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株式会社Sun Asteriskのビジネスモデル分析!タクシーもIT化【モビリティ×IT企業に転職】

株式会社Sun Asteriskは東南アジアを中心に4カ国6都市に拠点を持ち約1500名の社員を持つ、今大注目のベンチャーIT企業です。代表取締役CEO小林泰平氏はホームレスからその後経営者へと転身された異色の経歴の持ち主。Sun Asteriskとはいったいどのようなビジネスモデルでサービスを提供する企業なのでしょうか?この記事ではSun Asteriskのビジネスモデルを分析し、そこから転職に必要な”あるもの”について解説します。

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株式会社Sun Asteriskとは?

 

チャート、グラフ

 

株式会社Sun Asterisk (以下、Sun Asterisk) 。ベトナムを中心に4カ国に拠点を持ち、約1500名の社員を持つ、今大注目のベンチャー企業です。

 

外部資金調達なしで急成長。一体どんな会社?

 

株式会社Sun Asterisk

 

Sun Asteriskは2012年創業、スタートアップ企業から大企業までのソフトウェア開発などを担うITベンチャー企業です。

主にスマートフォンアプリ開発やスタートアップ企業の事業開発支援、大企業の新規サービス構築支援などを手掛けています。

クライアントと一緒に新規事業の検討から始め、ソフトウェアの開発からサービスの運用までを包括的に支援、ワンストップで提供しています。

日本とベトナムを中心に4カ国、6都市に自社開発拠点を持ち、グループ全体で1500名を超えるITエンジニア・デザイナーを保有。

経験豊富で優秀な人材が国籍関係なく集まり、最適なエンジニアチームをスピーディに構築。世界に向けての事業展開を可能にしています。

Sun Asteriskは設立当時からこれまで経営陣からの個人出資を中心に成長してきましたが、2020年7月31日に東京証券取引所マザーズに上場

Sun Asterisk設立から8年でのIPOとなりました。

2022年4月時点では東証グロースに再編されています。

 

Sun Asterisk代表取締役CEO 小林泰平

 

Sun Asteriskの代表取締役CEOは小林泰平氏です。

早稲田実業に入学後、バンド活動に精を出すようになり、高校で中退。その後16歳から17歳まで1年半のホームレス生活を経験しました。

その後、未経験でソフトウェア会社に就職。そこが小林泰平氏にとってITとの初めての出会いとなり、ベトナムで働くきっかけともなりました。

2012年に仕事を辞めてベトナムへ。ベトナムの優秀なエンジニア人材の可能性を感じ、Framgia Vietnam Co.,Ltdを設立。

これまでの開発実績は300を超え、2019年3月に社名をSun Asteriskに変更し代表取締役CEOに就任。

学生時代のホームレスから、現在は1500人超えのエンジニアを束ねる経営者というまさにダイナミックな経験をしてこられました。

 

Sun Asteriskのビジョンとミッション

 

ビジョン

 

Sun Asteriskでは、「誰もが価値創造に夢中になれる世界」をビジョンとして掲げています。

このビジョンを達成するために、以下のミッションを掲げています。

「本気で課題に挑む人たちと、事業を通して社会にポジティブなアップデートを仕掛けていくこと」

そして、このビジョンとミッションを実現する上でSun Asteriskは7つの行動指針にまとめています。

1 Be a Team
2 Think Outside the Box
3 Get Risky
4 Be Optimistic
5 Go Fast
6 Be Professional
7 Stay Focused

こうした経営理念のもとSun Asteriskは成長し、300を超える事業が支援できるエンジニア・プラットフォームを構築することができました。

 

モビリティサービスのIT化に貢献

 

運転している男性

 

2020年3月、Sun Asteriskはタイ王国にてモビリティ事業を展開している株式会社Flareに投資を行いました。

Flare社は「データとテクノロジーでスマートなモビリティー社会を創造する」をビジョンに掲げ、2017年に創業したスタートアップ企業です。

モビリティ事業の開発・運営をする同社は以下のようなサービスを展開しています。

 

・カーラッピング広告プラットフォーム「Flare Ad」(2020年3月時点でタイ王国にて自動車ラッピング広告市場シェア1位)
・ドライバーの勤怠管理と危険運転防止アプリ「Flare Dash」
・運転動態の可視化ソリューション「Flare Analyrics」

 

今回のSun Asteriskによる投資で、タイ王国また東南アジアでの事業拡大にさらなる後押しを受け、今後に大きな期待が寄せられています。

加えて、Sun AsteriskはJapan Taxi株式会社の新規事業「キッズタクシー」の開発も過去に支援。

Japan Taxiで不足していたエンジニアリングリソースをSun Asteriskが提供することで、同社は新規サービスが展開可能になりました。

このように、Sun Asteriskは幅広くモビリティ事業で活躍をしており、モビリティのIT化・企業のDX推進をサポートしています。

 

【GeeklyReview】Sun Asteriskの口コミを見る

 

Sun Asteriskのビジネスモデル

 

Sun Asteriskは設立時から上場直前の2019年までは、自己資金をもとに業績を伸ばしてきました。

その成長基盤にはどんなビジネスモデルがあるのでしょうか?

 

クリエイティブ&エンジニアリング (C&E)

 

 

主に日本企業を対象に新規事業創造から、プロダクトの開発・成長までをワンストップで支援するのが特徴です。

1000人を超えるエンジニアから最適なエンジニアチームをスピーディーに構築することで、技術的なボトルネックを解決します。

また、3ヶ月以上継続する準委任契約をストック型、3ヶ月未満の準委任契約及び請負契約はフロー型と分類。

同事業の直近決算期(2019年12月期)の売上高は31.7億円。ストック型が全体の約80%、フロー型が全体の20%で安定した収益を得ています。

このビジネスモデルにより、スタートアップ企業から大企業まで、クライアントのDX推進を支援できることがSun Asteriskの大きな特徴です。

 

タレントプラットフォーム (TPF)

 

教室

 

タレントプラットフォームは国内外のIT人材の発掘・育成・就職支援・紹介をする事業です。

子会社のクルーヴ・ギブ株式会社で国内の若手エンジニアを育成するプログラミングスクール「GEEK JOB」を展開。

スクールの卒業生をクライアントに紹介・派遣することで収益を得ています。

国外では東南アジア諸国のトップ大学と連携、「Job Fair」を通してIT人材を育成・日本企業への就職サポートをしています。

国内外を合わせて年間約2,000名のITエンジニアを育成。グローバルで価値創造のインフラ作りに取り組んでいます。

以上の2つのビジネスモデルにより、Sun Asteriskは安定的な収益を上げることができ、市況が悪化して影響は小さいと考えられます。

 

Sun Asteriskが解決する社会課題

 

Sun Asteriskは社会に存在する課題・不便さ・今までにないものを提供するために、ビジョンとミッションを持っています。

一体どんな社会課題の解決をSun Asteriskは目指しているのでしょうか?

 

日本国内のIT人材不足を解決

 

解決

 

経済産業省のデータによると、2030年には日本国内のIT人材が約79万人不足すると予測されている日本。

まだ誰も経験したことはありませんが、確実に訪れる「IT人材不足」は全ての日本企業で喫緊の課題となっています。

そのため、Sun Asteriskではベトナムなどの東南アジア諸国の大学と連携、IT人材育成プログラムを提供しています。

この教育事業では5年間かけて実践的なITと日本語を教育。日本で就職するところまでを支援しており、プログラムの参加数は毎年増加しています。

日本国内のIT人材不足を、海外で育てた人材で満たしていくという事業を展開し、日本の社会課題を解決します。

 

スタートアップ・大企業のDX推進をサポート

 

サポート

 

近年、多くの企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)の動きが加速しています。

しかし、自社ではアイデアがあっても人材や技術不足で形にできない事業やサービスがあるという企業は少なくありません。

そこでSun Asteriskでは、スタートアップ課題やシステム開発を支援する「スタートアップスタジオ」を開始しました。

スタートアップスタジオでは、企業のDXを支援。スタートアップエコシステムの構築と企業の成長を促進しています。

豊富な人材と300以上の開発実績を持つノウハウをもとに、幅広く企業のDX推進をサポートすることができます。

 

Sun Asteriskの今後の事業展開

 

壁一面に貼られた紙をみている男性

 

Sun Asteriskはこれまでの自己資金中心のファイナンスから一転し、2019年11月から2020年の2月の間に約20億円を調達しました。

社会課題である「IT人材不足」解消に向け、Sun Asteriskはさらに育成支援事業を拡大させていく予定です。

そして、投資で育成した各国の人材を採用・紹介しスタートアップ企業から大企業までに安定的にITエンジニアを供給。

企業の新規事業のサービスの支援やDXの推進をさらに押し進め、顧客のデジタル化をワンストップで提供を引き続き目指していきます。

加えて、最先端技術に調達資金の投資を行い、技術力をさらに強化・最先端技術で顧客の事業成長の支援に取り組んでいきます。

Sun Asteriskは「誰もが価値創造に夢中になれる世界」を実現するためのインフラを構築し、課題解決のその先の未来を見据えています。

 

Sun Asteriskの転職採用例

 

会議

 

Sun Asteriskで募集されている業務の一例をご紹介します。詳しくはSun Asteriskの中途採用ページからご覧ください。

 

バックエンドエンジニア

 

クライアントのサービスデザインから参画し、設計・開発までを行います。

 

<参考開発言語>
Go, Scala,Ruby,PHP,Java, C#, C++,Python,Swift, Objective-C,Kotlin

<必須スキル>
モバイル・Webアプリケーションのバックエンド開発経験

<年収>
450〜850万円

 

フロントエンジニア

 

クライアントのサービスデザインから参画し、設計・開発までを行います。

 

<必須スキル>
・HTML5 / CSS3 / JavaScript を使ったWebアプリケーション開発経験
・Vue、React、Angularなど、モダンなJavaScriptライブラリ・フレームワークでの開発経験

<年収>
450〜850万円

 

プロジェクトマネージャー

 

グローバルなエンジニアチームを束ねるプロジェクトマネジメントです。

サービス・ビジネス要件の策定(顧客折衝含む)や全体WBS作成・進捗管理、リリース計画策定 / 実行などが主な仕事内容です。

 

<必須スキル>

・システム開発プロジェクトでのマネジメント経験(5年以上)
・顧客に対する提案書の作成経験 (例:顧客折衝経験・要件定義経験)
・設計書作成経験 (例:基本設計書、詳細設計書、非機能要件、システム構成図)

<年収>
450〜900万円

 

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株式会社Sun Asteriskの転職ポイント

 

ステップ

 

Sun Asteriskでは、大手企業のプロジェクトも多くあり、即戦力が求められています。

エンジニアはSwiftやKotlinといったプログラミング言語を活用してサービス設計から開発までできる人材が募集されています。

また、ベトナムの開発チームやクライアントとの協力が重要なプロジェクトマネージャーという人材も必要とされています。

しかし、最も重要なのがSun Asteriskのビジョンである「誰もが価値創造に夢中になれる世界」に情熱を燃やせる人。

そして、社会に貢献していくことに共感を持てる人がSun Asteriskで必要とされています。

同じゴールに向かって強い意志や想いをもとに、チームとして働きたい人にはぴったりの職場といえるでしょう。

 

Sun Asteriskの会社情報

 

コーヒー

 

福利厚生は企業の信頼を高め、従業員のモチベーションやエンゲージメント向上にとても重要です。

Sun Asteriskは福利厚生が充実しており、社員が最高のパフォーマンスを発揮するための環境が整っています。

※2020年10月時点

 

働き方支援

・フレックス時間制(コアタイムなし)
就業時間を自由に決めることができます。

・リモートワーク制度
オフィス以外の場所で仕事をすることができます。

・介護休業制度
通算して93日の介護休暇を取得できます。

・選べるPC
入社時に本人が希望するPCを貸与します。

・デュアルディスプレイ
2台のモニターで仕事ができます。

・フリーアドレス
自社内のフリースペース・カフェスペースで自由に仕事することができます。

 

健康・医療

・フリー朝ごはん
社内のバーカウンターで、簡単な朝食をとることができます。

・フリードリンク
コーヒーマシンやお茶・炭酸水・ミネラルウォーターも自由に飲むことができます。

・フリー日本酒
高級和食店にも並ぶ日本酒が飲み放題です。

・インフルエンザ予防
本人だけでなく、被保険者である家族全員がインフルエンザの予防接種を受けれます。

・予防医療
健康診断やうがい薬・除菌スプレー・マスクを常備しています。

 

コミュニケーション

・ファミリーデイ
職場への理解を深めるために、社員の家族がオフィス見学できるファミリーイベントがあります。

・メンターランチ
月に一度のシャッフルで、先輩社員とランチに行ける制度です。

・部活動
社員のコミュニケーション推進として部活動が推奨されています。

・社員旅行
1年に一回、日本オフィスのメンバーで1泊2日の社員旅行にいきます。

・OpenOffice
Sun Asteriskに興味がある方が自由に参加できるパーティーです。

 

エンジニア支援

・プロジェクト共有会
会社内の各プロジェクトの内容を他のメンバーに共有する場です。

・若手LT会
週1で若手を対象に、自分の業務や好きなものを短い時間でピッチする会です。

・ハンズオン勉強会
Spring Bootというフレームワークをハンズオン形式で勉強する会です。

・もくもく会
あるトピックに対して各自が黙々と勉強する会です。

・ISUCON参加
ISUCONというプログラミング大会に会社メンバーで参加します。

・書籍購入支援
プログラミングに関する書籍が揃っており自由に借りることができます。

・資格補助
業務に必要な資格取得費用を会社が負担してくれる制度です。

・ハッカソン
ハッカソンやアイデアソンを実施しています。

 

財形

・従業員持株会
従業員の自社株式取得にあたり会社が給与控除、奨励金を支給する制度です。

・確定給付金
「福祉はぐくみ企業年金基金」に加入しています。

 

以上のような様々な種類の福利厚生が、Sun Asteriskでは揃っています。

フリー朝ごはんやフリー日本酒・もくもく会などといったオリジナルティが溢れる福利厚生が魅力的です。

またファミリーデイや介護休業制度など家族にも配慮した制度もあり、女性が働きやすい環境であることもSun Asteriskの特徴です。

 

まとめ

 

握手

 

この記事では、株式会社Sun Asteriskのビジネスモデルを分析し、そこから転職に必要なスキルについて考察しました。

ですが、「実際に自分はIT企業に転職できるのだろうか」「じゃあ一体どうしたらいいのだろう」と感じておられる方も多いかもしれません。

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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