刷しましょう。
その場合、文字のかすれや縮小によって見づらくなっていないか、不要な文字や影などが入っていないか確認する必要があります。
複数枚にわたる場合は、氏名や住所を記載したものを1枚目にしてクリップでとめましょう。
サイズを調整して見開きにしたい場合は、大きめのサイズの方が見やすくおすすめです。ただし、企業から履歴書のサイズ指定が特にない場合に限ります。
既存の履歴書を購入し記入する
履歴書は、コンビニエンスストアや100円ショップ、書店、文具店、スーパー、ドラッグストアなどでも購入可能です。
既存製品を購入する場合は、サイズだけでなく項目をしっかりと確認して、十分に情報を記載できる形式の履歴書を選びましょう。
既存の履歴書は、大きく分けて次の3種類があります。
- ・一般用
- ・転職用
- ・厚生労働省履歴書様式例
これらはいずれも履歴書として使用できるものですが、それぞれ様式が少しずつ異なります。
このなかで、転職希望者にもっとも適しているのが、転職用の履歴書です。職務経歴書とセットになっているため、スペースの不足を心配する必要がありません。
転職用の履歴書には送付用の封筒や証明写真貼付シール付きのものもあります。
コンビニエンスストアよりも、大きな書店や文具店の方が異なる様式の履歴書がそろっている傾向があるため、複数比較して選択しやすいでしょう。
既存製品の履歴書を選ぶ際には、応募に必要な項目を網羅しているか、スキルや資格などのスペースがあるかの確認が必要です。
【あわせて読みたい】転職で履歴書の基本的な書き方はこちら⇓
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履歴書のサイズ選びのポイント3選
履歴書のサイズ選びに迷ったら、次の項目を参考にしましょう。
- ・企業の指定がなければA4が一般的
- ・手書き派はB5、パソコン作成派はA4が扱いやすい
- ・サイズよりも「見やすさ」と「整った印象」が重要
企業の指定がある場合は従いましょう。指定がない場合は、書きたい内容に適したものを選ぶのがおすすめです。
企業の指定がなければA4が一般的
企業の指定がなければ現在はA4サイズの履歴書が一般的です。
ただし、A4とB5のどちらの選択が適しているかは、記入したい文字数や項目のボリュームによって異なります。
経験や保有資格、自己PRなど、しっかりと記載したい方はA4がおすすめです。一方で、記載できる職歴が多くない方や、文字数が少なく余白が気になる方にはB5が合っているでしょう。
手書き派はB5、パソコン作成派はA4が扱いやすい
書き直しを防ぐためにもシンプルな履歴書に仕上げたいという目的の方は、手書きの履歴書が適しています。その場合はB5サイズが合っているでしょう。
しかし、転職の履歴書の場合は、経歴やアピールしたいスキルをしっかりと漏れなく記載したいと考える方が多いのではないでしょうか。
志望動機や自己PRの文字数が増える場合は、読みやすさの観点でもパソコンでの作成がおすすめです。
記載事項が多い方ほど、煩雑な印象を避けるためにもA4サイズの用紙にパソコンを使用して作成した履歴書が適しているでしょう。読みやすい文字のフォントやサイズで調整することで、より丁寧な履歴書に仕上げることができます。
なお、パソコンで履歴書を作成する場合、フォントはWindowsなら明朝体、Macならヒラギノ明朝の使用が一般的です。また、文字サイズは10.5がおすすめです。
サイズよりも「見やすさ」と「整った印象」が重要
履歴書のサイズ選びに迷ったら、採用担当者にとって「読みやすい履歴書」を考えてみましょう。
適切な余白がとられている、文字のサイズやフォントが統一されている、誤字がないなど、しっかりと整えられた履歴書になっていることが重要です。
面接にこぎつけるために、まずは書類選考を通過する必要があります。その書類でしっかりと魅力を伝えるためには、見やすく整えられていることが前提です。
作成した履歴書の客観的な印象を確認して不安を取り除きたい方には、転職エージェントの添削サービスの利用もおすすめです。
【あわせて読みたい】履歴書の通勤時間欄の書き方マナーについてはこちら⇓
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履歴書作りの注意点4選
履歴書のサイズがA4、B5いずれのサイズであっても共通している注意事項は次の通りです。
- ・和暦・西暦は全体で統一する
- ・写真は清潔感とサイズを守る
- ・誤字脱字や記入漏れは絶対に避ける
- ・志望動機や自己PRは定型文を避け、具体性を持たせる
以下、それぞれ解説します。
和暦・西暦は全体で統一する
履歴書に記述する年号表記は西暦か和暦どちらかを選んで統一しましょう。
記入日、学歴の年月、勤務歴の期間など、時期を記載する項目は複数含まれているため、注意が必要です。
また、年齢を記入する場合は履歴書作成時点での年齢を記載します。
【あわせて読みたい】履歴書に記載する日付について詳しくはこちら⇓
写真は清潔感とサイズを守る
履歴書に貼付する証明写真のサイズは、タテ40mm×ヨコ30mmの長方形が基本です。背景は白、グレーや薄いブルーのもので、3ヶ月以内の撮影された写真を使用しましょう。
また、履歴書の証明写真では、清潔感がある印象を持ってもらうことも大切です。
服装は、男女ともにスーツが無難です。シンプルなインナーを着用し、ボタンなどはしっかりと閉めましょう。
ピアスやネックレスなどのアクセサリーも、すべて外すことをおすすめします。
髪型は、男性は前髪は目にかからないように注意し、整髪料は付けすぎないようにしましょう。女性は顔がはっきり見えるように前髪を整え、長い方は後ろで1つにまとめるのがおすすめです。
その他にも、以下のポイントにも注意しましょう。
- ・髪色は黒、もしくは明るすぎない茶色
- ・襟の歪みに注意する
- ・男性は髭を剃る
- ・女性やメイクやアクセサリーを控えめにする
書類を通して好印象を持ってもらえるような写真を心がけましょう。
【あわせて読みたい】履歴書の写真について詳しくはこちら⇓
誤字脱字や記入漏れは絶対に避ける
履歴書の誤字脱字は、「細かい作業が苦手」「確認不足」「ミスが多いのではないか」といったネガティブな印象を与えてしまうため、避けるように注意しましょう。
提出する前に繰り返しチェックすることをおすすめします。
履歴書全体を通した読みやすさも含めて、第三者の視点で確認してもらうと安心です。
志望動機や自己PRは定型文を避け、具体性を持たせる
志望動機や自己PRがどの企業でも通用するような内容では、採用担当者に「使い回しではないか」と懸念されてしまうかもしれません。
よい印象を残せないばかりか、印象に残らない可能性もあるため、実体験をもとにしたオリジナルの内容になるよう工夫しましょう。
特に、数値で表せるような実績や経験についてはすべて数値で記載する、プロジェクト名や役割はしっかりと名称で記載するなど、採用担当者が一目で具体的に分かるように記載することが大切です。
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まとめ
転職において履歴書は最初の入口であり、企業への挨拶でもあります。
しっかりと企業の指定に従い、マナーを守る姿勢が伝わるようにしましょう。
内容については、第三者視点での確認がおすすめです。身近な人に確認してもらうか、プロの転職エージェントのサービスを活用してみましょう。
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この記事の監修者
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【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平
5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。
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