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株価を示したパソコンの画面

AlpacaJapan株式会社のビジネスモデル分析!市場予測の裏側に注目【FinTech企業に転職】

FinTechとは金融(Financial)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた用語であり、FinTechをサービスとして展開している企業のことをFinTech企業というのが一般的です。その1つであるAlpacaJapan株式会社はIT技術を使った金融サービスを各種展開し、急成長を遂げています。AlpacaJapan株式会社のビジネスモデルについて解説します。

AlpacaJapanの概要

 

高層ビル

 

AlpacaJapan株式会社はFinTech企業の中でも成長著しい企業の1つです。

多くの資金調達を行い、潤沢な資金を元に成長し続けている今注目の概要を説明します。

 

基本的な会社概要

 

AlpacaJapan株式会社

 

AlpacaJapan株式会社は2016年に現代表取締役CEOである四元盛文氏がスタートさせた企業です。

本社は東京都千代田区内神田にあり、グループ会社としてシリコンバレーを拠点とするAlpacaDB, Incが存在します。

AlpacaDB, Inc.は2015年に設立されたデータラーニングの最先端企業です。

2020年6月時点で社員は48名で資本金は資本準備金を含め約20億円と著しい成長を遂げている注目すべき企業の1つです。

2020年6月にはSBIグループと株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドが出資を行った10億円の資金調達を行いました。

設立わずか1年後の2017年にオフィス移転も行っていることはその急成長ぶりが覗えるエビデンスといっても過言ではありません。

また社内の公用語は英語のためドキュメントやディスカッションなどはすべて英語で展開されています。

【GeeklyReview】AlpacaJapanの口コミを見る

 

代表取締役CEO、四元盛文氏の略歴は?

 

CEOである四元氏は早稲田大学を卒業後、日商岩井株式会社(現:双日株式会社)に入社しました。

その後もリーマン・ブラザーズやバークレイズ証券などの名だたる金融会社を経験したいわば金融業界のプロといえる人物です。

AlpacaDB,Inc CEOの横川氏と出会いはリーマン・ブラザーズに在籍していた時でした。

その後Alpacaグループに参画し、AlpacaJapanのCEOに就任されています。

 

AlpacaJapanのビジネスモデル

 

AlpacaJapanはAIやビッグデータなどを活用して金融機関などを対象としたサービスを展開しています。

具体的にどのようなサービスを展開しているのかを解説します。

 

AIやビッグデータを活用したサービス

 

ノートPCとデスクトップPC

 

AlpacaJapanは主にAIとビッグデータを活用した金融プロダクトの開発や、ディープラーニングなどの技術に長けています。

ディープラーニングとはヒトが自然に判断することなどをコンピュータに学習させる手法のひとつです。

具体的なサービスとしては、様々なアセットから中長期的な金融マーケットの未来を予測する「AlpacaRadar」を展開しています。

さらにディープラーニングを駆使した短期為替予測AI「AlpacaForecast」などのサービスもあります。

この予測システムはすべてAlpacaが独自に開発したものです。

2000種類以上の説明変数を必要に応じて自動抽出して独自の予測モデルを生成することが可能になっています。

金融マーケットの予測システムは、トレードタイミングの効率をよくすることで収益を増やすことが可能になります。

値動きを予測することによってのリスクヘッジの手段の1つとなるのです。

国内の金融機関とのコラボレーションによって生まれたこのサービスは随時新しい機能も追加されており、これからも進化することが窺えます。

これらのサービスは多くの金融機関や事業会社で利用されています。

まさに「金融×AI」を実現させたツールのアーキタイプとして話題となっているのです。

 

主な取引先企業

 

前述の通り、AlpacaJapanの取引先は金融機関事業会社が中心です。

松井証券・東証・三菱UFJ銀行などいわゆる大手金融系の企業へのサービス提供が話題になったこともあります。

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドとの共同展開サービスであるASPソリューションの「Alpaca x Minkabu」も運用開始しました。

これは金融機関や法人向けだけでなく、個人投資家も利用することができる投資情報を提供するサービスです。

このようにサービス対象の幅を法人だけでなく個人にも拡げつつあります。

 

会社が解決する社会課題

 

キーボードに置かれた指

 

Alpacaは「人が人らしく生きる」ということをテーマに事業展開しています。

様々な金融機関と共に「Fintech×AI」の世界を実現すべく、サービスを拡大し続けてきました。

企業として「お金」の問題に真正面から挑み、人が持つ良さとAIが持つ良さのコラボレーションを実現しています。

開発しているのは金融システムにおけるヒトとAIのコラボレーション・プラットフォームです。

これによりヒトとAIの可能性を高め続け、社会に新しい金融知をもたらしています。

また、蓄積した技術はオープンソース化しています。

Github上で時系列データベースMarketStoreを一般公開するなど、その技術力を共有する活動にも積極的です。

 

今後の事業展開

 

重ねられたコイン

 

これまでAlpacaは累計20億円超の資金調達をしています。

その主な出資元は以下の通りです。

 

・三菱UFJ銀行

・SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合

・アーキタイプベンチャーファンド投資事業有限責任組合

・SBIグループ

・株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド

・その他複数の投資事業有限責任組合

 

2020年にも資金調達を行っています。

その際CEO四元氏は既存のサービスに加え金融仲介業者向けの新しい金融プラットホームビジネスへの参入をコメントしました。

金融市場と金融システムにおける更なる成長を示唆しています。

金融機関や事業会社、個人投資家といった取引先に加え、金融仲介業者へのサービス提供を検討しているということです。

金融市場に関わる全ての人とのFinTech、そしてAIとのコラボレーションを計画しているということなのでしょう。

 

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転職採用例

 

新たな事業に挑戦し続けているAlpacaJapanではどのような人材が実際に活躍しているのでしょうか。

Fintech業界の経験の有無にも注目して解説します。

 

Alpacaに採用されているのはどんな人?

 

デスクトップPCと鉛筆立て

 

現在、Alpacaにジョインしているメンバーは元データサイエンティスト・アーキテクト・デザイナー・金融機関出身者などなど。

Fintechの鍵となる金融関係IT関係に強いメンバーがやはり多いようです。

国籍や年齢などにとらわれず、様々なメンバーを採用することによってその技術力と可能性を高めている企業といえます。

 

Fintech業界に転職するのは同業でないと厳しいのか?

 

ノートを開いてパソコンで作業する人

 

まだまだ歴史が浅いFintech業界において、全くの同業他社からの転職は少ないようです。

金融もしくはIT関係に造詣が深いというだけでかなりのアドバンテージになります。

もちろん全く関係ない業界からの転職ができないわけではありません。

急速に拡大しているFintech業界では何かしらのアドバンテージを持つ様々な人材を求めていますし、それはAlpacaでも同じです。

Alpacaメンバーの多様性を求め様々な知識をコラボレーションさせることを求めています。

だからこそあなたが転職する際には自分がAlpacaで何をできるのかを冷静に分析して伝えることが必要となります。

そして今まで関わったことがないとしてもFintech、そしてAIについて学ぶことは必須です。

Fintech企業に興味があるという熱意を感じ取ってもらうことが転職成功のカギになるでしょう。

 

転職ポイント

 

AlpacaJapanには多様な社員が在籍しています。その中で求められる人材とはどのような姿勢の人なのでしょうか。

 

求める人材とは

 

デスクトップPCで作業する人

 

とにかく安定していたいという思考よりも多少リスクがあっても新しいことに果敢に挑んでいく姿勢がある人を求めています。

挑むだけではなくそれを面白いと思えるような人材であればなお喜ばれるでしょう。

成長スピードも速く、今後もスピード感を持った発展が見込まれる会社です。

そのため変化についていくことができる人でないと厳しいかもしれません。

また、IT業界は常に新しい技術が世に出され拡大している領域です。

自社のことだけではなく、IT業界・金融業界どちらの知識も必要になります。

常に最先端の知識を学ぶという前向きな意識を持った人材を必要としているでしょう。

IT業界経験者の中でも、IT業界だけにとどまらずその活躍の幅を広げたいという方に向いているかもしれません。

 

AlpacaJapan株式会社へ転職するために必要なスキル

 

会議をする人々

 

社内公用語が英語であるため、一定以上の英語スキルは必要になります。

日常会話だけでなくビジネスレベルの英語語力も求められますし、金融やテクノロジー関連の単語理解は必須です。

また、サービスの質向上のために自分たちができることやどのように変えていくかを考え、議論できる人材を求めています。

たとえ技術職であるエンジニアでもそれは同様です。

淡々と仕事をしてスキルだけを上げるよりはチームワークを意識して積極的に仲間と交流・議論できる人材を求めています。

つまり思いを言語化するスキルも必要となるのです。

 

事業以外のAlpacaの特徴とは

 

AlpacaJapanは充実したワークライフが社員のパフォーマンス力に直結すると考えています。

福利厚生面など、AlpacaJapanは導入している勤務形態や社員交流について解説します。

 

人が人らしく生きる、を叶えるための働き方

 

会議をするビジネスマン

 

Wantedlyを確認するとGithub,Pivotal Tracker,Slack,ZoomなどFintech企業らしく様々なITツールを駆使した働き方をしているようです。

リモートワークも積極的に推奨しています。

千代田区にある本社に通うことができる距離ではない関西やニューヨークに住みながら活躍している社員もいます。

副業も可能なため、様々な分野で活躍することを望む人にとっては恵まれた環境といえるでしょう。

やりたいことを実現するということにサポーティブな社風はやはり「人が人らしく生きる」に基づいたものなのでしょう。

 

積極的な社内交流の数々

 

Alpacaは年齢や国籍など社員のバックグラウンドが非常に多様なため、社員交流の一環として様々な企画が行われています。

プレミアムフライデーにはBBQ、さらにお花見・ビアガーデン・忘年会といった季節のイベントを実施している様子が見受けられます。

中には家族の参加もOKなイベントもあるようです。

※各種制度やイベントについては2020年12月時点の情報です。

 

まとめ

 

ノートPCと手帳

 

昨今急速に名をあげてきたFintech業界はまだまだ業界としてもそこに属する企業も伸びていくことが予測されています。

つまり業界未経験でも転職しやすいのは成長段階の今なのです。

とはいえ簡単な業界ではありませんし、転職するにはそれ相応の覚悟と努力は必要不可欠になります。

プログラミングや言語といった能力の誇示だけでは難しい場合もあるでしょう。

Alpacaへの転職を検討されている場合は、ぜひFintech業界の将来を見据えて考えてみてください。

それと自身のキャリアプランをすり合わせたビジョンを描いたうえでチャレンジすると良いでしょう。

AlpacaJapanに限らず、Fintech業界に挑戦したいという場合はぜひ転職エージェントの利用を検討してみてください。

きっと自分にあった企業に出会うことができるでしょう。

 

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この記事の監修者

西内信

IT系ベンチャー企業にて法人営業を経験し、そこで培った経験を生かし総合人材会社へ転職。その後ギークリーを創業しました。今までにご相談に応じた転職者は3500名以上に上ります。転職者のご不安や疑問点など一緒に解決しながら、最適な未来が描けるようなサポートをさせて頂きます。

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