
SIerからAIを活用するメガバンクへ。AIを事業の中核で活かし、金融DXに変革をもたらしたい
ギークリーの転職支援サービスを利用して転職された方へインタビューを実施し、転職活動の体験談をお届けする本企画。第30回は「AIを事業の真ん中で活かせる環境にいたい」と考え、SIerから株式会社三菱UFJ銀行に転職された米瀨さんにお話を伺いました。米瀨さんがなぜ株式会社三菱UFJ銀行を選び、どのようにキャリアを広げているのかなどを掲載しています。ぜひご覧ください。
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20代 ビジネス開発エンジニア
2020年に新卒でSIerへ入社。社内外における新規ビジネス創出先端技術を活用したオファリング提案を経験。その後、システム開発やデータ分析の経験を重ね、2024年に三菱UFJ銀行へ入行。ChatGPT Enterprise導入プロジェクトはじめ、全社変革を牽引する複数のAIプロジェクトに参画。
SIerから金融業界のAI推進担当へ転職した経緯
―まずはこれまでのキャリアについて教えてください。
米瀨さん:2020年に大学を卒業後、SIerに就職しました。
前職では、業務システムの開発案件を中心に、データ分析や可視化、AI案件の企画など、比較的幅広いテーマに携わってきました。要件定義から設計、開発、テストまで一通りの工程を経験し、技術的な実装だけでなく、お客さまの業務を理解したうえで「この技術をどう使えば価値になるか」を考える役割を担うことが多かったです。
― 転職を考えるようになった背景を教えてください。
米瀨さん:仕事そのものにはやりがいを感じていましたし、技術的にも成長できている実感はありました。一方で、プロジェクトを重ねる中で、徐々に工数や人月のビジネスモデルに対してモヤモヤとした感覚を持つようになりました。
そうした中で、ChatGPTをはじめとする生成AIが普及し始めた2024年頃、「これはIT業界の前提が大きく変わる」と強く感じました。AIによって開発工数の短縮や内製化が進み、品質の担保も人に依存しなくなっていく。そう考えると、工数や人月を前提としたモデルを中長期的に続けていくことの難しさを、より現実的に意識するようになりました。
こうした状況を踏まえ、「AIをもっと事業の真ん中で活かせる環境にいたい」「自分が関わったものが、最終的にどう使われ、どう価値を生んでいるのかを最後まで見たい」。そう考えるようになったことが、転職を本格的に考え始めたきっかけです。
―数ある選択肢の中で、三菱UFJ銀行を選んだ理由は何でしたか?
米瀨さん:一番の理由は、「国内最大の金融機関として膨大なデータを持つ三菱UFJ銀行における業務と技術の架け橋」として、適切に整備されたデータをもってAIを事業の中核で活かすチャレンジをしたいと強く感じたためです。
面接を通じて、AIを単なる技術導入ではなく、全社・中長期の視点で使いこなそうとしている姿勢が強く伝わってきました。また、キャリア採用者が多く、カジュアルで自由度の高い雰囲気も印象的でした。SIerなど同じ業界出身の方が多く、価値観や仕事の進め方に共通点があると感じました。
キャリアアップについても、要件を一緒に考えていただけたことや、成果次第で早いタイミングで次のステップを目指せる点に魅力を感じました。ここであれば、腰を据えて成長できると考え、三菱UFJ銀行を選びました。
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三菱UFJ銀行のデータ・AI活用を推進する組織
―デジタルソリューション部、AI・ソリューショングループとはどんな組織ですか?
米瀨さん:デジタルソリューション部は、三菱UFJ銀行におけるDXやAI、データ活用を全社横断で推進する組織です。単に新しい技術を試す部署ではなく、実際の業務やサービスを、デジタルやAIの力でどう変えていくかを考え、実装・展開まで担っています。
その中でAI・ソリューショングループは、生成AIを含む銀行全体のAI活用をリードする役割を担っています。特徴的なのは、PoCで終わらせないことを前提にしている点です。業務で実際に使われること、使われ続けることを重視しており、そのためにリスクやガバナンス、運用まで含めて検討します。銀行という規制業種ならではの難しさはありますが、その分、他では得られない経験ができていると感じています。
メンバーは7割近くがキャリア採用者であり、SIerやIT企業、メーカー、コンサルなど、多様なバックグラウンドを持つ人が集まっています。それぞれの専門性を尊重しながら議論する文化があり、個人プレーではなく、チームとしてAI活用を進めている点が印象的です。
―入社前に抱いていた金融業界のイメージと、実際のギャップはありましたか?
米瀨さん:入社前は、金融業界とりわけ銀行、メガバンクに対して「保守的」「新技術の導入には慎重」というイメージを持っていました。重厚長大なルール・手続きや複雑な業務プロセスのため、意思決定にも時間がかかるのではないかと思っていました。
ただ、実際に入ってみると、その印象は“良い意味で”大きく変わりました。AIやデータ活用についても想像以上に前向きで、単なる効率化ではなく、銀行全体をどう変えるかという視点で取り組んでいると感じています。特に印象的だったのは、入社1年目であっても、専門性があれば社長や役員に対して説明する機会があるなど任せてもらえるカルチャーが浸透しており、それが自身の成長に繋がっていると実感できていることです。
一方で、ガバナンスや手続きがしっかりしているのも事実です。ただ、それは「何もできない」という意味ではなく、「安心して前に進むための前提条件」だと感じています。攻めと守りを本気で両立している点こそが、メガバンクならではの特徴であり、面白さだと思います。
―現在はどんな業務を担当していて、どんなやりがいを感じていますか?
米瀨さん:現在は、ChatGPT Enterpriseの導入プロジェクトに関わっています。PMOとして、プロジェクト管理や関係部署との調整を中心に担当しています。
この仕事の難しさは、技術だけでは物事が進まない点です。多くの関係者が関わる中で、それぞれの立場や懸念を理解し、一つずつ合意を積み上げていく必要があります。一方で、そのプロセスを経て導入が進んでいくことに、大きな達成感があります。
実際に利用者の方から「業務に役立っている」という声をいただいたときや、「ないと仕事にならない」と言われたときは、やっていて良かったと感じます。AIが実験で終わらず、業務の中で使われていることを実感できる点は、この仕事ならではのやりがいだと思います。
―働き方やチームの雰囲気について教えてください。
米瀨さん:現在はオフィス出社とリモートワークを大体半々にしており、日中でも必要に応じて中抜けなどもでき、柔軟に働けています。働き方の面で不便を感じることはまずありません。
前述の通り、チームにはキャリア採用者が多く、年次や出身に関係なく意見を言いやすい雰囲気があります。技術に前のめりなメンバーが多いからこそ、共通言語で会話できる点は安心感につながっています。心理的安全性が高く、安心して挑戦できる環境だと感じています。
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求職者の希望に寄り添ったギークリーのサポート
―ギークリーの転職サポートはいかがでしたか?
米瀨さん:細かくアドバイスを逐一もらうというより、「その志望動機なら大丈夫だと思います」と背中を押していただけた点が印象に残っています。
私は、開発案件をリードするというよりも、上流で技術とビジネスを掛け合わせる仕事に挑戦したいと考えていました。その点を理解したうえでポジションを提案してもらえたことや、面接の中で開発寄りのアサインを打診された際にも、ギャップがあれば無理に進めず、きちんと調整してもらえたことはありがたかったです。IT業界や技術要件に強いギークリーだからこそ、安心して相談できたと感じています。
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チーム一丸でAIネイティブな企業を目指す
―最後に、 三菱UFJ銀行で働いて「本当に良かった」と感じる瞬間と、AI・データ人材へのメッセージを教えてください。
米瀨さん:難しい課題や前例のないテーマに直面しても、「最終的にはどうにかなる」と思わせてくれる心強いメンバーや上長に囲まれていることです。個人で抱え込むのではなく、チームで難題に向き合える環境がある点は、本当に良かったと感じています。
三菱UFJ銀行のAI領域は、基盤づくりのフェーズを終え、今まさにスケールさせていく段階です。Sierやコンサルティング業界など受託側でキャリアを積んできた方ほど、事業のど真ん中でAIの導入・活用の支援に能力を発揮する経験ができる環境だと思います。ぜひ一緒に金融、ひいては日本の未来をつくっていけたら嬉しいです。
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