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転職回数が多いと転職しにくくなる?転職回数が多くても選考に通るための方法を解説!
「転職したいけど、今の会社に入ったばかりだしな…」そんな風に思ったことはありませんか?今回は在職期間が短い場合、転職活動に影響するのかを解説していきます。オススメの転職活動の方法も紹介しますので、是非参考にしてください。

転職回数の影響はある?
転職活動の選考において、転職の回数の影響があるかは採用企業によって異なりますが、少なからず転職回数を気にする企業が存在確かに存在します。
転職回数を気にする企業は「この人は我慢弱いのではないか?」という先入観を抱いてしまい、「採用してもすぐまた転職してしまうのではないか」と考えてしまう傾向にあります。
一方で転職回数が多いことを気にしない企業も存在します。ゼネラリストを求めている企業であれば、転職回数が多く複数業界、複数企業を経験していることが返ってプラスの評価になるでしょうし、最近では一回も転職していない人を「転職しなかったのではなく、できなかったのではないか」と考え、かえって転職経験がないとマイナスイメージを持つ選考官さえもいます。
何回で「転職回数が多い」と思われるのか
転職回数を気にする企業が何回から「転職回数が多い」と判断されるかについても、企業によって異なりますが、20代で3回以上、30代で3~5回以上、40代以降で5~7回以上転職をしていると、「転職回数が多い」と判断される傾向があるとよくいわれています。
転職回数自体は気にしないが、転職した理由は気にするという企業も存在します。「ハラスメントを受けた」、「通知されていた労働条件と実態が異なっていた」、「会社整理」等やむをえない会社側の都合退職のケースもあるので、そのような企業は面接で詳細を確認してくることでしょう。
何度も「企業による」と述べている通り、採用基準は企業によって異なるため、「何回までなら影響がない」とは断言できませんが、もし自身の転職回数が気になるのであれば、面接の際には以降のポイントに気を付けるようにしましょう。
転職の進め方:書類編

職歴は正直に書きましょう
書類に全ての転職の履歴を絶対に書かなければいけない、という決まりはないため、複数の転職のうち短期離職してしまった経歴を書かないという選択をすることも可能ですが、基本的には全ての転職履歴を記しておく方が良いでしょう。
もし書かなかったとしても、ブランクがあることは書類を見れば一目瞭然ですので、例え書類が通ったとしても面接の中で確認が入るでしょう。「なんで敢えて書かなかったのか?」と選考官に疑問を与えてネガティブな印象を与えかねない為、職歴はきちんと書くようにしましょう。
転職の進め方:エントリー編
行動量を担保しよう
書類が準備できたら、次は企業へのエントリーです。
ここでは、通常の転職活動よりも多めに応募をしておくと良いでしょう。
冒頭でも述べた通り、転職回数を懸念する企業、しない企業どちらも存在していますが、通常求人票の採用要件の欄には転職回数の記載はありません。応募する段階では採用企業が転職回数を懸念するかがわからないのです。
自分で応募をする場合には、判断がつかないため、はじめから多めにエントリーをしておくと転職活動が円滑に進められるでしょう。
その後の選考に進める企業が複数あると、その分年収の交渉もしやすくなりますので、複数企業で書類通過ができるように行動量を担保しておきましょう。
もし少しでもエントリーする企業を少なくしたいのであれば、転職エージェントを利用するのも一つの手です。転職エージェントであれば、過去にどんな人が書類通過しているのかというデータを企業毎に持っている可能性が高いため、初めから「転職回数をあまり気にしない企業を紹介してほしい」と要望を出すことで、絞り込むことができるでしょう。
転職の進め方:面接編
「転職回数が多いのは何故?」の対策はマスト!
転職回数が多いと企業に思われてしまった場合、面接で聞かれることほぼ間違いなしなのが「転職回数が多いのはどうしてでしょうか?」という質問です。
この質問への回答によって、企業からの印象が大きく変わる可能性があるため、聞かれることが分かっている質問についてはかならず準備をしましょう。
ポイントは、転職回数が多いということ自体は冷静に認めつつも、自分が何を考えて転職をしてきたかをきちんと説明し、数年後その会社に入ってどういう姿でありたいのか、どんなことをやっていたいのかを述べられるようにしましょう。
逆手にとってアピールも盛り込もう
転職回数が多いということは、裏を返せば色々な環境下で仕事をしてきたことになります。
1回1回の転職でどんなスキルを身に付けたのか、どういうステップアップをしてきたのかをきちんと説明することで、他の候補者にはないアピールに繋がる可能性があります。
面接の前に、各社で何をしてどう成長することができたのかを整理して、話せるように準備しましょう。
聞かれ方には要注意
もしも「それぞれの企業の転職理由を教えてください」という質問がきたら要注意。
「なぜ前の会社を辞めたのか」の説明を各社するのではなく、「なぜその会社に入ったのか」の理由を説明をしましょう。「退職理由」と「転職理由」は似ているようで違います。
「○○だから辞めた」という話ばかりをしていると、他責傾向が強いと判断されかねない為、自分がどういう考えをもって転職をしてきたのかをきちんと述べましょう。
また、簡潔に述べることも非常に重要です。一社一社長く説明していると、それだけで面接が終わってしまいますし、言い訳っぽく受け取られてしまうことも。事前にしっかりと整理しておきましょう。
まとめ
転職回数が多い場合の転職では、今までの転職よりも念入りに準備をする必要があります。
どんなことでも伝え方が大切です。転職回数が多いからといって、自らの可能性を狭めるのではなく、転職回数が多いからこそできることの強みを生かして、企業に自分という商材を売り込めるようにしておきましょう。
本記事が転職活動のお役に立てることをお祈りしています。
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