老舗企業での受託開発から、スタートアップのプロダクト開発へ。AI領域で他社をリードするプロダクトを作りたい

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受託開発企業を経て、初めての転職活動へ

―まずは小西さんのこれまでの経歴について教えてください。

小西さん：大学卒業後はIT企業に入社し、システムエンジニアとして15年間働いていました。受託開発企業で、上流から下流まで全て見ながら請け負い、ソフトウェアの商品をお客様にお渡しするという業務を行っていました。お客様の環境でしかできない業務は、常駐という形でも行っていました。2社目となるモルゲンロット株式会社には2025年の4月に入社しました。

―今回が初めてのご転職とのことですが、転職活動を始められたきっかけや、理由について教えてください。

小西さん：前職でも非常に楽しく仕事をさせていただいてたのですが、受託開発ということもあり、最終的に商品をお客様にお渡しした後の工程を見ることができなかったため、自社のプロダクトに携わりたいと思ったことが転職を考えたきっかけです。
10年目くらいで悩んでいたのですが、「今さら転職か…」という気持ちがあったことと、技術的に珍しい業務も担当させていただいていたので悩んでいる期間は長くなりました。しかし、やはりプロダクト開発に携わりたいと思い、今回転職に至りました。

―転職活動自体悩まれていたとのことですが、前職はどのような部分が魅力だったのでしょうか？

小西さん：前職は370人くらいの従業員規模で1970年代創業の老舗企業でしたが、幅広い業務ができることが魅力的でした。
受託開発としては珍しいと思うのですが色々な言語、技術の業務を担当させていただきました。
自動運転や、HPC業界が扱っている流体や推論の計算はもちろん、一般的なウェブサービスや、スマートフォンアプリケーション、観光庁などが出しているサイトなど、業務の幅が広い会社でした。
エンジニアは専門性を深める業務もあると思いますが、幅広い技術に触れさせていただいたのは非常に楽しかったです。

転職活動の軸はプロダクト開発にどれだけ携われるか

―今回の転職活動で大切にされていた軸は何でしたか？

小西さん：企業選びでは、”プロダクト開発への比重がどのくらいなのか”という部分を気にしていました。プロダクトは持っているけどメイン業務はSEやSESという企業もあると思うので、プロダクト開発への携わり方は重要視していました。
また、私はワークライフバランスも重視しているので、労働時間や出張頻度など、働き方の部分も懸念がないか見るようにしていました。

―転職活動においてどのようなことを不安に感じられましたか？

小西さん：転職活動に踏み切れなかった理由でもあるのですが、様々なことが不安でした。
単にどのくらい転職活動に時間をかけないといけないのか見えていなかったという点と、転職活動を考え出した35歳は市場や企業にとって需要があるのかという点です。
具体的にはどのようなルートで転職活動を進めるのかが分かっておらず、新卒の就職活動のような進め方だったらすごく体力使うな、有給あと何日あるだろうということは考えていました。
今は違うと思うのですが、私が新卒で入社した頃はエンジニアは30歳〜40歳が定年というような通説があったので、そこは気がかりになっていました。この年齢でも受け入れてくれる企業があるのかなという部分は不安でした。

―不安は大きかったとのことですが、転職活動で得られた気づきや考えの変化はありましたか？

小西さん：キャリア面での変化はあまり無いのですが、前述したような転職活動に対しての不安はギークリーで面談して、一瞬で解消されました。面談後の書類の作成も一緒に進めていただいたので、「こんな感じでいいんだ」と不安が払拭されました。

初転職でも不安なく進められたギークリーの転職支援

―今回の転職活動でギークリーを利用した背景、担当アドバイザーのサポートについて感想を教えてください。

小西さん：まず、ギークリーを利用した背景は40歳からの転職支援を行っているという広告を見たことがきっかけでした。
実際に渋谷オフィスに行って面談をさせていただいた時にロビーで待っていると、年齢問わず、転職しようとしている方がたくさんいて少し驚きました。

担当アドバイザーの方は今でも名前を覚えてるのですが、すごくよくサポートしていただきました。
最初にサービス登録した時に、対面面談とオンライン面談の選択ができたのですが、推奨されていた対面面談を選んで、短い時間でしたがそこでいろいろなお話ができたことがとても助かりました。
私の抱えている転職活動の期間や準備に対する不安は、面談で説明していただきかなり解消されました。面談後のフローもテンプレート化されていて分かりやすかったです。求人紹介も条件を話して、進みたい業界の求人を取捨選択しながら紹介していただきました。求職者用のマイページもかなり直観的で使いやすかったです。

―ギークリーで紹介された求人についてはいかがでしたか？

小西さん：そこも特に不満はありませんでした。準備していただいた求人は100社以上もありパワフルさを感じたのですが、最初の面談の時に書類を応募する企業数と、そのうち一次面接を通る総定数や内定が出る企業の総定数を出していただいて、それをどのくらいの期間で行うのかという指針があったので、納得感がありました。

専門性が高い少数精鋭なチームで働けるモルゲンロット株式会社

―現職についてお伺いしたいと思います。現在の業務内容について教えてください。

小西さん：モルゲンロットにはソフトウェアプロダクトが3つありまして、そのうち2つ、クラウドブーケとテーラーノードの開発管理をしています。

※クラウドブーケ…GPUなど計算力の提供者と利用者をマッチングするプラットフォームサービス

※テーラーノード…GPUサーバー保有企業向けの統合管理・運用サービス

クラウドブーケとテーラーノードは、いずれもGPUサーバーの計算力取引を行うソフトウェアプラットフォームですが、提供・利用先となる対象企業が異なります。いずれのプロダクトもユニークな強みを持っているため、他社を常にリードし続けられるよう、開発をプッシュしていきたいと思います。

また、営業とエンジニアも密に連携し、営業が売りやすくするための土台作りを開発側で行い、製品に対する課題を抑えつつ一般的に売れるようにしていこうと取り組んでいます。

―今回新たな環境で働かれることに対して、不安に感じられたことや大変さを感じることはありますか？

小西さん：採用面接を受ける前は、どのような目的で募集されているのか等、確かに不安はありました。しかし、面接の中でいろいろな質問に対して誠実に回答いただいて、社内の状況や課題、求める人物像などを詳しく話を聞けたので、入社以降もあまりギャップは感じませんでした。

―モルゲンロットに応募しようと思ったきっかけと入社を決意した理由を教えてください。

小西さん：自社でプロダクトを持っている会社で働きたいということと、プロダクトに重きを置いている会社で働きたいという気持ちがあったので、そこのバランスがとても良いと感じました。

また、少数精鋭で働けるという点も魅力的に感じました。前職で小規模から大規模の開発経験はあるのですが、大規模な開発では自分のパフォーマンスがあまり出ないと感じたこともあったので、少人数でプロダクト開発に携わりたいと思っていました。そのような点も自分の理想と合っている会社だと感じました。

またプロダクトに関して、いくつか特許を取っているという点が最終的に入りたいと思った強い動機になりました。特許は持っているだけでお金がかかるので、絶対にプロダクトを育てあげるという気概を感じて、そこも魅力的でした。

―貴社の主軸事業であるAIやHPCという分野に興味を持ったきっかけは何でしたか？

小西さん：きっかけは、前職でAIに携わっていたことです。HPCを使った結果の教育データを使ってサービスを作っていたため、今後のAIやHPCという分野に将来性を感じていました。
最近では、エンジニアでない方でも趣味でAPIを叩いている方がいたり、デザイナーさんなども使ってたりするので、これからも利用される技術なんだと感じています。

―スタートアップの企業で働いているからこそ感じられる魅力があれば教えてください。

小西さん：横の連帯感が強いと感じます。いわゆる縦割り部署が無く、特殊ですが1人の方でも営業とマーケティングとマネタイズを管理されていたり、バックオフィスの方もかなり業務に携わっていると思います。席もすぐ近くなので困ったらすぐに聞けますし、進めたいことがあったらすぐに相談できるのでスピード感のある状態で働けていると感じます。

―モルゲンロットのカルチャーや、魅力について教えてください。

小西さん：弊社は、スタンドプレーによるチームプレーがとてもうまく動いていると思います。チームを意識しすぎてはいないのですが、開発管理業務でも私のトップダウンでやってるわけではなく、提案をもらう場合も当然あります。
そこから、各開発や専門性の高い方からアドバイスをいただいて、かなり密に連携ができるので、いろいろな人からの提案や意見を貰いながら業務をしたいという方には向いていると思います。

魅力的な部分は、成果を重視してくれるところだと思います。最終面接の場で「年収がここまでになったら、どこまで仕事をやってくれますか？」という非常にパワーのある質問がきて、業務内容に応じて相談することができました。成果と報酬という感覚をすごく重視されているのが外資企業っぽさも感じて、パフォーマンスできちんと評価してくれる点は良いところだなと感じています。評価も1対1で直属の上司との面談が1ヶ月に1回あるので、その中で業務のことや目標などを相談できているため、一方通行の評価ではない点がいいなと思います。

―AIやHPCに強い関心を持つエンジニアに対して、モルゲンロットではどのような学びや成長が得られますか？

小西さん：弊社のR&D部門では、HPC（高性能計算）を使って、どれだけうまくAI用のソフトウェアコードやライブラリを使うかを日々研究しています。また、クラウドブーケは、HPCの仮想マシンを利用するサービスのため、専門的な知識が必要となりますが、エンジニアチームがかなり知見深く調査・研究しているので、専門性の高い知識を身につけられる環境だと思います。

プロダクト開発に関しては、私自身初日からプロダクトを見始めています。今、定期的にリリースされているのですが、営業と共同して試行錯誤を重ねているので、プロダクト開発に貢献できているということも実感しながら成長できる環境だと感じています。

―モルゲンロットに合っている人はどのような人だと思われますか？

小西さん：私達がチャレンジしているビジネスの領域は非常に新しい領域ですし、開発提供しているサービスも新しいものを作っているので、とにかく新しい業界で新しいことに挑戦していきたいという方には向いている環境かと思います。
新しい領域でも専門性のあるエンジニアが多くいるので、業務の中で新しい知識を学習していけるという点も弊社の強みだと思ってます。ある程度知識やスキルがありつつも、もっとスキルアップしていきたいと思っている方にも合うのではないかと思います。
また、英語が堪能だったり、海外で活躍したいという方にも合っている環境だと思います。
社内には英語ができるメンバーが多くおり、海外のお客様やパートナーと頻繁に英語でミーティングを行っています。もちろん英語ができなくても問題ないのですが、海外拠点の方がオフィスに来られることもあるので、日本だけでなくグローバルに活躍したいという方にも向いているのではと思います。

―最後に、転職を考えている方に向けてメッセージをお願いいたします。

小西さん：ギークリーは、老若男女問わずどの世代の方にもおすすめできる転職エージェントです。最初は不安でも、一人ひとりにアドバイザーの方がついてくれて、こと細やかに転職活動についてご説明等していただけますし、 分からないことがあればメールやマイページ上ですぐに答えが返ってきました。とても強いサポートをしていただけたと思っています。
また、モルゲンロットは2019年創立のスタートアップベンチャーです。5年継続しているベンチャーということで将来性がありますし、拡大中のフェーズでもあります。新たな分野と領域で、専門性を高めながら業務ができる環境なため、挑戦したい方にはぜひ応募していただきたいです。

―インタビューは以上です。本日はお時間をいただきありがとうございました！