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転職の際に企業が求める即戦力とは?即戦力となる資格や経験を解説します!

多くの人が履歴書の志望動機や面接のときに使ったり、さらには企業の採用担当者も使うことが多い即戦力という言葉。しかし皆さんは即戦力とはどういうものか理解していますか。即戦力といっても、会社の思う即戦力は企業によって様々です。今回はそんな即戦力の意味から、本当の意味での即戦力を身につける術まで解説していきます。

即戦力の使い方とは?

 

即戦力の意味

 

 

多くの人は、即戦力という言葉を聞いたことがあるはずです。

特に転職の際、履歴書などに即戦力という言葉を使ったり、面接のときに貴社の即戦力となるよう全力を尽くしたい、というようなことを言ったことのある人も多いはずです。

しかし中には、その即戦力の使い方は本当に合っているのか、と感じてしまう使い方をする人も少なくありません。

本来即戦力という言葉の意味は、特別な訓練を受けなくてもすぐに戦力となる存在、という意味があります。つまり、あれこれ教えなくても参加したその日に周りと同じように仕事をこなし、あっという間に成果を上げてしまう人のことを言います。

 

戦力とはどういう意味か

 

とはいえ今働いている全ての人が即戦力であるのかと言うと、そうでもありません。

中には入社して間もない頃は即戦力とは言えない人でも、仕事をこなしていくうちに会社を支える大きな戦力として君臨している、という人も居ます。

戦力というのは、戦争に関わる全ての作業を総合的に遂行する能力を言います。現在は昔ほど戦争は起こっていないため、主にスポーツの世界や仕事などにおいて、会社やチームに大きく貢献してくれている人のことを戦力としていることが多いです。

 

企業の求める即戦力とは

 

企業にとっての即戦力の意味

 

 

なぜ多くの人が志望動機を書くときや面接のときに即戦力という言葉を使用するのか、それは企業が即戦力となる人を募集しているためです。

この即戦力という言葉は、多くの企業でも求人を出す際などに用いています。では企業が求める即戦力とはどういうものでしょうか。

結論から言いますと、先程説明した意味と同じような人材です。つまり、研修などをしなくてもすぐに仕事を任せることができる人を企業は募集しています。

ではなぜ企業はそのような人材を欲しているのでしょうか。その理由については次の部分で解説します。

 

なぜ企業は即戦力を求めるのか

 

なぜ多くの企業は即戦力となる人材を求めるのか、その理由は主に2つあります。

一つは会社の負担を最小限に抑えたいためです。企業によっては未経験者のために研修期間を設ける企業もあります。しかし研修を設けるとなると、時間や手間、そして人員を研修に割く必要が出てきてしまうため、それだけ企業にとっては負担となってしまいます

そしてもう一つの理由は、企業間の競争が激化しているためです。IT業界を始め、毎年多くの企業が参入しています。当然参入する企業が増えれば増えるほど、競争も激化していきます。そのような時代において、入社してすぐ戦力となる人材というのは企業にとってかなり強力な武器となるのです。

 

即戦力となるものは?

 

資格や実務経験

 

 

即戦力となるよう全力を尽くします、と言って本当に即戦力となった人というのはかなり少ないです。そもそも即戦力となる要素としてどのようなものがあるのか、知っている人はかなり少ないのが現状です。

即戦力となるものとして最も多いものが、資格や実務経験です。よく資格は持っているといろいろ有利になるということが言われています。それは資格があるということは、専門的な分野についてかなり詳しいという証明になるためです。

そして実務経験は、実際にその業務を経験したことがあるという証になります。これら2つの要素があるだけでも、かなり差をつけることができます。

 

基本的な人間力

 

 

しかし、資格と実務経験だけでは即戦力とはなれません。その他にも根本的に必要なものがあります。それこそが人間力です。

具体的に説明しますと、コミュニケーション能力適応性が最も重要です。資格や実務経験もかなり強力な武器とはなりますが、最終的にはこの基本的な人間力が最も重要です。

例え資格取得のために学んで来たことが、全ての企業の業務で通用するのかというと、残念ながらそうでもありません。実務経験もいくら経験があるからと言っても、企業ごとに業務の進み方というのは異なるものです。そのため、最終的にはその企業に適応する力とコミュニケーション能力が必須となるのです。

 

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即戦力に繋がる資格

 

 

資格を持っていることは即戦力になるとお話しましたが、実際には即戦力として魅力的に見られる資格と必ずしもそうとは見られない資格があります。

特にどのような資格が即戦力として魅力的なのか、反対にどのような資格が即戦力に見られにくいのか解説していきます。

 

業務上必須な資格

 

業務内容によっては資格を取得していることが前提条件になっているものもあります。

子の場合、資格を取得できていないことには即戦力になり得ません。

つまり、業務上必須となる資格を取得している人は即戦力として見られます。

 

希少性のある資格

 

業務に必ずしも必須というわけではなくとも、役に立つ有用な資格もあります。

その中でも特に希少性の高い資格を持っていることが即戦力としての強みになります。

希少性が高い資格とはすなわち、合格率が低く(20%以下)、取得が難しい資格のことです。

無論、合格率が高くても業務に役に立つ資格も需要です。しかし、即戦力としての魅力で見た場合には先述したものと比較するとやや劣ってしまいます。

 

即戦力に必ずしも繋がらない資格

 

資格を持っていれば即戦力になるのかというと、必ずしもそうとは限りません。

資格を持っていても転職先で使わないのであれば、即戦力として有用とは言えません。

そのため闇雲に取得するのではなく、どの資格がこれからの業務で役に立つのか見極めながら取得するのがポイントです。

 

即戦力が必要な年代とは?

 

若い人は即戦力なくてもOK?

 

ここまで即戦力とはどういうものかについて説明しました。

この記事を読んでいる人の中には、20代の若い人もいるはずです。若い人でも実務経験が豊富だという人も稀に居ますが、ほとんどの若者は実務経験という部分だけで見るとかなり不利です。しかしご安心ください。若者の場合は基本的に企業は即戦力を求めていません

理由としては、若者の場合適応力やコミュニケーション能力に優れていることが多く、さらには柔軟性という部分で圧倒的に有利なのです。例え即戦力にならなくても、企業の教育次第では早い段階で戦力となることが多いため、若い人は特に即戦力について気にしなくても問題ありません。

 

即戦力が重要になる年代

 

 

では逆に即戦力が重要となる年代はどのような人なのか、ということになります。基本的に即戦力が重要視される年代は30代より上の年代です。30代以上になると、企業は即戦力を重視するようになります。

人間というのは年齢とともに衰えていくものです。特に30代になると、20代の頃と比べて柔軟性などの人間力での成長スピードが遅くなり始めます。そのため、30代になると企業で育ててもらうのではなく、能力や経験を活かすことができるフィールドに移るというほうがおすすめです。

 

今すぐに即戦力を身につける術

 

自発的に動くべし

 

 

先程の部分で若者は即戦力は求められていないと説明しましたが、その若者も当然年を取ってしまいます。今のうちから即戦力を身に付けておくのがベストです。具体的に即戦力を身に付ける方法としては、常に自発的に動くことがおすすめです。

若いうちから受動的な生活をしていると、それが当たり前となってしまいます。年を取れば取るほど、行動を変えるということは難しくなってきます。そのためもしも受動的だなと感じている場合は、今のうちに自発的に動くという習慣を身につけておきましょう。意識して行動するようにすれば、いずれ無意識に行動することができるようになります。

 

実用的な資格を取得すべし

 

 

行動を変えるのはちょっと厳しい、そう感じる人も多いはずです。そんな人は資格取得をすると良いでしょう。

先程も述べましたが、即戦力に繋がる資格を持っているということはその分野についてかなり詳しいという証明になります。費用などはかかってしまいますが、その分転職などではかなり有利になります。

 

 

即戦力として知識や経験以外に求められること

 

即戦力といえば、その業界での資格や知識・経験があるということは大前提になります。では、企業は知識や経験以外に何を求めているのかを挙げて説明していきます。

 

興味・関心があるか

 

現在に至るまで「10年以上その業界にいた」という経験を持つ人材でも、興味や関心がなければ新しい情報や新しいスキルを取得しようという意識がなく、企業の求める転職者ではないと入社後に判断される可能性があります。
新しいスキルや業務の方法に敏感で、常に自分をアップデートしている人間だと面接官や現場の方に思わせることが大切です。

 

今までのやり方に固執していないか

 

即戦力が求められている30代は、人によってその業界で10年以上の実務経験がある方もいるでしょう。
そのため、「今まではこうしていたから」や「この方法が良いのではないか」といった、自分のやり方を押し通してしまう同僚に心当たりがある方も少なくないはずです。
自分の経験を踏まえて、転職先のやり方・現場の雰囲気を壊さずに力を発揮できる人間が真の即戦力といえるでしょう。

 

転職先の雰囲気に馴染むこと

 

自分のスキルが十分に発揮できていても、現場の人間と全くコミュニケーションを取らず嫌われてしまっていては雰囲気を悪くするばかりか業務に支障が出てしまいます。
あくまでも即戦力に求められていることは「育成をせずとも戦力になること」と「チームの中で戦力を発揮できること」になります。
現場でのコミュニケーションや、今までの経験を活かして仲間をフォローしてあげましょう。

 

大切なことは転職先の文化

 

知識や経験・スキルは働いているうちに自ずと身についてくるものであり、意識をしなくてもできていくものでしょう。
しかし、転職先の輪の中に溶け込める人間や、今までの経験全てを捨ててまで風土を受け入れられる人間は年齢が上がるにつれて少なくなっていきます。

「今まで自分はこのやり方でやってきたから」だとか、「その方法は間違っている」というような「今まで通り」という概念を捨てて、転職先のやり方を学びながらどのような人間が活躍しているのかを見抜き、現場に慣れることを意識していきましょう。

大切なのは転職先の企業の雰囲気や風土を理解し受け入れ、適応していくことです。
中途採用であっても新卒採用と同じフレッシュさを持ちつつ、謙虚な気持ちで仕事に取り組めば自ずと働きやすい環境になることでしょう。

 

30代に備えて即戦力を仕込んでおこう

 

今回は多くの人がよく使う即戦力について、本来の意味や身に付け方などを徹底的に解説しました。

 

サービスや業種選びも重要

 

 

即戦力を身に付けることも非常に大事ですが、実際に30代から転職などをする場合は、転職に関するサービスや転職先の業種選びにもこだわるようにしましょう。たとえ即戦力に自信がなくても、サービスや業種の選び方に気をつけるだけでも、十分有利に転職を進めることができます。

特にギークリーをはじめとする転職エージェントは、その人の経歴や資格を元におすすめの仕事を紹介してくれるため、労力をかけずに転職を進めることができます。ぜひこのようなサービスにこだわって転職をしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

即戦力という言葉は、確かにインパクトがあります。しかし、だからといって乱用すれば良いのかというとそうでもありません。

よく志望動機などで即戦力という言葉を使う人が居ますが、その多くはとにかく企業に良いように見られたい一心で使っているという人が多いです。

変に志望動機などで嘘を並べたとしても、必ず受かるとは限りません。むしろ、その状態で内定をもらった場合、その嘘の自分を会社にいる限り演じ続けなければいけません

これから転職などをする人は、嘘偽りなく等身大の自分で攻めていきましょう。もちろん、さらけ出しすぎるのもよくありません。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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